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キメンボーマ

きめんぼーま

『高速戦隊ターボレンジャー』に登場する暴魔獣の1体で、流れ暴魔キリカの実の父親。
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小夜子を助けてやってくれ…。流れ暴魔の本当の心を分からせてやってくれ…。頼む、あの若い流れ暴魔達をな…」

演/CV:大月ウルフ

登場話:第47話「SOS変身不能」、第48話「流れ暴魔の秘密」


概要編集

流れ暴魔カシムの正体である暴魔獣

ローブに身を包んだ赤鬼の姿を持ち、若い頃は黒髪で口から鋭い牙を覗かせる凶悪な顔立ちだったが、現在は白い髭をフサフサに生やした温厚な顔つきになっている。

人間態とも言うべきカシムの姿も、目の周りに赤い隈取りのついた白髭の老人のそのもの。


2万年前の若い頃は暴魔百族一凶悪な暴魔獣」として恐れられたが、人間の女性に命を救われたことで彼女と恋に落ちて改心した。何を隠そうこのキメンボーマこそがキリカの実の父親」であり、彼女が生まれたことで「流れ暴魔こそが人間と暴魔を繋ぐこの世で最も美しい存在」と考えるようになった。

自分が愛した女性もまたキリカ=小夜子にそっくりであり、彼女の肖像画の入ったロケットを後生大事に持っていたが、キリカが真実を知ってショックを受けたらまずいと考えてずっと黙っていたのである。


第48話でゴムゴムボーマの襲撃に遭い、崖から落ちた際にに真実を告げ、上記の台詞と共に流れ暴魔の行く末を案じながら息を引き取った。


ゴムゴムボーマの打倒後、砂浜に彼の墓標を立てた力は「キメンボーマよ、必ず君の気持ち、ヤミマルとキリカに伝える」と決意。それはやがて、キリカの運命を大きく変える契機となっていく。


余談編集

モチーフはアイヌ民族。

劇中で登場した流れ暴魔の生みの親はキメンボーマのみであるが、キリカ以外の流れ暴魔=ヤミマルが登場していることから、キメンボーマ以外にも人間との間に子供をもうけた暴魔が存在していたと思われる。


演者の大月ウルフ氏は、2015年、『仮面ライダードライブ』にて、ハーレー・ヘンドリクソンで久方ぶりに特撮に出演している。


関連タグ編集

高速戦隊ターボレンジャー 暴魔百族 暴魔獣  善玉怪人


暗闇暴魔ジンバ:本編の序盤から中盤まで登場していた暴魔の幹部であり、ある意味キメンボーマとは真逆と呼べる暴魔。

ジャシンボーマ:劇場版で登場した子持ちの暴魔獣。こちらも親としての情があったものの、ターボレンジャーに敗北して後が無くなった際には巨大化するために自分の子供を犠牲にしていた。


シャダム中佐バラシタラ:こちらも人間の女性との間にハーフの子供をもうけた敵側の人物であるが、いずれもキメンボーマとは逆に冷酷な毒親である。

高速鬼:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する敵怪人の1体。ターボレンジャーをモチーフとした怪人で正体が現代の人間である等、キメンボーマとは真逆の存在と呼べる。

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