キメンボーマ
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きめんぼーま
『高速戦隊ターボレンジャー』に登場する暴魔獣の1体で、流れ暴魔キリカの実の父親。
流れ暴魔カシムの正体である暴魔獣。
ローブに身を包んだ赤鬼の姿を持ち、若い頃は黒髪で口から鋭い牙を覗かせる凶悪な顔立ちだったが、現在は白い髭をフサフサに生やした温厚な顔つきになっている。
人間態とも言うべきカシムの姿も、目の周りに赤い隈取りのついた白髭の老人のそのもの。
2万年前の若い頃は「暴魔百族一凶悪な暴魔獣」として恐れられたが、人間の女性に命を救われたことで彼女と恋に落ちて改心した。何を隠そうこのキメンボーマこそが「キリカの実の父親」であり、彼女が生まれたことで「流れ暴魔こそが人間と暴魔を繋ぐこの世で最も美しい存在」と考えるようになった。
自分が愛した女性もまたキリカ=小夜子にそっくりであり、彼女の肖像画の入ったロケットを後生大事に持っていたが、キリカが真実を知ってショックを受けたらまずいと考えてずっと黙っていたのである。
第48話でゴムゴムボーマの襲撃に遭い、崖から落ちた際に力に真実を告げ、上記の台詞と共に流れ暴魔の行く末を案じながら息を引き取った。
ゴムゴムボーマの打倒後、砂浜に彼の墓標を立てた力は「キメンボーマよ、必ず君の気持ち、ヤミマルとキリカに伝える」と決意。それはやがて、キリカの運命を大きく変える契機となっていく。
劇中で登場した流れ暴魔の生みの親はキメンボーマのみであるが、キリカ以外の流れ暴魔=ヤミマルが登場していることから、キメンボーマ以外にも人間との間に子供をもうけた暴魔が存在していたと思われる。
演者の大月ウルフ氏は、2015年、『仮面ライダードライブ』にて、ハーレー・ヘンドリクソンで久方ぶりに特撮に出演している。
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