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「人間共の愛する心のエネルギーこそ俺の力。言われるまでもない」


「美味そうな愛する心のエネルギーだ……」


CV:森篤夫

登場話:第7話「恋人を食べる暴魔獣!」


概要編集

暴魔百族に属する魔獣・暴魔獣の一体にして、ジンバの忠実な下僕。

人の恋心を餌にジンバに育てられた、「ケダモノの怨霊」が成長した姿。

アギトとは「」のことであり、その名の通り上半身全体が巨大な顎の形をした不気味な姿をしている。また、両腕(下顎に相当する)を開くと、赤い体内に1対の眼のようなものが見て取れる。

ちなみに幼体はコブラに似た姿であった。


両肩の牙を飛ばして攻撃し、恋人を体内に吸収し、24時間かけてその愛する心を吸う。吸われた人間は衰弱死し、自身が傷つくと体内の人間も傷つき、自身が死ぬと体内の人間も死ぬという性質の強敵だが、の花の匂いで酔って眠ってしまうのが弱点。


活躍編集

桜舞う春の季節、とある桜の木の下の祠に封印されていたアギトボーマの気配を察知したジンバによって封印を解かれ、人間だった頃愛する姫のために命がけで戦ったがその姫に侮辱され、怨みを抱きながら死んだ過去を持つ彼の、恋は恐ろしいと人間に知らしめる作戦に従事。


封印を解かれた直後は半透明な不完全体だったが、1組のアベックを喰らい実体を取り戻す。翌日コウイチの彼女・ユキを体内に閉じ込め、上記の厄介な性質を知り攻撃を躊躇するターボレンジャーを尻目に撤退。その後も次々とアベックを吸収していくが、大量の桜の花びらを詰めたバッグを携えてわざと吸収されるという、コウイチに変装したの捨て身の作戦によって酔い潰れ、体内のアベックを全て解放してしまう。主人から酔い覚ましの一太刀を喰らい飛び起きる。そのままターボレンジャーと戦うもレッド以外の四人に圧倒され、五人揃って放たれたプラズマシュートの前に散る。


その後、ジンバが放った暴魔再生巨大化光線により巨大な姿で復活。ターボロボに肩の牙を飛ばして挑むも、最期はターボクラッシュを受けて爆散した。


余談編集

デザイナー曰く、レギュラー怪人として描いたものをゲスト怪人にリメイクしたとのこと。


なぜジンバがこの暴魔獣を春に解放したかは不明。春以外に解放させていれば完全にターボレンジャーの詰みだったのだが・・・。


関連タグ編集

暴魔百族 暴魔獣


タメイキボーマ:こちらも人間の恋心を狙う暴魔獣。


ソウジキジゲン:アギトボーマの後輩と言える怪人


ノサカマタ:『侍戦隊シンケンジャー』登場の怪人。巨大な上顎に、アクターの両腕で下顎を形作るデザインラインが一致しており、デザイナーも同一。

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