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概要

親という権限を悪用して虐待過干渉などで子供を支配し、子供の将来に悪影響を及ぼす親の事。いじめの加害者の一種である。
呼称の由来は1989年にアメリカで発売された著書「TOXIC PARENTS」の邦題「毒になる親 一生苦しむ子供」から来ている。
近年様々なメディアでも大きく取り上げられている深刻な社会問題の一つ。

特徴

主な加害行為等

  • 子供に対し重い責任を負わせようとする。
  • 子供を脅迫・恫喝し、恐怖で意のままに操ろうとする。
  • 子供を徹底的に監視する。子供が幸せになりそうな時や良い方向に物事が進みそうな時を見計らっては妨害し握り潰そうとする。
  • 暴言・卑下するような言葉などを吐き、子供に精神的に深い傷を負わせる。
  • 肉体的暴力を振るう。
  • 自身の身勝手な思想を正しいものだと子供に刷り込み、親の完全なる言いなりにする。宗教も同様。
  • 自分の趣味や興味を子供に押し付け、それ以外は真っ向から否定する。
  • 自分の果たせなかった夢を子供に背負わせる。
  • 親の義務を完全放棄し、子供にやらせようとする。
  • 子供の私物を壊す又は勝手に捨てる。

心理

  • 目先の損得に囚われている。
  • 共感能力が欠如している。
  • 不寛容で多様性を認めない。
  • 非常に嫉妬深く、子供が自分より恵まれた環境にいる事を認めない。
  • 不誠実で責任感がない。
  • 他人と自分を比較し、優劣を付け自分の立ち位置を決める。
  • 精神的に自立しておらず、思考・言動に幼稚さがある。そのため、心の軸が不安定で二枚舌を使う。
  • 子供を自分の利益のための道具や踏み台と思っている節があり、私物化している。


端的に言えば、自己中心主義であり、思考力が欠けていると考えられる。この他には、尊大で傍若無人な振る舞いをするなど、「いじめ」の単語記事で述べられているものと凡そ共通する心理的特徴を持っている。

そのため、他社の意見を尊重しない傾向にあることから、制止をしたり、論理的かつ客観的な観点から反論を行ったりしても、耳を貸さないことが多い。場合によっては、自分の非を棚に上げ怒りをあらわにし、暴力(最悪、殺人)に及ぶことがある。
また、「お前(→子供)のためを思っての事」、「お前に期待している」、「親は心配なんだ」と上記の加害行為を正当化する傾向にあり、「養育」に対し恩着せがましく見返りを要求する(形で自分の意のままにする)ケースもある。

基本的に、自身に非があるという発想が無いのである。

社会的影響

親の立ち居振る舞いが子供の習慣に影響し、言葉遣いが子供の思想を形成することになる。

毒親の子供は適応障害(→アダルトチルドレン化)や脅迫性障害人間不信対人恐怖症パニック障害ソシオパス化、回避性パーソナリティ障害などを引き起こしやすい。
あまりに支配がひどいようだと、子供が社会人としても適応できない人間に育ってしまいニートひきこもりになってしまうことがある。
またサイコキラーシリアルキラー(所謂キレる17歳等も含む)の親にも上記の特徴を持っていることが少なくなく、そういった親に育てられたことが犯人を凶行に走らせた遠因になっているという意見もある。
毒親は子供の未来を潰す可能性が高く、そのことにより子供が周囲の人間に危害を加え得ることから、社会にとって脅威となる存在である。

最近では会社の上司にも似た様な傾向が見られるため、毒上司という派生語までもが誕生している。

毒親が生まれる原因

毒親になりやすい人間の傾向の一つに、サイコパスソシオパス)やエナジーバンパイアのような無自覚に他人を正論攻めにして傷付ける傾向の強いタイプの精神疾患、またはアスペルガー症候群のように拘りが強く、共感性が欠如する発達障害を抱えている人が多いようである。

また、過去の学生時代の陰湿ないじめトラウマなどから生じる過度の人間不信(このため社会との関わりが薄い上に人間関係が狭く、同等の人間に対してもコミュ障であるケースが多い。)からもなりやすく、毒親とまではいかなくても厳しい家元で育った影響でなるケースもある。

そして、最も多いとされるのが毒親自身の親も毒親だったという例である。前述のように、親の言動が子供の成長に大きく関わっているため、子供が親の模倣をし加害者になる可能性は高い。

対策

これは毒親と絶縁する以上の越した方法はない。

加害者である毒親は、被害者である子供にとって「自分より上位の存在」であるだけでなく、「自分の生活を産まれたときから最も近い距離で支えた人間」でもある。思考力等が発達する前の段階である幼い時から毒親の支配が行われていることから、「自分の親が誤ったことをしている」と自力で気付くことは容易でない。
脱出の切っ掛けを得るためには、自分の家庭以外の広い世界を経験することが必要となる。心ある知り合いなどが力を貸して脱出に協力することが望ましい。

しかし、毒親の中には住所を教えてもいないのに引っ越し先を特定してまで干渉してくる者もいる。この事から毒親の本質はストーカー気質だという見解を示す人も多く、毒親がしつこく追い回した結果、実子に殺害されたというニュースすらある。
このため、一人暮らしをする際は住民票閲覧制限をかけておくのも手である。

また世の中には毒親という概念に理解がなく、平凡な親子愛が「当たり前」だと思っている人も少なくないのは実情である。
特に肉体的暴行を伴わない毒親の場合は状況を理解され難く、毒親の支配から抜け出そうとした子供のほうが「親不孝」などと悪者にされてしまったり、良かれと思って親と復縁させようとしてしまう人などもおり、二次的な心の傷を負うこともある。

注意点

「毒親に育てられた子供も毒親になりやすい」というのは、傾向としては言えるとしても、当然ながら誰もがそうなるわけではない。この言葉を決めつけのように言うことは、毒親の悪影響と闘っている人、あるいはそれを乗り越えた人に対してもあらぬ偏見や侮辱につながる。家庭環境は人の人生に大きく関わっていくが、それだけで人生が決まるわけではない。

毒親被害者のキャラクター(キャラクター名五十音順)


※は後に改心した毒親

健全な親子関係

健全な親子関係とは、親子双方が自立していて、その上でお互いに相手を認め合える関係である。

外部リンク

毒親脱出サポート
厚生労働省電話相談一覧

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