概要
大雑把に言ってしまえば、モラルハザードはその発生経緯含めて現代社会におけるほぼ全ての社会問題はこの一言で片づけられるほどの根幹を成している。
元々は健康保険などに加入した安心感から来る法人格の倫理観の欠如(不注意)が原因で事故などの経済損失を与える・被ることを意味する経済学用語だったが、インターネット社会の発展により匿名で悪事を働く事例が増えだしたことから徐々に定義が独り歩きし「社会全体の倫理観の欠落」という社会問題を意味する用語として扱われるようになった。
ただ、本来のモラルハザードに含まれる例には「保険金をもらうために故意的に対象となる事故を発生させる」という状況次第ではこちらの意味でも通ずるものも存在する。