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モラルハザード

もらるはざーど

倫理崩壊を意味する言葉。
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概要

大雑把に言ってしまえば、モラルハザードはその発生経緯含めて現代社会におけるほぼ全ての社会問題はこの一言で片づけられるほどの根幹を成している。

元々は健康保険などに加入した安心感から来る法人格の倫理観の欠如(不注意)が原因で事故などの経済損失を与える・被ることを意味する経済学用語だったが、インターネット社会の発展により匿名で悪事を働く事例が増えだしたことから徐々に定義が独り歩きし「社会全体の倫理観の欠落」という社会問題を意味する用語として扱われるようになった。
ただ、本来のモラルハザードに含まれる例には「保険金をもらうために故意的に対象となる事故を発生させる」という状況次第ではこちらの意味でも通ずるものも存在する。

なぜモラルハザードは起こるのか?

我が国の場合は個人が収めるべき税金が高く、さらに「休まず働くこと」を美徳とした社会のため無駄なく効率よく働くと世間から冷ややかな目で見られる。個々に重い責任を課せられるため、失敗すら許されない。だからといって楽して稼ごうと違法手段で金儲けしようものなら警察沙汰になり、前科が付くことでかえって堅気の仕事に戻りにくくなってしまう。

こんな堅苦しい社会で日本の美徳である「休まず働く」を満たすべく手っ取り早く稼ぐならどうすればいいか?倫理を手抜きにすることである。
例えば消費者が数十個単位で欲しがっているアイテムに異常に高価な品を抱き合わせで販売する、企業ぐるみでシステムに意図的な欠陥を施し、いざその欠陥で消費者が(主に金銭的な)被害を被ってもまるでそのことを知らなかったかのようにふるまい過失を装う、消費者に向けて意図的かつ過激・不謹慎な暴言を吐くことで炎上させ、そのアクセスから発生する広告収入を得る、マスコミに取り上げてもらうために匿名で特定のユーザーを挑発し、対立や犯罪行為を促すなど。
端から見れば人として最低の行為であり、反社会的とも取れるやり方であるが、法律を犯してさえなければ罪に問われないため、周りの目が気にならない人には大した問題ではない。また法律を犯していても罰則がなければ同じようなものである(裁判で敗訴しても請求された賠償金を支払わず踏み倒すなど。法律上賠償金を支払うのは強制ではなく任意である)。結果、法律などによる明確な規制が必要になってくる。消費者庁によるコンプガチャ規制、オリコンによるミュージックカードの合算集計取りやめなどが記憶に新しいだろう。
本人の世間での人徳が失われるのでは…と思われがちだが実際はそうでもなく、日本は労働時間に対する社会の目は厳しくとも労働の内容そのものにはひたすら甘いため、そういった倫理を手抜きにした行為だろうが長時間やっているという物的証拠さえ残せれば「休まず働く」日本の美徳を一応満たすことになる。そのため、実態を知らない人たちからは「一生懸命頑張ってるんだ」と捉えられ好意的な意見も多かったりする。意外にもこういう行為が悪いと素直に言えるのは幼稚園児や小学生であることが多い。

倫理観が欠けたビジネスをする企業が急増すれば、お金に困っている堅気の企業も自ずと真似するようになってくる。やがて社会に出たばかりの若い社会人の目にも止まり、さらに真似しだす者が出てくる。結果、また倫理観の欠けたビジネスをする企業が増える。このようにしてネズミ講のごとく社員及び営業者の倫理観が欠落していき、社会全体の倫理が低下する、というわけである。また、社会全体の倫理が低下すれば非社会人などもストレスや不満を抱えるようになり、反道徳行為・犯罪に手を染めるという二次災害も発生しかねない。…そもそも、我が国の税率の高さや一向に回復しない不況なども政府や官僚のモラルハザードによるものが大きいのだが。
また、モラルハザードが発生することで倫理観に欠けた人格面に問題がある人間ばかりにお金が集まるようになるといった経済的な面でも問題になる。結局用法が変わろうがモラルハザードは本来の用途である経済問題に帰結するというのも何とも皮肉な話である。

モラルハザードを大きく引き起こしやすいものまたは引き起こしたもの

関連タグ

社会問題 経済 倫理 道徳 秩序 脱法 教唆 知能犯 人災 悪知恵 屁理屈 開き直り
サイコパス エナジーバンパイア 2ch脳

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