概説
ニート(Not in Education, Employment or Training, NEET)とは、「教育、労働、職業訓練のいずれにも参加していない状態」を指した造語である。
1999年にイギリスの労働政策に関連して生み出された用語で、イギリスでは13~19歳まで、日本での厚生労働省では非労働力人口のうち、無職かつ求職活動を行っていない15~34歳の若者がニートと同義の「若年無業者」と表現されており、35歳以降のニート(に相当する状況の人)は「中年無業者」とされている。
厚労省や内閣府はニート(および若年無業者)を大きく「若くて、学生でも専業主婦/主夫でもない(家事をしていない)、働いていない人」とする見解を示しており、病気や障害の有無といった「働かない(働けない)」事情や、本人の就労意欲とは無関係である。
ただし「若年無業者」には、リストラや勤め先の倒産などを理由とする失業者(労働力人口の一部)が含まれていない。失業者は「就労の意思があり、求職活動を行っている」状態を指すため、無職であっても(頻度や希望する雇用形態などはさておき)ハローワークに登録して求人を閲覧したり、面接をしたりといった求職活動を行っていればニートではないといえる。
また、各種実態調査や、ニートと同じく「若くて働いていない人」も受給することができる生活保護や障害者年金などの福祉・支援制度の受給要件、ハローワークを始めとする雇用促進制度などを考慮すると、日本においては「心身ともある程度健康で働くことはできるが、働く意欲があまりなく、また(長期的に安定した)就労に結びついていない人」というニュアンスが大きいと考えられる。
さらに、外部に就労せず、実家で多少の家事をしながら生活している「家事手伝い」に関しては、現状の厚労省の見解としてはニートに含まないことになっている。
英語圏では「やむを得ない事情(身体的・精神的を問わず)で就職・教養が困難な人」といったニュアンスが強く、決して怠惰の観念が先行するわけではないことに注意が必要である。
しかし日本では「働いていない、社会の歯車になっていない若者」という存在から「プータロー」や「フーテン」などと同義に扱った誤用が広まり、怠惰、自由意志による無職、親の脛かじりといったイメージが先行して定着してしまった。
「ニート=働けるのに働かない怠け者」というイメージを世間に抱かせた一つの要因として、2004年にフジテレビ系で放送されたある番組のニート特集にて、取材対象となった若者たちが揃って特別な事情なしにニートをやっている怠け者(と見受けられるような人物)であったことが挙げられる。特に、そのうちの一人が「なぜ働かないのか」という質問に対して「めんどくさいのと…働いたら負けかなと思ってるんで」という回答をしたことが大きな話題となり、インターネット上でも「ニートの象徴」的に取り上げられる事が多々ある。
現在ではほぼネットスラング化し、単に「無職」を意味する言葉として使われているが、基本的に「働く気があまりない」といったイメージを以て語られることが多い。類似表現として「自宅警備員」などがある。
さらには、就職しており無職ですらない人間にすら蔑称・レッテルとしてニート呼ばわりする(「社内ニート」等。この場合のニートとは「怠け者・怠惰な人間・給料泥棒」といったニュアンス)や、一応は無職である学生や専業主婦はおろか、フリーターやパートタイマーといった労働者が「ニート」を自称するなど、本来の原義で使われているケースの方が少なくなってしまっているという指摘もある。
ニートになる理由は様々で、「単に面倒だから働きたくなかった」、「人間不信・就活への不安など精神的な問題」という本人の希望が大きいこともあれば、「就職難の世代(就職氷河期など)」、「体調不良や家庭の事情」、「学校の受験や資格等の自宅学習をしている」、「居住地域の求人状況が悪く、引っ越しなども難しい」など、本人の希望だけでニート生活を続けているわけではない者や、厳密にはニートに該当しない者もおり、就労の意思を持っていることもある。
「現実逃避」と「意識高い系」の2パターンから、ニートに至りやすいともされる。
ニートは引きこもり、またそれに近い状態であることが大半である。長期に及ぶ引きこもり状態であっても、本人が気持ちを入れ替え、家族の支援のもとハローワークや宿泊型の自立支援センターなどを利用して職業・生活訓練を行ない、自立・社会復帰を果たした者も存在する。
また、詳しい記述は割愛するが、ニート・引きこもりとなっている背景に(無自覚の)発達障害や精神疾患がある場合も多く、適切な治療と就労支援制度の利用によって社会復帰している者、社会復帰を目指している者もいる。
「高等遊民」について
「高等遊民」とは、日本で明治時代から昭和初期にかけて富裕層の若者に対し多く使われた言葉である。大学等の高等教育機関で専門的な教育を受けながらも、経済的に不自由がないため、就職することなく、学術研究や読書などをして過ごしていた人(主に男性)のこと。要するに親や実家の金で暮らしていける高学歴ニートである。
現代では、基本的に実家(や本人)が資産家で「働かなくてもいい」状態のニートを指し、学歴などはあまり関係がないが、やはり高学歴や専門性の高い資格の持ち主など、文化的素養が高いというニュアンスが強い。
ただし税金対策や資産運用、世間体の維持などの目的で、名目上どこかの会社に勤めていることになっているなど、実は無職ではないということも少なくない。
いわゆる「学歴難民」(一流・難関と言われるような高等教育機関を卒業しておきながら、能力や希望に見合った仕事に就けず、ニートや非正規雇用、失業、ワープアなど労働に困難を抱えている状態)の一種と言える。
フィクションにおけるニートとされるキャラクター(ネタも含む)
創作の中では作品内外でニートと呼ばれるキャラも少なくない。もっとも、(一時的に)無職であるというよりは、前述の通り怠惰な態度、暇そうに見えるというだけで言われていることも多く、実際は学生であったり、フリーターや自営業といった形で働いていたりしても言われることがある。
詳細は各キャラの記事を参照。作品外で言われている場合はニート扱いを嫌うファンもいるので要注意。
キャラ名 | 作品名 | 備考 |
---|---|---|
アイオーン | SHOWBYROCK!! | 本人曰く聖域の守護者。厳密にはバンド活動による収入があると思われるが劇中の描写は皆無。 |
赤羽根双海 | アイ★チュウ | 一応アイドル養成校に通ってはいる(ただしサボり魔である) |
一宮エルナ | ミカグラ学園組曲 | ニートまっしぐらな生活を中学三年生の時していたがその後ミカグラ学園に入学 |
伊藤開司 | カイジ | 無職のギャンブラー…と言えば字面は悪いが、裏社会の非正規賭博で命を賭けており、本当の意味で一般の社会人より必死に稼いでいる人だったりする。なお、以前は仕事をしていたが、しがないフリーターでしかなかった。 |
イヴェール | Roman | とある事情により自分では何も出来ないため、目的の遂行を他人に丸投げしている。ファンからはネタ的にニート・引き籠り扱いを受けている。 |
漆原半蔵 | はたらく魔王さま! | 通称ニート堕天使。 |
大川進英 | 銀の匙 | 依田勉にニート呼ばわりされている。しかしのちに八軒勇吾と共に農業支援を主務とした個人企業「銀匙」を立ち上げ、曲りなりにも社長に就任してちゃんと勤労している。 |
大森カズフサ | ラブやん | 作品の連載期間=ニートと言っても過言ではなかったが、過去に漫画を描いた経験が活かされ連載枠を獲得し遂に漫画家となりニートを脱却した。 |
緒山まひろ | お兄ちゃんはおしまい | 高卒の引きこもりニートだったが、妹のみはりが開発した薬を飲んで女体化・若返りしてしまい、女生徒として中学校に通うことになる。 |
天真=ガヴリール=ホワイト | ガヴリールドロップアウト | 修行の一環として人間界に下り、高校に通うも、人間界の娯楽であるネットゲームに嵌ってしまい堕落、以後「駄天使」を名乗る。 |
カズマ | この素晴らしい世界に祝福を! | 魔王軍の幹部たちを倒して小金持ちになったことが原因で、冒険者でありながら普段は冒険に行かず、自宅の屋敷でダラダラ過ごす『引きニート』となった。 |
如月シンタロー | カゲロウプロジェクト | 友人らの死亡以来高校を辞め、引きこもりニートとなった。 |
銀城空吾 | BLEACH | 職業不明なためニート疑惑がある。 |
ケッキング | ポケットモンスター | 特性:なまけ |
小山むさえ | クレヨンしんちゃん | 将来の夢であるカメラマンの師匠の活動方針の転換が気に食わず袂を分かつも、行く宛てがなかったので姉・みさえが嫁いでいた野原家に居候として転がり込んだ。ほぼニートになりかけていたが、後に新たな師匠の下へ再就職して無事自立した。 |
坂田銀時 | 銀魂 | 一応は『万事屋銀ちゃん』のオーナーだが、普段の自堕落な立ち振る舞いと依頼が少ないので暇そうにブラブラしていることが多く、事情を知らない者には無職扱いされることが多い。酷い時にはパチンコに入り浸っていたりと、新かぶき町四天王の面々からは実質「ニート侍」と認識されている。ただし、「普段の行動とは裏腹に意外に忙しい身の上」らしい。 |
相楽左之助 | るろうに剣心 | 喧嘩屋を廃業して以降収入がなく、相方と違い本物。但し、キネマ版では喧嘩屋を廃業していないため該当しない。 |
佐藤達広 | NHKにようこそ! | 大学中退後も全く就職しようとせず、親からの仕送りを頼りに引き篭もり生活を送る典型的な独居ニート。 |
紫苑寺有子 | 神様のメモ帳 | 天才ハッカーにして収入もある私立探偵だが、「ニート」を自称して事務所の自室に引き篭もっており、仕事や生活もほぼ全てをパソコンやインターネット、知人による他力に頼っている。それでも一応仕事はこなせているが、本人曰く「自営業ならば仕事をしていてもニートの範疇に含まれるパターン」があるらしく、自分はそれに該当するので真っ当な社会人ではないという。 |
信楽 | 繰繰れ!コックリさん | 元々僧侶であった。 |
ジナコ=カリギリ | Fate/EXTRA-CCC | 14歳の時に両親と死別、中学卒業後は進学も就職もせず、親の遺産で15年もの間引き篭もりの独居ニートとして過ごし続けていた。 |
シャイニート・マジシャン | 遊戯王OCG | ニートをモチーフにしたモンスター。そのステータス・効果も動いたら負けと言わんばかりに防御一辺倒な性能となっている。親友兼ライバルのアルケミック・マジシャンによる働きかけの成果か、後に社会復帰した。 |
ジャック・アトラス | 遊戯王5D's | 仲間の稼いだ金で3000円のコーヒーを嗜んでいたり、仕事に就いても1日も持たず辞めたり解雇されたりを繰り返し、「だが俺に合った仕事がない以上、仕方あるまい!」「凡人には俺の価値がわからぬのだ」といった迷言を残す。ただしエピローグではデュエルキングに復帰している。スターシステムとして登場したARC-Vではそういった描写は見られなかった。 |
城崎 | 僕らはみんな河合荘 | 1日の過ごし方は謎に包まれているが、その容姿と行動から不審者として頻繁に通報されている。だが、方法は不明だが一定の収入を得ており、家賃滞納は一度も無い。 |
孫悟空 | ドラゴンボール | 修行に明け暮れるばかりであるため、働くよう度々妻のチチに促されている。(一応チチの実家はそれなりの資産家ではあった)アニメ『ドラゴンボールZ』では実質主夫。『ドラゴンボール超』ではサボりつつも農業に従事し収入も得ている。 |
たきびニート | 片乳首出したおっさんの後つけたら天空の剣見つけた | ファンタジー世界のホームレスニートという珍しい存在。日がな一日住み着いている村の外れでたき火を灯して寝て過ごし、働きもせず、物乞いや集りで日々の生計を立てていた。世界観の関係上、ホームレスでもその気になれば働き口は十分にある環境のため、それすら探そうとしないのでニート扱いされている。 |
デミックス | キングダムハーツ | 厳密には組織に所属しており、いわゆる「社内ニート」である。 |
ドリュウズ | ポケットモンスター | アニメ『ベストウイッシュ』でのアイリスの手持ち個体。 |
ニート御三家 | ポケットモンスター | ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するトレーナーのダイゴ、ゲン、デンジの三人。 |
ネプテューヌ | ネプテューヌシリーズ | かつてはむしろ行動派のキャラで、進んでクエストや事件の解決に貢献したのだが、次作やメディアミックスでの描写(及び女神の仕様変更)を機に、今では仕事をしたがらない描写が散見されるように。 |
バッツ・クラウザー | ファイナルファンタジー | 彼以外のパーティーキャラクターが全員王族であるため、余計ネタに拍車がかかっている。 |
緋村剣心 | るろうに剣心 | 居候先の家事手伝い(兼・用心棒?)を経てラストでは主夫になっている。ちなみに有名な「働きたくないでござる」はコラであり、原作でこのような発言をしたことは一度もない。 |
双葉杏 | アイドルマスターシンデレラガールズ | 一応は高校生かつ「アイドル」という仕事に就いているが、仕事を拒むような台詞や描写が非常に多い。 |
ベジータ | ドラゴンボール | 元々はフリーザ軍に所属していたが反旗を翻した時点で失職した。その後は地球屈指の大企業であるカプセルコーポレーションの令嬢と結婚したため衣食住やトレーニング環境には不自由はしていない。 |
蓬莱山輝夜 | 東方永夜抄 | 元々月の姫であり、こもりがちだったことから生まれた二次設定である。→蓬莱ニート |
前田慶次 | 戦国BASARA | 『戦国BASARA3』では上杉軍に仕官、4では前田家の新当主になる。平時は部下たちに雑務を丸投げして自身は武者修行や遊興に明け暮れることが多い遊び人。ただし、戦場における鬼神の如き武勇など、やるべき時は徹底的にやる漢でもある。 |
マックス | Lv1魔王とワンルーム勇者 | 魔王を倒し世界を救った勇者であるにもかかわらず王国からあっさり切り捨てられ、行く先々で身に覚えのないゴシップネタをでっち上げられてマスコミに追い回され、挙句の果てにその報道を信じた一般人に迫害されるという散々な日々を過ごすうちに人間不信になり、AVを視聴する店に行くおよび公園で昼間にカップ酒を飲む以外はほとんど外出しないニートになってしまった。 |
松野家の六つ子 | おそ松さん | 厚生労働省公認のニートで、最低賃金周知のキャラクターに就任。原作『おそ松くん』では成人後は全員なにかしらの職業についている。しかし、短期間だがアルバイトをしたり様々なパロディワールドでは就職していたりする。 |
マルコス'55 | #コンパス 戦闘摂理解析システム | IQ340、100m走を9秒台などといった自身のハイスペックさから現代を『簡単で単純で無色透明な味気ない世界』と言うほどにつまらなく感じてしまいニートに。純粋な性格ゆえに、自身の完璧さに人生を達観し、ひきこもりになってしまった。 |
無職の村人 | Minecraft | ほとんどの村人は職についている、或いは求職者だが、緑の服を着た村人だけはいかなる職にも就くことはない。もちろん取引もできない。低確率だが、この村人しかいない村が生成されることもある。その村の畑は誰が耕しているのかは不明である。 |
メルクリウス | Diesirae | 愛称がニート。 |
盛岡森子 | ネト充のススメ | 30歳で会社を依願退職してニート生活を始め、一日の大半をネトゲに費やしている。なお、かなりのコミュ障であり、時折「自らニートの道を選んだエリートニート!」と口にする等現在の生活に誇りを持っている。 |
ユーリ・ローウェル | テイルズオブヴェスペリア | 後にギルド「凛々の明星」に所属する |
土間うまる | 干物妹!うまるちゃん | 高校生だが家に帰ると「干物妹」になり、居候にも拘わらずぐうたらしている。 |
ねむりん | 魔法少女育成計画 | ニートであり、魔法少女としても夢の中でしか活動していない。なお、就活を始めようとしてたら死んだ。 |
姉祭・アネット・瞳 | 境界のRINNE | 就職難によりお祈りが続き、大学卒業後も就職できずに家でゴロゴロしていた。その結果家から追い出され、占い屋のバイトから教師になった。 |
明石国行 | 刀剣乱舞 | 内番や出陣をやたら嫌がったり渋々やっていたりする台詞が多いため。一部の審神者からニー刀と呼ばれることも。 |
ロロノア・ゾロ | ONEPIECE | 麦わらの一味の中で唯一明確な役割を持たないため(戦闘員とされることもあるが一味全員が該当する)。ただし事実上ルフィに次ぐNo.2ではあり、威厳や厳しさといった船長として彼に欠けている要素を補う役割ということはできる。 |
常磐ソウゴ | 仮面ライダージオウ | 高校を卒業したEP29以降。ただし最終回では… |
サクナヒメ | 天穂のサクナヒメ | 公式で「家の財産を食いつぶして、ぐうたらな生活を送っていた」と明言。おかげさまで我々プレイヤーはリアル農家も音を上げる超ハードな疑似稲作体験をすることに。 |
新戸眠子 | ニー子はつらいよ | 就活失敗により、大学卒業後引きこもり状態に。 |
歌舞伎配色トリオ | モナ・リザの戯言 | ゲン、エンジ、テツの悪役3人。作品の性質上、役者に近い。特にテツは3人の中でもニート設定になっていることが飛び抜けて多く、テツに次いでニート設定が多いのはゲンで、エンジがニートの場合はよくヒモ状態になっている。3人はニートに加え、自分らの問題行動が原因で親に縁を切られたり、恋人に捨てられるなどの自業自得の報いを受けている。因みに女悪役達も当トリオほどではないがニート役になったこともあり、常識人であるコウジも初期の頃はニート役も垣間見られた。 |
浮世英寿 | 仮面ライダーギーツ | デザイアグランプリに参加し続ける為に、デザイアカードに「俺が働かなくても暮らせる世界」と記入して優勝した経歴がある。また、「働かなくても暮らせる」だけで、世界スターとしてタレント活動らしきことをして働いているような描写が度々ある。 |
天道総司 | 仮面ライダーカブト | 長年戦いに備える準備をしたため定職に就いていないのだが、その努力により様々なもの(特に料理)をプロ並み以上にこなせる程で、何かをしただけで収入が得られるという天才を見せている。また、実家がかなり裕福で豪邸に住んでいるため生活に困らない。 |
操真晴人 | 仮面ライダーウィザード | 元々はプロサッカー選手の卵であったが、チームメイトの怪我が原因で断念。その後は魔法使いへとなるが当然収入はなく、ツケでプレーンドーナツを食べている。 |
葛葉紘汰 | 仮面ライダー鎧武 | かつてはダンスチーム「チーム鎧武」のメンバーであったが姉を安心させるためチームを脱退しアルバイトを掛け持ちをしていたものの、チームを支えるためメンバーを復帰しすべてのアルバイトを辞めたことでしばらくはニート状態であったが(ただしその後もアルバイトを探していた)、店長の好意もあって「ドルーパーズ」のアルバイトをさせてもらうことになっている。 |
その他フィクションに登場する「ニート」
概ねNEETの語が作られ普及する前に命名されたものであり、ある意味風評被害を受けたもの
- ジャミル・ニート‐アニメ『機動新世紀ガンダムX』の登場人物
- フェニル・ニート‐ゲーム『イリスのアトリエ グランファンタズム』の登場人物
- ニートの村‐ゲーム『レジェンドオブドラグーン』に登場する村
- マグニートー‐漫画『X-MEN』などの登場人物。訳者によってはマグニートと表記される。ヴィラン時代もX-MEN加入以降も給料は出ていないが、そもそも作中では社会そのものがミュータント排斥に傾いており就労どころではない。
ニートだった時期のある歴史上の人物
高等遊民も参照。
- 勝小吉(勝海舟の父):旗本の養子だったが、幼少の頃から素行不良でろくに勉学もせず、喧嘩に明け暮れる不良侍だった。養家の娘を嫁(つまり小吉は婿養子である)に貰っても仕事をしようとせず、あまつさえ失踪して養父から座敷牢に入れられる有様で、一時期だけ就職させられたが大した役には付けなかった。その後、早々に海舟に家督を譲って隠居している。家庭人としてはダメ親父だったが、腕っ節と剣の腕だけは滅法強く、慕う人間も結構多かった。
- 山本勘助:数十年に及ぶ武者修行の末に駿河の今川義元に士官しようとするが、風貌の奇怪さを疎まれたためか、国内に留め置かれただけで色よい返事をいつまで経っても貰えず、食客として世話になっていた今川家臣の下で無為に過ごす日々を送っていた。
- アドルフ・ヒトラー:若い頃はウィーンで気ままな生活を送っていた事で有名。このような生活ができたのは父の年金が潤沢にあり、急いで職を探す必要もなかったため。
- 劉邦:農家の三男坊だが家事を全く手伝わず、日がな一日酒を飲んで遊び語らうのが日課のゴロツキだった。しかし、地元では侠客(強気を挫き、弱気を助ける任侠者)として有名で、多くの人間が彼を慕って行動を共にしていたため、これが後に旗揚げ時の基盤となった。
- 韓信:若い頃から己の才能を自覚して大望を抱き、自分の才能をフルに活かしてくれる主君と働き場を求めていたが、貧乏な生まれとプライドの高さ故に品行が悪く、どこに行っても厄介者扱いされるばかりであった。最終的に本人もまともに仕事を探すことを辞め、劉邦に抜擢されるまで物乞いと居候を繰り返しながら極貧の無頼生活を送っていた。
- ユリウス・カエサル:生家が名門貴族であり、そもそも働く必要の無い身分だったが、稼ぎもないのに盛大な浪費で天文学的な額の借金を作った。
関連イラスト
男性
女性
関連タグ
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ひきこもり 自宅警備員 精神疾患 鬱病 パニック障害 適応障害 蔑称 レッテル貼り
NEET‐正しい意味が記載されている。
neat - きちんとした、整頓されたという意味の英単語。同じく「ニート」と発音する。