概要
活動意欲が著しく湧かない人物。
サボり癖のある人物。大体、モラトリアム型・アリの法則型を主とする6タイプがあるとされる。
社会に出ても働かない、もしくは必要最低限のことしかやらない、会社にとっては余り嬉しくない人物。
窓際族等がこの典型的な例。
重度になると学生なら不登校、成人ならニート又は社会不適合者。
一方、有能なのに出世意欲が薄い「有能な怠け者」もいる(『自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』伊丹耀司とか)。
たまに不正な手段で出世したりする悪質な人物も存在する。
楽して稼ぐとはこのことである。
昔話・うさぎのわるぢえ
昔々、何日も干ばつが続いたために、水が得られず森の動物たちは喉が渇いて死んでしまいそうでした。
そこに、うさぎが現れて言いました。「みんなで人間みたいに井戸を掘れば水が手に入る」と。
その言葉に、動物たちはみんな力を合わせて、せっせと井戸を掘りました。
しかし、うさぎだけは岩場に上って高みの見物をしていました。自分が井戸を掘ろうと言い出したのに、他の動物たちを手伝う様子はありません。
そして日が沈むころ、ようやく水を掘り当てて、動物たちは水にありつくことが出来ました。
しかし翌朝、昨日は手伝いもしなかったうさぎの足跡が井戸のすぐ近くに残っていて、動物たちはうさぎの悪知恵に気づきました。
「うさぎは初めから自分達だけに働かせて水を得るつもりだったんだ。」
苦労した動物たちはカンカンです。
そして、悪知恵のはたらくうさぎを捕まえようとするキツネとの知恵比べが始まりますが、うさぎの方が一枚上手、まんまといばらの森を抜け逃げおおせてしまいました。
さて、うさぎはズルい怠け者か、最低限の労力で利益を得た賢者か…?
関連タグ
働き者(対義語)
ゼークトの組織論
無能な働き者(怠け者よりも邪魔な人物)