概要
出世街道から外れ(窓際の席で)無為に時間を潰している従業員・職員のこと。1970年代のオイルショック後に流行した言葉。
窓際族が生息していたのは、主に出世競争が激しく、働かない従業員を抱えていられる大企業や官公庁の外郭団体などであって、長く勤務してもさして出世できず、定年まで新入社員と同じく現場仕事をこなすのが当たり前な中小企業には元々あまり居なかった。
1990年代のバブル崩壊後の不況で、大企業でも「プレイングマネージャー」として(中高年を含む)管理職にも現場仕事をさせるようになり、2010年代には人手不足により中高年社員を再雇用するのが一般化。窓際族という言葉自体が死語になりつつあるが、「高い給料を貰っている割に大して仕事をしない」中高年社員は、「働かないおじさん」として陰口をたたかれるようになった。
有名な窓際族キャラとして山岡士郎(料理センス以外は無能社員とされていた)がいる。