働かないおじさん
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はたらかないおじさん
労働に消極的(に見える)中高年男性を指す蔑称。
労働に消極的で、給料に見合った成果を挙げていない(と思われている)中高年男性従業員を指す蔑称。空気のような存在であることから「妖精さん」と呼ばれることもある。「IT化に対応できない」という能力的問題や、「休憩(喫煙)ばかりしている」「面倒事からことごとく逃げる」「無能だが口だけ一人前」「自身を棚に上げて他人の粗探しに熱心」などの勤務態度が槍玉にあげられる。
実際のところ「働かない」と言ってもそれは「給料に見合った働きをしていない」という意味であって、昭和の窓際族のように本当に仕事もせず時間を潰しているような従業員は少ないのだが、彼らは年功序列の慣習から一般に前線の若手従業員より高給取りなため、氷河期世代以下の世知辛い世相の中で揉まれてきた従業員からは恨みの対象となる。IT化の進む前の昭和の会社は現在から見ると「ダラダラと無駄話ばかりしている」ように見える非効率な働き方が当たり前であったので、ジェネレーションギャップの要素も孕んでいる。
そもそも「上司の仕事」というものは関係各所との口利きや接待など、部下からは見えない所で行われることが多い。
ちなみに、「おじさん」とある通り基本的には中年以上の男性を指すが、場合によっては「働かないおばさん」として女性にも適用される。若年層の場合は「社内ニート」である。
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