「おれには野望がある!!! 世界一の剣豪になる事だ!!!!」
「こうなったら もう名前の浄不浄も言ってられねェ!!」
「悪名だろうが 何だろうが おれの名を世界中に轟かせてやる!!!」
「おれは もう!! 二度と敗けねェから!!!!」
「何一つ… おれに勝てる根拠にゃ ならねェ!!!」
「災難ってモンはたたみかけるのが 世の常だ 言い訳したら どなたか助けてくれんのか?」
「死んだら おれは ただ そこまでの男……!!!」
概要
海賊「麦わらの一味」の船員(クルー)の一人。
モンキー・D・ルフィにとって初めての仲間でもある。
三本の刀(日本刀)を振るう独自の剣術「三刀流」の剣士で、亡き親友との約束である世界最強の剣豪を目指し、日々己の技を探求し続ける硬骨漢。
当初は東の海で名のある賞金首を相手に闘いを繰り広げていたことから、世間では“海賊狩りのゾロ”と通称される賞金稼ぎとして名を馳せていた(この異名は、アニメオリジナルエピソードにてヨサクとジョニーが付けたものが広まったものとされた)。
とある事件を機に海軍大佐(当時)の“斧手のモーガン”が司令官を務める海軍第153支部に捕縛されていたが、ゾロに興味を持ったルフィの協力で解放され、共にモーガンたちを打ち倒す。同時に、このとき仲間になる約束をしたことと、ルフィの「海賊王になる」という野望に同調し、彼のはじめての仲間となった。
プロフィール
本名 | ロロノア・ゾロ |
---|---|
CV | 中井和哉、浦和めぐみ(幼少期)、高木渉(OVA『倒せ!海賊ギャンザック』) |
舞台版 | 坂東巳之助 |
異名 | 海賊狩りのゾロ |
肩書き | 最悪の世代 |
所属 | 賞金稼ぎ→麦わらの一味戦闘員(剣士)、麦わら大船団 |
所属船 | ゴーイング・メリー号→サウザンド・サニー号 |
懸賞金 | 6000万ベリー(Mr.1撃破後)→1億2000万ベリー(司法島崩壊後)→3億2000万ベリー(ドフラミンゴ討伐後) |
出身地 | 東の海 シモツキ村 |
夢 | 世界一の剣豪になる事 |
年齢 | 19歳→21歳 |
誕生日 | 11月11日(侍・士でゾロ目) |
身長 | 178cm(第1章・超新星編)→181cm(第2章・新世界編) |
星座 | さそり座 |
血液型 | XF型(現実におけるAB型) |
覇気 | 覇王色、武装色、見聞色 |
武器 | 大業物『和道一文字』、業物『三代鬼徹』、良業物『雪走』(ローグタウン編〜エニエス・ロビー編まで)、大業物『秋水』(スリラーバーク編〜ワノ国編まで)、大業物『閻魔』 |
得意料理 | 刺身 |
趣味 | 修行、酒 |
好きな食べ物 | 白米、海獣の肉、酒に合う物 |
嫌いな食べ物 | チョコ(甘すぎる) |
弱点 | 方向音痴、女性(特にナミとたしぎ)、約束にとらわれる、所構わず寝てしまう |
好きな島と季節 | 秋島の秋 |
入浴頻度 | 週に1回 |
就寝・起床時間 | 午前4時 - 午前7時(+昼寝) |
一人称 | おれ |
イメージ動物 | サメ |
イメージナンバー | 02 |
イメージカラー | 緑 |
ニオイ(チョッパー談) | 鉄のニオイ |
家族に例えると | 長男 |
イメージ国 | 日本 |
都道府県に例えると | 北海道 |
職業に就いていたとしたら | 警官 |
イメージ花 | アザミ、フジ |
イメージマーク | 後ろの骨が刀で、頭に手拭いを被り刀(和道一文字)を咥えたドクロ(2年前)/2年前のマークの左目に傷が付き、後ろの刀が三代鬼徹と秋水となり、耳部分にピアスが着いたドクロ(2年後) |
キャラソン(ソロ) | 『Spirit of ZORO』『Eyes of ZORO』『Our Generation』『KATANA』『大剣豪への道』 |
WT100 | 2位(1,445,034票) |
容姿
緑色のベリーショートヘアと鋭い切れ目、鍛え抜かれた筋肉質な体躯が特徴の偉丈夫。
人相は悪人面というべき部類で、特に戦いや強敵に対しての笑みは子供が泣くほど凶悪である。
基本的に、白いラクダシャツに緑色の腹巻、黒いズボンとブーツを着用しており、左耳には雫型のチャームを下げた金のピアスを3つ付けている。
右腰には上述の三刀流で戦うための三本の刀を差しており、腰を下ろしたり居眠りしたりするとき以外は常に携行している。また、左上腕に巻いた黒い手拭いは、戦闘時に頭にバンダナキャップのように巻いて気合を入れるためのもの。
以降は他の船員たち同様、地域の文化や気候に合わせて様々な衣装を纏っているが、腹巻やピアス、黒手拭いは共通している。
物語序盤にて、現・世界最強の剣士である“鷹の目のミホーク”と戦っており、左胸から右腹部にかけて袈裟斬りの傷を負っている。さらに両足首にはリトルガーデンで拘束から逃れるために自らの足を切断しようとした際に付けた傷跡も残っている。
新世界編からは、修行によるものか左眼に縦一文字の傷を負っており、常に左眼を閉じた隻眼となっている。服装もラクダシャツから着物のような緑色のロングコートへ変わったが、腹巻・手拭い・3連ピアスは共通。
人物
基本的に冷静沈着で、仲間達とは一歩距離を置いた位置から物事を判断し、作戦会議などでは「吉」と「凶」の両方の可能性を考えた上での意見を出す事が多い。戦闘員というポジションから、戦局や敵方の能力の分析に長けており、一味全員で挑む大きな戦いにおいてはそれこそ副船長ばりの指揮力と行動力を発揮する。
心身共に恐ろしく頑丈で、そのタフネスは一味随一。特に精神力の強さは凄まじいものがあり、死を伴うほどの苦痛であろうと根性で耐え切り、いかなる屈辱であろうと仲間のためなら一心に耐える鋼の精神の持ち主。
この心の強さから、自分に匹敵し得る剣士としてミホークに一目置かれることとなった。
涙脆い面々が多い一味の中でも涙を流す描写は極めて少ない(ギャグシーンを除く)。
- 仲間との関係
若干捻くれた感性の持ち主で、皮肉を込めたジョークを口にすることが多い。特に敵に対しては遠慮が無く、わざと神経を逆撫でするようなセリフを躊躇いもなくぶつける。
しかし、この言動には相手の注意を自分に引き付ける意味合いもあり、ゾロ流の仲間を守る手法でもある。
日常においても決してシリアス一色と言う訳でもなく、ウソップ海賊団の少年達がウソップのことを喰ったのではと盛大な勘違いをした際には、持ち前の悪人面で微笑みながら「お前のキャプテンならな…さっき…喰っちまった」と言ってビビらせて笑うというユーモアある一面を見せている。アニメ版ではかなりの役者ぶりを見せるので必見である。
ルフィに対しては船長としての全面的な信頼を持っており、船長命令とあらばどんな指示でも黙って従う。ルフィもまたゾロを一心に信じており、少ない会話で意思疎通し、「何があっても大丈夫」と豪語する(一方でその信頼の高さゆえにいざゾロの敗北や戦闘不能になった結果を知ると一番動揺するのがルフィである)。ルフィが不在の状況では代役として一味の指揮を執る場面も少なくない。
冒険が進むにつれて思考回路がルフィに似てきた節があり、特に新世界編以降はルフィを想わせるような天然ボケを披露する機会が増えている。主にゾロ独りかルフィと二人だけの状況になると、途端に思考(ことに行動指針や危機管理など)がルフィ並みに雑になる。
『世界一の剣豪』という夢について、ルフィに言わせれば「海賊王の仲間ならそれくらいなってもらわないとおれが困る」というスタンス。そしてその夢に向かって常に邁進する姿勢を見せるゾロを決して邪魔せず、同時にその道を邪魔しようとする輩を決して許さない。だからこそルフィは、ゾロが単独で挑む戦いについては例え加勢できる距離にいても静観を決め込み、他者の横槍は誰であろうと全力で阻む(曰く「ゾロの野望(たたかい)に手ェ出すな!!!」)。
一方でサンジとは相性の悪さから日頃から喧嘩が絶えず、「マリモヘッド」、「クソ剣士」、「クソ迷子野郎」などと渾名をつけられている。彼らの喧嘩は子供のようなつまらない理由である場合がほとんどだが、(大体はギャグシーンとは言え)場合によっては傍から見ても殺し合いに見えかねないほど激しい。
一応戦士としては互いの実力を認め合っており、非常時の際の呼吸は抜群に合っている。
しかし、お互いに「自分の方が上」という意見は決して譲らず、原作では未だに一度としてサンジの名前を呼んだことがない(サンジはゾロに要件がある場合は割と普通に「ゾロ」と呼ぶことも少なくない)。
サンジとの相性の悪さ・考え方の違いが特に目立つのは以下の2点。
女性に対する考え(特に戦闘で) | 死生観 | |
---|---|---|
ゾロ | 「戦いになれば女性だろうと倒す」 | 「野望の為なら命を捨てる覚悟は既に出来ている」 |
サンジ | 「死んでも女は蹴らん」 | 「生きる為なら野望や夢を犠牲にする」 |
このように正反対である。ただし、ゾロは女性相手には常に何らかの手加減をしている(詳しくは後述)。他にも、ロビンがエネルの雷に撃たれたときも、『よくもおれの仲間に!』ではなく『女だぞ』と怒声を浴びせたことからも、ゾロにはゾロなりの『戦いにおける女性の扱い方への配慮』がある模様。
- 酒豪
ゾロにとっては酒の方が主食みたいなものなのか、ミホークに2年間の修行を付けてもらった際、上手く出来るようになるまでは禁酒ときっぱり言われた際は子供みたいなショックを見せた。
- 価値観
「災難ってモンは畳み掛けるのが世の常だ 言い訳したらどなたか助けてくれんのか?死んだらおれはただそこまでの男……!!」
どちらかと言えばリアリスト。
男のロマンなどにも多少の理解はあるが、何事もハッキリさせなければ気が済まない性分であるため、UMAなど「不確かな存在」は基本的に信じていない。特に「神」の存在については徹底的なほどに否定的で、どんな状況であろうとも神に祈るような事は決してしない。
しかし確かに存在するのであればそれはそれで構わないとも考えている模様。
元々は「海賊=外道」という認識を持っており、ルフィからの勧誘もはじめはきっぱりと断っていた。ゾロが現在「麦わらの一味」という海賊団のメンバーとして活動しているのは船長であるルフィとの約束を反故にしないためであり、麦わらの一味から抜けてまで海賊を続ける理由は無いとも語っている。元々海賊志望ではなかったこともあり、「海賊の常識」については意外と疎い。しかし、入団後は完全に吹っ切れたのか、それとも元々の気質なのか、徐々に海賊らしい言動も増えていった。
刀に関する知識も意外と浅いが、直感的に名刀や妖刀を見抜く鑑定力を持っている。
新聞も含めて読書はほとんどしないが、たまにトレーニング関係や武術に関する書籍、武器のカタログ、賞金首の手配書リストなどを眺める程度に目を通す事はある(実際、アラバスタでルフィの義兄であるポートガス・D・エースの名前や賞金首である事は彼と会った段階で知っていた)。
- 苛烈なまでのストイックさと自己鍛錬
「バァカ おれは一生 神には祈らねェ!!」
筋の通っていない事は大嫌いで、仲間(特に男性陣)が腑抜けた言動をしでかそうとした場合は厳しい意見を飛ばし、力尽くでも軌道修正を試みる。
そのスタンスは時に恐ろしさすら感じられるほど徹底しており、仲間に対して甘くなりがちなナミからはやや疑問視される事もある(彼女は後述のチョッパーの件や、ウソップの一味復帰、サンジの一味離脱危機のすべてに一味で唯一反論しており、特にサンジの件は散々に皮肉や苦言を呈している)。
が、他のクルーからはほぼ全面的に肯定されており、普段は仲が悪いサンジもこの姿勢についてはほとんど否定しない。
デービーバックファイトで身柄がフォクシー海賊団に移ってしまったことで泣き言を言ったチョッパーに檄を飛ばして立ち直らせた際には、その『海賊としての覚悟・在り方』に対して敵側から称賛の声を浴びたりもした。
ただ、これらの苛烈ともいえるゾロの『海賊のケジメ』に対する厳しさの裏には、確かな仲間への情の篤さも存在しているのも事実である。
例えば上述のウソップの一味復帰の件でも、事前に『ウソップの第一声が深い謝罪であればよし、それ以外ならもう奴に帰る場所はない。おれ達がやってんのはガキの海賊ごっこじゃねェんだぞ!!!』と一味内に宣言し、実際にウソップが当初そこら辺を有耶無耶にした軽いノリでサニー号へ声をかけていた(第一声が謝罪の言葉でなかった)時点でウソップに見切りをつけて船出しても良かったはずだが、あくまで「そんな声など聞こえない」という態度を貫いて無反応だけに留め、己の態度が招いた事態に懲りたウソップが号泣して謝罪と再乗船願いを叫ぶと、ようやく会心の微笑を浮かべ、サニー号へ引っ張り込まれるウソップを快く迎えていた。
世界一の剣豪を目指すことから強者との戦闘や腕試しの機会を常に望んでおり、そういった意味では麦わらの一味の中で最も好戦的。ただし、弱者や負傷者に必要以上の攻撃を加えるような行為や、自分たちとは無関係な者や一般人に迷惑が掛かるような戦闘は好まない。むしろそのような戦法を取る敵に対しては怒りや嫌悪感を露わにすることもある。
また、戦う意味が極端に薄い場合は戦闘そのものを渋ることもある。
その他、様々な苦境や逆境を自らの実力を高められる機会、限界を超えるチャンスと考える、ある意味で非常にポジティブな思考をしている。
リスクのある選択も「それを選ぶ事で自分を高められる可能性」があるなら嬉々として受け入れる。この性分は必殺技のひとつ・『阿修羅 弌霧銀(アシュラ いちぶぎん)』の前口上でも語られており、曰く『苦難上等 好むものなり修羅の道』で、ゾロの人間性を見事に表している。
ただし、それはあくまでその脅威が自分(及び自分の認める強者)にのみ向いている場合に限り、仲間や弱者にまで危険が及びそうな場合は焦りや危機意識も見せる。
常に鍛錬を絶やさない努力家だが、その鍛錬はストイックすぎてもはやギャグに片足突っ込んだレベルであり、熊が冬眠するほどの気温の雪が降りしきる中で寒中水泳する、両腕に巨岩を載せて座禅を組む、500㎏の錘を挿して2600回以上素振り、刀の上にラクダを載せて持ち上げる、逆立ちして4tのバーベルを支え親指だけで腕立て伏せに挑むなど常軌を逸している。
その弛まぬ鍛錬から編み出される腕力は強力無比で、重傷の状態でも大の男5人がかりでようやく持ち上げられる檻にルフィが入った状態で持ち上げて町まで逃げられるほど。万全のフィジカルの場合にはトリケラトプスの死体を引きずり回したり、海中で鮫を殴り飛ばしたり、パワーバカのミス・マンデーを素手で容易く打ち破るなどの怪力を有する。まさしく鬼に金棒である。
しかし、戦闘で重傷を負っても暇さえあればトレーニングに勤しもうとするため、チョッパーからは度々怒られている。「動かさない」ために巻いた包帯を「動きにくい(トレーニングしづらい)」という理由で解いてしまうから質が悪い。
ちなみにチョッパーが加入する前はどんな重傷でも自分で無理やり傷口を縫い合わせ、後は自前の回復力に任せるという到底「治療」とは呼べない手法で対処していた。しかもやっぱりトレーニングは欠かさないし、有事の際には戦闘にも参加する。当然戦闘によって更にダメージを負い、状態が悪化する事態に陥ったケースもある。
- ギャグパートでは
また、上述された序盤でのツッコミとしての実績からか、ルフィの制御に回ろうとして更に事態を悪化させるというダブルボケに転ずる場面もしばしば見られるようになった。直近のエピソードにおいても、敵の本拠地「鬼ヶ島」に潜伏するはずだったが、作戦をよく理解せずに駆け出したルフィを「いざとなったらおれが止める」と追走したゾロについて、まだ加入したてだったジンベエが他の船員に報告して責められる…という、よくよく考えると可哀想な目にあう一幕もあった。
(結果、二人はおしるこを粗雑に扱う百獣海賊団に怒り騒動を巻き起こしている。)
弱点
最大の弱点と言えるのが、致命的なまでの方向音痴。
物語序盤はまだ「迷子になりやすい」程度だったのだが、回を追うごとに悪化していき、遂には次元の壁すらも跳躍する程の方向音痴へと進化した。今となっては東西南北の概念を理解できているのかもかなり怪しい。
先導されているのに間違えたり、道を教えてもらった人の目の前で見当違いの方向に行ったり、何故か先行した面々の前から走ってきたりと別の次元を移動しているのかと疑ってしまうレベルであり、ファンタジスタ呼ばわりされたこともある。
実は賞金稼ぎとして名を馳せていたのも、(ミホークを探しに)海に出たら自分の住んでいた村(シモツキ村)の方角が分からず帰れなくなったため、生活費を稼ぐために賞金首を倒していたらいつの間にか賞金稼ぎ扱いされていた、というのが真相であり、少なくともゾロ本人が自らを賞金稼ぎと名乗った覚えは無いという。
明らかに異常なレベルなのに当人にはまったくと言っていいほど自覚が無く、その酷さたるやはぐれても「あいつらどこ行った!?世話の焼ける…!」と逆に仲間を迷子扱いにするほどで、一味の面々は「ゾロを一人では行動させない」ことを念頭に置いている。が、結局アクシデントや一瞬の油断などから気付けばゾロが単独に動く事態になってしまうという事が少なくない。
ちなみに、アニメ版のスリラーバーク編で、将軍ゾンビ・タラランがフランキーとニコ・ロビンに苦戦しているのを見た他の将軍ゾンビ達が応援に向かう中、ゾロの影が入った将軍ゾンビ・ジゴロウだけ明らかに別の方向に駆けて行った(全員が奥の建物の入り口に向かっているのに対し、ジゴロウだけ画面を横切ってどこかへ行っていた)。
また、過去のトラウマが影響してか、かなりの硬派であり女性の扱いが苦手。決して女嫌いではないが、ナミやたしぎなどに対しては極端なまでに不器用である。
実際アホのルフィや人間に対し全く性欲が向かないチョッパーですら(2人共ノリで)覗いたアラバスタの女風呂でも我関せずを貫いていた。
本人も女性を「斬りたくないもの」と認めてはいるが、決して女性に攻撃しないサンジとは違い場合によっては斬ることもある(それでも峰打ちや寸止めをする場合が多い)。
非常に義理堅いが、それ故か同時に約束に囚われやすく自分を顧みなさすぎる部分もある。そしてそれはくいなとの約束も然り。“世界一の大剣豪”という大いなる目標と約束のため、「敗北」や「生き恥」を極度に嫌い、時に自分の命をも投げ捨てるような多大なリスクを一人で背負い込む事もある。
その生き様は仲間からも認められている反面、よく心配される部分でもある。
事実その義理堅さが行き過ぎるあまり、ゾロは仲間や大事と思う人物を守るために命を落としかけたり自ら命を投げ打ちかねない行動が一味の中では特に目立っている。
戦闘能力
基礎戦闘力(剣術)
剣の腕は達人級であり、両手それぞれの二刀と口に咥えた一刀を振るう「三刀流」という独自の流派で戦う。ただし、単純に三刀でしか戦えないわけではなく、ときには一刀流や二刀流、さらには無刀流と臨機応変に使い分け、いずれも手練の剣客に劣らぬ腕前を持つ。しかし、本人はやはり三刀流が一番闘いやすいらしく、何かしらの事情で得物が三本に満たない状況になった際にやりづらさをぼやいたこともある(こうした際には知人たちから借りたり、相手の得物を奪ったりして闘ったこともあった)。
二年後の「新世界編」ではミホークの師事のもと更に腕を上げ、刀に武装色の覇気を纏わせて黒刀に変化させ、覇気を完全硬化した敵をも切り伏せる力を得た。しかし過酷な修行の代償か、左目に縦一文字の大きな傷を負っており、その左目を常に閉じた状態としている。
麦わらの一味の中ではルフィやジンベエに匹敵する実力者。特に攻撃力に関しては一味の中でも群を抜いており、終わってみれば最後の一撃以外ではまともなダメージを与えていなかった(つまり事実上一撃で沈めた)という戦闘が思いのほか多い。ゾロの戦闘はルフィのように『攻め続けることでダメージを与え、大技で仕留める』という戦い方ではなく、『敵の動きや弱点を探りながら戦い、ここぞというタイミングで一撃必殺の大技で撃破する』という戦い方である。
破壊力に目が行きがちだが、攻撃を受け流しながら敵の懐に飛び込んで切り裂くカウンターや刀を必要最小限の動きだけで弾道を弾く・反らす等、“柔”の剣の技量も相当高い。
2年間の修行をミホークに付けてもらったのもあってか、他の剣士の技を見て盗んで、自分の技として会得する等、より一層剣技に磨きがかかっている。
ミホークに敗北を喫してからは「普通の強さ」を捨て、鉄をも斬る剣技、遠距離の相手に向けて斬撃を飛ばす技、刀を持たない無刀流での戦法、更には自らの気迫まで利用した特殊戦法などを次々に編み出し、日々の鍛錬もあってその実力を高め続けている。
新世界編からは以前と比べて一刀流や二刀流で戦う事が多くなり、刀一振りでガレオン船を始め、大地・地形・大隕石(劇場版『ONEPIECE STAMPEDE』より)を両断できる災害級の力になる程までに成長。そのため、例え巨大な山に変貌できる能力者が相手でも軽々と倒せる。さらにワノ国編では、錦えもんが使用する炎を斬る剣術『狐火流』の技を盗んで会得しビッグ・マムやカイドウの技を防いで見せ、更に四皇2人の合体技である“覇海(はかい)”を一瞬ながらも1人で受け止めるという荒業を見せた。
ゾロの衝撃的な戦闘力を目の当たりにした人々は驚きの余り開いた口が塞がらず、ただ茫然とその一戦を見届けるギャラリーと化すことが多々ある。また、海賊や海兵の間では『これほどの実力を誇りながら船長ではない』という事実が麦わらの一味、そして船長であるルフィの評判を一層高める広告塔となっている。
刀について
物語が進む中で、ゾロが扱う刀は変化を続けている。
初登場 | ローグタウン | スリラーバーク | ワノ国(終盤)~ | |
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~バラティエ | ~エニエス・ロビー | ~ワノ国(中盤) | ||
構成 |
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刀の詳細
- 和道一文字(わどういちもんじ)
初登場時から現在まで一貫して使い続けている。
- 無銘の日本刀
- 無銘の日本刀
そのためアーロンパークでは、ヨサクとジョニーの得物"菜切り刀"(切っ先が平たく、刀身の幅がやや広い刀)2振りを借りて戦った。
- 三代鬼徹(さんだいきてつ)
- 雪走(ゆばしり)
- 秋水(しゅうすい)
なお、『秋水』の元の主であったリューマは錦えもんらの祖国ワノ国でも伝説の英雄とされており、リューマの墓所に供えられ、本編の二十年近く前にリューマの遺体ともども荒らされた墓から消えたこの刀をゾロが持っていた事で、錦えもんから『盗んだのではないか』と疑いをかけられていた(真犯人はリューマの遺体をゾンビ兵にしたゲッコー・モリアとドクトル・ホグバック)。
ワノ国編にて、牛鬼丸に刀を奪われ彼によってリューマの墓に戻され、ゾロの刀が『秋水』であると知った光月日和から『秋水』をワノ国に返してもらうように頼まれ、一度は自分の刀であると言って拒むも、彼女からの『秋水』の代わりの刀として自身が父の光月おでんから受け継いだ『閻魔』をゾロに譲るという提案を受け入れた事で、『秋水』はリューマの墓に返される事になった。
- 閻魔(えんま)
“地獄の底まで切り伏せる”とも謳われる凄まじい切味を誇り、カイドウの体に唯一傷をつけた伝説の刀でもある。おでんの死後は、もう一つの愛刀である『天羽々斬』共々、天狗山飛徹が預かり保管していた。
『三代鬼徹』と同じ妖刀に分類される刀であり、持ち主の流桜を勝手に放出する事で必要以上に物質を切断する特性を持っており、普通の剣士なら斬るだけで『閻魔』に力を吸われ干からびて倒れてしまう(つまり、その刀で強大な力を行使するには、それを使いこなせるだけの覇気と強靱な肉体が必要であり、普通の剣士では負荷に耐えきれない)。ワノ国では唯一おでんしか手懐ける事が出来なかった刀であり、ゾロが木で試し斬りをしようとした際には、その場にいた錦えもんが優しさからの忠告で「自分なら貰わない」と言い、木のみを斬るつもりが、木だけで無く海岸に面した地面をも斬っており、流桜を過剰に放出する事でゾロの腕を干からびさせた。天狗山飛徹からは別の刀にするかと提案を受けるも、ゾロが『閻魔』の特性を気に入り、自身が『閻魔』に慣れれば更に強くなれると貰い受け、『秋水』に代わる新たな刀となった。
本来はゾロよりも遥かに大柄なおでんが持って丁度良いサイズの刀だったので、ゾロの手に渡る前に小さく打ち直される機会があったのだろう。
身体能力
足の速さでは麦わらの一味の中では5番目となっている。特に短距離の瞬発力だと上位に行くが、50m走だとコースアウトも考えられるという(第85巻SBSより)。実際に2年前の時点でもアラバスタ王国の首都アルバーナの外から首都中央の時計台まで1分30秒以内に辿り着いているため、少なくとも時速200km以上の速度で走行を可能にしていると言える(詳細は『余談』)。
更に力ではアラバスタ編の時点でも建造物を簡単に持ち上げ、相手に向かって投げ飛ばせる程の異常な力を持ち、力自慢のミス・マンデーを簡単に圧倒する程の握力を誇っている。余談だが、木造の2階建て(建築面積16坪)の重さが約30tであり、アラバスタの建築物は石造りなので、それよりは確実に重い。鉄筋コンクリートの2階建て(建築面積16坪)の重さは約160tなので、それとほぼ同等ぐらいの重さを持ち上げたことになるだろう。
覇気
新世界編に突入してからは覇気も体得しており、それは『閻魔』の負荷に耐えられる程鍛え抜かれている。特に武装色の覇気に長けており、ワノ国編では覇王色の覇気を覚醒させた。
- 武装色の覇気
剣術にも応用させ、自前の三刀に武装「硬化」と同時に紫色のオーラを纏わせることで、黒刀に匹敵する強度と攻撃力を付与させることが可能。これにより巨大な山のような石像を真っ二つに両断する程の強大な力を発揮できる。
詳細は不明だが、武装色の覇気を使用すると紫色の斬撃(衝撃波)を放つことも可能なようである。事実、小刀や『閻魔』を使用した際に放っており、ゾロが『閻魔』で初めて使用した際には木を斬るつもりが、海岸を容易く斬ってしまった。
- 見聞色の覇気
- 覇王色の覇気
技
技の名称は食べ物や仏教用語などに動物の名前の語呂を合わせたものが多い。
また、多くの技を使用する直前に技名の由来となった動物を彷彿とさせる構えを取る。
勝負を決める大技を使う際には独特な言い回しの前口上を呟くこともある。
新世界編からは完全な新技はもちろん、既存の技を更に強化した技も多数体得している。
三刀流
- 鬼斬り(おにぎり)
ゾロが劇中で初めて使用した技であり、ゾロの代名詞とも言える技の一つ。両手の刀で左右の逃げ道を、口の刀で上への逃げ道を封じるという、三刀流であることの強みが存分に活かされた技。
相手から受けた炎を纏いながらの"焼鬼斬り(やきおにぎり)"、刀身が揺らめくような"艶美魔夜不眠鬼斬り(えんびまよねずおにぎり)"など、バリエーションもある。
新世界編からは昇華された“煉獄鬼斬り(れんごくおにぎり)”を使用している。
名前の由来はそれぞれ『おにぎり』『焼きおにぎり』『エビマヨネーズおにぎり』。
※詳細は該当リンクを参照。
- 虎狩り(とらがり)
直撃を受けた相手には虎の縞模様のような傷が出来る。自分から相手に向かって飛び込みながら攻撃することもある。
新世界編からは昇華された“極虎狩り(ウルトラがり)”も使用。名前の由来は髪型のひとつ『虎刈り』。
- 三・千・世・界(さんぜんせかい)
ミホーク戦ではあっさりと見切られてしまったが、オーズ戦にて改めて使用され、撃破に貢献した。新世界編からはピーカの全身武装硬化を軽く撃破してしまう程強力になっている。さらに昇華された“一大・三千・大千・世界”も使用しいる。
※詳細は該当リンクを参照。
- 刀狼流し(とうろうながし)
ゾロにしては珍しい「柔」の剣技。名前の由来は日本の風習『灯篭流し』から。
- 龍巻き(たつまき)
劇中では一度、無刀流での“龍巻き”も披露している。
新世界編では昇華された強化版の黒縄・大龍巻(こくじょう・おおたつまき)が登場し、鉄の盾が果物のようにいとも容易く切れるほどの斬撃を伴う巨大な竜巻を発生させる。
鬼ヶ島編ではカイドウ相手に使用しており、龍となったカイドウの鱗を斬り付け、周囲を驚かせる程、威力と切れ味に磨きがかかている。
劇場版『ONEPIECE FILM GOLD』のダイス戦では、武装色の覇気を使用した両腕による無刀流での“黒縄・大龍巻”を使用している。
- 牛針(うしばり)
ゾロには珍しい「突き」の技で、一撃の威力より手数や攻撃範囲に長ける。
名前の由来は、土蔵造りなどの和小屋において、小屋の中央で棟と平行に取り付ける梁のことを指す建築用語の「牛梁(うしばり)」。
- 蟹獲り(ガザミどり)
正確に決まれば相手の首や腕が飛んでしまうであろう技。名前の由来は「風見鶏」。
- 鴉魔狩り(カラスまがり)
複数発の砲弾であろうとゾロの剣技に掛かれば一つ残らず真っ二つ。
名前の由来は、作者の故郷・熊本の方言で、『こむら返り』を指す言葉『カラス曲がり』から。
- 牛鬼勇爪(ぎゅうきゆうづめ)
“牛針”と同じく突き技だが、こちらは海軍本部大佐をも一撃で沈めるほどの威力特化型。名前の由来は『ぎゅうぎゅう詰め』。
- 二剛力斬(ニゴリザケ)
かなり強引な力技で、相手の攻撃を真正面から迎え撃っても、その攻撃を無理矢理潰しつつ相手を吹き飛ばせる。予備動作を行う分だけ斬撃自体も非常に強烈で、人の胴体よりも太いオーズの牙を簡単に斬り飛ばした。名前の由来は『濁り酒』。
- 豹琴玉(ひょうきんだま)
周囲に殺傷力を持つ旋風を巻き起こしながら相手に飛び掛かり、刀そのものを回避されても旋風が見えない刃となって襲い掛かる。
名前の由来は『ひょうきんな事、ひょうきんな人』を指す言葉『剽軽玉(ひょうきんだま)』から。
- 大・仏・斬り(だいブツぎり)
- 夜叉鴉(やしゃガラス)
通過した後には鳥の足跡のような軌跡が残される。名前の由来はサッカー日本代表のユニフォームに描かれている事で知られる『八咫烏』から。
- 六道の辻(ろくどうのつじ)
新世界編で初使用、そして新世界編突入後に初めて使用した技でもある。
ちなみに、『六道の辻』とは、仏教の『六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)』へと分かれる分岐点のことを指す。
- 青龍印 流水(せいりゅういん りゅうすい)
青い龍の気迫を纏いながら、相手を斬りつけ駆け抜ける。
分かりづらいが、名前の由来は恐らく「清涼飲料水」。
二刀流
- 鷹波(たかなみ)
二刀を高速で振り抜いて周囲を薙ぎ払う。
多少なら相手との距離が開いていてもまとめて斬り払えるが、強敵相手に使うにはやや威力不足。アニメでは、三刀流でも使用している。名前の由来は『高波』。
- 犀回(サイクル)
レベルの低い賞金稼ぎならこの技一つで船の外まで吹っ飛ばされる。
ゾロの技には珍しく、英語が名前の由来の技である。
- 弐斬り(にぎり)
攻撃そのものというより「構え」であり、ここから“登楼(とうろう)”、“応登楼(おうとうろう)”、“閃(ひらめき)”、“砂紋(さもん)”、“魔熊(まぐま)”などの技を次々に繰り出す。
技の名前はそれぞれ『握り』『トロ』『大トロ』『ヒラメ』『サーモン』と、寿司に由来する。『魔熊』はマグロか、寿司ネタではないがアニメ版の発音から純粋にマグマだろうか。
- 空狸槍(クリアランス)
一刀流
- 飛竜火焔(ひりゅうかえん)
高所から落下する勢いを乗せ、超高速で振り抜いた斬撃を空中ですれ違いざまに浴びせる。
斬撃の摩擦で切り口を発火させ、相手を炎上させてしまう効果を持つ。
ワノ国編の四皇2人との戦いでは"飛ぶ斬撃"として使用。カイドウには回避されてしまったが、新たな刀『閻魔』の特性も相まってドクロドームの角を真っ二つに斬り裂き、四皇を驚愕させた。
- 厄港鳥(ヤッコウドリ)
名前の由来は恐らく、作者の故郷(熊本)の近く・鹿児島の民俗芸能『奴踊り(やっこおどり)』。
- 大辰撼(だいしんかん)
この技を受けたモネは、恐怖で震撼して身動きが取れず、真っ二つにされた。その後、恐怖のあまり、自然系(ロギア)の悪魔の実の特徴である『覇気を纏わない攻撃を受けても元通りになる』こともおぼつかなかった程。仮に覇気を纏っていたら間違いなく即死していただろう。
- 馬鬼(バキ)
- 酔い覚まし 喝抜刀(よいざまし かつばっとう)
凄まじい速度で相手に突っ込み、寸止めする。
居合
- 獅子歌歌(ししそんそん)
一刀流での「居合」。
新世界編からは、昇華された“死・獅子歌歌(し・ししそんそん)”も使用しており、劇場版『ONEPIECE FILM GOLD』では、武装色硬化を行って繰り出す“黒刀 死・獅子歌歌(こくとう し・ししそんそん)”を使用している。
「礼を言う 俺はまだまだ強くなれる」
※詳細は該当リンクを参照。
- 羅生門(らしょうもん)
「荒廃の世の自我(エゴ) 斬り裂けり」
煩悩鳳(ポンドほう)
超人的な筋力で繰り出す「飛ぶ斬撃」で、名称は「ポンド砲」に由来する(第31巻 SBSより)。
新世界編からは、刀一振りで大地を裂いてしまう程の斬撃を放っている。
「飛ぶ斬撃を 見たことあるか?」
- 三十六煩悩鳳(さんじゅうろくポンドほう)
斬撃の軌道は基本的には螺旋状だが、場合によっては直線状だったり扇状だったりもする。
「眼・耳・鼻・舌・身・意 人の六根に好・悪・平 またおのおのに浄と染 一世三十六煩悩」
- 三百六十煩悩鳳(さんびゃくろくじゅうポンドほう)
- 七十二煩悩鳳(ななじゅうにポンドほう)
カクの“嵐脚・白雷(はくらい)”とほぼ互角の威力を誇る。
- 七百二十煩悩鳳(ななひゃくにじゅうポンドほう)
- 百八煩悩鳳(ひゃくはちポンドほう)
後の『秋水』を手に入れてからは、他の二本を巻き込んで、一本の巨大な斬撃へと進化した。
「一世三十六煩悩 二世七十二煩悩 三世百八煩悩」
- 千八十煩悩鳳(せんはちじゅうポンドほう)
ドレスローザ編で使用しており、数千mはあろうかという巨大な山ほどに大きい「石像」を真っ二つに裂く程の絶大な威力を誇る。そのため、基礎戦闘力の高いピーカ本人も、当たってしまえばダメージは免れない。
鬼気 九刀流 阿修羅(きき きゅうとうりゅう アシュラ)
立ち昇る闘気を極限まで高め、その気迫で自分自身を三面六臂の鬼神『阿修羅』に見立てた幻像を作り出す特殊戦法。その斬撃の威力は通常のものより遥かに強力。
「諦めんのはお前だよ」
- 阿修羅 弌霧銀(アシュラ いちぶぎん)
カクの最強の“嵐脚・周断(あまねだち)”の斬撃を一瞬で霧に変える程の強力な威力を誇る。
「苦難上等 好むものなり修羅の道」
- 阿修羅 魔九閃(アシュラ まきゅうせん)
パシフィスタPX-4にダメージを与えた。
- 阿修羅 穿威(アシュラ うぐい)
「九刀流」状態で突進し、相手を擦れ違いざまに斬り付ける。
『穿威(うぐい)』の由来は恐らく、コイ目の淡水魚『石斑魚(ウグイ)』。
- 阿修羅 抜剣 亡者戯(アシュラ ばっけい もうじゃのたわむれ)
カイドウの台詞からして覇王色の覇気も纏った一撃と思われるが、本人は「覚えが無い」と否定している。
由来は上方落語の演目『地獄八景亡者戯』。いわゆる『大ネタ』と呼ばれる演目で、通しでやると1時間を超える、落語家にとって負担の大きい演目。地獄に落ちた4人の男があの手この手で閻魔や鬼を困らせるという話である。
狐火流(きつねびりゅう)
ワノ国の侍である錦えもんが扱う剣技。炎で敵を焼き斬り、また炎を斬り裂くことができる流派であり、ゾロは錦えもんから「盗む」形で習得した。主に炎を斬るときに使用しており、後述の『一百三情飛龍侍極』にもこの技で得たものが取り込まれている。
余談だが、ゾロは魚人島へ行く最中に『炎分ソード』なるものを妄想して欲しがっていた。
「へへ…盗んだ」
- 焔裂き(ほむらさき)
ビッグ・マムの“天上の火(ヘブンリーフォイア)”やカイドウの“熱息(ボロブレス)”を無力化させて見せた。
- 狐火流 六道の辻
これによりビッグ・マムのプロメテウスを細かく斬り分けることができる。
閻王三刀流(えんおうさんとうりゅう)
ワノ国編で入手した"地獄の大王"の名が与えられた名刀『閻魔』の持ち主の覇気を極限まで引き出す性格(特性)を活用した三刀流。刀三本全てに戦いが長引くと自身の命が奪われると感じる程の強力な覇気を纏わせ、煉獄鬼斬りなどの既存の技を強化する。またこの状態の時、刀身には地獄を連想させる緑色のオーラと黒い稲妻が発生している。
「もう充分君臨したろ 席を空けろお前ら」
- 閻王三刀流 煉獄鬼斬り
キングには避けられたが、巨岩を斬り裂いたその一閃は今は亡き侍霜月牛マルが天の岩戸を斬った一閃を彷彿とさせるものだった。
- 閻王三刀龍 一百三情飛龍侍極(いっぴゃくさんじょうひりゅうじごく)
刀に覇王色の覇気を纏っている事もあり、その威力は百獣海賊団の大看板キングの大技である“御守火龍皇(おおもりかりゅうドン)”、絡繰仕掛けの日本刀、黒い翼すべてをぶった斬る程絶大。なお、この技のとき閻王三刀流は閻王三刀 “龍”に変化している。
名前の由来は恐らく、江戸時代の漫画『一百三升芋地獄』。芋に地獄の責め苦を与えるニセ閻魔『天蓋大王』を、真の閻魔が灼熱地獄で茹でダコにして成敗するという物語である。
「なってやろうじゃねェか 地獄の王に!!!」
過去
詳しい生い立ちは不明だが、幼少期は東の海にある和風の文化の色濃いシモツキ村で過ごしており、コウシロウが師範を務める『一心道場』に門下生として通いつめ、大人の門下生を相手に打ち勝つほどの実力を身につけていた。
そんなゾロでも唯一勝てなかったのが、コウシロウの一人娘のくいなであり、これまで2000回彼女に勝負を挑み、尽く敗北していた。2001回目を最後の勝負にするとして、真剣による対戦を持ちかけ、大人たちが寝静まった夜に勝負を決行するも、これにも敗れてしまった。
しかし、くいなはこの2001回に及ぶ勝負の中でしっかりとゾロの成長を認識しており、逆に女である自身は成長が伸び悩み、父からも「女性が世界一の剣豪になるのは難しい」といわれたことに気を病み、ゾロの前でこうした悩みを吐露。涙ながらに悩みを打ち明けたくいなをゾロは叱咤激励し「どちらが先に世界一の剣豪になるか競争する」という新たな勝負を持ちかけ、彼女もこれに笑顔で応じ“約束”を交わした。
…しかし翌日、くいなは自宅の階段から転落する不慮の事故で他界してしまう。
ゾロは果たせなかった誓いを胸に刻み、彼女の宝物であった名刀『和道一文字』をコウシロウから譲り受け、くいなのいる天国にまで名が届く世界最強の剣豪となることを改めて“約束”した。
またこの頃にコウシロウから「何も斬らない剣士は鉄をも斬ることができる」と教わっていたり、くいなの生前にはいつも海岸にいた村のジジーから「刀とは"人斬り包丁"であり、真面目に役割を果たしている「妖刀」は「名刀」である」と説かれている。ゾロは戦闘中に追い詰められたときにこれらの教えを思い出すことで強敵を斬り伏せるための糸口を見つけている。
※TVアニメ版では、元々シモツキ村の出身ではないように描写されており、道場破りとして一心道場を訪れた際にはコウシロウから馴染みのない顔と認識され、本人も「隣の村では負け知らずだった」という旨の発言をしている。
活躍
東の海
ルフィとの出会い
以降は、元々の二刀流にくいなの刀を口に咥えた「三刀流」という独自の剣術を開眼し、海に出てからは名のある賞金首を相手に勝負を挑み続け“海賊狩りのゾロ”の通称で知られる賞金稼ぎとなっていた(この頃に同業のヨサクやジョニーと知り合った模様)。
ある日、シェルズタウンにて放し飼いにされた狼が町の少女リカに襲いかかろうとしていた場面に出くわし、咄嗟にその狼を斬り捨てた。
しかし、その狼は海軍大佐モーガンの息子ヘルメッポの狼であり、彼の怒りを買って傘下の海兵らに包囲される。ヘルメッポから「1ヶ月間飲まず食わずで過ごしたら解放する」という“約束”を受け、彼らの海軍第153支部に野晒しで拘束されることになるも、ゾロに救われたリカは彼の身を案じ、たびたびおにぎりを届けようと海軍基地を訪れていた。が、“約束”を守ろうとするゾロはこれを頑なに拒み続けていた。
この噂を聞いたルフィがゾロを仲間にしようとあらわれるが、当初は「海賊は外道だ」「悪党の仲間になる気はない」と拒絶。その後、一度町へ戻ったルフィから、ヘルメッポがゾロとの約束を反故にして処刑を決行しようとしていることを伝えられると共に、押収品である刀を交換条件に海賊団への仲間入りを要求される。
モーガンたち海兵との戦いとなり「海軍とやりあったことで、悪党の仲間入りということになるから海賊になってやる」としてルフィと共闘、モーガンらを打ち倒した。
ミホークとの出会い
海上レストラン「バラティエ」とクリーク海賊団との抗争の最中、クリークたちを追走して東の海にやってきた“世界最強の剣士”ジュラキュール・ミホークと出会う。彼らの巨大なガレオン船を分断してみせたミホークをみたゾロは居ても立ってもいられず、ミホークに勝負を挑んだ。当初はミホークから「井の中の蛙」「弱き者」と見下され、手のひらほどもないロザリオ型の小さなナイフで応戦されるが、ミホークはそのナイフでゾロの技を尽くいなしてみせ、ゾロは世界の広さを痛感することになる。
しかし、ミホークから胸にナイフを一突きにされ、あと数センチでも深く刺されば刃が心臓を貫くという状況にありながら、ゾロは、ここで一歩でも退いて今まで立てた誓いや約束をすべて反故にしてしまうくらいならば死んだほうがマシだという強い意志のもと踏みとどまってみせる。
この心の強さをみたミホークは彼を「強き者」と認め、剣士としての礼節をもって黒刀『夜』を抜いた。
ゾロは、先程の一撃ですでに瀕死でありながら、最強奥義である「三・千・世・界」でミホークに挑むが、やはりミホークにはおよばず、得物である2本の刀を折られてしまう。直ぐ様背後から二の太刀を打ち込もうとするミホークに対して振り返ると自ら胸を曝け出し、最強の剣士の太刀筋をその身で受け止めた。
「背中の傷(逃げ傷)は、剣士の恥だ」
ミホークもその気概を「見事」だと認め、辛うじて致命傷で生きながらえるよう力を抑え、いつか成長した彼との再戦を望んだ。
ウソップとジョニーの介抱を受けるゾロは、『和道一文字』を天に掲げると、ルフィに対して
「おれは もう!! 二度と敗けねェから!!!!」
と改めて誓いを立て、ルフィもこれに笑顔で応じた。事実、この一戦以降は『タイマン勝負』『刃物を攻撃の主軸にする敵』との戦いでは一切の敗け知らずである(一方で、タイマン以外の状況では敗北を喫したことがあり、この点を指摘する読者もいるが、野暮というものだろう)。
その後のココヤシ村編では、ミホークから受けた傷も癒えないまま、人間よりも遥かに強靭な身体能力を誇る魚人海賊団「アーロン一味」と交戦。傷口が開き窮地に陥るも、なんとか「六刀流」の使い手はっちゃんを撃破した。
しかしその後のアーロン戦では、彼に締め上げられた際に包帯を破かれ大量の血を流出してしまう。アーロンも、これまで彼がこの大傷を負ったまま戦っていた事実に戦慄し、今すぐ討たなければならないと決意させた。
結局、復活したルフィと選手交代させられる形でアーロンのトドメを免れ、アーロン撃破後は村医者のDr.ナコーによって傷口を(麻酔無しで)縫合してもらい一命をとりとめた。
ローグタウン
偉大なる航路に入るための下準備に立ち寄ったローグタウンにて、女海兵たしぎと出会う。容貌だけでなく剣士としての腕前と、かつて死別した親友くいなとそっくりな彼女に珍しく取り乱して驚いた。
先のミホークとの闘いで折られた二本の得物を補うため、いっぽんマツが営む武器屋『ARMS SHOP』へ赴くが、そこで再びたしぎと出くわす。たしぎのほうは彼が悪名高い“海賊狩りのゾロ”とも気づかぬまま、ゾロの持つ名刀中の名刀『和道一文字』に食いつき、さらには彼が探している新しい得物を自ら選別しようとお節介を焼いていた。
そんな最中、ゾロはジャンク品に紛れていた妖刀『三代鬼徹』を気に入り、持ち主を殺すとされる呪いを屈服させ主と認めさせる。その胆力に惚れ込んだ店主のいっぽんマツは、家宝として秘蔵していた良業物『雪走』をゾロに譲り、図らずも名刀を二本も手にして店を後にすることになる。
その後、ルフィとバギー海賊団が町の広場にある処刑台で起こした騒動に巻き込まれて共に逃亡するが、その道中で通報を受けたたしぎの一軍と接触。ゾロが海賊だと知ったたしぎから名刀を回収せんと刃を向けられ、ゾロもこれに応戦し仲間たちを先に逃がした。実力はゾロに分があり二刀のみで打ち勝つも、トドメを刺さず立ち去ろうとするゾロに対してたしぎは、剣士として真剣に勝敗を決しようとしないゾロの態度に怒り「私が 女だからですか?」と言葉をぶつける。
この言葉がこれまたくいなを連想させるものだったため、とうとうゾロも振り返り、何から何までくいなにそっくりな彼女を「パクリ女」と難癖を付け、お互い子供のような口喧嘩を繰り広げながら再び鍔迫り合いを始めてしまった。この一件から、徹底的にたしぎへ苦手意識を持つ事となる。
偉大なる航路
アラバスタ編
元々賞金稼ぎであった経緯から、世界各地で暗躍する「バロックワークス(BW)」の存在を認識しており、双子岬からメリー号に乗ってついてきたMr.9&ミス・ウェンズデーのコードネームに早期に勘付いていた。
ウィスキーピークでは酒に酔い潰れたフリをし、町民に扮していたBWの賞金稼ぎ100人を相手に一人で奮戦し勝利する。その後、勘違いをしたルフィとの決闘のついでにMr.5とミス・バレンタインを撃破。その後、ナミの仲介(ゲンコツ)で和解したルフィの決定で、BW社長Mr.0による国盗り計画を阻止するためにミス・ウェンズデー改めアラバスタ王国王女ネフェルタリ・ビビの護衛を請け負った(なお、ビビからはウェンズデーとして邂逅以来「Mr.ブシドー」という変な渾名で呼ばれ続けることになる)。
次に訪れたリトルガーデンでMr.3、ミス・ゴールデンウィークと交戦。Mr.3の能力により一時は生きたまま蝋人形にされかけ、両足首を斬り落としてでも脱出を図るが、ルフィ達の乱入で難を逃れる(このときの足の傷は現在まで残ってる)。
アラバスタ首都アルバーナの決戦ではMr.1と対峙。
鋼鉄の身体を持つスパスパの実の能力に攻撃が効かず一方的にボロボロにされるが、満身創痍の中でコウシロウの教えを思い出し「鉄の呼吸」を感じ取ることに成功。居合の奥義「獅子歌歌」の一撃で勝利を収めた。
その後は仲間たちと合流し、Mr.0ことクロコダイルが仕掛けた爆弾を協力して捜索。都市を見下ろす時計台の最上階に爆弾があることを突き止め、それぞれ急いで時計台へと向かう…が、ゾロはここでも方向音痴を発動し「“北”ということは“上”に向かえばいい」という謎理論で、入り口も定かではない時計台の中腹まで登るというミラクルを起こす。その後は仲間との連携でビビを最上階まで投げ上げることに貢献。結果として、彼女では爆弾に仕組まれた時限装置を止める手立てはなかったが、彼女の古くからの忠臣ペルの決死の措置により都市の壊滅を免れた。
なおアラバスタ内乱終結後、ウィスキーピークでの賞金稼ぎ100人斬りと“殺し屋”ダズ・ボーネス(Mr.1)撃破の情報が海軍上層部に知られ、6000万ベリーというかなりの高額懸賞金がかけられ、ルフィに次いで一味二人目の賞金首となる。
空島編
ビビと別れ、それに入れ替わる形で考古学者のニコ・ロビンが一味に加入する。
先の戦いではBW副社長ミス・オールサンデーとして活動していたこともあり、仲間たちが皆それぞれ懐柔されていく中でもゾロは警戒を解かなかった。
(それでも船長命令の上では彼女も仲間として扱っていたが)
空島への経路を捜索するため、ルフィ・ナミとの3人でジャヤ島のモックタウンへ上陸。島の酒場にて、おとぎ話の中で語られる「空島」を信じる自分たちを馬鹿にしたベラミー海賊団に喧嘩を売られるも、ルフィからは戦う価値がないこの喧嘩を「買うな」と命令され、ゾロも同調して一切手を出さず、一方的に痛めつけられる。
空島到達後は不法入国者への神罰として生贄の祭壇にメリー号ごと連行。この時から「飛ぶ斬撃」を会得しており、シャンディアのブラハム、神官オームを撃破。
しかし自然系能力者である神エネルには手も足も出ず敗北する。
ウォーターセブン&エニエス・ロビー編
メリー号修復のため上陸したウォーターセブンでは、一人船で留守番をしていた際に、自身の首にかかる賞金を狙う解体屋兼賞金稼ぎの「フランキー一家」の襲撃を受けるが返り討ちにした。しかしその後、一家はウソップを襲撃して彼が運んでいた2億ベリーもの大金を奪い去ってしまい、さらにそれを奪い返しに現れたウソップを徹底的に蹂躙し重傷を負わせた。
怒ったゾロはルフィ・サンジ・チョッパーと共に御礼参りへと向かい、彼らのアジト「フランキーハウス」ごと壊滅させる。
造船会社ガレーラカンパニーの査定を受け、メリー号の進退を巡りルフィとウソップは対立し、ついには1対1の決闘にまで発展する。勝利しながらも、長い航海を共にした仲間との決別による苦さを噛み締める「船長」ルフィに厳しい言葉を投げかけた。その後は一味共々、心身共に傷付いたウソップを残しメリー号を後にした。
ロビンの突然の失踪と、解体屋の棟梁フランキーとの対峙、さらには市長アイスバーグ襲撃の疑いなど様々なトラブルの中、一味は侵入したガレーラカンパニーでCP9と交戦するが、彼らの用いる超人的な拳法「六式」の前に敗北、煙突に突き刺さって一時戦闘不能となる。仲間と合流後にナミからロビンの真意を聞き、救出のためエニエス・ロビーへと向かう。
海列車「ロケットマン」に乗車しての道中、大津波アクア・ラグナをルフィと共に突破し、さらには自らの妙技で線路を塞いでいた世界政府の車両1両を両断、そして“船斬り”の異名を持つ剣の達人でもある海軍大佐Tボーンを打ち破った。
司法の島エニエス・ロビーではCP9のカクと再戦。
元々二刀と“嵐脚”を組み合わせた「四刀流」を自負する彼だったが、再戦前にウシウシの実の能力者となりリーチとパワーに更に拍車がかかり、途中そげキングと手錠に繋がれるというアクシデントもあって苦戦するが、最後は「鬼気 九刀流 阿修羅」にて撃破。なお、戦後に彼から渡された錠の鍵こそがロビンの手錠の鍵であった。
なんとかロビンを救い出した一味であったが、スパンダムがウッカリ発動したバスターコールにより海軍本部の軍艦に包囲されてしまう。この際交戦した大佐シュウのサビサビの実により『雪走』が朽ちてしまい、他の仲間達も連戦に次ぐ連戦による疲弊で窮地に陥るも、駆け付けたゴーイングメリー号に乗り込み無事海域から脱出。
しかしメリー号は遂に限界を迎え遂に大破し、一味全員でその最期を見送った。
エニエス・ロビーの一件後、一味全員が賞金首となり、ゾロの懸賞金は1億2000万ベリーとなり、一味では2番目の“億超え”を果たす。また、ルフィたちの下を訪れた海軍本部中将ガープの部下となり成長したコビー(ついでにヘルメッポ)と再会し、シェルズタウンでの出来事を懐かしみ束の間の交流を育んだ。
また、和解したフランキーやガレーラのはからいにより、先日一味から奪った2億ベリーで購入した宝樹アダムを材料に『サウザンドサニー号』を製造してもらい、新たな母船として乗り込む一方で、ウソップの一味復帰について他の面々が歓迎しようとする中、ゾロ一人は終始厳しい意見を主張しケジメの重要性を説く。
結果、一味は「ウソップが自発的に謝罪するまで再加入を許さない」という姿勢に徹することになる。こうした冷徹な態度を取りつつも、ゾロ自身もウソップに対する情はあり、ウソップが瀬戸際でようやく謝罪の言葉を発した際には笑みを浮かべていた。
スリラーバーク編
ブルックの影が入った将軍ゾンビ リューマと交戦。激闘の末に勝利し、彼の愛刀『秋水』を譲り受ける。
ルフィの影が入ったスペシャルゾンビ オーズ戦では仲間と連携し応戦するも、その圧倒的なパワーと敏捷性に壊滅しかけるすんでのところで影100人分を入れられたナイトメアルフィの助太刀が入り、最後は一味全員の連携技でオーズの背骨を粉砕し勝利した。
だが、突如現れた七武海バーソロミュー・くまにより再び危機に。スリラーバーク海賊団との交戦による疲弊と、くまの持つニキュニキュの実の強大な威力によりほぼ全員が戦闘不能となる中、ゾロは自らの首と引き換えにルフィや一味の助命を嘆願。その覚悟を汲んだくまから、「ルフィが今回の戦いで受けたダメージをゾロが引き受け、生き残れば見逃す」との提案を受け承諾。文字通り死に体になりながらも耐え切り、船長と仲間の命を人知れず守り抜く(但し、一部の人物がその経緯をこっそりと確認しており、彼らを経由してサンジもその事実を知る事になった)。
その後の宴会では昏睡状態が続いていたが、チョッパーの献身的な治療で翌日には回復。
ルンバー海賊団を弔うブルックの前に現れると、先日の戦いで朽ちた『雪走』を同じく供養した。
シャボンディ諸島編
ルフィによる天竜人暴行事件により海軍大将“黄猿”と交戦し重傷を負う。冥王シルバーズ・レイリーの助太刀も入るが、パシフィスタや戦桃丸の精鋭部隊に包囲され万事休すとなる。しかし、再び一味の前に現れたくまの能力により一味は遠く離れた各地に飛ばされる形で、結果的に彼らの脅威から逃されることになる。
ゾロは、クライガナ島「シッケアール王国」跡地へと飛ばされる。
満身創痍となったゾロはそのまま昏睡してしまうが、実は、この島には先客としてゲッコー・モリアの部下ペローナがおり(先のスリラーバークで同じくくまによってかの地に飛ばされていた)、当初は先の戦いでの遺恨を晴らさんと考えた彼女も、一人ぼっちでいるのが寂しかったこともあり、王国の居城の中でゾロを介抱した。
また、この城の現在の持ち主は、かつて東の海でゾロと対決したミホークであった。
マリンフォードから戻ったミホークから、そこで起こった海軍と白ひげ連合軍による頂上戦争の顛末と、ルフィの兄エースの死を知らされる。ルフィの元に駆けつけるべく、ミホークから小舟を譲り受け、重傷を押して海に出ようとするも、人間の技と野生の力を持つヒューマンドリルの群れに歯が立たず、海岸に到達することも叶わなかった。
その後、ペローナから受け取った新聞でルフィの起こした「16点鐘事件」の記事を見て、彼の無事と「3D2Y」のメッセージの意味を理解。ゾロはルフィの期待に応えるため、そして世界一の剣豪となるために、恥を忍んでミホークに頭を下げ剣の指導を嘆願。ミホークもはじめは「敵に頭を下げるなど見損なった」とゾロを見限ろうとしたが、彼がミホークに頭を下げる上ですでにヒューマンドリルを全て打ち倒したことを知ると、野心やプライドを捨て、他者のために強くなろうとしている意志を理解し、この申し出を承諾した。
新世界編
奇跡の1番目に到着(ただし案内として付いてきたペローナのおかげ)。その後で釣りをしようと間違えて別の海賊船へ乗り込み、ミホークの初登場時と同じように、ガレオン船を両断してみせた。ゾロがミホークと同じことをやってのけたこのシーンは、ゾロの『2年間での成長』を鮮烈に印象付けたことだろう。
サンジと合流後はルフィを追うパシフィスタを一撃で斬り捨て、仲間と共に出航する。
魚人島編
ネプチューン王へ宴の誘いを受けリュウグウ城へ招かれるも、マダム・シャーリーの予言から王国兵と交戦。全て打ち倒し図らずしも城を制圧してしまう。ほぼ同じタイミングでリュウグウ城を制圧に来た新魚人海賊団と交戦。魚人に有利な水中にも関わらずホーディ・ジョーンズに一撃で勝利。しかし、ESでドーピングしたホーディの覚醒と、物量戦を仕掛ける新魚人海賊団に不覚を取り、ウソップ・ブルックと共に捕まってしまう。
その後はパッパグの協力を得て脱出。広場で仲間と合流し新魚人海賊団を撃破する。
パンクハザード編
ルフィ・ウソップ・ロビンと共に島へ上陸。巨大なドラゴン、下半身だけの侍などと遭遇しながらも島の反対側へ渡り、島の警備に勤めていた茶ひげ一行のコートを追い剥ぎする。
連れ去られていたナミ達と合流後は、侍の胴体を取り戻すべくサンジ・ブルックと共に別行動に。毒ガスが充満する中なんとか胴体を見つけ、侍錦えもんの全身を取り戻すことに成功。
研究所に戻った後はたしぎ率いる海軍Gー5と共闘。ビスケットルームでモネと交戦し、自然系能力者である彼女を覇気を使わず気迫だけで戦闘不能に追い込んだ。
パンクハザードを出航後、トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団と同盟を組んだことを知る。
ドレスローザ編
「SMILE工場破壊チーム」に振り分けられるも、トンタッタ族ウィッカに『秋水』を盗まれ別行動へ。紆余曲折あり錦えもん・ルフィと合流後はヴィオラの協力を得て王城へと強襲。ウソップ達のSOP作戦成功と鳥カゴ発動によって国中がパニックに陥る中、「船長命令」を受け大幹部ピーカの相手を引き受ける。幾度となく岩に隠れ潜み逃走を繰り返すピーカの捜索に苦戦するも、リク王への攻撃のため姿を現した所を捉え、進化した「一大・三千・大千・世界」と「千八十煩悩鳳」で見上げるほどの巨漢となったピーカを一刀両断し、七武海の最高幹部を相手に、格の違いを見せつけて無傷で勝利した。
このドフラミンゴ海賊団撃破の一件により一味の懸賞金は大幅に増額。手配書の写真も2年後の物へと差し替えられ、ゾロは3億2000万ベリーとなった。
ゾウ編
先にゾウへと向かったナミ達を追って登象。ミンク族から「国を救った大恩人たちの仲間」として手厚い歓待を受けるが、同時にサンジが四皇ビック・マムの元へ向かった事を聞かされる。この時もゾロは四皇カイドウとの決戦を前に他の四皇に接触するサンジに対して厳しい意見を述べる。
仲間たちとの話し合いの末、ルフィ・ナミ・ブルック・チョッパーの4人は「サンジ奪還チーム」としてサンジが連れて行かれた万国へと向かうことになり、残ったゾロたちや同盟を結んだモモの助一行とハートの海賊団は一足先にワノ国へと潜入する。
ワノ国編
先にワノ国に上陸したゾロ、ウソップ、ロビン、フランキーの4名、および同盟を組んだモモの助一行、ローは、ルフィたちと合流するまでの間、国の住民に扮して潜伏することになる。
ゾロは浪人「ゾロ十郎」として、花の都で反乱の意志のある者に決戦の日と集合場所を記した札を渡して回る任務を請け負っていた、ある晩、町内で起こった辻斬り騒動の下手人として岡っ引き衆に捕縛され、翌日、充分な吟味もされぬまま切腹を命じられる。
この際、奉行から自身の愛刀『秋水』の伝説について伝え聞くと共に、彼から感じる血の匂いと、名刀を手に歪んだ表情で悦に浸る姿から、辻斬りの真犯人が奉行であることを看破。自決用の短刀に覇気を込め、飛ぶ斬撃で奉行を斬り伏せると、周囲の武士たちを相手に大立ち回りを展開。最後は奉行から自身の愛刀たちを取り戻し、渾身の“龍巻き”で奉行所諸共壊滅させて逃亡した。
結果、ゾロ十郎は大罪人として国内指名手配され、九里の荒野でサバイバル生活をすることになる。そこでカイドウ一味に追われていたおこぼれ町の茶屋女将のお鶴を助けると共に、一足遅れてワノ国に上陸したルフィと再会する。二人を急襲してきた百獣海賊団“真打”バジル・ホーキンスを退き、ルフィの連れていた病床のお玉を治療するため、お鶴の案内でおこぼれ町に辿り着いた。
その後はしばしルフィたちと行動を共にしていたが、博羅町での騒動後におでん城跡地に向かう途中、突如現れた巨大な白虎の相手をするため一旦別れる…が、やはりいつもの方向音痴で合流できず、そのまま何故か花の都近郊まで向かってしまう。
紆余曲折を経て太鼓持ちのトの康と知り合い、彼の誘いを受けてえびす町に招かれる。
仲間と合流する前に謎の武僧・牛鬼丸に『秋水』が奪われ、取り戻しに都より北にある鈴後へと追う。秋水をめぐり牛鬼丸と刃を交えていたそこへ、人斬り鎌ぞうに追われる禿おトコと彼女を抱きかかえる謎の芸者が現れる。命を狙われる2人を守り人斬り鎌ぞうと交戦。勝利するも負傷し気絶する。介抱され目覚めたゾロは2人の事情を聞き、芸者の正体がモモの助の妹・光月日和であることを知る。
その後ブルックと再会、トの康が大泥棒“丑三つ小僧”として捕まり都で処刑されることを知る。おトコはトの康の娘であり、父の処刑を知り慌てるおトコと日和を追い再び都へ向かう。磔台に駆け寄ろうとするもヤクザの親分“居眠り狂死郎”により道を阻まれ、トの康はそのまま処刑されてしまう。同じく処刑場に駆けつけたえびす町の住人やおトコが何故か彼の死に対して大笑いするという異様な光景に困惑と怒りを露わにするが、実は彼らは将軍オロチの差金で人工悪魔の実SMILEの不良品を何も知らずに食べさせられており、能力が発現しない上に悲しみという感情を表せなくなっていた。
これまで笑顔を絶やさなかった彼らの真実を知り戦慄したゾロは、亡き父の傍で笑顔のまま泣きじゃくるおトコを守りながら将軍オロチを攻撃、同じく処刑場に居合わせた一味と共に応酬を繰り広げる。乱戦の中一味は各々退却、ゾロも日和を救出し都の外れの森へと逃れる。
トの康の仇を討つことを誓い、奪われた刀を取り戻しに鈴後のおいはぎ橋へ向かったゾロは再び牛鬼丸と交戦。勝利するも、ゾロが取り返そうとしている刀が“神器”として祀られている刀神・リューマの愛刀『秋水』であることを知った日和から、刀神を敬う民たちのために国へ奉納するよう懇願され、その代わりとして新たな刀『閻魔』を手に入れる事になる。
『閻魔』は日和とモモの助の父でもある元九里大名・光月おでんの生前の愛刀であり、奇しくもゾロが長年帯刀している『和道一文字』と同じ刀工が鍛造した作刀であった。凄まじい切れ味と持ち主の覇気を吸い上げてしまう妖刀としての特性に驚きつつもすぐに順応し、討ち入りが決行された“火祭りの夜”には問題なく使いこなしていた。
鬼ヶ島上陸後は、潜伏を計画する錦えもんの作戦をよく理解せず真正面から宴会場に飛び込んでいったルフィを追いかけるが、結局本人も道に迷って大暴れを始めてしまう。“真打ち”スクラッチメン・アプーの不可解な能力に翻弄されるが、彼に恨みを持つユースタス・キッドの割り込みで難を逃れ、一時その場から避難する。城内に突入するがルフィと逸れてしまい、次々と現れるギフターズに阻まれる。錦えもん達がカイドウへの全面戦争開始の合図となる一撃を与えた後は潜入していた侍たちがゾロに加勢し、その場を切り抜けた。その後ルフィと合流し、一気に屋上に行こうとするが大看板二人に阻まれてライブフロアに落下してしまう。
錦えもんたちに加勢するため再び屋上を目指すが、途中裏切りが露呈して孤軍となったX・ドレークがルフィに共闘を申し入れる。ルフィは共闘を聞き入れたがゾロはフランキーやジンベエとともにドレークを疑い、ゾロはドレークと交戦することに。しかしライブフロアに現れたアプーがナンバーズを呼ぼうとするのを二人で防ぎ、アプーから麦わらの一味を弱小海賊団と評されたことに怒り、ドレークとアプーが嫌いという意見が一致したゾロは共闘成立を許可した。その直後、大看板クイーンがドレークの始末とライブフロア制圧のために疫災弾"氷鬼"を使用。アプーに渡された"1つしかない氷鬼の抗体"を手に入れるための"氷鬼 in 鬼ごっこ"に巻き込まれることになる。
鬼ごっこの最中、屋上から菊の丞の片腕がフロアに落下。屋上の深刻な状況を察したゾロは血相を変え、しぶとく逃げ回るアプーを居合の一撃で沈めて抗体を奪取。そしてクイーンの疫災弾を打つガトリング砲を飛ぶ斬撃で破壊する。
「おれはこんなつまらねェ遊びをするためにこの島に来たんじゃねェ!!!」
「世界一強ェってカイドウを!!ブッた斬りに来たんだよ!!!」
チョッパー、ドレークにライブフロアを任せ、自身は加勢に来ていた不死鳥マルコの協力で大看板二人の防衛を突破し、遂に鬼ヶ島の頂上でルフィ・ロー・キッド・キラーと自身を含む5人で、四皇の中でも懸賞金No.1とNo.2であるカイドウとビッグ・マムに戦いを挑む。新たに手に入れた『閻魔』を持ってルフィ達と共に挑み、カイドウの鱗を斬るなど善戦するも、やはりカイドウとビッグ・マムのタッグは絶大以外の言葉が見つからない程に強大で押されていく。四皇二人を分断する作戦に出ようとした直後、二人は合体技「覇海」を放ち、ゾロは一人でこれをギリギリで防ぐも全身の骨が砕けるレベルの重傷を負ってしまう。それでもゾロはカイドウに鬼ヶ島編の時点で自身の最強技「阿修羅 抜剣 亡者戯(アシュラ ばっけい もうじゃのたわむれ)」で相当な傷を負わせるが、自身はそこで戦闘不能となった。
その後、カイドウに止めと言わんばかりの雷鳴八卦をくらうが何とか命を繋ぎ、ローによってその場を脱出する事に成功する。脱した後はモモの助の元へ向かっていたサンジに救出され、全身をミイラのように包帯でグルグル巻きに応急処置を施され、そのままの状態でサンジに運ばれることになる(その間爆睡)。ライブフロアに助太刀が必要なことをサンジに伝え、再び爆睡。ライブフロアへと着いた際にチョッパーへと引き渡された。
傷ついた身だったが、それでも仲間達そしてルフィの力になるため戦い続ける事を決意。チョッパー達に超回復と引き換えに後々に凄まじい後遺症を残しかねない治療を施すように懇願する。その後、超回復によって戦線に復帰して、大看板キングとの交戦に突入する。
キングの種族としての能力とキングとの闘いの最中に突如として『閻魔』がゾロの意志に反して覇気を強制的に開放し暴走し出したことで、覇気を安定させられずに苦戦を強いられるが、過去に聞いたいっぽんマツや村のジジーの話……彼らの「刀にも性格があり、それを服従させるのが剣士」「あぶない刀は全て『妖刀』では無く『名刀』」「刀は持ち主を選ぶ」という言葉を思い出して、『閻魔』が悪意を持って無く純粋にゾロを試していて、足りないのは自身の力であると確信すると、『閻魔による覇気の開放を無理に制御・安定させようとせず、開放を受け入れて覇気を吸い取らせたまま戦う』ということを選んだ結果、極限状態に身を置いたことで開花したのか、無意識のうちに覇王色の覇気を発動させ、自身の首を取ろうとした百獣海賊団の下っ端達を気絶させた。
キング「成程… “王”にでもなる気か?」
ゾロ「そうだな…船長と…親友との約束があんだ!!!」
その後キングの種族の特性を理解し、マスクを完全に破壊。キングの素顔を見た百獣海賊団の下っ端達の会話からその種族に興味を持ちつつも、自身には何も関係ないとして戦闘を続行。新たに編み出した閻王三刀流でキングと渡り合い、「閻王三刀龍 一百三情 飛龍侍極」でキングの大技・刀・黒翼をぶった斬って勝利を収める。東の海でのルフィとの会話を回想しつつ、地獄の王になる決意を固めた。
しかし超回復薬の効果が切れてしまい、「使用前の倍のダメージを負う」後遺症が発症し、動けないほどの重症の倍のダメージによってその場を動く事すらままならなくなる。そして突如目の前に大鎌を持った死神が現れ…。
余談
麦わらの一味内での立場
- ルフィに次いで一味では二人目の賞金首となり、シャボンディ諸島に上陸した頃には「11人の超新星(後の最悪の世代)」の一人として数えられるほど世間で広く名が知られるようになる。なお、これらの経緯から一部の熱狂的なファンなどから「副船長」として扱われることもあるが、公式で彼が一味の副船長だと明示されたことはなく、一戦闘員というのが今のところの公式見解とみられる。
- また、麦わらの一味は人数の関係上、全員が戦闘員な為、実質的にゾロは特定の役職が存在しない。こういった点もゾロが副船長として押し上げられる一因なのかもしれない。なお、全く何もしていないという事は無く、出港準備や船の錨の操作などの要所での力作業、船上での見張りや停泊中の留守番などの仕事を請け負う事は割と多い(一方で状況を問わず船上では昼寝をして過ごしている事も多い)。
- ちなみに本作における敵はおよそ、格闘キャラが相手ならルフィかサンジが、剣や刀といった刃物、もしくは能力による斬撃を主力とするキャラが相手ならゾロが相手をするのが恒例となっている。能力の関係上で後者との戦いは相性が悪いルフィであるが、ルフィが彼らと対峙することがほとんどないのは他ならぬゾロがその戦いを引き受けてくれているからである。また、こうした斬撃キャラが敵対組織のNo.2を務めている例も割と多く、このことも副船長と呼ばれる遠因の一つとも言えるかもしれない。
- このことからもルフィからの信頼は篤い……と思いきや、ウィスキーピークではあっさり敵に騙されて殺意を抱かれたことがあるので、微妙なところだったりする。自身に攻撃さえしてきたサンジのことは最後まで訳有りだったと信じ切ったのと比較すると温度差が激しいが、この頃はまだルフィも船長としては未熟だっただけだと思いたい。
進化する(?)三刀流
- 今やSBS恒例となった各キャラクターの未来予想図によると、このまま順当に邁進し続けた場合、20年後には四刀流に、更にその20年後には五刀流になっているらしい。嵐脚でも取り入れるのだろうか?ゆくゆくは六刀流になるのだろうか?ちなみに九刀流なら既に習得済みである。
足の速さ
- アラバスタ編の終盤でゾロは1分30秒以内に首都アルバーナの外から中心部まで戻っている。クロコダイルが予定していた砲撃の爆心半径から計算すると5㎞以上の距離を走破しており、ゾロも本気で走れば5÷1.5×60=200㎞/h出せる計算になる。しかもこの時ゾロは方向音痴故に何回か迷ってその都度海兵に行先を教えてもらっていたので、実際はこれ以上の速さを出していたと思われる。更に言えばこの頃のゾロはMr.1と戦って間もないので、重度の怪我人状態である。
初期設定
- コミックス3巻のおまけページにて彼の初期設定画を見ることができるが、元々はバギーたちの用心棒、つまり敵側として登場する予定だった。姿はほぼ新世界編以前のものと同じだが、手ぬぐいの巻き方や(腰から下がリッチーで隠れているので断言はできないが)刀がひとつだけで三刀流でなかったらしいことなど、細かい部分は異なっている。異名も「豪剣」であった。
“霜月”との奇妙な縁
- 作中でのゾロは、「霜月」という姓を持つ人々と何かと縁があり、故郷は霜月コウ三郎が築いたシモツキ村で、彼が開いた一心道場で修行をして過ごしており、彼の子であるコウシロウや孫娘のくいなと交流。くいなの死後はコウ三郎の作刀でもある和道一文字を彼女の形見として受け取った。
- 後に生前のコウ三郎本人との接点も発覚し、「スナッチ」を教わったり序盤で使っていた無銘の二刀を受け取ったりなどしていた。
- スリラーバークでは将軍ゾンビ・リューマを倒しその愛刀秋水を譲り受けるが、後に彼の正体はワノ国で刀神様として祀られる霜月リューマであることが判明する。
- ワノ国では、途中仲間とはぐれ放浪している最中、賭場での騒動を経て、“太鼓持ちのトの康”に転身していたかつての白舞大名霜月康イエと邂逅し、その後、奪われた秋水を取り戻すために、リューマの子孫でもある霜月牛マルが治めていた鈴後へと赴いている。また、このとき闘った謎の入道牛鬼丸の正体は牛マルの飼い狐オニ丸で、対戦中に日和が連れて逃げていた少女は康イエの娘おトコであった。
- 最終的にゾロは日和の懇願を受けて秋水の奪還を諦めるが、その代わりとして、日和が父おでんから継承するはずだった閻魔を譲られる。奇しくもこの刀も、和道一文字と同じくコウ三郎の作刀であった。
- また、河松とヒョウ五郎の会話によると、ゾロの姿は若き日の牛マルに「顔から剣の所作までウリ二つ」とのことで、生前のリューマも現在のゾロと同じく隻眼であったとも語っており、河松は日和がゾロに閻魔を譲ると提案した際に止めきれなかったのにはこのことも関係しており、ゾロが秋水をワノ国に返したこと含め、2人はゾロと霜月一族になにがしかの運命的なものを感じ取っていた。
モデル?
- 登場当初から読者の間では、名前の由来は実在した海賊フランシス・ロロノア(フランソワ・ロロネー)と、ジョンストン・マッカレーの小説『怪傑ゾロ(The Mask of Zorro)』とされている。怪傑ゾロについてはバンダナを着用した際に目の周りにできる黒い影や「Z」のマークを描く際は3回の斬撃を用いるところなど、ゾロに共通する点が多い。また、「ゾロ(Zorro)」とはスペイン語で「キツネ」を意味し(同じく怪傑ゾロをモデルとする絵本『かいけつゾロリ』がキツネなのもそのためであり、更には現生種のアカギツネの最古の生息地として判明しているのは現在のスペインである)、本項のゾロも上述通りキツネのオニ丸と縁が生まれ狐火流を会得したこともその裏付けとして解釈もできる。なお余談だが、逆に怪傑ゾロの外見に着想を得た人物としてX・ドレークや花剣のビスタが挙げられている。
- 外見のモデルは『ONEPIECE』連載以前に作者が掲載した短編漫画『MONSTERS』の主人公リューマとされ、実際シェルズタウンの事件後の食事シーンでリューマと全く同じ構図のコマが存在する。上述通り、リューマは後に本編にも登場し、『MONSTERS』での出来事も数百年前の伝説として語り継がれており、両作品が同じ世界線での物語であることが判明した。
中の人について
- 初の音声作品であるOVA『倒せ!海賊ギャンザック』でゾロを演じた高木渉氏は、後にTVアニメシリーズでベラミーやバンダー・デッケン九世として出演している。
- TVアニメ版から各メディアでゾロを担当する中井和哉氏は、本作が当たり役となり以降様々な作品で剣士・武人のキャラクターを数多く担当することになるが、本人は大の先端恐怖症だったりする。出演決定を家族に報告した際に、以前から本作のファンだった奥様から「サンジがよかった」と苦言を漏らされたことがあったとか。
- この奥様の意見が反映されたのかは不明だが、第2部開始時に登場した偽麦わらの一味のサンジの偽物を演じていた。
- またストイックで有事にはリーダーシップを発揮することも多いゾロに反し、収録現場ではなにかとイジられキャラになってしまうことが多く、ラジオやイベントでは〆の一言を無茶振りされる、共演者たちから嘘かホントかもわからぬエピソードを暴露され、反論やツッコミ役に回るコミカルな姿を見せている。
- 持ち役での出演は2話以降だったが、見学も兼ねて第1話から収録現場に足を運び、この際に今後レギュラーとして共演するルフィ役の田中真弓、ナミ役の岡村明美両女史に丁寧に挨拶をしてまわっていた。
- シャボンディ諸島での一味離散やホールケーキアイランド編など長期間ゾロの登場がなかった頃、兼役のために収録現場を訪れると決まって他メンバーから「あれ?今日はゾロの出番ないよ??」とダル絡みされる。
- 歌収録の際はいつもよりウキウキしている。
- 「鬼斬り」の発音が「おに…ぎりゃ!」に聞こえるとよく言われ、共演者のモノマネの際はかなり強調気味に「ぎりや!!!」と発音される。
- とある収録で技名を力強く言い放った勢いで放屁してしまい、「周りが気遣ってくれている」と思い律儀に周囲に自己申告して謝ったところ船長に爆笑され、以降やたらと擦られ続けてることになった。
関連イラスト
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新世界編
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関連タグ
ONEPIECE 麦わらの一味
モンキー・D・ルフィ ナミ ウソップ サンジ ネフェルタリ・ビビ カルー トニートニー・チョッパー ニコ・ロビン フランキー ブルック ジンベエ
剣士 緑髪 腹巻 方向音痴 マリモ 隻眼
くいな コウシロウ たしぎ ジュラキュール・ミホーク 光月日和
中の人繋がり
伊達政宗(戦国BASARA):はっちゃんとの戦闘時に「六刀流か、くだらねえ」という発言をしており、同じ声優の彼も六刀流使いのためネタにされる。
土方十四郎(銀魂):掲載雑誌と声優が同じな凄腕の剣豪繋がり。ただし、立場は正反対。ちなみにこの事について相手の作品からもジャンプからもネタにされている。
ハンゾウ(キン肉マンⅡ世):コチラも上記二名と中の人が同じ、加えて「妖腕刀」なる妖刀をあつかうファイターでもある。また、彼と過去に深い因縁を持つ伝説超人ザ・ニンジャの声がサンジの中の人と同じだったりする。
外の人繋がり
ディーク(ファイアーエムブレム 封印の剣):カップやきそば現象。当初はファンの間で「そこそこ似てる」程度の認識だったが、第2部にてゾロが顔に傷を負ったことでより容貌が近付くことになった(ただし、コチラのキャラは隻眼ではない)。また本作シリーズでお馴染みのパワー重視の歩兵剣士ユニットであること、武器の三属性の相性から「海賊(斧使い)」に強い点なども両者の共通点として挙げられる。
その影響か不明だが中井和哉は後にヘルビンディとアストリアを演じるようになる。
他媒体での演者
坂東巳之助…2015年の市川猿之助率いる『スーパー歌舞伎』版にてゾロを演じた。なお、巳之助は本編でもボン・クレーを演じており、むしろこちらが大好演だった。
池内博之…インディードのCMにてゾロ役になった俳優。
発売当初からゾロに似ていると言われていたらしく、
彼がゾロを演じると決まった際にはファン達は大喜びした。