「もう誰も…二度と! 失わせは!! しねェ!!!」
概要
概要 | 「武装色の覇気」を使用した腕に、さらに炎の爆発を伴った「ゴムゴムのJET銃(ジェットピストル)」の強化版。 |
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詳細 |
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備考 | 2年間の修業を経て、修得したルフィ独自の技である |
武装色の覇気を使用した腕に、さらに炎の爆発を伴った“ゴムゴムのJET銃(ジェットピストル)”の強化版。
『VIVRECARD ~ONEPIECE図鑑~ STARTER SET vol.1』・『ONEPIECE magazine vol.12』によると「ギア2+武装色の覇気」で高熱の拳を超加速で着火させる仕組みで、兄ポートガス・D・エースの“火拳”を再現した技とのこと。2年の修行期間中に会得しており、モンキー・D・ルフィの必殺技として使用されている。
武装色の覇気を応用した一撃で、使用すれば凄まじい速度を誇るため、空気摩擦によりたとえ深海1万mの水中であろうと炎が上がり、相手の背後まで突き抜けるほどの衝撃を与える。
ワノ国編の修業後は武装色の高度な技術も修得したことにより、より強力な技として繰り出すことが可能になっている。
映画やアニメSPにおいてはギア2を行わない状態で発動していることがある(実は本編においても非能力者や炎と関係のない能力者でも炎を使用できる者は多数存在しており、ルフィ本人もパンクハザード編でルフィが全力ダッシュし続けた結果、地面が焦げるどころか炎が発生して燃えたりしていたことも踏まえて考慮すると、そこまで疑問は生まれない)。
その独特の名前、真紅の炎を噴き上げるその姿はまるで亡き兄の雄姿のようであり、アニメ版の魚人島編で初披露した際には、兄エースの面影が浮かぶという粋な演出が為された。
使用箇所・威力など
ルフィの必殺技として使用されているため、基本的に強敵に対しては必ず使用するが、王下七武海・四皇幹部クラスになると効果は得られないことが多い。
勿論だが、少しずつルフィも成長しているため、実戦や修業を重ねていくたびに攻撃力は増している。
- 本編
原作でも披露している場合は戦った相手の名前を太字で掲載。
戦った相手 | 備考 |
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ホーディ・ジョーンズ | エネルギーステロイドの服用によりギア2の攻撃すら通じなくなった彼も意識が吹き飛ばされる程の威力を発揮する。 |
ドンキホーテ・ドフラミンゴ | 彼にダメージは負わせたが、そこまで大した効果は得られかった。アニメ版では“ゴムゴムの灰熊銃(グリズリー・マグナム)”を放つ前に再び放っているが、武装色の覇気で防御されたため、再び叩き込んだ際には吹っ飛ばしたが、効果は得られなかった。 |
シャーロット・クラッカー | アニメ版にて使用しているが、難なく防御された。 |
シャーロット・ペロスペロー | “キャンディメイデン”を一瞬でドロドロに溶かした。アニメ版では“キャンディメイデン・デコラシオン”(小山のような大きさの怪物)を一瞬でドロドロに溶かしてしまう威力を発揮する。 |
シャーロット・カタクリ | “キャンディメイデン(キャンディメイデン・デコラシオン)”を溶かした後だったため、威力が減衰した故に、拳で防がれた。アニメ版では再び使用するも、「土竜」で防がれてしまい炎が上空へ弾き返された。 |
ホールデム | 原作に登場したキャラの中で初めて一撃で倒して見せた。 |
鳥居の門番 | アニメ版で使用しており、さらに攻撃力が上昇。その威力は凄まじく、大火を引き起こし、一瞬で残っていた鳥居の門番を全滅させる程の爆発力を持つ。 |
ヤマト | アニメ版で使用。 |
カイドウ※ | 人獣型のカイドウに放ったが、回避された。この場面においては、武装色の高度な技術も使用して全力で放っている。アニメ版ではその後も何発か使用している。 |
※この場面においては“ゴムゴムの火(レッド)”としか叫んでおらず、実際に“ゴムゴムの火拳銃”として放ったのか定かではない場面が存在する。
- アニメ・映画
戦った相手 | 登場する作品 | 備考 |
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バーンディ・ワールド | ONEPIECE"3D2Y" エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い | 留めの一撃として使用。初めて使用した際にルフィは「エースの炎!」と驚いていた。 |
コーメイ | アドベンチャーオブネブランディア | 彼を一撃で沈め、空中から凄まじい速度で地面に打ち落とした衝撃で、ネブランディアの大地に多数の地割れが生じる威力を発揮した。なお、ギア2を行わない状態で発動しているが真相については不明。 |
ギルド・テゾーロ | ONEPIECE FILM GOLD | ゴールデンテゾーロに一撃を与え、のけ反らせたが、それほど効果はなく、粉砕することはできなかった。こちらもギア2を行わない状態で発動。 |
ダグラス・バレット | ONEPIECE STAMPEDE | 彼を何百mも先まで吹っ飛ばす威力を発揮したが、効果は全く得られなかった。 |
初使用
原作での初使用は魚人島編のホーディ戦からだが、時系列でいうと、TVアニメスペシャル『ONEPIECE"3D2Y" エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い』にて2年の修行期間中のバーンディ・ワールド戦から既に使用している(『ONEPIECE"3D2Y" エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い』の時間軸は本編で描かれなかった空白の2年を補う形で展開されたストーリーとなっている)。
ゴムゴムの業火拳銃(レッドロック)
ワノ国でのヒョウじいとの修行を経て登場した、「ゴムゴムの火拳銃」の強化版。
ギア3を発動し、腕を巨人族並みに巨大化させ、武装色の高度な技術と炎の爆発を伴った右腕を上空から猛スピードで打ち下ろす。その一撃は、四皇カイドウをも吹き飛ばし、ダメージを与えるほど。奇しくも初披露のシーンは、シャボンディ諸島でPXくまを一撃粉砕した構図と酷似している。
炎の発生は「ゴムゴムの火拳銃」を連想させるが、それと同様の仕組みかどうかについては不明。
詳細はゴムゴムの業火拳銃を参照。
余談
原理について
公式で原理の説明がなされてもなお、「火はニカの能力によって発生した」などの主張を繰り返している者がいるが、何の根拠もなく一方的に述べた読者独自の主張に過ぎない。そもそも、『ゴムゴムの火拳銃』を分析すると、発火現象はゴムゴムの実の能力だけで成立しているわけではなく、実際に『概要』の項目でも説明している通り、「スピードに特化した応用技能」と「覇気の技術」を組み合わせて応用することで漸く成立している。
読者の意見
今回の技のように、作中では度々炎を使用す実力者も登場することから、「メラメラ実の能力者の希少価値が下がる」等の意見も多く見られるが、メラメラ実の能力者以外は、基本的には炎の専門能力として扱えるわけではないため、炎を操ることはできず、使用できる幅も相当限られている。そのため、そこまで希少価値が下がることはない。
恐らくこのような読者は、「炎を扱えるキャラは、全員炎を操れる」などと勘違いをしていることが原因で、ただの一方的に主張になってしまっているだけである。