「———私は誇り高いローゼンメイデンの第五ドール」
「そして———」
「幸せな、あなたのお人形」
曖昧さ回避
本記事では『ローゼンメイデン』の登場人物を解説する。
ほかに真紅にまつわる単語等には以下がある。
概要
「私は誇り高い薔薇乙女の第五ドール真紅」
生きた人形とも称される「ローゼンメイデン」シリーズの第5ドール。本作のヒロイン(あるいはもう一人の主人公)で、最初に登場するドールでもある。
マスターは主人公の桜田ジュン。
誇り高くマナーに厳しい。気安く触ろうとするとその長いツインテールをムチのように使って叩いてくる。また、鞄で長いこと眠っていたせいか洋式トイレをテーブルと思いそこでお茶しようとするなど、現代の常識には疎い。しかし根は優しいので、周囲への思いやりは深い。
お茶に詳しく紅茶にはうるさい。ティータイムの時にはいつもお茶を入れてくれた人間にケチをつける、通称小姑。
犬のキャラクターくんくんが大好きで、半面猫が大の苦手(本人曰く過去に何かとても嫌なことがあった模様)。
戦闘スタイルは、主に薔薇の花びらを無数に放ち操る「薔薇の尾(ローズテイル)」と呼ばれる攻撃だが、決定打はいつもの気高い振る舞いからあまり想像できないが体術だったりする。通称「絆パンチ」。要するに単なるストレートパンチだが原作第一部の水銀燈戦ではこの一撃で決着を付けた。
割れたガラスを元通りにするなど、時間を巻き戻す能力も持つ。
普段は下僕(しもべ)呼ばわりして、見下したような態度をとってはいるものの、マスターのジュンのことを心から信頼しており、いちおう同一人物の『まかなかったジュン』の前でさえその信頼を見せる態度を見せており、彼に複雑な思いを抱かせている。
アリスゲームにおいては極力犠牲を出さないように勤め、他のドールとも中心格として協力関係を結んでいる。そのため、対となる価値観の水銀燈とは完全にライバル関係である。『お父様』ローゼンに対しても深い愛情を抱いているが、アリスゲームにおける宿命には疑問を呈しており、彼女の大きな決断が物語を終局へと導いてゆく。
余談
『まいてはいけないローゼンメイデン』では雛苺に切腹させようとしたり、唐突にうなぎを食べたがったりちょぼっぽいキャラクターとなっている。
衣装のカラーリング
原作者のPEACH-PIT曰く
「リボンについては…今まで描いたカラーイラストを見て下さってる方はおわかりかと思うのですが、原作的にはあれは黒なんですよー。照り返しなんかで他の色味を入れることもありますが、いつも渋が塗る時もたまーに私が塗る時も、常に「黒だ」という意識で塗っています。」
「原作の真紅のドレスはちょい枯れ気味の赤と黒なんですよ。」
(公式HP「もものたね」身辺雑記2005/06/24)
との事。
リボンの色は旧アニメ版だと緑色に改変されていたが、このコメントを受けてか新アニメ版では黒に修正された。