「私は壊れた子(ジャンク)なんかじゃない」
概要
「ローゼンメイデン」シリーズの第1ドール。
マスターは柿崎めぐ。
姉妹で最もアリスゲームを重要視している。
また、姉妹の中では唯一ゴシックロリータ調のドレスを着ており、足元は黒のブーツを履いている。
ローゼンが神への挑戦の意志として生み出した最初のドール。
服の逆十字は、生命を創造、即ち神の理に反する罪意識から、ローゼンメイデン全員分の罪を1体目である水銀燈に背負わせる為にローゼン自身が刻んだもの。
第1ドールである。そのようにナンバリングされている事自体が、失敗作・いらない子宣言に等しい。妹がいる=姉は至高ではなかった、それを6度経験してきている。彼女がアリスを目指すのは、敗者復活であり、姉妹の絆を引き裂いてやるという、破滅的モチベーションによるもの。勝手に作って勝手にいらない子扱いしたお父様への復讐である。
初登場は本人曰く「586920時間37分ぶり」もとい約67年ぶりの真紅との再会だった。
性格はかなり冷酷非情でかつ好戦的で、積極的に他の姉妹を殺しにかかる上、他の姉妹を蔑んでおり常に自分本位な言動をとる。
真紅がかわいく見えるほど高圧的で、蒼星石を凌ぐほど冷徹である。
上記の性格ゆえに当然他の姉妹との関係は険悪で、特に真紅とは犬猿の仲だが、金糸雀には主導権を握られてしまう。
口癖はジャンク。主に相手への罵倒に使われ、自分に対しても自嘲気味に使用する。
心臓病を患うマスター、柿崎めぐと出会い、契約してからはめぐを気遣うところを見せるなど徐々に心情の変化を見せる。
なお、めぐより過去にマスターを持ったことは一度もない模様。
彼女にとってもマスターは特別な存在であり、後述のエネルギー奪取能力の事も相まって、マスターとただの媒介(力の供給源)は明確に区別される別のものとなっている。
戦闘能力はドールの内でも最高クラス。
主な攻撃は背中から生えている黒い羽根の放射。攻撃力は低め(ジュンのメガネにひびが入る程度)だが、ほぼ無限に射出できる為、かく乱に使える。また、射出した黒い羽は自由に操る事ができ、相手を拘束することもできる。また、通常の羽根だけではなく炎に包まれた燃える羽根を射出して火炎攻撃を仕掛ける事も可能。
他にも見つめた相手を金縛りにしたり、マスター以外の人間から強制的にエネルギーを奪う能力を持つ。
元々このようなエネルギー奪取能力を持っている為、彼女と契約したものは生命を根こそぎ吸収されてしまい、死期を早める。
死神のような能力だが、死を望むめぐは彼女を「天使」と呼び慕っている。
第ゼロドールを生み出したのは彼女である。「なぜ至高の自分に、第1と冠されているのか?」と疑問を持ち、意味するところを察し(最近はお父様が顔を見せない=2番目・妹が作られているはず)、ジャンク群を自分の姉=ゼロと呼んだ。つけた名前は銀華。
旧アニメ版
ストーリーや基本設定、キャラデザインなど原作からの改変が激しい旧アニメ版においても特にデザインや設定の改変が大きいキャラである。
更に特別編では真紅と確執を持つに至る経緯が描かれており、原作と異なり元から仲が悪かったわけではない。
新アニメ版はキャラデザやストーリーなどが原作設定を基にしているため、これらの旧アニメ版設定との繋がりはない。
関連イラスト
関連タグ
銀様 銀ちゃん 水銀党 水銀灯 水银灯 水銀燈 水銀燈様 汞燈 汞灯