概要
この言葉は本来は英語( junk )で「ガラクタ」の意味を持つ語であり、一般的な意味としては上述から派生して、そのままでは使用できそうにない物品( 破損または故障しているあるいは動作等の保証がされない為、購入者の自己責任で修理、あるいは改造等、パーツ等の部品取りの素材としての利用前提とする )を指すこと、ジャンクパーツ、ジャンク品の略称的な用いられ方が多い。
かつて秋葉原にはそうした中古部品を専門に扱う店が並んだ通称「ジャンク通り」が存在した。
秋月電子通商はこの地のジャンク屋の数少ない生き残りである(今では売っている物は新品部品や電子キットで、すでに『ジャンク屋』ではなくなっているが)。
また『粗悪品』という意味もあり、ファーストフードの蔑称としてジャンクフード( 粗悪な食品=味・栄養・食べ方等が悪い )という呼び方が存在する。
他には、古来より中国で建造されてきた帆船(大民船)の英語名でもある(綴りも同じ”junk”)。
語源は中国語に於ける船(Chuán)がマレー語で「jōng」となり、ラテン語圏で「junco」と訛ったのが由来とも、中世頃の中東辺りに於ける中国船の呼び方がザンクであったのが由来ともされる。
ジャンクと関連のあるもの
ダイの大冒険
ポップの父親であり、ランカークス村で武器屋を営んでいるが、典型的頑固親父ですぐに息子の頭を殴ったりする為に恐れる対象である。実はベンガーナ王国随一の鍛冶屋だったが、ふんぞり返る大臣と喧嘩を起こし国を去った過去を持つ。ロン・ベルクとは知り合ったばかりだが、よく似た経歴同士な為に、種族の垣根を越え友人関係にある。
ローゼンメイデン
作中では「壊れた子」という意味で、完璧を求めるローゼンメイデンが恐れる状態となっており、真紅曰く「『お父様から貰った大切な身体の一部』を無くすことは、それだけで( 究極の少女たる )アリス失格を意味する」。
遊戯王
- 遊戯王OCGにおけるカテゴリーの一つ、ジャンク・シンクロンなどが該当
- 不動遊星の使用デッキの呼称( 遊戯王5D's )
詳細はジャンク(遊戯王)を参照。
ジャンクマン(ロックマン)
ロックマン7及びロックマンエグゼ4に登場するボスキャラクターであり、両作品で設定や容姿が異なるが、ゴミを扱った攻撃をする点は共通している。
- ロックマン7( 左のイラスト )では、元はゴミの中から再利用に使える部品やパーツを探して回収するロボットだったのを、ワイリーが戦闘用に改造したという設定を持つ
- ロックマンエグゼ4(右のイラスト)では、大量のジャンクデータが突然変異を起こして生まれた特殊な自律型ネットナビとなっており、その不気味な容姿を見た他者から化け物呼ばわりされてきた為、非常に荒んだ心の持ち主となってしまったという設定となっている
スナッチャー
主人公ギリアン・シードの所属する組織が「JUNKER」。
敵スナッチャーを、文字通りのジャンクに変えるのが目的。
電光超人グリッドマン
主人公3人が中古部品を集めて作ったパソコン「ジャンク」にグリッドマンが宿るようになる。
アニメ版グリッドマンことSSSS.GRIDMANでも同名パソコンが登場するが、詳細は不明。
真・女神転生Ⅱ
神による大洪水によって崩壊した東京跡地に出現する、種族“マシン”の悪魔としてこの名のものが登場。
かつて自衛隊が運用していた対悪魔用機動歩兵「T93G」の残骸に、“ガイアーズ”クグツシが低級霊を取り憑かせて操っているものであるという。