CV:宮下雄也
「光差す道となれ!」
概要
『遊戯王5D's』の主人公。年齢は1話時点で18歳、最終回で20歳。
赤き竜の痣を持つシグナーの一人。
初めは竜の尾の痣を持っていたが、後にドラゴンヘッド(竜の頭の痣)を受け継いだ。
クリア・マインドの境地に達しており、アクセルシンクロの使い手でもある。
幼少期にマーサハウスという孤児院で共に育ったジャック・アトラスとクロウ・ホーガンとは幼馴染。
後にリーダー鬼柳京介を加えた4人で、サテライト制覇を目指す「チーム・サティスファクション(満足同盟)」を結成し、サテライトのデュエルギャングの頂点に立ったこともある。
WRGP編では、ジャック・アトラス、クロウ・ホーガン、十六夜アキ、龍亞、龍可、そしてブルーノを加えチーム5D'sを結成し、リーダーを務める。
WRGP優勝を目指しながら、裏で暗躍するイリアステルの脅威と戦っていく。
「遊星」という名前の由来は、科学者である父親が発見した遊星歯車に似た性質を持つ「遊星粒子」からとっており、他人同士を結び付け、絆を大事にして欲しいという願いが込められている。
その特徴的な髪型故にファンからの愛称は『蟹』。遊戯王シリーズの主人公の髪型は海産物と定義づけた。
人物
公式サイトの紹介文で「クール&クレバー」と言われているように、基本的に冷静沈着・頭脳明晰かつ寡黙な青年。しかしジャック・アトラスに「一見クールなようですぐ熱くなる」と言われたりするように実は熱いようである。それでも決して冷淡ではなく、仲間との「絆」を非常に大切にする情に厚い真面目な人物である。頬のマーカーのID番号はG2MA2-88。
特に初期のフォーチュンカップ編はほとんど喋ることは少なく、酷い時は30分の放送で発したのがたったの一言ということも。
仲間と通じ合いジャックと和解したダークシグナー編以降はそれなりに話すようになった。
劇場版『超融合!時空を越えた絆』では先輩主人公である武藤遊戯、遊城十代に対して敬語を使うというコミュニケーション能力を見せつけた。
あまり感情を表に出さないが、34話の回想シーンではきれいな笑顔を見せており、55話の鬼柳戦や145話のアンチノミー戦では、仲間を想い涙を流して泣いていた。
「この世に不必要なカードなど存在しない」がモットーであり、カードに限らず人間や物に対してもそうだというのが彼の信条。デュエルで最も重要なのはモンスターでも魔法でも罠でも無く、デュエリストがカードを信じる心であるとジャックから教わっている。
そのモットーからか1話での『カードは拾った』の通り、彼のデッキは捨てられたカードの寄せ集めで構築されている。その中でも「ジャンク(=ガラクタ)」と名のつくモンスターを使用するのは、使いこなしてみせるという遊星なりのこだわりなのかも知れない。
視聴者から「ゴミ、クズという単語に過剰反応する」とネタにされることがあるが、これは上記のモットーと作中の反応からあながち間違いではない。初セリフは忘れてくれ。
デュエリストとしての実力は極めて高く、回想シーンでジャックに1敗、鬼柳京介(1戦目)のDホイールクラッシュの中断を除けば負け無しという凄まじい勝率を誇る。特に、作中後半の驚異的なソリティアからの展開力は歴代最強とも。また、序盤の監獄編では「囚人達が提供してくれた40枚の寄せ集めデッキ」で署長である鷹栖を倒すという腕前を見せている。
デュエル以外では機械工学の分野に秀でており、メカニックとしての才能も一流。
作中ではジャンクパーツを組み合わせて独学でD・ホイールを自作している。他には通信機や発信器、負けた相手のデュエルディスクを破壊する手錠、自身のデュエルディスクも手作りである。
それ以外にも十六夜アキのD・ホイールを作成したり、仲間の少年龍亞のために余った材料を用いて一晩でデュエルボードを作成。視聴者からはメ蟹ックとも評された。
父親の不動博士が行っていた研究の末に起きた、旧モーメントの暴走事故「ゼロ・リバース」によって、遊星自身だけでなく幼馴染のジャックやクロウを初め、多くの子供達が両親を失って孤児となってしまっている。
その事に対し、密かに強い負い目を感じていた事がルドガー・ゴドウィンとのデュエルで遊星本人の口から語られている。
ルドガーはその負い目を遊星の「心の闇」と表した。
この心の闇は遊星の人格形成にも大きく影響を及ぼしており、仲間の為なら迷わず自分を犠牲にする異常なまでの自己犠牲精神が根付いてしまっている。本人は無自覚なのでなおさら厄介だ。
遊星の普段の大人びた姿は、自身の運命と戦う上での「背伸び」した姿であり、彼が色々と解き放った遊星の少年としての一面は、回想を除くとルドガー戦か最終話での牛尾など年長者と接するときのみである。
また、エースモンスターのスターダスト・ドラゴンは、自身をリリースする事で破壊を無効にする「ヴィクテム・サンクチュアリ」という効果を持つ。
「ヴィクテム」は「犠牲者」の意味であるため、カードは持ち主に似るのだろうかとも言われている。
一見すると何でもできる心優しき寡黙な青年であるが、その心の奥には上記の大きな闇を抱えている。
その一方、実は遊星自身、昔の仲間で因縁があった鬼柳や健全なライバルのチームユニコーンやチーム太陽はともかく、敵として出会った相手に関して事情は全く意に介さしたり理解せず敵としてばっさり切って捨てるタイプである。
ゴドウィンはクロウが伝説のDホイーラーだったことに気付いたこと、イリアステルも仲間となったブルーノの最期の言葉、ジャック・龍亞・龍可との戦いで希望を取り戻したアポリアの姿がなければ、Z-ONEを最後までただの破壊者として救おうと言う発想が出なかった可能性が高い。
一見仲間を引っ張っているようで、仲間が拾ってくれたものに支えられており、完璧に見えて危うさも抱えている。
作中の「ミルクでももらおうか」発言から好きな飲み物はミルクとカップラーメンとされている。ただし本編を通じて、何かを食べているシーンは少年時代の回想の一度きりしかなかった。
ダンスは苦手ではあるがローラースケートは得意で、アキに指導したこともある。
セキュリティ保管庫やモーメント・エクスプレス開発機構に潜入する際には「大門太郎」「ダニエル」という偽名を使い変装したこともあるが、後者の時はデュエル中に変装している身にもかかわらず普段の口調で話す、スターダスト・ドラゴンを召喚(※劇中の世界では1枚しか存在しないことになっている)したりと自ら化けの皮が剥がれていった結果、デュエルには勝利するが対戦相手にバレてしまったこともある。
上記イラスト左が大門太郎で右がダニエルである。
リアルファイトも強く作中ではガードマン相手に対して、昇竜拳を空中キャンセル→小パンチ2連打→回し蹴りという連携技を披露している。
その割に作中ではかなり酷い目に多数あっており、ダメージを受けるたびに電撃拷問のデュエルや誘拐されたこともあった。クラッシュタウン編では底の見えない崖から落下して腰を強打するが鬼柳共々無傷であったり、脅威の頑丈さを誇っている。デュエルも強いが生身の戦闘力も非常に高い。
以上のように、割と完璧超人な主人公ではあるが作中後半のいい人っぷりと数々の名(迷)言(後述参照)、様々なネタ要素が絡み合い、視聴者に広く愛されている稀有なキャラクターでもある。
来歴
終盤までのストーリーのネタバレを含むので注意
フォーチュンカップ~ダークシグナー編
ネオ童実野シティ・トップスにて不動博士とその妻の両親のもとに生まれる。
しかし1歳の頃、ゼロリバースにより両親が他界。父の手によりカプセルで飛ばされて生き延びた彼はサテライトに到着。マーサの元でジャック、クロウなどの孤児達と共に育つ。
十代半ば、鬼柳と出会い、チーム・サティスファクションを結成。サテライトの全てのデュエルギャングを倒しサテライトを統一するが、鬼柳が暴力的な暴走をはじめてセキュリティに捕まったため、あえなく解散。
以降、ラリー・ドーソンらと共にジャックと暮らすようになる。 しかし16歳の時、スターダスト・ドラゴンと自作したDホイールをジャックが奪いシティに逃走。彼にリベンジするべく再びDホイールの製作に励む。
18歳の時、仲間の協力の元遊星号を完成。牛尾の追跡を振り切りシティに向かいジャックと再会。2人は因縁に決着を付ける為にライディングデュエルを行うが、赤き龍の出現によりデュエルは中断、その直後、シティへの不法侵入の罪で刑務所に送られ、犯罪者の証の刺青であるマーカーをつけられてしまう。刑務所ではシグナーであることにレクス・ゴドウィンに目を付けられ、署長である鷹栖から様々な取り調べもとい拷問を受ける。その後、囚人の協力のもと鷹栖を倒す。ゴドウィンは遊星をシグナー覚醒のため出所させ、サテライトの仲間を人質に取りフォーチュンカップへの出場を強要する。
龍亞、龍可との出会いを経て、ジャックからスターダスト・ドラゴンを返却される。フォーチュンカップでは、ボマーのテロを阻止したりしつつ決勝へと進出。十六夜アキのサイコデュエルに苦戦するも勝利。優勝してジャックとの再戦の権利を得る。
そのデュエル中にまたも赤き龍があらわれ、シグナー達に地縛神によるサテライト崩壊のビジョンを見せられた。そしてエースモンスター同士の激突の末ジャックに勝利。新たなデュエルキングとなった。
その後ゴドウィンからシグナーとダークシグナーの戦いについて告げられ、サテライトに帰還しクロウと再会。そこで、ダークシグナーと化したかつての戦友鬼柳京介が現れる、復讐に燃える鬼柳とデュエルを行うが、鬼柳のインフェルニティモンスターのハンドレスコンボに苦戦し地縛神を召喚されてしまう。 闇のデュエルにDホイールが耐え切れず故障による無効試合となるものの、故障が無ければ完全に敗北していた。
その後、鬼柳へのトラウマと恐怖に怯えるがアキとの和解やジャックに活を入れられ闘志を取り戻す。1回目のルドガー戦ではラリーを人質にするダークシグナーに対して改めて怒りを露わにする。
鬼柳との再戦では彼をダークシグナーから救いたいという願いからシグナーの力を発動し、セイヴァー・スター・ドラゴンを召喚。デュエルには勝利するが、闇のデュエルの敗者となった鬼柳は再び亡くなる。2回目のルドガー戦では過去に父が開発した旧モーメントに関する事件に自身が強い罪悪感を感じていることが明かされる。だが、クロウに励まされ再起し決闘に勝利する。ルドガーに道連れにされかけるが謎の力によって助けられる。
ルドガーを倒してダークシグナーの決戦は終わったかと思われたが、ダークシグナーとシグナーの力を得て、本性を現し世界を滅亡しかけようとするゴドウィンが現れる。
それを阻止するためジャック・クロウと3人で挑む。シグナーの力を奪われ、地縛神WiraqochaRascaの効果でジャックとクロウ、さらに自身もライフ1に追い詰められ絶体絶命のピンチに陥る。しかし遊星は彼の兄への悲しい胸の内に秘めた思いを見抜いて、シグナーの力を取り戻す。そしてセイヴァー・スター・ドラゴンで最後の地縛神に挑み勝利する。
新たな仲間たちとの出会い、ジャックとクロウとの絆を取り戻したことを経て、ゴドウィンの真の望みを叶えるために決意を新たにする。
WRGP編~エピローグ
その後、半年をかけたネオ童実野シティのサテライトとシティの統一、1年後のWRGPの開催決定と共にジャック、クロウとチームを組み、WRGPに挑もうとする。フォーチュンカップ優勝という肩書きも加わりすっかり有名人に。生活費とパーツ代を稼ぐため、メカ関係の仕事で稼いでいる。
龍亞と龍可が同級生と一緒に遊びに来た際には相手をしたりしている。
この間の出来事として
デュエルアカデミアの校長から、ハイトマンのネジを締めなおして欲しいという依頼を受けアカデミアに赴き、低レベルモンスターしか扱わない生徒たちを退学にしようとするルドルフ・ハイトマンを生徒たちから借りたモンスターを使いコテンパンにしたり、
何者かに誘拐されてしまい、助けに来たアキと脱出するもその後シェリー・ルブランにデュエルを挑まれたり、
偽ジャックの事件でジャックがセキュリティに誤認逮捕され事件一週間前に起きたいざこざも含めてセキリュティ内部でジャックとクロウが喧嘩をした際には仲裁をしたり
鬼柳を救うためにクラッシュタウンに赴いたり、
奪われたスターダストを取り戻すべく過去にタイムスリップして遊戯、十代と協力しパラドックスと激闘を繰り広げた。
シンクロキラー「機皇帝」と、それを操る何者かの存在を知り、彼らに対抗するため新たな戦術を模索しはじめる。また、WRGPのオープニングセレモニーに招待された際には、新たな戦術を模索するあまり普段の冷静さが失われていたが、謎のDホイーラーの導きで新たな可能性「アクセルシンクロ」を知る。牛尾からブルーノの身元引き受けも頼まれ、最初こそ生活費が3人でギリギリなのもあり難色を示したが機械に詳しいことが分かると意気投合、新たな仲間になる。
WRGP予選ではチームユニコーンやチームカタストロフと激闘を繰り広げるが、プラシドがゴーストを率いて街を混乱状態に陥れ大会は一時中断する。その騒動の中、再び現れた謎のDホイーラーの協力によりゆるぎなき境地クリアマインドを得て新たな切り札「シューティング・スター・ドラゴン」を手に入れプラシドに勝利する。
そしてプラシド達イリアステルの三皇帝の目的がモーメントを歴史上から抹殺するため、ネオ童実野シティの消滅させることであることを知ると、「故郷であるこの街を守る」という新たな決意を固め、街を護るためWRGPで彼らに勝利することを誓う。
決勝トーナメントでは伝説のノーマルモンスター眠れる巨人 ズシンを召喚したチーム太陽、神のカード星界の三極神を操るチームラグナロクに勝利。
そして決勝戦では三皇帝の合体したアポリアとの激戦に勝利。WRGP優勝を飾る。
しかし、勝利したにもかかわらずネオ童実野シティを破壊するための無限霊廟アーク・クレイドルが出現。街は崩壊の危機を迎える。
それを止めるべくチームラグナロクの協力を借りチーム5D'sと共にアーク・クレイドルに突入。
道中、ブルーノの正体と、イリアステルの真の目的を知りついに全ての黒幕であるZ-ONEと対峙する。
また、WRGPの直前に控えであるアキ含めチーム戦のために4人のデッキを把握することで試合で交代したメンバーが伏せたカードやモンスター効果を繋げられるようにしておいたことがアーククレイドルでシェリーと戦ってたクロウとアキのピンチを救うきっかけになった。
モーメントを歴史から抹殺することで破滅した未来の人類の救済を願う彼とのデュエルでは圧倒的な効果を持つ時械神に何とか対抗しようとするも力及ばず一度はあきらめかける。
だが、旧モーメントにとどまっていた不動博士の魂から「粒子と粒子を結び付ける遊星粒子のように人の心を導き、人の心を繋ぐのだ。その先に必ず、新たな境地がみえてくる」と激励される。
戦意を取り戻した遊星は、Z-ONEに対して例えモーメントが無くなっても人の心が正しい方向に導かれなければ意味はないと喝破。アクセルシンクロの上を行くリミット・オーバー・アクセルシンクロの境地にたどり着き、シューティング・クェーサー・ドラゴンを召喚。Z-ONEに勝利する。その後アーク・クレイドルを止めるため命を捨てる覚悟だったが、Z-ONEから未来を託され生き残った。
全ての戦いが終わった2年後では新型エネルギー機関「フォーチュン」開発研究チームのチーフとして活躍。フォーチュンの開発成功後、彼にもプロデュエリストとしてのオファーが届く。この頃にはチームメンバーもそれぞれ自分達の将来について悩んでおり、自身もこのまま科学者としてシティに残るか、街を出てプロデュエリストとしての道を歩むか悩んでいた。
そんな中、武者修行をして音信不通だったジャックが街に帰還。彼は誰よりも早くプロデュエリストとして歩むという道を決めていた。仲間達が見守る中、自分たちの進むべき未来をデュエルで探すためジャックにライディングデュエルを提案する。
ジャックとのデュエルを通して彼の選んだ道は、これまでの戦いで守り抜いた、生まれ育った故郷でもあるこの街に残り、「旅立つ仲間達が帰ってきた時に、自分達の故郷はこんなにも素晴らしい場所なのだと誇れるような街にしていきたい」というもの。互いのエースモンスター同士の激突、一進一退の攻防の末、最後はずっと支えられてきた仲間達を束ねて召喚したモンスターでジャックに勝利した。
そしてそれぞれの将来に向けてシティを旅立つ仲間たちを見送り、自身も新たな人生に向けて歩みだした。 最終回で主人公が新たな旅立ちを迎える作品が多い中、"旅立つ仲間を見送り、帰ってくるのを待つ"という選択をしたのはなんとも遊星らしいと、最終回は多くのファンを感動させた。
使用デッキ
低レベルモンスターの多い「ジャンクデッキ」を使用する(所謂、【ローレベル】+【シンクロン】)。
本人曰く「カードは拾った」。しかし、拾ったカードの寄せ集めにしては非常にデッキの完成度が高い。
カードの種類も漫画版含め豊富である。
これは、作品の世界観設定で「レベルが低い」・「攻撃力が低い」などの理由で、現実では捨てるなど考えられないような有能なモンスターでも捨てられている実情があるためといえよう。
彼の名前や上記のこともあってか、「星」に関連するカードも多い。
主力カード(アニメ版)
シンクロモンスター
遊星の持つ「シグナーの竜」の1枚。当初は奪われていたが、取り戻して以降はエースとして活躍する。
第1話から遊星が使用するエースモンスター。
スターダストの入手後も切り込み隊長的な活躍をする。
新たな「シンクロン」でシンクロ召喚されるシンクロモンスター。
- ドリル・ウォリアー
「ドリル・シンクロン」からシンクロ召喚されるシンクロモンスター。
視聴者モンスターデザイン応募企画で選ばれたカードの1枚である。
ユニオンモンスターの様にモンスターに装備できるシンクロモンスター。
遊星のシンクロモンスターでは唯一召喚時の口上が無い。
「ジャンク・ウォリアー」と同じく「ジャンク・シンクロン」からシンクロ召喚されるシンクロモンスター。
鬼柳戦(2回目)で遊星が召喚した『スターダスト・ドラゴン』の進化した姿。
詳しくは該当項目を参照。
遊星がアクセルシンクロモンスターを召喚する為のシンクロチューナーモンスター。
詳しくは該当項目を参照。
「クリアマインド」の境地に至った事で手に入れた遊星の新たな切り札。
Z-ONEとの最終決戦において「オーバートップ・クリアマインド」の境地に至った遊星が召喚した、チーム5D'sの絆が1つに繋がったモンスター。
融合モンスター
チーム『ユニコーン』戦で登場した遊星の唯一の融合モンスター。
その他のモンスター
遊星の代表的なチューナーモンスター。
幾度となく復活などで場と墓地を行き来する過労死枠のモンスター。
ジャンク・シンクロンとジャンク・ウォリアーの素材となることがほとんど。
さまざまなシンクロンの代理チューナーとして活躍できるチューナーモンスター。
『ボルト・ヘッジホッグ』と合わせて『ニトロ・ウォリアー』をシンクロ召喚している。
実際のカードゲームでも、採用率の高いカードとして知られている。
チューナーがいれば自己再生できる効果を持つ。
後に、クイック・シンクロンの特殊召喚時に捨てる→自己再生→『ニトロ・ウォリアー』をシンクロ召喚という戦術がアニメだけでなく、実際の大会でもよくある定番となっている。
手札からモンスター効果を無効にできる優秀なチューナー。
スターダスト・ドラゴンに似た容姿のチューナーモンスター。
低攻撃力のモンスターを蘇生する効果を持ち、『スターダスト・ドラゴン』のシンクロ召喚を補助する。
『スターダスト・ドラゴン』のシンクロ召喚時に墓地から特殊召喚される。
主に『セイヴァー・スター・ドラゴン』や『フォーミュラ・シンクロン』のシンクロ素材として使われる。
OVA作品「進化する決闘!スターダストVSレッド・デーモンズ」における「遊星vsジャック」戦で登場したスターダストの新たな姿。
収容所の寄せ集めデッキ
監獄編にて、遊星が鷹栖にデッキを没収され、鷹栖とデュエルする事となった際、収監されていた40人の囚人が隠し持っていたカードを其々1人1枚ずつ受け取り組んだデッキ(なお、その隠し場所は、袖口、髪の毛の中、家族写真の裏、本の中、ベッドの裏、トイレの裏側、etc.)。
当然ながら人によって組むデッキは異なる為カードの強さも千差万別。
また、スタッフが狙っているのか「泥棒」や「犯罪」、「拷問」を連想させるイラストのカードが多く含まれており、そのカードの元の所有者である囚人がどの様な罪で捕まったのかが良く分かる内容となっている。
牢屋で観戦していた氷室はこのデッキを「みんなの思いが詰まったデッキと言っても、所詮コンセプトや戦略を度外視した寄せ集めデッキに過ぎない」と評しており、実際事故率が凄まじく、作中でも遊星はこのデッキを使ってのデュエルで手札事故を起こしている。
モンスターカード
何故か2積みされている。
魔法カード
罠カード
肝心のこのデッキに炎属性モンスターが居ないので死に札になってしまっている。
テキストがOCG版になっている。
放送当時は禁止カードだった。
主力カード(漫画版)
「ジャンク」モンスターと装備魔法、そして「ウォリアー」シンクロモンスターを中心とした戦術をとる。
シンクロモンスター
- 閃珖竜スターダスト
- ライトニング・ウォリアー
- セブン・ソード・ウォリアー
- マイティ・ウォリアー
- スカー・ウォリアー
- カタパルト・ウォリアー
- グラヴィティ・ウォリアー
- 聖珖神竜スターダスト・シフル
その他のモンスター
- クイック・スパナイト
- ジャンク・ブレーダー
特別編に登場
- スターダスト・アサルト・ウォリアー
- スターダスト・チャージ・ウォリアー
- 真閃珖竜スターダスト・クロニクル
その他、ゲームメディアなどで使用
使用D・ホイール
自作の赤いD・ホイールを使用。
アニメでは明らかにされていないが、フィギュアや後に発売されたTF4では「遊星号」という名前が明かされている。
WRGP参戦の際には改良を施され、名称も新たに「ボルガニック遊星号」として、さらなるグレードアップを果たした。持ち主同様の頑丈を誇っており、ありえない高さから落ちようと、デュエルで吹っ飛ぼうと、爆破され崖にぶつかろうと、搭乗者共々何事もなかったかのように走っていた。
主な名(迷)言
5D'sは何かと名(迷)台詞が多く、中でも遊星の名(迷)台詞が多い。
「雑魚だったろ、相手」(アニメ本編初台詞)
「カードは拾った」
「ミルクでももらおうか」
「ダンスは…苦手だな」
「だが奴は…弾けた」
「俺のデュエルディスクは手作りでね!」
「だが俺はレアだぜ」
「あ、はい」
「ダークシグナーだった頃のお前はもっと輝いていたぞ!」
「お前がいる限りこの街に満足は訪れない! 俺達の絆パワーで、必ず倒して見せる!」
「どうしてD・ホイールと合体しないんだ…」
「キングだからか」
イリアステルによる改変がなかった別未来の遊星
アニメ149話にてZ-ONEが見ていた遊星のデータでは、ダークシグナーとの戦いに勝利した英雄として語られている。
またジャックや炎城ムクロ、十六夜アキなどと組んで、フォーチュンカップの他に「レジェンド・オブ・デュエリストキングダム」「ライディング・イン・ザ・バトルシティ」「アメリカ横断ゴールデン・タッグ・トーナメント」「ペガサス・J・クロフォード杯トリニダート・ライディング・デュエル・グランプリ」と言った数々の大会において輝かしい戦績を残していたらしい。
またこちらの未来ではアクセルシンクロ、その上位であるデルタアクセルシンクロの開拓者であり、切札は「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」となっていた。
漫画版5D's
キャラの性格を含めた設定がアニメとは大きく変わっており、漫画オリジナルキャラとして弟分の「伊集院セクト」が登場したりするなどの違いがある。
口癖は逆境になったときの「燃えてきたぜ」。仲間意識が強く、ほとんど面識のない相手でもライディングデュエリストを総じて「仲間」と呼ぶ。 また筋金入りのデュエリストで、本編はもとよりおまけ漫画でもひたすらデュエルに明け暮れている。そのため、アニメ・漫画を通し、歴代の「遊戯王」主人公の中でもほぼ唯一ラスボスとの決闘を本気で楽しんでいた。
漫画版では誕生日が判明しており7月7日、年齢は17歳と判明している。
そして、先輩後輩が闇堕ちしてる中、歴代主人公で唯一彼だけ闇堕ちしていなかったが、漫画版では闇の瘴気に当てられダークシグナー時の鬼柳京介を凌駕する程の生き生きした顔芸を見せた。
後の2012年11月17日、佐藤雅史先生のツイッターにおいても闇遊星と呼ばれた。
余談
遊星を演じた宮下雄也は、『決闘者伝説 QUARTER CENTURY スペシャルステージ』にて、各シリーズのアニメの名シーンを振り返るコーナーにて、何故か第一話での牛尾とのデュエルでくず鉄のかかしを発動するシーンを紹介された際、を第一話のアフレコが人生初のアフレコ出会った為全体的に演技が下手過ぎて『くず鉄のかかし!』が上手く言えず1時間かかったと語っている。他にも言いづらかったものとして地縛神CcapacApuを挙げており、地縛神CcapacApuが登場する次回予告もアフレコに1時間かかったという。また、ダイレクトアタックを受けて大ダメージを受けた際の『うわああああっ!!』などの絶叫をアパートで練習していたら、隣の部屋の住人に『大丈夫ですか!?』と誤解させてしまったという。
アニメ第5話で、「赤き竜」初登場シーンにて目が赤く光るシーンがあった。
その為、それが「遊星闇堕ちフラグ」と言われていた。灼眼のカニと呼ばれていた事も。
しかし赤目に一度なっただけで、伏線回収されなかった為、結局赤い目はなんだったのかは不明である。
タッグフォース6では対Z-ONE戦の影響で他のシグナー龍の召喚・攻撃台詞が付くなど優遇されている。
『遊戯王ARC-V』では、遊星は登場しないがLDSの授業に「不動性ソリティア理論」なるもの確認できる。
実際に遊星のデッキテーマは歴代主人公デッキの中でも、作中でも1ターンの間に何度も特殊召喚を繰り返すいわゆる「ソリティア」のような展開が非常に多く、さらには無限ループコンボを自前で用意していたりする。
また、OCG化されているカードも「遊星が作中で使用したカード」という縛りをかけた条件であっても、先攻1ターン目からシューティング・クェーサー・ドラゴンのシンクロ召喚が現実的な確率で可能となっているほど。
5D's終了後に発売された『シンクロン・エクストリーム』、『20th anniversary pack 2nd wave』のCMは遊星が担当している。このCMでは遊星の声色が5D's時より低くなっていたが、大人になった遊星と言われている(実際最終回から前者は3年、後者は6年経過している)。
なお、『シンクロン・エクストリーム』では一部のみのナレーションをする予定だったらしいが、遊星役の宮下雄也が無理を言って全部のナレーションを担当することになったらしい。
そのため遊戯王ZEXALの時の丸藤亮のように「遊戯王ARC-V」という言葉が遊星の声で聴ける。
ちなみに、彼は歴代主人公の中で最年長であると同時に(現時点で)唯一最後まで闇堕ちしなかった主人公でもある。
二次創作
「いろんな意味での万能キャラだが、天然キャラでもある」という扱いを受けることが多い。
おそらく、作中で披露されるハイスペックぶりと実直すぎる真面目な性格に起因している。
仲間や(孤児に限らず)子供に対する思いは人一倍強く、献身的に助けようとする事が多いのは原作通りだが、これが影響してか「ショタコン・ロリコン」として扱われることも多い。
恋愛感情には乏しいようで、仲間の一人である十六夜アキとの仲もなかなか発展せず、ファンをヤキモキさせていたが、二次創作ではそのあたりは自由にされている。
しかし、彼女との初デュエルで見せた「だが…感じる」とそれを言った時の状況(ローズ・テンタクルスに物理的に縛られている状態)、本編序盤で電撃拷問などリアルダメージの多さ、さらに中の人による遊星の叫び声演技の上手さ、異常なまでの自己犠牲精神などから「ドMキャラ」として扱われる事も多々ある。
作中での常に「絆」を大事にする姿勢や、それに感化された人物の多さなどから、一部のファンの間では一級絆建築士と呼ばれる事もある。
関連イラスト
ネタ系
関連タグ
ジャック・アトラス クロウ・ホーガン 十六夜アキ 龍可 龍亞
遊戯王主人公
ネタ
使用カード(記事が存在するもののみ)
スターダスト・ドラゴン スターダスト・ドラゴン/バスター セイヴァー・スター・ドラゴン シューティング・スター・ドラゴン シューティング・クェーサー・ドラゴン
ジャンク・ウォリアー ニトロ・ウォリアー ターボ・ウォリアー
名(迷)台詞 (記事が存在するもののみ)
おい、デュエルしろよ 光差す道となれ! あ、はい だが俺はレアだぜ 俺達の満足はこれからだ! \(`д´)ゝデュエッ! キングだからか 答えてみろルドガー!
サテライトのクズ野郎:別のキャラの台詞だが、主に遊星の事を差す際に使われる