「私はこのスピードのようにギリギリの中で戦っている!」
CV:中川えりか
人物像
壮麗な容姿の女性D・ホイーラー。西洋の騎馬を連想させるD・ホイールを駆る。その実力は遊星とほぼ互角である。また身体能力・体術の腕も高く、デュエルディスクにはスタンガンが武装されている。
カード産業を営む、ルブラン家の一人娘だったが、イリアステルが裏で糸を引いている企業により両親を殺されてしまい、ミゾグチと共に企業から逃れる旅を続けていた。その理由は、企業の買収を断った事と、両親からプレゼントのテディベアに隠されていた魔法カード“Z-ONE”であった。
そして、イリアステルの存在を知り、復讐の為にWRGPに出場する。
遊星をスカウトする目的で対決したデュエル以降、彼のデュエリストとしての素質に惚れ込み、その後もチーム・5D'sに接触を図るようになる。結局WRGPにはミゾグチと二人で出場することになるが、予選初戦では一人で3人抜きを果たしている。
イリアステルの手掛かりを掴むべく、遊星とブルーノと共にME社に潜入した際に、1人次元の狭間に取り残されてしまう。そこで父の姿を借りたゾーンに出会い、破滅の未来に関わる真実を知り、復讐が無意味であった事を悟ると、過去を変える為ゾーンに協力する道を選び、『無限騎士』として遊星たちの前に立ちはだかる。その後アーク・クレイドルでクロウ・アキと戦った事で改心し、チーム・5D'sの仲間となった。
それにしてもこのキャラ、巨乳で金髪にロングヘアー、瞳の色は緑色でリアルファイター……どこか別のキャラに似ているような?
OCG・キャラデッキにおいて
「デュエリストパック 疾風のデュエリスト編」での風属性デッキ強化の対象に選ばれた。
それに伴い、漫画・アニメの未OCGカードを収録する「ANIMATION CHRONICLE 2021」にもアニメで使用したカードの収録が決定した。2011年のゲーム付属カードの収録からおおよそ10年目の強化でもある。
海外版
表現規制の為に数々のシナリオ変更が施された海外版では、異次元に消えたまま帰ってこないと言う、登場人物の中でも最も悲惨な改変を受けてしまう。
漫画版
十六夜アキとはライバル関係だった。ただし、称号に興味がないアキとは違い、称号のためにアキに挑んでは敗れていたらしい。
こちらではサイコデュエリストを養成する学校の生徒である。
ゲーム版
タッグフォースシリーズでは5から登場。
5では復讐のために身を捧げ、危険かつ違法な行為をも厭わない部分や、両親の遺品であるくまのぬいぐるみブルーシュをとても大切にしていたことが強調されている。
しかし、ある意味彼女の本番は6。
父母を殺したのがモーメント・エクスプレス社の代表であり、かつての父の部下であるクラークであったが、彼はイリアステルの歴史改竄により存在が消えてしまったことを知り、復讐相手もすでに消えてしまった虚無感と破滅の未来を知ったという事実から、イリアステル側に立ち協力し幸せな過去に生きる道を選ぶ。
そのために主人公をパートナーに加え、チーム5dsの闇討ち・抹殺を行っていく。
かつての友の怨嗟の声に心を痛めながらも、シグナーたちの抹殺に成功する二人。
そしてチーム・ラグナロクがアポリアとなったチーム・ニューワールドに敗れ、アーククレイドルが落ちる中二人で過去に向かおうとするが、ここにゾーンから危険因子として主人公の抹殺をも命令されたのとミゾグチの言葉からついに目を覚まし、ゾーンに反旗を翻す。
ただこの時、ゾーンは主人公を「デュエルさえ出来ればそれで良いというのは危険すぎる」と指摘する。
事実このルートでの主人公は遊星達と顔馴染みであったにもかかわらず、死力を尽くした勝負を楽しみたいためだけに彼らを皆殺しにしている。
それもシェリーへの同情でもなく、未来を変えるような崇高な意志はカケラもない。
何の意思も持たずにデュエルによる殺人を楽しむ戦闘狂をゾーンが危険視するのも無理からぬ、と言うか至極真っ当な話である。
ゾーンとアポリアを倒し、アーククレイドルの落下を止めるためにアンチノミーまでも犠牲になる中、シェリーは嘘をいい主人公だけを逃し過去(WRGP予選が行われていた頃、TF5の時空)へと飛ばし、自分はゾーンまでもが諦めた破滅の未来へと向かい、それを少しでも変えるためにミゾグチと共に歴史を見守る番人として人生を捧げる。
遊星たち5ds、ゾーンらイリアステル、そしてシェリー自身すらバッドエンドに終わるタッグフォースシリーズの中でも特に重い話だが、そのビターさは本作のオリジナルルートの中でも特に人気が高い。
その最後を飾るのは、過去へ飛ばされた主人公と偶然にも鉢合わせした過去のシェリーからの問いかけだった。
「あなた、何のためにデュエルをしているの……?」
デュエルリンクスにおけるシェリー・ルブラン
デュエルリンクスではボイス演出なしでゴースト討伐イベントに登場しており、あくまで脇役としての活躍に留まっていた。
しかしながらファンからの要望が多かったのか、他に出すキャラ候補がいなかったのか、2024年3月についにデュエリストロード:アーククレイドル編に登場。
ブルーノやダークシグナーとの夢の対決も実現するので、プレイしてみるのも一興だろう。
エースカードは勿論フルール・ド・シュバリエ。
ご丁寧に花騎士団の駿馬とケンタウルミナのコンボも完備し、ハードモードでは続けざまにフルール・シンクロンでシュバリエに進化させてくる。
が、肝心のエースカードたちはピン挿しなので一度撃退してしまえば意外と脆い。
後は「聖騎士ジャンヌ」とカテゴリが一致する「聖騎士」カード郡を使用しており、装備カードの聖剣たちによる強化は中々のもの。エクシーズ召喚してこないことが救いか。
シュバリエとケンタウルミナがどちらも相手の魔法・罠に強いことを考えると、一番相性が良いのはシンクロ召喚が主体で且つフルモンスターデッキである権現坂昇といえるだろう。
それでいいのかチーム5D’s
二次創作における扱い
二次創作では、ブルーノを虐待するネタが多い。
また、敵地に潜入した際の「シャトルの中に隠れるのよ!」はシェリーの迷言としてよくネタにされる。
使用デッキ
「フルール」と名の付くカードをはじめ、デッキには中世のフランスをイメージしたような物が多く見受けられる。エースモンスターは「フルール・ド・シュヴァリエ」(フランス語で「騎士の花」)。
聖騎士カテゴリが登場する前から聖騎士の名を持つモンスターカードも使用している。
無限騎士になった後もデッキのイメージは変わらずだが、死や魂縛などの禍々しい雰囲気が加わっている。
使用カード
※説明はいずれもOCG基準。
S素材になった場合に手札レベル2以下のモンスターを特殊召喚できるチューナー。
直接レベルを操作できる「ネクロ・シンクロン」の方が消費を抑えやすい。
自分ターンに相手の魔法罠を無効化できるカード。
後述のコンボでS召喚が容易に。
聖騎士ジャンヌ
聖騎士の盾持ち
手札効果で「花騎士団の駿馬」「花騎士団の白馬」をデッキサーチ可能。
このカード自身も「聖杯の継承」でサーチ可能。
聖騎士の槍持ち
フルール・シンクロン扱いになれるモンスター。
このカードを「花騎士団の駿馬」でデッキサーチすればソリティアが可能。
花騎士団の駿馬
融合素材のデッキサーチと融合効果を併せ持つ獣族。
このカード一枚から「ケンタウルミナ」を融合召喚できる。
ケンタウルミナ
自身の効果で「聖騎士の槍持ち」を蘇生すればフルール・ド・シュヴァリエのシンクロ召喚が可能。
自分ターンにしか使えない罠カード無効化効果も素材要員なら問題にならない。
自身が破壊された場合時花の魔女-フルール・ド・ソルシエールをリクルート。
DP25によるサポートカードの登場により扱いやすさが上がった。
Z-ONE(魔法カード)
自身が破壊された時に永続魔法orフィールド魔法をサルベージ。
DP25で登場した自分のカード破壊はこのカードに流用できる。
勿論、「魂縛門」の発動には繋げるのは難しいが。
エコール・ド・ゾーン
モンスターをトークンに変換する。
Sinデッキと相性が良い。
ターン制限のおかげで直接攻撃禁止のデメリットも気にならない。
「SinTerritory」より強いかと言われると微妙だが。
魂縛門
自由解放
ゲーム作品でのみカード化されたもの
模倣-イミテーション
チェーン・クローズ
フルール・ド・ヴェルティージュ
フローラル・シールド
理想のために