果てのない宇宙を旅するドラゴン。
その姿に惹きつけられた数多の光が、星の輝きを目覚めさせる。
概要
デブリ・ドラゴンとは遊戯王OCGに登場する風属性ドラゴン族チューナーモンスター。
不動遊星が使用するモンスターの1体。
テキスト
チューナー・効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1000/守2000
このカードをS素材とする場合、
ドラゴン族モンスターのS召喚にしか使用できず、
他のS素材モンスターは全てレベル4以外のモンスターでなければならない。
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地の攻撃力500以下のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
異常な便利さ
このカードの効果で墓地から特殊召喚した攻撃力500以下のレベル3以下のモンスターとこのカードをシンクロ素材にすることで、いとも簡単にブラック・ローズ・ドラゴンをシンクロ召喚し、フィールドをがら空きに出来る。また、アニメ同様スターダスト・ドラゴンはもちろん、エンシェント・フェアリー・ドラゴン(2018年以降から禁止化)、スクラップ・ドラゴン、氷結界の龍トリシューラ(現在は制限カードだが)なども工夫次第で使用できる。
特にダンディライオンとは相性が良く、このカードの効果で蘇生する事で綿毛トークンを特殊召喚する効果を再利用でき、このカードとでブラック・ローズ・ドラゴンをシンクロ召喚すれば綿毛トークンから更なるシンクロ召喚に繋げつつ墓地に落ちたダンディライオンをブラック・ローズ・ドラゴンの効果のコストにするといった芸当も可能となる。このギミックを中心とした【デブリダンディ】と呼ばれるデッキは一時期大きな注目を集めた。
また、レベル4のモンスターを蘇生した場合、このカード+蘇生モンスターでシンクロ召喚はできないという点に関しても、エクシーズモンスターの登場によってシンクロ召喚の代わりにNo.39希望皇ホープ等ランク4のエクシーズモンスターの召喚に繋げる事ができるようになった。
その後、現在ではリンクモンスターの登場によりレベル4以外を蘇生した場合でも素材としての活用が可能となったため、より活躍の選択肢が広がったと言える。
また従来の用途であるシンクロ召喚のサポート役としても、登場当初よりドラゴン族シンクロモンスターが増加しているので、まだまだ活用の価値はあると言えよう。
なおテキストの通りチューナーとしては高い守備力を持っているが、性能上セットされること自体が稀なので普通に運用する場合活かされるケースはほぼないと思われる。
1枚で簡単にシンクロモンスターを呼び出せる汎用性からシンクロモンスター全盛期に制限カードとなったこのカードであるが、強力なドラゴン族シンクロモンスターであるトリシューラの禁止などもあってか、2012/09/01の制限改訂にて準制限カードとなった。その後、コナミのシンクロ復権の思惑もあるのか、14/02/01に制限解除される。
デザインはスターダスト・ドラゴンにどこか似ており、劇中でもそのシンクロ素材となることが多い。
小型のスターダスト・ドラゴンといったイメージなのだろう。