「現れよNo.39!」
「我が戦いはここより始まる!白き翼に望みを託せ!」
「光の使者、希望皇ホープ!」
概要
CV:遠藤大智
遊戯王ZEXALの主人公・九十九遊馬が初めて手にしたエクシーズモンスター。
父の形見である「皇の鍵」で謎の扉を開けたところ、中からアストラルが現れたことでエクストラデッキに加わった。
「ナンバーズ」と呼ばれるエクシーズモンスターの中でも特殊なモンスターの1枚で、左肩に「39」と書かれている。
エリファスによれば「遊馬とアストラルが出会ったことによるイレギュラーの産物」らしい。
ナンバーズは大まかに分けて「ナンバーズのカードに宿る力がデュエリストの感情に反応し、モンスターを生み出す」タイプと、「元々存在した伝承やモンスターがナンバーズのカードに宿り定着した」タイプが存在し、ホープの場合は後者に当たると言える。
遊馬とアストラルが本来一つの存在であり、分かたれた分身同士であること、アストラル世界・バリアン世界双方の力によって際限なく進化を続けていること、遊馬自身が未来皇というさらなる進化形態を生み出したことから考えて、このモンスターの正体は遊馬の中に眠っていたアストラル世界の力が、アストラルと「再会」したことで具現化した存在、つまり遊馬自身のさらなる分身だと考えられる。
そのためか、他のナンバーズよりも意思表示することが多く、No.96が他のナンバーズを扇動してアストラルに反旗を翻した際は一人だけアストラル側に残り、遊馬が皇の鍵を小鳥に預けてバリアンの刺客と戦った際には勝手に皇の鍵を飛び出して遊馬に加勢している。
効果テキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードを破壊する。
解説
エクシーズ素材を一つ取り除くことで、そのモンスターの攻撃を無効にする効果を持ち、自身や味方の攻撃を無効にすることもできる。
一見無意味だが、遊馬は「攻撃が無効になった時、攻撃力を倍にしてもう一度攻撃できる」効果を持つ「ダブル・アップ・チャンス」とのコンボに利用している。
また、アニメ・漫画版では「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない」というナンバーズ共通の効果を持っており、OCGではエクシーズ素材がない状態で攻撃対象に指定された場合に破壊されるデメリット効果が追加された。
攻撃名は「ホープ剣(けん)スラッシュ」、効果名は「ムーンバリア」。
強化時は攻撃名が変わることがあり、「ホープ剣・マーズ・スラッシュ」「ホープ剣・ダブル・スラッシュ」「ホープ剣・ラグナカイザー・スラッシュ」などがある。
SNo.39希望皇ホープ・ザ・ライトニングの下敷き扱いされた時期もあったがNo.39希望皇ホープ・ダブルの登場により解消。
SD42ではニュートラル体が描かれたこのカードが登場した。
活躍
作中最初から最後まで、主人公のエースモンスターとして活躍した。
初代主人公武藤遊戯のエースであるブラック・マジシャンですら、当初はエース扱いされていない普通のモンスターだったため、これは遊戯王シリーズ初の快挙となる。
遊馬は真っ先にこのモンスターを呼び出しにかかるため出番は非常に多いが、その分相手のモンスターに倒されることも多く、フィニッシャーを他のカードに譲ったことも少なくない他、アリトとの3戦目では出オチ同然で退場している。
ただし、アストラルとの最終決戦においては、回収した全てのナンバーズが彼の手元にあったため、遊馬の前に敵として立ちはだかることになった。
遊馬VSアストラル戦でアストラルが使用した時には専用の口上が追加されている。その際のエクシーズ召喚の台詞は「現れよNo.39!我が戦いはここより始まる!白き翼に望みを託せ!光の使者、希望皇ホープ!」。
漫画版では同デュエルにおいて遊馬が使用しており、その際のエクシーズ召喚の台詞はアニメ版を意識したもので「オレの戦いはここから始まる!白き翼に望みを託せ!現れろNo.39!!光の使者 希望皇ホープ!!」となっている。
また、ギラグの発案で行われた小鳥&キャッシーとの野球デュエルでは剣の代わりにバットを手にした事があり、それが後述のある事態に繋がることになる。
備考
『希望皇ホープ』の『ホープ』を日本語に変えると『希望皇希望』とかなり重複した名前になってしまう。それについてはアニメのおまけコーナーで言及され、アストラルが「それを言うな。」と返された。
(余談だが、意味の重複は遊戯王ではよくあることである。例:王虎ワンフー、BF-疾風のゲイル、等)
だが、海外でも「ホープ」の名でOCG化されることが熱望されていたようで、実際には「Number 39:Utopia」の名でカード化されたために落胆したデュエリスト達も多かったようである。
希望皇ホープの英訳として、「Number 39:Aspiration Emperor Hope」という表現もあったため、重複を避けてホープの名を使うことも決して不可能ではなかった。
遊戯王SEVENS
まさしくZEXALを最初から最後まで活躍し続けた彼。
ゼアル放送から十周年でストラクチャーデッキ等でもフィーチャーされる事になった。そんな中遊戯王SEVENSの第2OPで彼に似たモンスターの存在が確認され、話題となった。
そして第56話でユウカの使用モンスターとして遂に姿を見せた。
背番号39球児皇ホームとして。
見た目はホープそっくりであり、肩は野球場、剣はバットに持ち変えた等々まさに変化球を加えたデザインとなっている。
またエクシーズではなく、レベル8の効果モンスターかつ炎属性である。
しかし効果はダブル・アップ・チャンスを踏まえた攻撃力の倍化であり、ロミンを撃破する活躍を見せた。
上述の野球デュエルという元ネタがあったから出来た派生(?)形態であろう。
クロスデュエル版
アストラルの記憶のピースであるナンバーズの1体。
その白き翼に望みを託された光の使者は、希望の創造者となる。
関連イラスト
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遊戯王ZEXAL 遊戯王OCG 九十九遊馬 エクシーズモンスター ナンバーズ(遊戯王) 戦士族