概要
アニメ遊戯王ZEXALにおけるアストラルの記憶のピース、ナンバーズと呼ばれるエクシーズモンスターの1体。
カードテキスト
エクシーズ・効果モンスター
ランク2/闇属性/悪魔族/攻 100/守1000
レベル2モンスター×3
(1):このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に1度、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その相手モンスターの攻撃力を半分にし、その数値分このカードの攻撃力をアップする。
解説
召喚するにはレベル2のモンスター3体を並べなければならないため少々手間がかかるが、「創造の代行者ヴィーナス」や「トライワイトゾーン」等を使えば速攻召喚する事も可能。「ジャイアントウィルス」や「深海のディーヴァ」を使用するデッキに入れておくのもいい。
効果は、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力を半分にし、それと同じ数値だけ自分の攻撃力を上げるというもの。つまり、効果を使えば相手の攻撃力を必ず上回ることになるため、戦闘にはめっぽう強い。エクシーズ素材は3体のため、3回効果を使えば攻撃力はかなりの数値になるだろう。
だが、攻撃力が低い壁モンスターが相手だと、守備力を上回れず戦闘破壊できない場合も多い。そのため、攻撃力よりも守備力がはるかに高く、守備力で相手を攻撃する超重武者とは非常に相性が悪い。
また「銀河眼の光子竜」等でいったんフィールドから離されると、エクシーズ素材を失う上に低攻撃力をさらけ出すハメになってしまう。これらを相手にする場合は注意が必要だ。
攻撃力の高いモンスターを並べてガンガン攻めるタイプのデッキには刺さるので、それを相手にするなら積極的に召喚を狙っていきたい。
なお、効果の発動は「攻撃宣言時」とあるが、このカードが戦闘を行うなら相手モンスターの攻撃宣言時でも発動は可能。勘違いしないように気をつけよう。
アニメにおいて
遊戯王ZEXALに登場。ナンバーズの中でも特別な存在のようで、自身の意志や目的をはっきり持っている。アストラルの使命についても知っているような言動をしている。
初登場回では名前不明のデュエリストが所持・召喚したが、この時は見るからに弱そうな見た目をしていた。
遊馬の手に加わったときは、遊馬の手から皇の鍵が離れた瞬間を見計らって、アストラルを乗っ取ろうとし、遊馬を操って鉄男とデュエルを行った。デュエルの際は自分の分身としてこのカードを召喚し、鉄男を苦しめたが、アストラルの指示によって機転を利かせた遊馬によってプレイングミスを誘発され、デュエルに敗北した。
その後アストラルに吸収されて力を封印されたが、後に他のナンバーズ達(No.39希望皇ホープ除く)の力を借りて復活、皇の鍵内部で再びアストラルを乗っ取ろうとしたが、遊馬とアストラルの「かっとビング」の力によって退けられた。
その後はアストラルの手によって再度封印されていたが、影の巨人の試練によってピンチに陥った遊馬を助けるべく再び解放され、今度は完全に自由の身となった。
アストラルの手によって解放された後は、パーカーという議員に乗り移って人間達を観察していた(表では慈善活動をする一方で、裏では暗黒街のボスとして君臨していた)が、ベクターの誘いによって彼を配下とし、封印されたナンバーズの遺跡にてアストラルと対峙、遊馬を人質としたデュエルを繰り広げた。その際は自分自身の召喚だけでなく遺跡に封印されていたナンバーズであるNo.65裁断魔人ジャッジ・バスターとそのカオスエクシーズであるCNo.65裁断魔王ジャッジ・デビルを使用した。
途中で遊馬が自力で人質状態から脱出、デュエルの展開もアストラルの勝利と思われたが、なんと「RUM-バリアンズ・フォース」によって分身体をカオス化、CNo.96ブラック・ストームをエクシーズ召喚し、その効果でデュエルを相打ちに持ち込んだ。
ブラック・ストームが召喚されたことでブラックミスト自身の姿も変化、なんと筋肉質な姿となった。しかもアストラルとのデュエル終了後も姿はそのままだった。その後、ベクターのことを「悪として二流」と評価し、別れの挨拶を告げどこかへと去って行った。
その後、人間世界・アストラル世界・バリアン世界の崩壊を目論み暗躍。阻止しようとする遊馬・アストラルとの決戦に挑む。遊馬を衰弱させ、アストラルを追い詰めるが、究極体ZEXAL∥の4枚シャイニングドローの前に敗北。
最後の手段としてアストラルに取り込まれることでアストラルを乗っ取ろうとするが、アストラルが自爆したことで完全に消滅した。
最初の鉄男とのデュエルでは遊馬のデッキを使用していたが、アストラルとのデュエルでは「マリスボラス」と呼ばれるレベル2の悪魔族のモンスター群を使用した。
モンスター効果名は「シャドーゲイン」、攻撃名は「ブラック・ミラージュ・ウィップ」。
アニメ版のこのカードは、エクシーズ素材が闇属性でなければならなかったが、OCG化にあたってはその制約が削除され、汎用性が上がった。
その正体はバリアン世界の神「ドン・サウザンド」の力の一部である。かつてのアストラルとの戦いで内部に取り付いていたものが意思を持ったことで誕生した。
関連イラスト
真の姿はこんな感じ。