なぜこの言葉が生まれたのか
本語の正確な発端は不明だが、遊戯王2ch辞典に最低でも「2008/03/18」には本語の記事が存在し、初版の時点から闇遊戯のマッスル化について詳しく解説しており、これが語源という説が有力である。
同記事では武藤遊戯が闇遊戯になると明らかに筋肉質な体になる等の表現について「デュエルマッスル説」と称して経緯を整理している。
その他、海馬がジェット戦闘機の上に立つ、弟を片手で軽々と扱う等の超人的な描写があるシーンもあり、初代時代からデュエリストがデュエルとは関係ない超人的な身体的能力を持っているという描写は存在していた。
また、続くアニメ版『遊戯王デュエルモンスターズGX』ではちょいちょいデュエルに必要なのか微妙なラインの肉体鍛錬を行っているキャラクターが存在したり、影丸理事長の若返った姿があまりにも筋骨隆々など予兆は既にあった。
第3期にて、とうとうアモン・ガラムとプロフェッサー・コブラが思想の違いから対立、デュエルするかと思いきや上半身裸になって肉弾戦を始めるというおい、デュエルしろよとしか言いようがない展開が繰り広げられた。
当然リアルタイム視聴者は度肝を抜かれ「デュエリストには筋肉も必須」という風潮が囁かれるようになった。
そして更に続く『遊戯王5D's』にて、レクス・ゴドウィンが赤き竜と地縛神の2つの神の力を手に入れた事で、すさまじい筋骨隆々の体へと変貌する(通称・超官状態)シーンが放送された辺りから一気に「デュエルマッスル」という言葉が使われるようになった。但し、前述の通りデュエルマッスルという言葉は遊戯王5D's放映前から記事が存在するため、有名になったきっかけではあってもこれが語源というのは確実に誤りと言える。
なお、同作はバイクに乗って高速走行しながら戦うというテーマ上、デュエリストが異常な身体能力や耐久性を見せるシーンが多く、敵のデュエルと関係ない物理攻撃(通称:リアリスト)でクラッシュし、どう見ても即死は免れない勢いで地面に投げ出されても生きている場面が散見されたり、ホセが見せた異常なバイタルの強さや走ってDホイールに追い付き合体する等のぶっ飛んだ展開は、ネット上で今まで遊戯王シリーズに興味のなかった人にも大きな(主に腹筋への)衝撃を与えた。
この辺りから「デュエリストは肉体的に強くても当たり前」というような風潮が生まれ始める。
以降のシリーズ作品では明らかにデュエルに不要なレベルで筋肉がついているデュエリストが登場した時、または様々な要因(主にパワーアップ)で筋肉ムキムキになる展開、デュエリストが超人的な身体能力や格闘能力を見せるシーン等にはデュエルマッスルというコメントがつけられるようになり、今日に至っている。
ちなみに、遊戯王ストラクチャーズにて護武倫太郎がデュエル前にデュエルマッスルを披露している。
デュエルマッスル該当者一覧
※記事のあるものを記載。
武藤遊戯(遊戯王GX)
影丸(マッスルというか若返り)
ギラグ(デュエルのために山籠もりをした)
アリト(ギラグと同じく)
Go鬼塚(物語途中で逆にやせ細った)
ズウィージョウ(マッスルではないが壁破壊)