概要
WRGP開始の半年前に行われた開催記念祝賀セレモニーが初登場となる。
その時はあまり台詞も無く、印象は薄かった。
この時の遊星は、新たな戦い方を模索してたのもありイライラして冷静さをかいてたのもある。
その奇抜な外見と「今大会屈指の強豪」という露骨な肩書きから、視聴者からは「次のかませ犬候補」と認識されてしまうのだが・・・。
作中時間で約半年後、再登場。チーム5D'sと接触事故を起こしてしまい、ユニコーンのDホイール一台が故障。その解決策として1対1のライディングデュエルを行う事を提案する。
ここで視聴者の予想をいい意味で裏切ることになる
大会の初戦で当たる事が決まっている相手であるチーム5D'sの力を見るデュエルをするため、わざと接触トラブルを起こしたのだった。
そう、すべてはチームユニコーンの策略だったのだ。
アンドレは天性の「直観的カードプレイング」により大型モンスターをフィールドに並べ、遊星を大苦戦させる。
このデュエル自体は時間切れのため中断になったが、その圧倒的な力を見せつけ遊星達と多くの視聴者を驚愕させることになる。
WRGP本大会が開幕、遊星VSアンドレの戦いを元に彼のパワーデッキに対抗できるよう、ジャックを先鋒に据えるチーム5D's。
だが、それすらもチームユニコーンの作戦だった。アンドレがパワーデッキを使うと遊星達に錯覚させたのだった。
アンドレが実際に使ったのは高度なプレイングを要する「除外シンクロ」デッキ。テクニカルな戦法でジャックを圧倒する。
その戦術のさらに上を行くためにさらなるパワー戦術を繰り出すジャックだが、対応しきれず敗北。次鋒のアキは遊星から借り受けたスターダスト・ドラゴンをシンクロ召喚するなど、予想外の方法で善戦するも先を読まれ続け敗北、とチーム5D'sを崖っぷちに追い込む。
ラスト・ホイーラーの遊星は二人の対戦で得た情報アドバンテージを生かし、どうにかアンドレを撃破するが、続くブレオは全く違う戦術である「デッキ破壊」を使用。
アンドレとは違った方向でテクニカルなデッキを駆使し、事前に集めたデータでペースを取られ続ける遊星だが、墓地に落とされたカードを利用してのコンボを駆使する事で、何とかブレオの撃破に成功。
チームリーダーのジャンは【獣族ビート】に加え、前の二人が残したカードを用いて遊星の戦術を封じ込め、敗北寸前まで追い込むが、遊星の手札に残っていた牙城のガーディアンの効果を発動された結果、反射ダメージを受けたジャンはライフが尽きてしまい、最後の最後で逆転負けを喫することになった。
敗北はしたもののチームメイトはそれを悔いることなく、ジャンを責めることなく、遊星たちと共に互いの健闘を讃え合った。
だがその後チームカタストロフの対戦でジャンとアンドレが「ヒドゥン・ナイト-フック」によるクラッシュを起こしてしまい、リタイアとなってしまった。
それでもブレオだけはその後も観客として遊星たちの様子を見に来ていた他、遊星とZ-ONEの最終決戦の際は3人共遊星を応援していた。
チームメンバー
ユニコーンの角のような前髪が特徴。
チームの先鋒を務める。
リーダーであるジャンの作戦と、限られた手札から直観的に最良の手を導き出す天才的なプレイングセンスにより、公式大会30連勝記録を打ち立てている。
かつては、対戦相手のことを考えるあまり勝負に拘れないことがあったがジャンと出会い、その才能を存分に発揮できるようになった。
長めの金髪と顎鬚が特徴。
チームの次鋒を務める。
並外れた記憶力を誇っており、敵チームのデータを完全に記憶したうえで徹底的に分析することを得意とする。チーム5D's戦でとった作戦も彼が居なければ成立しなかった。
かつては地元の町で最強を誇り、軽薄なお山の大将であったが、その地を訪れたジャンに敗北。見識の浅さを知ることになる。その後、彼の才能を高く評価するジャンに誘われチームユニコーンに入る。
眉毛が薄く指先が器用。
チームのリーダーであり、大将を務める。
かなりの策士で、相手の出方の先を読む慎重なプレイングが売り。策略家でありながら自身の策を過信せず、デュエル中にも相手をつぶさに観察し、計算を超えたポテンシャルにも警戒している。
元々、彼自身も決してデュエルが強かったわけではなかったが、仲間のために絶対に勝つデュエルをしなければならないということに気づき、アンドレとブレオの才能を見抜きチームに勧誘する。
デュエルスタイル
「フォア・ザ・チーム」がチームユニコーンそのものと言っても過言ではないだろう。
個人的な勝敗に拘らず、あくまでチームのために全力を尽くすというもの。
また、メンバー間の結束も強く、デュエル中の会話が不可能なのにも関わらず、走者の迷いを感じ取れるほど。
使用デッキ
3人とも獣族中心のデッキを用いる。
アンドレは「サンダー・ユニコーン」を中心とした【除外シンクロ】
ブレオは「ボルテック・バイコーン」を中心とした【デッキ破壊】
ジャンは「ライトニング・トライコーン」を中心とした【デッキ破壊・ビートダウン】
また、アンドレは初登場時には上記の通り森の番人グリーン・バブーンを中心とした【ハイビート】の使い手であるかのように見せかけていた。
余談
アニメでジャンを演じている内藤玲とブレオを演じている増田裕生は以前にもそれぞれ『遊戯王DM』の御伽龍児役と『遊戯王GX』の三沢大地役を演じている。
それらのキャラクターはいずれも主人公と親しい友人というポジションでありながらアレな扱いを受けていたためネタにされることがある。
また、アンドレ役の加古臨王はタッグフォースシリーズでは一部の男性モブキャラを演じており、アンドレが登場する6ではアンドレとモブキャラの両方を演じ分けている。
チームラグナロクとは対照的にOCGオリジナルカードによる強化は絶望的である。