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レクス・ゴドウィン

れくすごどうぃん

『遊戯王5D's』に登場する治安維持局の長官。 ※この記事は遊戯王5D'sのネタバレを含みます。
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cv.小手伸也


概要編集

ネオ童実野シティ治安維持局長官、及びイリアステル第360代星護主。

灰色のウェーブのかかったお嬢様結びが特徴のナイスミドル。


物腰は丁寧だが、感情の動きをうかがわせないリアリストであり、常に落ち着いた態度を保っている。

また、左腕は機械の義手であるが、これについては普段手袋をつけていることもあって表には知られていない。ちなみにこの義手はデュエルディスクの機能を内蔵しており、デッキホルダーもある。


活躍編集

過去編集

本編開始時より17年前、まだシティとサテライトが一つの街だった時代はMIDSの職員であり、兄ルドガー・ゴドウィンと共に不動博士の助手を務めモーメント開発の研究を行っていた。

赤き竜の痣(ドラゴンヘッド)をもつシグナーである兄・ルドガーは幼い頃から天才と言われ、レクスにとっても自慢だったと語っている。

しかし、ルドガーの身体に赤き竜と対立する邪神『冥界の王』の力およびダークシグナーの痣が宿ったことで事態は急変。


邪神の意思に支配された兄ルドガーは不動博士を裏切り、博士からモーメント開発の権利を剥奪すると共に、冥界の扉を開くための傀儡とされてしまう。

この時レクスは不動博士からシグナーの力を持つ竜スターダスト・ドラゴンレッド・デーモンズ・ドラゴンブラック・ローズ・ドラゴンを受け取り、これら4枚のカードがモーメントの停止に必要だと言うことを明かされる。

モーメントと兄ルドガーを止めるべく、施設を走りながら探していたところ、一時正気を取り戻した兄ルドガーを発見。


ルドガー「レクス……いずれ『シグナー』という者たちが現れる。たとえ何年かかろうとも、彼らを集めこの私を倒せ!」

レクス「何を言っているんだ、兄さん!?」

ルドガー「言う通りにしろ、レクス! 私の体には二つの神が宿った……だが私は邪神の道を選ぶ! それを持ってここから脱出しろ! 私の正気が保たれている間に!」


冥界の王の力に抗えないと察した兄の言葉に、彼が本気だと察したレクスは、シグナーの力を宿したルドガーの左腕を収めたカプセルを持って施設から逃亡。

脱出直後にゼロ・リバースが発生し、MIDSを中心とする一帯はシティから切り離された孤島と化し「サテライト」と位置付けられることになる。

その後、いかなる経緯でか(恐らくはMIDSの生き残りとして事態の責任を負わせられたと思われる)セキュリティに捕まったレクスだが、後に釈放されてからはD・ホイーラーとして活動。


ルドガーから託された使命を果たす一環として、シティとサテライトを繋ぐ橋「ダイダロスブリッジ」を一人で作り始めた。初めは嘲笑していたサテライトの人々も、黙々と橋を架け続けるレクスの姿に感化され、一人、また一人と手を貸すようになる。

だが、サテライトへの差別政策の中ではそんなことが許されるはずもなく、セキュリティに追われたレクスは自らのD・ホイールを駆り、作りかけのダイダロスブリッジを爆走し飛翔。

死して自らの意志を残すことを選んだが、この過程でイリアステル(恐らく三皇帝)の介入を受け、左腕を失う重傷を負ったものの命拾い。


彼らのバックアップを受けたレクスは、イリアステルの新たな星護主に位置付けられ、その役目を果たすためにネオドミノシティの事実上のトップである治安維持局の長官に就任することになる。


シティとサテライトを繋ぐことを夢見、ダイダロスブリッジを走り抜けて命を捨ててでも自由であることを選んだD・ホイーラーとしての姿は、鬱屈していたサテライトの人々の魂を揺るがすほどの衝撃を与え、いつか「伝説のD・ホイーラー」として語られるようになった。

クロウ・ホーガンもこの伝説に魅せられたうちの一人で、愛機ブラック・バードは当時レクスが乗っていた機体を模倣したカスタムタイプとなっている。


フォーチュンカップ編編集

17年後、ルドガーが予見した通り残る四つの痣を持つシグナーが表舞台に姿を見せる。

腹心のイェーガーを使い、まずジャック・アトラスを「デュエルキング」として祭り上げ、それを目印代わりにシグナーを集結させるべく暗躍。


彼を追ってシティに乗り込んで来た不動遊星に注目し、彼もまたシグナーだと勘付いたレクスはその力を目覚めさせるべく、仲間を人質にフォーチュンカップへの出場を強制する。


結果、目論見通りジャック、遊星、そして遊星と関わった十六夜アキ龍可の4人のシグナーが力を目覚めさせ、ルドガーの左腕と合わせてシグナー5人の力が揃うことになった。


ダークシグナー編編集

遊星がキングの座を勝ち取ってほどなく、宿命の敵が出そろったことでダークシグナーが行動を本格化。

遊星たちを呼び寄せたレクスは、シグナーとダークシグナーの関係、赤き竜と冥界の王の戦争のことを伝え、さらにサテライトに対する差別政策の真意が、冥界の扉と化した旧モーメントと、そこを根城とするダークシグナーを隔離することだと説明。


戦いに出向く条件として、遊星から「ダークシグナーを倒した暁には、ダイダロスブリッジを完成させシティとサテライトを一つにする」という要求をぶつけられたレクスはこれを承諾。

シグナー達をサテライトに送り出した直後、自身も密かに旧モーメントに待つルドガーのもとへ向かい、17年ぶりに再会を果たす。


レクスがかつての使命を果たしてくれていることに満足げなルドガーに対し、レクスはある意図を持ってデュエルを挑み、そして敗北を喫する。

ダークシグナーとのデュエルに敗北した者は死ぬ。だが、崩れ落ちたレクスが取り落とした伏せカードは「天罰」「激流葬」「聖なるバリア-ミラーフォース-」と言ったパワーカードの数々であり、1枚でも使っていればルドガーが負けていたかもしれない状態だった。


ルドガー「!? お前、わざと……なぜだ!? 何故なんだ、レクス!」

レクス「あなたになるためだ、兄さん……兄さん、あなたは不動遊星に勝てない」

ルドガー「レクス、何を言う……!」

レクス「私たちの運命は変えられない……また5000年ののち、私たちと同じ運命を背負う物が現れ、翻弄され、この地は神々の戦いに傷つき、血塗られる……だが、この連鎖を私が断ち切る!」

ルドガー「っ、どうやって……!?」

レクス「兄さんが耐えられなかったことを、運命に預けてしまったものを、私が担う……私が運命を超える! 神となって!」


「死を前にして、私は切に願う……あなたが私に託したシグナーの痣……あの腕を私のものとして、あなたと同じ二つの神をこの身に担う!」

私を、ダークシグナーに……!!


レクスの意図は、5000年周期で繰り返される赤き竜と冥界の王の戦争、それ自体を永久に終わらせることだった。

シグナーを集めてダークシグナーを倒し、冥界の扉を閉じればこの戦いには勝利できる。しかし5000年の後、また新たなシグナーとダークシグナーが現れ、戦いが起きる。

そうなれば、この地はまたしても大きく傷つき、多くの犠牲が出る。今回の戦いですら、ゼロ・リバースに端を発し、多くの命が失われて来た。

それを厭うならば、その戦いの輪廻を終わらせるしかない。


ダークシグナーに敗れ死を迎えたレクスは、その間際に冥界の王に自ら呼びかけ、ダークシグナーになることを望んだことで冥界の尖兵として蘇ったのである。



決戦編集

遊星たちとダークシグナーの戦いが佳境に入った頃、MIDSの跡地に現れたクロウと遭遇したレクスは、前後の事情を断片的に語ると、決戦に向けての準備に入る。



私が神となる我は神となる・・・

そして、6人のダークシグナーを倒した遊星達の前に現れたレクス。

最後のダークシグナーであるミスティが敗れた時点で、冥界の扉を閉ざすためのタイムリミットである日没は過ぎてしまっていた。


遊星「ゴドウィン! 教えてくれ! 俺たちは負けてしまったのか! この世界はもう……!?」

レクス「終わりです」


赤き竜によって自身の邸宅、そこから現れた神殿の麓に現れた遊星たちの前で、レクスは義手を破壊すると、ダークシグナーの力でルドガーの左腕を自身の腕に接続・融合し、赤き竜の力をも掌握(ちなみにこの時肉体が物凄い勢いでパンプアップしており、誰が言ったか超官)。

空中に展開されたコンドルの地上絵を用いたライディングデュエルを遊星・ジャック・クロウの三人に挑み、彼らの敗北を迫りくる冥界の王に捧げることで、この世界を破壊する。

そして、赤き竜の力で新たな世界を作り直す。それこそが、レクスの至ったこの戦いの輪を断ち切るための結論だった。


自分では何もできなかった。人間には何もできない。この運命は人間では変えられない。

ならば、神にでもならなければ。

ダイダロスブリッジの一件での挫折を経て、レクスは自らに立ちはだかる運命の大きさを痛感し、そう確信していた。


「人間の絆など脆いものよ。運命を御するには、我自身が神となり、新たな世界を作り上げるよりない!」

「伝説のD・ホイーラーは学んだ……運命には抗えないと。だがそれは凡人だからだ、くだらない人間だからだ! 運命を変えるには、人を超え神になる。その時初めて奇跡は起こるのだと!」


エースモンスター地縛神WiraqochaRascaウィラコチャラスカ)の圧倒的な力でクロウ、ジャックを立て続けにクラッシュさせ、遊星のライフポイントも1まで追い詰める。

だが、窮地で真価を発揮する遊星に対し、トドメの一撃が一向に届かず、逆に2体のシンクロモンスターを排除され盤面を互角に持ち込まれる。

さらに遊星から、自分が戦えているのは仲間との絆が支えてくれるからであり、それはレクスも同じだと言い返される。


たった一人で戦ってきたレクスにはその言葉はまだ届かず、完全なる孤独、完璧な絶望を経てこの結論に至ったのだと切り返すが、その行動の根底にはルドガーから託された使命が、つまりはルドガーとの兄弟の絆があることを指摘されて動揺。


遊星「ゴドウィン! お前は神になどなりたいわけじゃないんだろう!? 兄を忘れることなんて、お前にはできないはずだ!」

レクス「ふざけるなぁ! 兄を超えねば、神にはなれぬ!」

遊星「違う! 人には忘れることのできないものがある! 誰にも、立ち切れないものが……それぞれの心の中に!」


レクスの心の中にはまだルドガーがいる。

神になると決めたのも、世界を作り直してでも運命を断ち切ろうと決意したのも、全てはルドガーから託された使命を果たすため。

ならばそれこそが、絆という繋がりではないのか?


それを思い知った時、レクスは「孤独な神」ではなく「運命に抗った人間」になった。

遊星たちに応じるように赤き竜の痣がレクスのもとを離れ、シグナーと仲間達の絆の力を集結させて召喚したセイヴァー・スター・ドラゴンによって地縛神WiraqochaRascaを破壊され、そのまま敗北した。


そのまま冥界の王も赤き竜に滅ぼされ、生と死の狭間の空間で、ルドガーと共に遊星と対面。


「遊星……君がいなければ、気づくことすら出来なかっただろう。この運命に立ち向かう手段……それは人間の……仲間の絆。ずっと、私の中にあったものなのに……」

「兄さん、決着をつけよう。この因縁に……我ら兄弟の絆で」


5000年に渡る神々の戦いの輪廻を断ち切るため、差し込む光の彼方へとゴドウィン兄弟は去っていった。


それ以降も名前のみや回想で度々登場している。

また、伝説のD・ホイーラーとしての行動や、曲がりなりにも運命に立ち向かっていたその姿勢は遊星にも強い印象を残しており、終盤でダイダロスブリッジを通じてアーククレイドルに向かう際、「ゴドウィン……オレを導いてくれ」と心の中で祈っている。



※超官という呼び方は公式ではない・・・が、この呼び方は中の人も周知だったようである→(関連ツイート)


使用デッキ編集

アニメ版編集

マヤ文明デッキ編集

マヤ文明をテーマとしたシンクロデッキを使用する。

太陽龍インティ』と『月影龍クイラ』を中心とした再生コンボを得意としており、遊星・ジャック・クロウの3人も苦戦させるほどである。

また、地縛神最強と呼ばれる『WiraqochaRasca』を切り札として据えている。


なおルドガーとの戦いではかなりガチめの罠カードを投入していることが確認されており、ダークシグナーになる前は(当時としては最強クラスの)メタビート構築だった模様。


漫画版編集

2種類のデッキを使用する。


天輪デッキ編集

『天輪』カードを中心とした軽量系光属性デッキ。

モンスターのほとんどがレベル1・2を中心としており、デッキからカードをドローする手札増幅コンボを得意とする。

エースモンスターは決闘竜の1体、『天穹覇龍ドラゴアセンション』。


究極神デッキ編集

究極神『アルティマヤ・ツィオルキン』を中心としたドラゴン族シンクロデッキ。

その効果で数多くの決闘竜を召喚して相手を追い込む恐るべき強さを持つ。

エースは『究極神アルティマヤ・ツィオルキン』と『究極幻神アルティミトル・ビシバールキン』。


使用するカード編集


太陽龍インティ編集

ダークシグナーとして覚醒した時にもかかわらずに普通に使用されたシンクロモンスター


月影龍クイラ編集

太陽龍インティ』と対極となるダークシンクロモンスター


赤蟻アスカトル編集

『太陽龍インティ』の召喚に必要なチューナーモンスター。

『太陽の神官』と共に『太陽龍インティ』のシンクロ素材となった。


太陽の神官編集

自分の場にモンスターが存在せず、相手の場にモンスターが存在する場合、手札から特殊召喚することが出来るなど、『サイバー・ドラゴン』似の効果を持つ。

特殊召喚後、通常召喚された『赤蟻アスカトル』と共に『太陽龍インティ』のシンクロ素材となる。


泣き神の石像編集

墓地の『赤蟻アスカトル』をゲームから除外することで手札から特殊召喚し、『DTーナー 黒の女神ウィタカ』と共に『月影龍クイラ』のダークシンクロ素材となった。


地縛神WiraqochaRasca編集

地縛神最強と呼ばれるゴドウィンの切り札。

詳しくはこちらで。


天輪の葬送士編集

召喚時、墓地のレベル1の光属性モンスターを可能な限り特殊召喚する蘇生効果を持つ。

この効果により、墓地から大量の天輪モンスターを蘇生させた。


天穹覇龍ドラゴアセンション編集

ゴドウィンの使用する決闘竜の一角。

レベル10の最上級シンクロモンスターであり、その効果は手札の枚数だけ攻撃力が変化する効果と、破壊効果を無効にしてエクストラデッキに戻ってシンクロ素材を全て蘇生させる効果を持っていた。

これらのコンボを最大限に発揮し、ジャックを追い詰めた。


邪神官チラム・サバク編集

手札5枚以上のとき、通常召喚できる効果と戦闘で破壊された場合、攻撃力0のマイナスチューナーモンスターとして再生する効果を持つ。


アルティマヤ・ツィオルキン編集

究極神の力を手に入れたゴドウィンの最強のカード。


究極幻神アルティミトル・ビシバールキン編集

究極神アルティマヤ・ツィオルキンの真の姿。


関連のありそうなカード編集

地縛超神官編集

デュエリストパック-レジェンドデュエリスト編5-で登場したカード。半裸のモリモリマッチョマンで明らかに超官を思わせるイラストをしている。

ついでに超神官を略すと超官になる。

イラストだけでなく効果も墓地とフィールドにシンクロモンスターがいると特殊召喚可能というインティクイラをイメージしていそうな効果と地縛神のサーチ、サルベージが可能とアニメ版ゴドウィンデッキと相性のいい効果を持っている。

また収録パックには他にもゴドウィン関係の新規、再録のカードも見られるためゴドウィンを意識してデザインされたのは間違いないだろう。


関連イラスト編集

創世記神はサイコロをふらない


関連タグ編集

作品:遊戯王5D's

関連名:ゴドウィン兄弟 超官 ダークシグナー

人物:ルドガー・ゴドウィン 不動博士

OCG:地縛神WiraqochaRasca ウィラコチャラスカ 太陽龍インティ 月影龍クイラ 天穹覇龍ドラゴアセンション アルティマヤ・ツィオルキン

特徴:お嬢様結び

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