「混沌の次元より沸き出でし力の源!!」
「原点にして全ての頂点!!」
「この現世でその無限の渇望を暫し潤すがよい!!」
「神降せよ!!」
「究極神 アルティマヤ・ツィオルキン!!」
概要
『漫画版5D's』で究極神の力を得たレクス・ゴドウィンが使用するシンクロモンスター。レベル0という前代未聞の表記は作品内外で衝撃を与えた。
その外見は、アニメ版に登場した「赤き竜」に似ている。
攻撃力・守備力共に0だが、まさに神の名に恥じない強力な効果を持っている。
カードテキスト
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドのレベル5以上で同じレベルの、
チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。
「パワー・ツール」Sモンスターまたは
レベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のSモンスターが存在する限り、
攻撃対象及び、効果の対象にならない。
解説
原作におけるカード名が『究極神 アルティマヤ・ツィオルキン』であったが、OCGでは『極神』カードとして扱われるのを避ける為か、『究極神』の名前を削ったようである。
カード表記ではレベル0だが、ルール上はレベル12として扱う効果を加える事で、原作再現とルール上の問題を解決した。
また、召喚条件もシンクロ召喚は行わず、「レベル5以上のチューナーモンスターと、そのチューナーモンスターと同じレベルを持つ非チューナーモンスター1体を墓地へ送る」というエクシーズ召喚に似た特殊な召喚法により原作に近づけている。
聖刻+《ラブラドライドラゴン》や《ギガプラント》+《コピー・プラント》といった組み合わせならば、通常のシンクロ召喚とも併用しやすい。
前半の効果は「1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時、『パワー・ツール』モンスターまたはレベル7・8のドラゴン族シンクロモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する」という驚異的な召喚効果。
場持ちが良い魔王龍ベエルゼや閃珖竜スターダスト、強力な除去効果を持つ《ライトロード・アークミカエル》や月華竜ブラック・ローズとラインナップも十分。
ライフ・ストリーム・ドラゴンを使用すれば、2体目も容易に並べられる。
後半の効果は「他の自分のシンクロモンスターが存在する限り、攻撃対象及び効果の対象にならない」守りの効果。
前半の効果でシンクロモンスターが呼び出せるので、場持ちも期待しやすい。
ただ、1体目の特殊召喚には手間が掛かる上に、性質上エクストラデッキの取捨選択が厳しいのが難点。
特殊召喚の効果を連発し過ぎると手札の魔法・罠カードやエクストラデッキが無くなる点も注意したい。カードのセットはくず鉄のかかしを始めとする再セットによる発動でカバーできるものの、無作為にエクストラデッキを消費してしまうのは出来るだけ避けたい。
原作での活躍
究極神の力を得たレクス・ゴドウィンが、自己再生時にレベルマイナス8のマイナスチューナーとなった「邪神官チラム・サバク」と、通常召喚された「邪神官チラム・サバク」をシンクロ素材として、アニメ版に登場したダークシンクロに似た方法でシンクロ召喚された。
レクス曰く「モンスターでなく『神』」であり、効果も強力かつ多彩であり、
- お互いのプレイヤーは1ターンに1枚しかカードを伏せられない
- 自分の場にカードが伏せられた時、召喚条件を無視して決闘竜一体を特殊召喚出来る
- 決闘竜が場にいる時、自身には攻撃出来ない
- 1ターンに1度、自身の破壊を無効に出来る
- 決闘竜がいない時に戦闘する時、相手の攻撃モンスターと同じ攻撃力になり、相手の伏せカード1枚を破壊できる
という5つの効果を持っていて、『究極神』の復活として食らった決闘竜達を自由自在に召喚して遊星を容赦なく追い詰めた。
ちなみに、漫画版でのこのカードのテキストは古代神官文字のような特殊な表記となっている。
関連イラスト
関連タグ
覇王門零:ペンデュラムスケール0のペンデュラムモンスター
決闘竜デュエル・リンク・ドラゴン:リンクモンスターだが能力的にリメイク版と呼べるモンスター。こちらはトークンを呼び出すという能力で運用法に違いが存在する。