概要
主力製品はトイガン(電動ガン、ガスガン、コッキングガン)である。
ことに電動ガンについては、初の市販モデルを発売しただけあって圧倒的シェアを持つ。
圧倒的シュアを持つだけあってファマスやグロック26、ダブルイーグルのように同社がトイガン化した事で日本での知名度が上がった銃があったり、電動M16用マガジンやマズル部のM14P1.0逆ネジ(電動AK47で初採用)など、マルイが使い出したものが基準となり事実上トイガンの共通規格化したものもある。
(マガジンは一昔前のものや現在のガスブローバック用は実銃では互換性があってもエアソフトガン化の際には各社独自の規格を用いていた。マズル部のネジは各社が好きにネジを切っていたり、ネジ自体無く差し込むのみで接着やイモネジ等で固定するなどしていた)
また低年齢向けの低価格・低パワーモデルにも熱心。
プラモデルキットを製造していた企業だけあって、作るモデルガンといったプラキットも発売していた。
電動ガンはガスガンと比べて本体価格が高いもののランニングコストが安い、タンク・ホースが無いので取り回しやすい、ガスが気化しにくい冬でも安定駆動する、とサバイバルゲームの風景を一変させたが、近年の次世代電動ガンは反動や重さといったリアルさの再現に拘るあまりサバゲー向きとは言えなくなってきているものもある。(サバイバルゲーム自体がゲーム内容の傾向がリアル志向に変化しつつあった時期に次世代電動を出したため、ニーズに合わせてという面もあるが)
比較的人気のある無難な銃ばかりが選定されるため、人気があってもマニアックとされる(マルイの売り方では採算がとれるか怪しい)モデルは他社に先を越される事が多く、電動といったおもちゃ的な構造もあってマニア向けとは言いづらいメーカーである。
時勢や流行に合わせて発表したものの、他社に先行されたり流行が変わったり等でモックアップすら見せずに発売中止となるというのはましな方で、いつの間にか予定から自然消滅したものも多い。
また、サバイバルゲーム需要向けのトンデモカスタムがマルイオリジナルカスタムモデルとして発売される事があり、実銃で実在するバリエーションモデルがマルイオリジナルとして誤解される事もあった。
ラジコンメーカーとしては『モスラ(糸スプレー内蔵)』、『ゴジラ』等のイロモノイメージが強いが、
BB弾発射機能を持つRC戦車の90式戦車やM1A2エイブラムス等も出していた。
プラモデルメーカーとしてはカーモデルをラインナップしていた一方、「クラフトマンシリーズ」と称した組み立て式の電動工具をも展開。また所謂ミニ四駆と競合した『ジュニア4WD』『ハイパーjrレーサー』『ハイパーjrレーサーⅡ』等の商品展開もした事があり、当時評価されていたRCカーのダウンサイジングかつ手ごろな価格で入手できる商品として一定の評価もされている。
一時期は電動バイクも製造・販売していた。
後々、カプコンなどのゲームメーカーからエアソフトガンの制作依頼を受け、そのメーカーが監修の元として製造・発売される様になったりしている。
余談
ガンガル、姫路城、爆音新次元ガンサウンドシリーズ、特急ガンは黒歴史。
ちなみに足立区には、東京マルイ本社だけでなく百貨店のマルイの方も北千住にあるため、区内でマルイの話をする場合は「トイガンの方」「百貨店の方」と区別しなければならない地味にめんどくさいことになっている。
関連タグ
バイオハザードシリーズ・ブルーアーカイブ…モデルガン(エアソフトガン)が実際に監修されており、このマルイから発表されているゲームメーカー。