ガンガル
がんがる
『仮面ライダーストロンガー』の同名キャラについてはこちら。
商品名は『モビルフォースガンガル』、発売元は東京マルイ。
ガンプラブーム時に多く登場した便乗商品、要はパチモンの一種で、元は『超メカモデルシリーズ』として売られていたキットをガンダム風のパッケージをでっちあげ名前をそれっぽく変えた代物。
その前身はスーパーロボットレッドバロンやライディーンのゴッドバード(のパチモノ)のキットで、1商品で複数の作品のテイストを味わうことが可能なお得なプラモデルなのである。
スケールは1/177と1/250がラインナップされていたが、実寸は不明。
後に『スーパーロボットレッドバロン』のリモコン歩行タイプキットの改修品を基軸に『ウォーカースーツ』として新シリーズを展開。ガンガルの箱絵がガンプラ風だったのに対してこちらはザブングルのキット風イラストがプリントされている。上述の低価格シリーズよりも高額である分、歩行ギミックを搭載しているものの、ベースとなったのはレッドバロンである。リアルロボットテイストの箱絵に反しスーパーロボット系の体系である。
- ウォーカースーツシリーズの箱絵には『対ジドム用』『対ゲルグ用』など世界観を広げる素敵フレーバーテキストが記載。歩行ギミックが付くなど改修も施された。
※カッコ内は元ネタとなったガンダム側のモビルスーツ及びモビルアーマー。
- ガンガル(ガンダム)
- 強化新型ガンガル
左腕がドリルへとパワーアップ
- 量産型ズク(ザクII )
- 強化改良型ズク(シャア専用ザクII)
左腕がペンチへとパワーアップ
「新型」または「現行型」なるラインナップは存在しない。元はゴッドバード(勇者ライディーン)のパチモンであり、パッケージと中身は完全に別物である(ゴッドバードなので直立さえ不可能)。
- ジドム(ドム)
同じなのは色だけで、姿は日本一有名な怪獣…もとい恐竜型。結果的に後のジェノザウラーを先取りした形に。
こちらも色が同じなだけの犬型メカ(元々は『超犬リープ』か『フレンダー』のパチモノ)。一部のファンは冗談交じりに「バクゥのご先祖様」とも。
- ザイック(ズゴック)
色だけ同じなサイ型。
- こちら葛飾区亀有公園前派出所 - 単行本106巻で「本物より有名なパチモン」として登場。
- ケロロ軍曹 - 原作では実名で登場したが、アニメ版では「ダンガル」となっている。これはガンガルはあくまで他社が版権を有しているためなのだが、アニメケロロの製作者はよりによってガンダムシリーズの権利者であるサンライズであり、原作アニメ共にガンダムシリーズの機体や登場人物等が実名で登場しながらもガンガルは権利上の都合で使用できない、即ちパクられた側がパクった側の版権に引っかかるという奇妙な構図になっている。
- げんしけん - 著作権の関係上、アニメ版のみ(原作では許諾を得て「ガンダム」が登場する)。
- 猿ロック
- アウトブレイク・カンパニー
- コミックボンボン - 最終号に掲載されたあおきけいの4コマ漫画に出演
- この東京マルイと聞いてガンガルを思い浮かべるかエアガンを思い浮かべるかで世代や嗜好がばれる。
- しばしば駄菓子屋のくじ引きの上位賞品に設定されていたというエピソードが聞かれるが、価格設定的には普通に買った方が安いという情報も同時に語られる。
- アニメ「ナイツ&マジック」ではこのロボが元ネタと思われるプラモ『ガーンガル』が登場している。ポージングから背景はガンガルとほぼ同じだが、外見はグレードアップしている。
- ゲーム「ワイルドアームズ2」ではガンガルというNPCが登場し、ズクとゲルグという子分を従えている。
- 大型画像掲示板群のふたば☆ちゃんねるでは、影響を受けたヒギョパムなる二次創作キャラが作られた。
- 同人ゲームが数本製作されたこともあり、代表的なものにスペースハリアーっぽいものとvs.シリーズっぽいものがある(前者に関してはサントラも存在し、MOSAIC.WAVが別名義でテーマソングを歌唱している)。
- 機動戦士ガンガルと題した二次創作ボイスドラマも製作。クオリティ高すぎてむしろコレジャナイですよ!おかしいですよカテジナさん!!