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太陽系戦隊ガルダン

たいようけいせんたいがるだん

有井製作所(現・マイクロエース)が販売していたガンダムの偽物(パチモノ)シリーズ。
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概要編集

有井製作所(アリイ)こと現在のマイクロエースが発売。

1980年代初頭から続いていたガンプラブームに便乗した商品。「太陽系戦隊」であって「太陽戦隊」ではない。

実際は新たに作成されたものではなく、1975年より発売されていた「合体ロボシリーズ」(アオシマのは「合体ロボット」)の金型をそのまま流用し、パッケージイラストのみをいかにもガンダムっぽく仕上げて再発売したものである。


基本的に1/500スケールで、「Oh!!アニメスケール」と表記されている。



イラストでは何故か下半身のみガンダムやザクのデザインに変更されているが、中身はマジンガーZ時代の謎関節なままの為、パッケージとの乖離は激しい(パッケージには「このキットはイラストと多少異なるところもあります。」との注意書きがある)。

なお、ロボが取っているポーズは旧作のままである。背景は地上から宇宙に変っているが。

広義のコレジャナイロボとしての破壊力は想像に難くないものだったと思われる。


ボディと両腕のジョイントには輪ゴムを使用しており、経年劣化で両腕が捥げることもあるので保管の際には要注意。


ちなみにドリルナイフマジックハンドにと人間状の手を持つロボは一機も存在しない。


ラインナップ編集

ロボットシリーズ

※カッコ内はパイロット名。ロボットとパイロットの名前が揃えられていたのも大きな特徴。

  • 最強戦士ドン(ドン・ホフマン) - メイン画像の偽ガンダム。元は「ファイヤーロボ

最強戦士 ドン

  • 超鋼戦士ガン(ガン・ラミウ) - 偽量産型ザク。元は「アイアンロボ

超鋼戦士ガン

落描き

※上のイラストは同型のラリヤードRY3(スペースコンボイ)。バクは赤い。

  • 電磁戦士マグ(マグ・ジライオン) - 偽グフ、または量産型ズゴック。元は「マッハロボ

楽描き

※上のイラストは同型のアンドロメーダAM5(スペースコンボイ)。マグは青い。


戦車シリーズ

旧「合体ロボシリーズ」の名前の由来は腰の部分で分離して組み換えが出来る事。

戦車はロボの下半身代わりに出来る。

(なおマジンガーZ時代のパチモンなのでガンダムタンクより前である。ゲッター3よりは後かもしれないが)

スケールがおかしい気もするが気にしてはいけない(1/500スケールのロボと1/100スケールの戦車で合体する)。


  • 特殊重戦車ゴムル - ドンと合体する戦車。
  • 機動戦車ダムラ - ガンと合体する戦車。
  • 突撃戦車ベラダ - バクと合体する戦車、のはずだが、なぜかドン・ホフマン操縦となっている。
  • 歯光戦車ジラン - マグと合体する戦車。

「合体ロボシリーズ」だと他に「合体ロボボート」(下半身がボート)も存在。

「UFO基地軍団」シリーズの基地プラモには防衛兵器として下半身に大砲をつけた物が付属した事も。


歴史編集

ガルダンよりも前には『スターウォーズ』のパチモンである「スペースコンボイ」としても登場している。


歴史順に並べると「合体ロボシリーズ」「UFO基地軍団(合体ロボシリーズと地続きの可能性あり)」「スペースコンボイ」「太陽系戦隊ガルダン」となる。

ここまで古い金型を愛用するアリイには(悪い意味で)感服物である。


ガルダン終了後は、完全新規の『ザ☆アニメージ 超銀河伝説バイソン』へと移行して金型流用の歴史に幕を閉じる。まぁ似非ガンプラなのは変わりないが…。


関連タグ編集

ザ☆アニメージ

モビルフォース ガンガル

コレジャナイロボ

有井製作所 アリイ


ビービーガルダン…日本の競走馬。名前の由来は本シリーズからとされる。

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