概要
かのクソゲーとして悪名高い『GUNDAM0079TheWarForEARTH』に登場するモビルスーツのような何か。DISC2から登場。
大気圏突入前にシャア・アズナブル率いる一団のザクⅡのザクマシンガンによる攻撃でガンダムは片足を損傷。突入には成功したものの、下半身であるBパーツの修理を前にしてジオンの対空砲を捜索し、見つけ次第破壊せよという任務を与えられる。
修理を待ってから出撃しようにもガウ攻撃空母の編隊が出撃してしまったため脱出できなくなる可能性が高く、当然Aパーツだけ出しても意味がないため、ガンダムのAパーツとガンタンクのBパーツを装着させることで出撃を可能にさせた代物、それがガンダムタンクである。
せめてガンキャノンにしておくれ……
特徴
上述の通り、ガンタンクのキャタピラ部分からガンダムの上半身が生えているという奇怪なもの。
出撃した時には砂嵐が発生しており、ビームの出力が落ちるとしてビームライフルではなくハイパーバズーカを装備している。
しかし、進行方向はよりにもよって地雷原であり、地雷を踏めば下半身が爆発して行動不能。それ以外にもザク小隊やたった一両のマゼラアタック、さらには無人の機銃にも手も足も出せずあっという間に蜂の巣にされて大破してしまう。(そもそもこのゲームのガンダムは弱い)
その後は何とかジオンの兵器ソア・キャノンを発見。それと同時にガンペリーに輸送された修理済みのBパーツとドッキングすることでいつものガンダムへと戻った。
この合体そのものは不可能ではないが、設定上その合体を行うメリットが少ない(上半身を安定させられる代わりに運動性の低いガンタンクの下半身ではガンダムが得意とする高機動での接近戦には不向きであり、接近戦をしないならガンタンクのままにするかガンキャノンの上半身を乗せた方がいい)ため他の公式作品で描写されたことがほぼないと言っていい。
ただし、コア・ファイターを使用したコア・ブロック・システムは、もともと合体変形する玩具としてデザインされているため、同規格であるガンタンクやガンキャノンとは互換性があり、BB戦士の箱には作例としてガンダムタンクの写真が載っていた。
ガンダムアンソロジー版
90年代に発刊されたガンダムアンソロジー『機動戦士ガンダムギレンの野望4コマ戦線G.G.C編』にもこの機体は登場する。
ガンダムBパーツをコウ・ウラキに取られてしまい、急遽ガンタンクBパーツを取り付けて出撃。ゲッター3の大雪山おろしから範を得た「サイド7おろし」なる必殺技を編み出し、原作とは別な意味でジオンMS乗りから恐れられる事になった。
関連イラスト
どちらにもコア・ブロック・システムが存在しないため、設定上は不可能なミキシングである。
関連項目
ザクタンク:ザクⅡ(もしくはザクⅠ)とマゼラベースを合わせたもの。(ただし、主に作業用で実戦向けに作ったものではない。)