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ザクタンク

ざくたんく

メカニックデザイン企画『MSV』等、『ガンダム』作品群に登場するモビルスーツ。
目次 [非表示]

機体データ編集

※メイン画像の機体『サンドシープ』の仕様

型式番号MS-06V
所属ジオン公国軍旧ジオン公国軍残党地球連邦軍
ジオン公国軍
生産形態現地改修機
頭頂高14.7m
本体重量53.6t
出力951kW
装甲材質超硬スチール合金
センサー有効半径3,200m
武装50mm3連装マシンガン

概要編集

一年戦争時、前線で損傷した機体をジオン軍が再利用すべく急造された現地改修兵器。おもに運搬・建築・回収作業用としての運用が主であったとされており、それに応じた作業アームやウインチなどを積んでいるが、戦力として再利用するため武装したものもある。後述。

戦後はジオン残党軍所属機や地球連邦軍の接収機以外に、大富豪のスタンパ・ハロイが所有していた機体などが確認されている。

初出は雑誌「コミックボンボン」の模型改造企画記事で、後に『MSV』に組み込まれ模型化された。映像作品ではアニメ『機動戦士Ζガンダム』第12話(1985年第5月25日)が初登場となる。


構成編集

モビルスーツザクの上半身とマゼラアタックの車体部「マゼラベース」を使用し、両腕を簡易型マニピュレータなどに交換したもの。

現地生産のため決まった仕様はなく、様々なバリエーションが存在したとされるが、一般的に知られるザクタンクのデザインはアフリカ戦線で確認された「サンドシープ」の愛称を持つ機体である。


また『機動戦士ガンダム第08MS小隊』登場機のようにザクⅡだけでなく旧ザクの上半身を使用した機体も確認されているが、型式番号は変わらずMS-06Vとされる。。


なお、マゼラベースのサイズとザクの上半身とはサイズが合わない(マゼラベース側が小さい)為、下半身の車体部はザクの大きさに合わせ、「現物合わせ」のような手法でマゼラベースのパーツをもとに改造・流用するなどして新規に作成されたもの、という説も存在する。

機動戦士ガンダム復讐のレクイエム』ではこの解釈を採用しているらしく、公式サイトの紹介画像では片側それぞれにマゼラのものと思われる履帯が2列に使用されているのが判別できる。


関連動画編集


マイナーチェンジバージョン編集

グリーンマカク(MS-06V-6)編集

戦場の絆でカルタネタとか?【2】※画像は後述するキャノン砲仕様。

密林を伐採し、進路を啓開するための機体で、主に東南アジアのボルネオ戦線で運用された。

その名の通り緑色に塗装されており、樹木の伐採用に大型ペンチアームを装備している。

車体部には機関砲の代わりに対車両用のミサイルポッドを装備している。


ワイルドボア(MS-06V-8)編集

ザクタンク

MSV-Rに登場した火力強化型。

左前腕部をザクマシンガンを改造した二連装マシンガンに換装しており、背部にベルト給弾式の大型弾倉を装備している。

射撃性能はJ型よりも優れているが重量増加により機動性能は低下し、また履帯の切断増加により戦闘中の超信地旋回を禁止されている。

北ヨーロッパと南米で使用された。

北ヨーロッパでは冬季迷彩、南米のジャングル地帯では3色迷彩とカラーリングが違う。

確認された機体は頭部ブレードアンテナが格納庫の天井に干渉してしまうようで、頭頂部の高さで切断されている。


機動戦士ガンダム第08MS小隊』登場機編集

シャア・アズナブル専用ザクタンク

正式名称不明。先述のザクⅠをベースにした機体。

こちらでは両腕は掘削機を思わせる大型油圧アームとグラブハンドが取り付けられ、機体下部の車体にはドーザーブレードが増設されるされるなどより作業用を意識した、重機としての色が濃いものとなっている


『機動戦士ガンダム バニシングマシン』登場機編集

漫画作品『機動戦士ガンダム バニシングマシン』(近藤和久:2008年)第2巻収録のシーン1からシーン4に登場する機体。形式番号は他の機種同様MS-06Vでであるが劇中では単に「ザクタンク」と呼称されている。

両腕は2連装の40mm対空機関砲に置き換えられ、背面には機関砲とフィーダーベルトで連結された機関砲用の円筒状マガジン6本と、ボックスマガジン式のキャノン砲2門を背負っている。単行本表紙のマーキングでは対空機関砲には60m(60mm?)、キャノン砲には250m(250mm?)との表記があるが巻末の解説によれば対空機関砲は40mm、キャノン砲は120mmである。マゼラ車体部前面には2門の機関銃が突き出た銃塔が一基搭載されている。

戦車車体とザクの胴体を連結し可動させるアクチュエーターが4本外部に露出しているのが外観上の特徴。後頭部には2本の細いアンテナが垂直に立っている。



ザクタンク(キャノン砲仕様)編集

ゲーム『ギレンの野望』シリーズに登場。

MS-06Kザクキャノンの上半身(またはバックパックのみ)を再利用した機体。

アーケードゲーム『戦場の絆』ならびにそれと連動したメカニックデザイン企画『ハーモニー・オブ・ガンダム』では、作業用のザクタンクに180mmキャノン砲を再装備したものという設定になっており、グリーンマカクにもキャノン砲仕様が追加された。

なお、ゲームの仕様上、車体底部にはブースターが装備され高速移動やブーストジャンプが可能となっている。


ザクタンク(砲撃仕様)編集

オンラインゲーム『機動戦士ガンダムバトルオペレーション』シリーズに登場するザクタンク。

基本的なコンセプトはキャノン砲仕様と同様だが、主砲はマゼラ・トップ砲に似た形状となっており、両肩のシールドや胸部、腕部は他と違い特に改造は施されていないと見受けられる。また下半身もサイドスカートまでは流用されており、上半身と車体部の接合部を覆う装甲となっている。

武装は両手にMMP-80マシンガンを2挺装備、車体部分の兵装はグリーンマカクと同様のミサイルポッドとかなり攻撃的な仕様となっている。

タンク車体部底面にはブースターがあり、短時間ならこれを用いた推進も可能。


ビーム砲装備機編集

漫画作品『機動戦士ガンダム UC0094 アクロス・ザ・スカイ』に登場した機体。

野盗が使っていたMSで右肩にザクⅠ・スナイパータイプのビーム・スナイパー・ライフルを転用したビーム砲を装備し、ザクI・スナイパータイプのランドセルとは形状が異なる円筒形のジェネレーターを背負っている。また頭部はザク強行偵察型のもので右腕は通常のザクIIのもの、そしてMMP-80マシンガンを携行している。


機動戦士ガンダムサンダーボルト』登場機編集

漫画作品『機動戦士ガンダムサンダーボルト』では武装勢力「南洋同盟」が使用する機体が登場。

世界観がパラレルでもあることからか、外観は上述のものとは大きく異なっており、正面に掘削機アーム、側面にペンチのようなマニピュレーターを備えたかなり大型の戦車の車体上に、両腕部を高射砲らしき連射砲に換装したザクⅡの胴体が載せられている。背面にはさらにもう一基の履帯があるというかなり変則的な構成。

砲撃手と操縦士が別個に担当する複座式。クローディア・ペールが搭乗している。


機動戦士ガンダム復讐のレクイエム編集

ありあわせのマニピュレーター、戦車の車体を流用と言ったコンセプトは共通。

戦車後背部にドーザーブレードが搭載され、履帯を2列に組み合わせて使用しているのが特徴。

武装は右肩のザクキャノンのものに酷似したキャノン砲、ロケットポッドといった火器が確認できる。(→公式サイト



ガンプラ編集

前述通り、1/144スケールでMSV仕様及びZ仕様で発売(旧キット)。パッケージと説明書、それぞれで微妙に成型色が異なり塗装例や推奨カラーにおいては全く違うものとなっている。

また、1/100スケールでMG版が参考出展されたことがある。


関連イラスト編集

MS-06V ザクタンクザクタンク砲撃戦仕様


関連タグ編集

ザクⅡ ザクⅠ

コミックボンボン MSV 機動戦士Zガンダム ザク・タンク レストア 使い回し


ドラッツェ:同じくザクをリサイクルした急ごしらえ兵器。

ゼーゴック:使い道が無くなった機体を再利用した使い捨て兵器。

タンク型AC:装甲強度はともかく、なんとなく似ている。

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作業用ザク さぎょうようざく

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