機体データ
概要
型式番号MS-06MP。ただし、これは便宜上のもので正式な型番ではないとされる。
雑誌企画『F91-MSV』に登場。
一年戦争時にジオン公国軍が開発した空間作業用モビルスーツ(MS)。既存のザクⅡF型を改修した上で、作業用ポッドをベースとした精密作業用のマニピュレイション・システムをバックパックとして装備した機体。
マニピュレイション・システムには2指のものと3指のものを2本づつ、計4本のマニピュレーターを上下左右に備える。うち2指のもの1対は肩部上方、3指のもの1対は脇の下を通り、斜め四方をカバーできる形で前方に指向される。
また、左胸部には直接視認による作業が可能なボックス型の外部操縦席が増設されており、機体の操縦は既存のコックピットで、マニピュレーターの操作は外部操縦席で行う複座機となっている。
武装の有無などは不明。
生産数は3~4機に止まり、全機がサイド3でスペースコロニー「マハル」のソーラ・レイへの改造作業に従事していた。
余談
一年戦争時の機体である本機がコスモ・バビロニア建国戦争期を舞台とした『F91-MSV』に含まれている理由は明示されていないが、初出となった「B-CLUB」66号の誌面の内容から「F91のヴェスバーに繋がる設計の元祖」として扱われていることが窺える。
関連タグ
作業用ザク - 本機と同様に、一年戦争時に作業用に改造されたザク。操縦席にガラス張りのキャノピーを有する点も共通しているが、こちらは地球上での運用が主。
ザク・トレーナータイプ - 本機と同様に、複座型に改造されたザクⅡ。
隠し腕 - 「B-CLUB」66号にて、本機のマニピュレイション・システムとともに「ヴェスバーに繋がる技術」として言及されている。
機動戦士ガンダムサンダーボルト - 作中に登場する機体の殆どがこのMSと同様のサブアームを装備している。
マニピュレイションシステム装着型MS-06 - 表記揺れ。