曖昧さ回避
- 不用品・廃棄物等を再資源化する事。
- ポケモンのわざの一つ。→リサイクル(ポケモン)
概要
排出された資材(やエネルギー)を再度回収して資源として利用すること。
ゴミの削減と限りある資源の有効利用の目的で行われる。また、重金属など、そのまま放出すると環境に悪影響を及ぼしてしまう有害物質を再資源化することで環境汚染を予防することができる。
「リユース(再使用)」・「リデュース(廃棄物の削減)」と合わせて「3R」と呼ばれる場合もある。この場合リユースは中古品などを転用・補修などして使い続けること、リサイクルは原料として再資源化することをいう。例えばガラスびんを洗浄して再生利用するのがリユース、溶かして新しいガラスびんに再生するのがリサイクルである(リユースも広い意味でリサイクルに含まれる)。
廃材などを燃やしてエネルギー源として利用することをサーマルリサイクルとしてリサイクルに含めることがある。いずれにしても官民一体となったリサイクルの努力は絶大な効果を発揮しており、東京都では最終処分場で埋め立て処分されるゴミはピーク時の10分の1未満にまで減少、昭和後期から平成初期に度々叫ばれていた埋立地が満杯になる危機は遠のいた。
資源需要の伸びと再資源化(リサイクル)技術の発達により、レアメタル(希少金属)などの有用な資源を含んだゴミは、宝の山として注目を集めている。廃棄された電子部品やバッテリーなどは処理方法を誤ると有毒ガスが発生することもあり、かつてはやっかいものだったが、今や海外に輸出される貴重な資源となった。電気製品の保有量の多い日本は世界有数の資源大国であり、都市鉱山とも呼ばれている。
リサイクルする時の問題
リサイクルには相応のエネルギーと労力(コスト)を消費する。まだまだ差し支えなく使えるものであれば、リサイクルに回さずそのまま継続使用(リデュース)するか、それが無理でも他用途に転用するなどして再使用(リユース)するのが(環境面でもコスト面でも)ベストである。
例えば、古い競技場を解体し、そのコンクリートをリサイクルして新しい競技場を作るとすれば、新たに川や山を掘って骨材を取ってくるよりはマシだろうが、老朽化した部分を補修してそのまま使い続けた方が遥かに安いし環境負荷も低かったハズである。
また上記の資源価格高騰に伴い、ゴミステーションに集積された資源ごみが盗難に遭う、廃車体から自動車部品が抜き取られるなどの問題も発生している。
一方で、プラスチックは全体の1割もリサイクルされておらず、より抜本的な条約・規制が望まれる(ドイツ国際放送)。
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フィクション
天つき地蔵:ドラえもんのエピソード。現代の不要物も、過去の人々にとってはお宝。