ゴミ集積所
街角に設けられたゴミの集積場所。ゴミステーションとも。決まった日にゴミ出しし、自治体から委託を受けたゴミ収集車が回って回収する。
昔はまとめて埋め立て・焼却処分していたが、各自治体はゴミの激増に悲鳴をあげ、現在は「燃やすゴミ」「燃えないゴミ」「生ゴミ」「缶・びん・ペットボトル」「粗大ゴミ」「プラスチック」「有害ゴミ」「古紙」...といった具合にリサイクルしやすいよう細かく分別して回収する自治体がほとんど。
ゴミ処分場
ゴミを破砕したものやそれを焼却した残りを埋め立てる場所。埋立地や山奥など周辺に人家の少ない場所に作られる。ゴミを焼却・リサイクルする施設（清掃工場）も併設されることがある。
かつて（1990年代まで）は、焼却灰の大部分や焼却出来ない物は埋め立てられていたが、関係者によるリサイクルの努力（そして市民の環境意識の向上）が実を結び、資源として回収されたり、セメントの原料などとして再生されるものが多くなった。廃棄プラスチックや木くずなどはセメント製造の燃料にされる。
東京都のゴミ埋め立て処分量も1989年をピークに年々減少、2020年代にはピークの1/10未満にまで激減した。そういうわけで、バブル期までは度々叫ばれていたゴミ処分場が満杯になる危機は遠のいている。近年、最終処分場で埋め立て処分されるのは焼却灰とかガラスくずとか陶磁器といったものが大半で、悪臭はほとんどしない。最近はそれらもコンクリートの骨材などとして再生利用されるものが多くなっており、究極的には「ごみゼロ（埋立てごみゼロ）」が目指されている。
一方で、開発途上国の処分場では管理レベルが低いために資源となりえるゴミが大量に埋まっていることがあり、ゴミをあさって生計を立てる貧しい人々が住み着くスラムと化しているところもある。もちろんこうした処分場には有害物質も埋まっていることから、住民の健康状態は劣悪である。
二次元では
みんながゴミの日に頻繁に訪れる場所な為、ゴミ屋敷や汚部屋とは違ってドタバタギャグなどの牧歌的なシチュエーションが描かれる。
「ポリバケツの中身を被ってしまう」（バナナの皮、みかんの皮、リンゴの芯、大根の葉っぱ、魚の骨などの生ゴミにまみれる）「ゴミと一緒にゴミ収集車に連れていかれる」といった、傍から見て大変そうなシチュが多いのだが…。
