概要
CV:行成とあ
クローディア・ペールとは、『機動戦士ガンダムサンダーボルト』のキャラクター。
イオ・フレミングの幼馴染の女性。空母ビーハイヴ艦長代理。リーゼント頭。地毛は黒髪だが金髪に染めている。
元地球連邦軍ムーア同胞団所属だったが、次々に仲間を戦地に送り死なせていく重責から心を病み始めていき、ビーハイヴ撃墜の際に「こうなったのもキサマのせいだ」と錯乱した副長グラハムに銃撃を受け、MIAになった。
戦死したものと思われていたが、実は南洋同盟に拾われており、第2部では信徒となり比丘尼様と呼ばれている。現在は南洋同盟の中佐として国境守備隊隊長の任についており、僧正のレヴァン・フゥの忠実な使徒となり、彼の持つニュータイプ能力(テレパシー)の中継役を担う。
ジオン残党所属で、ビーハイヴを沈めた張本人であるダリル・ローレンツと接触するも、レヴァンの導きで「わかり合い」(というか「わからされ合い」)、ダリルがカーラ教授を元に戻すべく離反するきっかけを作る。
連邦軍スパルタン隊所属となったイオと交戦する事となるが、既にクローディアの心はムーア同胞団から離れており、イオの説得も聞き入れる事は無かった。
ダリルを味方に引き入れた後に南洋教信者らを抱き込んで、海底要塞ドロスの爆破を実行。無事に脱出し、南洋同盟の本拠地であるタール火山基地に帰還、サイコ・ザクMk-Ⅱの宇宙移送に協力する。
そうだ英雄。お前が、殺した。
シャトル打ち上げを阻止すべくスパルタン隊はタール火山に侵攻をかけて来た為、クローディアはドニーと共にザク・タンクに乗り出撃する。
2人の乗ったザク・タンクは激戦の果てにボロボロになったダリルのサイコ・ザクMk-Ⅱ(急ごしらえで無理矢理出撃したのでスカスカのフレームだけ)の救援に向かうも、ダリルへの憎悪に捕らわれたイオの駆るアトラスガンダムの振り下ろしたビームサーベルにコックピットを貫かれ、撃墜。勿論脱出できるわけもなく、即死した。
この死は、眼前で新たに得た友人を喪失したダリルには勿論のことながら、自らが救いたかった人を自分の手で殺したイオにとっても大きな精神的ショックを与えた。ダリルはイオへの憎しみを力に変え、完成したサイコ・ザクMk-Ⅱに乗り換えてスパルタンを轟沈させる。そしてイオは、その場で廃人と化した。
精神崩壊を起こしたイオが立ち直るのは、皮肉にもイオとクローディアの幼馴染であるコーネリアス・カカの裏切り、そしてイオ自身が(戦友の命と引き換えに)拳銃を取りコーネリアスを射殺するというもう1つの精神的ショックによるものであった…。