スペック
型式番号:ACA-01
全高 :72.4 m
全長 :147.4 m
全幅 :159.4 m
重量 :690.4 t
推進機関:熱核ジェット:推進用×18 / 上昇用×8
動力源 :ミノフスキー型熱核融合炉×2
武装 :格納式連装メガ粒子砲×3(機首上部、左右翼部に各1)
爆撃倉(胴内) 対空機銃
機体解説
ジオン公国が開発した大気圏内用大型輸送機兼爆撃機。ガルダ級登場までは、ガンダムシリーズ最大の航空機であった。
陸上での長距離移動能力に乏しいMSを運用するために開発され、MSを胴体部に3機、ドップ戦闘機を両翼にそれぞれ4機搭載可能である。
初の実用核融合炉搭載航空機であり、ムサイと同級のミノフスキー型熱核融合炉2基を翼付け根に搭載し、その電力によりプラズマ過熱型熱核ジェットエンジン18基を駆動し、ほぼ無限の航続距離がある。
だが、コロニー内のシミュレーションのみで設計された機体であったため、ドップと同じく揚力だけで飛行を支えるのは不可能でリフトジェットを左右の翼付け根に4発づつ備え、全速航行時でも下方ジェット噴射に全推力の三割を回していたという。
離着陸時はさらに水噴霧で推力を向上させ、揚力と同等の上昇力を稼ぐ。
あたかも空飛ぶ空母のごとき威容と機動兵器搭載運用能力を持つことから「攻撃空母」と呼ばれる。対地攻撃に優れ、絨毯爆撃を市街地などで展開している。南米の地球連邦軍総司令部ジャブローに対しては、「定期便」と呼ばれる爆撃をたびたび行っていた。また、オデッサ戦でも多数投入された。
前方にMSの発進口を設けたため、MS降下時には速度を落とさねばならず、ジャブロー強襲作戦では連邦軍の良い標的となったという。また、同作戦中のガウはドップを搭載せず、艦載機発進口のカタパルト上部に多数の空対地ミサイルランチャーを仮設。MS隊降下の露払いとしてジャブローにミサイル攻撃を仕掛けた。護衛のドップ部隊は最初からガウの周囲を飛翔している。
特筆すべき事項として、宇宙往還機の母艦機能がある。大気圏突入カプセルコムサイの空中収容とブースターなしでの弾道飛行のための自力発進が可能。航続距離の短いコムサイを連邦軍制空圏手前で回収し、弾道軌道で味方基地近辺に送り出すことでコムサイの生存率は著しく向上したとされる。
終戦までに40機前後が生産されている。装備の違いによりいくつかのバリエーションを持つが、最も基本的な初期型の型式番号はACA-01である。
(引用:wikipedia)
戦績
一年戦争時では多くのガウ攻撃空母が戦線に投入されたが、特にジオン軍地球方面軍司令ことガルマ・ザビ大佐が座乗していたガウが特に有名である。
ガルマ大佐は本機を旗艦としたガウ攻撃部隊を擁し、連邦軍のホワイトベース隊と二度に渡り交戦するも、ニューヤークでの戦闘でホワイトベース隊の攻撃を受け座乗していたガウは撃沈。ガルマ大佐もこの時に戦死した。その後、ガルマの婚約者であるイセリナ・エッシェンバッハが仇討ちの為にガウに乗り込んでホワイトベースの追撃を行ったが返り討ちにあい撃破される。
宇宙世紀0122年ではジオン残党軍であるオールズモビルが複数使用している(さしずめRFガウ?)。
アニメ以外のメディア
小説版『機動戦士ガンダム』
宇宙空母と言われ宇宙で運用する兵器として登場した。
実写・3DCG版『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』
MS搭載数は6機となっている。その代わり、コムサイを同時収容するスペースが確保されていないように見える。MSの発進は後部ハッチから行う。
ゲーム『ガンダム戦記 BATTLE FIELD RECORD U.C.0081』
一年戦争終結後もジオン残党軍により運用されており、オットー・アイヒマン大佐らの部隊が本機を運用し、インビジブル・ナイツ隊を支援していた。
漫画『機動戦士ガンダム ジョニー・ライデンの帰還』
民間軍事会社テミスが、連邦軍が戦後に接収した機体を運用している(年代物の燃費食らいらしいが)。
関連イラスト
ガウ改
一年戦争後に地球連邦軍が開発・運用した大気圏内用大型輸送機。ガウの形状を残しつつ、機体の形状はガルダに近い。
船体上部には開閉式エレベータハッチが常設されている。
宇宙世紀0087年12月6日の宇宙豪華客船プロスペロー号落下事件発生の際には地球連邦軍第91救助隊所属機が民間人の脱出カプセルを救助し収容している(その際に正規軍とティターンズ、エゥーゴが合同で救助活動をした)。
グレイトソルト基地にMS用部品を輸送中のガウ改「アトバラナ」がケラウノスの陸戦隊に鹵獲される。