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ジオン水泳部

じおんすいえいぶ

ジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ達が所属している部活(もちろん嘘)のことである。
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概要編集

機動戦士ガンダム』および派生作品に登場した、ジオン公国軍の水陸両用モビルスーツの総称。言うまでもないが、水陸両用から「水泳部」を連想させるのが由来。


ジオン水泳部

水中という特異な環境での戦闘を想定し、海洋生物を思わせるデザインを持ち、個性炸裂の色もの集団として知られている。


ジオン軍MSで初めてビーム兵器の運用が可能になったのもここからで、技術的な系譜においても重要な存在である。


対する連邦軍は水陸両用MSの運用には消極的であった。これには連邦軍総司令部・ジャブローが、南米アマゾン川流域に秘匿されていたことも大いに関係しているほか、地球の7割を海が占めているという断片的な知識から制海権を過大に重視された背景もあるとされる。


なお、『機動戦士Ζガンダム』など後発作品では、MSの汎用性の向上に加え、もっぱら宇宙空間が主戦場となった。こういった背景により水陸両用MSの新規開発は少なくなり、ザクなど既存の汎用MSをベースに開発されるようになった。


部員名簿編集

一年戦争編集

記念すべき部員第一号。

ザクⅡF型(C型とも)をベースに開発され、ランドセル換装による水流エンジンの装備、バラストタンクやハイドロジェットの増設、関節などへの防水用のシーリング、モノアイを覆うモニターシールドの追加などが行われる。更に水深400mの水圧に耐えられる設計が要求された結果、大半が新規パーツに交換されている。

しかし、気密性の高いF型とはいえ防水のための工作が難航し、更に水中行動能力も決して高くなかった。


ザク・マリンタイプに次いでツィマット社が試作した。ザク・マリンタイプをベースに、ハイドロジェットとドムに搭載予定だったジェネレーターの強化型を装備。機体形状も水の抵抗を減らす形に改め、ザクⅡの面影を残すことで陸上での運用も考えられている。

しかし、水中、陸上ともに期待した機動性には達しておらず、ジェネレーターが水冷式のため上陸後の稼働時間は短い。


機外の水を冷却剤として用いる水冷式核融合炉を搭載したことで、ジオンの量産型MSとしては初めてメガ粒子砲を装備した機体となった。膨大な水圧に耐えるため厚い装甲と強靭な機体構造を持つ。腕部はフレキシブル・ベロウズ・リムを採用、伸縮機能も持つ。バックパックには2口の大型ノズルを備え、短距離ジャンプ飛行も可能。


ゴッグは重量過多による低い機動性やメガ粒子砲の収束率が低いなどの問題点を抱えていた。しかし、実戦においてズゴックとの共同運用が有効であることが確認されていたため、統合整備計画において新規に設計され軽量化による運動性の向上と新型ジェネレーターの搭載による高出力化が行われた。


主にジェネレーターをグレードダウンさせ低コスト生産を可能とした。生産性を高めるためフレームや熱核反応炉はザクⅡ用をニ基、航行用部材やクロー部はゴッグのものが使用された。低排熱量により熱センサーに感知されにくく、機体全体に電波吸着剤を塗布し、迷彩効果に優れるダークブラウン系に塗装するなど、機体のステルス性が高い。水中よりも湿地を中心とした陸上における運動性が高い。


アッガイの試作段階で最終案直前まで残ったものを改設計した機体。接近戦用のため運動性は高く、装甲も厚い。センサー類の強化によるものとされる巨大な複眼と、両腕に二本ずつのヒートロッドが特徴的。


ジャブロー攻略戦用に開発されたアッグシリーズの一機。アッグによって切り開かれたルートを通じて侵攻し、射撃支援を行うことを目的とする。装甲強化により重量が増加し、胴の外形はアッガイに近く、四肢形状はアッグガイに似たフレキシブル・ベロウズ・リムで構成される。


設計はゴッグを基本としつつ、ズゴックやアッガイといった同時期の他社製水陸両用MSの長所を盛り込む形で進められた。

ゴリラのような見かけに反して性能は決して低くなく、冷却システムの性能向上によって陸上稼働時間が大幅に増加。腕部にはフレキシブル・ベロウズ・リムを参考にした伸縮機構を備え、陸上での俊敏さを確保している。また、ゴッグ譲りの頑強さを備える他、他機種との互換性があり、コスト低減が図られている。


MIP社の開発による唯一の水陸両用機。実用化が遅れた結果最後発の機体となったが完成度は高く、ゴッグ・アッガイなどに代わり主力となった。ジェネレーターの冷却を水冷・空冷式のハイブリッドに変更したことでゴッグより20tほど軽量化、装甲に関してもガンタンクなどの砲撃に耐えるだけの強度を有する。


水陸両用機として異例の性能を示したズゴックをベースに、より陸戦を重視して再設計された。胸部(頭部?)に巨大なモノアイおよび人の眼形状のモノアイスリットが配された特徴的なデザインで、アッグシリーズに共通する独特なセンサー部を持つ。四肢はズゴックに類似し、伸縮式フレキシブル・ベロウズ・リムで構成され、最大20メートル程度まで伸縮できた。


統合整備計画」によって改良された、ズゴックの性能向上機。ズゴックは非常に高い完成度の機体であったが、コストの高さと操縦性に難点を抱えていたため、これらの問題点の解消と共に更なる機体性能の向上が図られ、部品の共通化と簡略化によって大幅なコスト削減を達成し、他のMSとコクピットを統一化しパイロットの負担の減少に貢献した。


MSにしては極めて異例な前後対称の姿をした機体。ゾックは水中での活動に主点を置いている。ゾックは水中での活動に主点を置いている。一年戦争時としては破格の大型ジェネレーターを搭載し、メガ粒子砲の連射も可能で。当時でも群を抜いた火力は、1機で公国軍一個中隊のMSに匹敵するほど。


MIP社によって初めて実戦投入された水中用モビルアーマー。開発は先行していた同じMIP社製のビグロをベースに行われ、開発着手から1ヶ月半という短期間で完成している。水陸両用MSと同様の熱核水流ジェットエンジンを6基用い、単独で地球一周するほどの航続距離を備えている。水中・水上の敵どちらにも攻撃可能な対空ブーメランミサイルを装備し、機体左右に装備されているクローアームで直接敵機や敵艦船の装甲を破壊できる。このクローアームは航行時に機体後方に折り畳むことにより抵抗を軽減する。


ドムをベースに河川などでの運用を想定して開発した。背部に2基の大型ファンエンジンと大型安定翼を備え、左右の足首部にハイドロジェットエンジンを搭載。加えて各部に空力処理を施すことで高速での水上走行が可能となっている。脚部スカート部にホバー機能が搭載され、水上での直立と地上走行の両立を実現している。


ネオ・ジオン抗争以後編集

地球連邦軍ザク・マリンタイプを改良して生産し、第一次ネオ・ジオン抗争時ネオ・ジオンに使用されることになった。

外装は整備性向上のためザクⅡのものを流用、フレームに耐圧加工を施すなど中身はほぼ別物となり、潜航可能深度も飛躍的に伸びている。


ネオ・ジオンの水陸両用機で、一年戦争時のゴッグハイゴッグの流れを汲む機体。最大の特徴は機体本体が球形と化している点である。その機体形状は水流抵抗が小さい上に耐圧性に優れ、非常に高い水中運動能力を発揮する。また、水中移動時には腕部を機体内に収納し、脚部を折り畳むと『巡航形態』に変形する。


火星独立ジオン軍(ジオンマーズ)が開発。

改造元はガザAでクローアームやバインダーなど水中用の改修を加え、推進器も水中用のものに変更され、新たに大型ミサイルポッドやアッグ武装型の4連装ミサイルランチャーを装備している。頭部はカプールのものとなり、胸部装甲や股間部などガ・ゾウムマリンタイプと共用化される。


ガ・ゾウムの水中用のバリエーション機。

各部をガザMと共有し、腕部をフレキシブル・ベロウズ・リム構造のクローアームに換装。しかし、本機はゲリラ活動下で急造品のため気密性に問題があり、水中でのフレーム強度の問題から、本来であれば逐次メンテナンスを要するが、作戦上長時間戦闘や遠距離砲撃は考慮されず、強行突破と強襲が前提のため一度で使い捨ての形で投入された。


気密と各部推進器の水中への対応が図られ、電磁流体誘導推進器(MHD)が左右バインダーに搭載される。これは、取り込んだ海水を電磁コイルで高速噴射するシステムである。



ティターンズ残党から提供されたマリン・ハイザックの設計データを基に、レジオンが再生産した機体。ハイザック (レジオン鹵獲仕様)と同等の改修を受けており、原型機より性能が向上していると思われる。その結果か脚部ハイドロジェットを装着していない。また新規に開発したドラム型の水中用装備を下腹部に装着している。


マリン・ハイザックにアクア・ハンブラビIIを装着し、さらに水中戦に特化させた形態。


水中戦用の汎用装備として装着した機体の性能を大幅に底上げする他、水中用モビルスーツとして一線級の能力を付与する。水中用モビルアーマーとして単体での運用もでき、その際はフリージーヤード技術を応用したゲル状物質で機体を覆う事で、水の抵抗を軽減させる。


バーザム(レジオン鹵獲仕様)にアクア・ハンブラビIIを装着した仕様。頭部にゴーグルを装着、コックピットの気密外装や関節のシーリングといった耐水加工がほどこされ、武装はフェダーイン・ライフルの水中仕様であるバハル・ライフルを携行。


旧公国軍の水陸両用機のデータを元に開発されたギラ・ドーガのマリンタイプ。武装にバズーカが追加し、コ背部ジェット・エンジンを備える。肩もセンサーを内蔵した流線型アーマーに換装。また、それぞれ腕部や腰部の仕様が異なるタイプAとタイプBが存在している。


ギラ・ズールをベースにバラスト・タンク、ハイドロジェット推進器などの水中用装備を装着した機体。ネオ・ジオン残党「袖付き」から地上のジオン残党軍へ供与され、ダカール侵攻作戦、トリントン基地襲撃作戦などで運用された。各種水中用装備は任意にパージが可能で、上陸時にデッドウェイトを回避できる。


ジオン残党軍の水陸両用大型試作モビルアーマー。旧ネオ・ジオンの設計案を元にジオン残党軍が6年をかけて建造。最終的に「袖付き」の技術提供他を受けて完成させた。口腔部に大型メガ粒子砲、機体肩部に拡散ビーム砲を装備しリフレクタービットで偏向することで広範囲攻撃兵器として機能する。よって本機の攻撃能力は絶大であり、連邦中央議事堂を壊滅に追いやるという多大な戦果を挙げた。


RFシリーズと呼ばれる兵器群に分類される「オールズモビル」の量産型MSで、旧ジオン軍が使用していたズゴックの意匠と機能を踏襲している。直線的なラインが多用されて強者的な印象を与えているのも特徴。主に陸上における戦闘能力が強化されており、水中でも潜水艦並みの長期活動が可能となった。


関連イラスト編集

センシティブな作品


関連タグ編集

ジオン公国軍 ジオン残党軍

ネオ・ジオン 新生ネオ・ジオン 袖付き

レジオン 火星独立ジオン軍 オールズモビル


モビルスーツ モノアイ  水陸両用 水泳部

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