「ジオンマーズ浮上!!これより我々は再び 奪われた空を取り戻す!!」
概要
一年戦争終結後、火星へと落ち延びたジオン残党軍の一派。ジオン独立火星軍との表記もあり、火星に潜伏していた事で「ジオンマーズ」とも自称する。
作中でも存在が疑問視されている『キシリア・ザビの息子』を担ぎ上げたキシリア派の高官たちが率いるジオン残党勢力で、いち早く逃げ延びて火星圏を制圧し、アクシズと協力関係を結ぶ。
運用するモビルスーツはアクシズから提供された機体やデータを元に独自の改修を加えたザクⅢR型やドムⅢといった機体を主力として運用。他にもジャムル・フィンを当初の予定通りビグ・ザムの後継機として完成させたビグ・ザムールや、その脚部を流用し開発したエルメスの後継機ヘリオス、完全新規開発となるリゲルグの後継機ゲルググⅢなど、ティターンズの接収兵器をほぼそのまま運用していたレジオンとは対照的に兵器開発にかなり力を入れていたことが窺える。
デラーズ紛争後に火星に襲来した「レジオン」(初期メンバーはアクシズに合流しなかったデラーズ・フリートの残党)のゲリラ攻撃を受けながらも、圧政の下、アクシズに兵器と人員を提供してその勢力拡大に貢献していたが、グリプス戦役後のU.C.0088年にティターンズ残党を吸収したレジオンの起こした「レジオン建国戦争」においてインレの圧倒的な力の前に敗北し、火星の主導権を失う。
ジオンマーズ高官の一人であり、親衛隊隊長のアウトロー・チェスター率いる地下戦力(ティターンズ残党と連携)と、アクシズ残党軍と連動するチェスターJr.の艦隊に分断され、いずれも一枚岩と言い難い状態にある。
U.C.0089年に地球圏から帰還したチェスターJr宇宙艦隊が反攻作戦を決行。火星への降下を強行するもクィンリィ・フレアの返り討ちに逢い失敗。
チェスターJrただ一人を残し、全滅する。
なお、ネオ・ジオン残党は早期に降伏したことでレジオンに相応の待遇を以て併合されている。
0091年にレジオンに反旗を翻したティターンズ残党を受け入れ決行したインレ奪回計画「輝ける星作戦」にて三度蜂起。今度こそレジオンを打ち倒し主導権を奪い返すことに成功。こうして生き残ったジオンマーズが後のオールズモビルへ繋がって行く事となる。
0100年代初期には、ネオ・ジオン残党レガシィと同盟関係にあり、地球連邦からは同時期のジオン残党共々『オールズモビル』として扱われている。
「オールズモビル」と呼ばれた者
「輝ける星作戦」にて打倒レジオンを成した後、30年もの長きに渡り火星に潜伏した火星独立ジオン軍は、ジオンの再興を悲願に地球連邦政府の壊滅を目論む残党活動を再開、「オールズモビル戦役」と呼ばれる戦乱を引き起こした。
詳細はオールズモビル軍を参照。
保有戦力
UC80年代
- ザクⅢR型(ザクⅢ(火星独立ジオン軍仕様))
- ザクⅢ強行偵察型
- ドムⅢ
- ガルスS
- サンド・アングラー(水陸両用マッドアングラー)
- アッザム
- ゲルググⅢ
- リーベン・ヴォルフ
- フェンリス・ヴォルフ
- ガ・ゾウム
- サダラーン級機動戦艦ミダラーン
- エンプラ級(エンドラ改級)宇宙巡洋艦
- ガザA
- ビグ・ザムール
- ヘリオス
UC90年代
- ザクⅢR-G型
- ザクⅢ強行偵察型
- ドムⅢ
- ガルスS
- サンド・アングラー(水陸両用マッドアングラー)
- アッザム級
- ガ・ゾウムマリンタイプ
- ガザM
- ヘリオス・マリナー
- ズサブースター・マリンタイプ
- アーリー・ヘイズル(厳密には結託したティターンズ残党の戦力)