概要
型式番号不明。
雑誌・Web企画『A.O.Z Re-Boot』に文字設定のみ登場。ザクⅢの改修機の内の一つである。
宇宙世紀0090年台における火星独立ジオン軍(ジオンマーズ)の主力機。アクシズから入手した設計データをベースに火星プラントで開発した機体である。
実戦経験のない新兵へのジオン兵としての意識の植え付けと士気高揚を狙って、ザクⅡに近い機体シルエットに纏められている。
一方、ジオンマーズと対立するレジオンはティターンズから接収したハイザックを主力機としており、両組織が軍事的・思想的背景に対照的となっている事を暗に物語っている。
バリエーション
ザクⅢR-G型
メイン画像の機体。
型式番号AMX-011RG / AMX-011G。
『A.O.Z Re-Boot』に登場。
ジオンマーズが運用するザクⅢR型の陸戦仕様。単純にザクⅢG型とも呼ばれることがある。
火星重力下での運用を想定して空間戦闘用の装備が排除されているとともに、機体背面にはドムⅢと同型のホバー推進ユニットを装着している。
余談
ドーベン・ウルフは無論、ザクⅢやドライセン等は元々、汎用機ではあっても高級機であり、スラスター出力やセンサー範囲、純粋な戦闘力は後の新生ネオ・ジオンの主力MSギラ・ドーガを上回る。
そもそもギラ・ドーガの自体、ぶっちゃけ楽に作れるから主力に選ばれたのだが、ジオンマーズは上記のアクシズ製MSの改修機であるリーベン・ヴォルフやザクⅢR型、ドムⅢを、総合的にはギラ・ドーガ並み、もしくはそれ以上の数を生産・配備しているのである。火星プラントの生産力、恐るべし。