水中実験機
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すいちゅうじっけんき
水中実験機は、雑誌企画『M-MSV』に登場するジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ(MS)。
型式番号MSM-02。
模型企画『MSV』での文字設定が初出で、その後に雑誌企画『M-MSV』でデザインや名称などの詳細が設定された。
ジオン公国軍がザク・マリンタイプに次いで試作した水陸両用モビルスーツ(MS)。開発はツィマッド社が担当し、プロトタイプゴッグとの社内競作という形で進められた。
ザク・マリンタイプをベースに、ハイドロジェットとドムに搭載予定だったジェネレーターの強化型を装備。機体形状も水の抵抗を減らす形に改め、水中での運動性を10~20%向上させた。ただし、ゴッグやズゴックに比べるとザクⅡの面影が残っており、陸上での運用も考えられている。
しかし、水中、陸上ともに期待した機動性には達していなかった。また、ジェネレーターに水冷式を採用したため陸上での冷却はタンク内の冷却水に依存しており、上陸後の稼働時間は短い。
武装はすべて固定式で、腕部と肩部に6連装ミサイル・ランチャー(ロケット砲とも)を、背部ランドセルに70mmバルカン砲2基と4連装の対空・対艦ミサイル・ランチャーを備える。
その他の武装としてバルカン砲も備えるとされるが、装備位置は頭部とも腕部とも言われ定説はない。また、ゴッグと同型のメガ粒子砲(キアM-23)を装備しているとする資料もあるが、詳細は不明。
先行量産という形で少数が生産されたが、ゴッグの生産が後期型に移行すると中止された。
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