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太陽系戦隊ガルダン」を出していたアリイが次に出した「ザ☆アニメージ」の最初のシリーズ。ぶっちゃけガルダンと同じくガンダムパチモン

デザイン協力は代々木アニメーション

架空のアニメ『ザ・アニメージ』に登場する「装甲バトルスーツ」達のプラモデル(基地とのセットも存在する)。

オマケとして無彩色のセル画が一枚ついており、自分で塗る事でアニメーター気分を味わえるらしい。

1/100ガンプラと同サイズだが1/76で「ナナロクスケール」と謳っている(1/76とは鉄道模型HOゲージの縮尺である)。

胸部装甲の開閉が可能でコックピットが再現されていたり、関節の稼動域が広くポリキャップが普及していなかった時期にラチェット機構を採用していたりと、デザインを除けば当時のガンプラを上回っていたりもした。

ストーリー

西暦2300年、地球は、ギド帝国によって支配された。ギド帝国のピラト総督は、宇宙制覇を企む。それを知ったカーネル博士は地球を脱出。辿り着いた惑星Z(ゼット)の巨大スペースドームで、3体のバトル・スーツを作り上げる。

しかし、ピラト総統はそれを発見。カーネル博士の拠点は発見され、ギド帝国のエース、ベン・レイコック率いるバトル・スーツ部隊が襲撃する。劣勢に立たされる反帝国軍だが、その時謎のバトル・スーツが現れ帝国軍を退けた。それはカーネル博士の孫、リョウ・シサムの操るバトル・スーツ、バイソンだった。

登場人物

  • リョウ・シサム

主人公。バイソンのクルー(パイロット)。パッケージ横の解説では「カーネル博士の孫」とされるが、コミックにおいては明確ではない。

  • ハン・ライル

惑星Zのスペースドームに集った反帝国の有志の1人。バトル・スーツ、カムイのクルー。

  • ジョー

バトル・スーツ、ソムロのクルー。

  • ピーター

バトル・スーツ、モックのクルー。ガスパルにいたぶられ、死亡。

  • ジョナサン

バトル・スーツ、ソムロのクルー。

  • ミッキー

バトル・スーツ、クロノスのクルー。

  • マダル・カイト

バトル・スーツ、ベンダーのクルー。

  • ケイ・モウル

反帝国組織の一員。「ザ★アニメージPART-II」ではオペレーターを担当。

  • カーネル博士

反帝国組織のリーダーで、バトル・スーツの開発者。帝国軍の宇宙空母コズモービルの襲撃に対しビーム砲基地で攻撃、死亡する。

  • ピラト総督

ギド帝国のトップ。青白い肌をした男性。自ら、バトル・スーツで出撃することもある。

  • ベン・レイコック中佐

ギド帝国軍のエース。ツルの無いサングラスをかけている。「ザ★アニメージPART-II」では、ネオ・ギド帝国軍のトップとして再登場する。

登場バトルスーツ

発売されたプラモデルのスケールは、1/76スケールだが、バイソン、カムイ、およびザリグ、ガスパルの大きさは、ガンプラで言うところの1/100サイズ、他の量産型は1/144サイズである。

バイソン軍

装甲バトルスーツ バイソン

胸に黄色いV字モールドを持ち、専用盾とライフルを装備。コクピットのハッチは開閉可能で、簡素ながら操縦席も再現されている。背中のランドセルは当時の1/100ガンダムと同様に、中空でサーベルを斜めに刺すことができる。顔はタレ目でV字アンテナのないガンダムといったデザイン。

装甲バトルスーツ カムイ

専用盾と大型の青龍刀のような剣が特徴。右肩にはショルダーキャノンを装備。バイザー風の頭部センサーにスリットのある口を持つ。バイソン同様、コクピットのハッチが開閉する。

量産型バトルスーツ ソムロ

額にV字アンテナを持ち、盾も覗き穴のある六角形という非常にガンダムに似たバトルスーツ。ガンダムに似ているため、最も売れたらしい。

量産型バトルスーツ ベンダー

ひし形の盾を持ち、シンプルなデザインの頭部を持つバトルスーツ。

量産型バトルスーツ モック

機動隊の盾のような四角い盾を持ち、後頭部に2本のアンテナを持つバトルスーツ。

量産型バトルスーツ クロノス

赤い機体でとげ付きサーベルが武器のバトルスーツ。

ギド帝国軍

装甲バトルスーツ ザリグ

赤い機体のピラト総督専用バトル・スーツ。丸い盾、鉄球付きトマホークを持つ。帝国軍の装甲バトルスーツはバイソンと同じ角型の足に上から曲面デザインのアーマーを追加して外観を変化させている。バイソン軍の物とは異なり、コクピットのハッチは開閉しない。

装甲バトルスーツ ガスパル

※画面左手前

複眼のような大型センサーと魚のヒレのような頭頂部のフィンが特徴のベン・レイコック専用機。「アイアンチェーンカッター」なる鎖鎌と専用盾を装備する。腰の動力パイプはコミックでは背中につながっているが、キットでは中途で分断されている。手持ち武器の鎖パーツはザリグの物より多いが、ザリグ同様ハッチの開閉ギミックはない。

『コミックGON』に掲載されたアリイのスタッフインタビューによると、作品中で一番オリジナリティが出せたデザインで気に入っているとのこと。

量産型バトルスーツ ブッダ

2本ヅノに一つ目という怪物的なデザイン。専用盾とトマホークで武装している。ザリグのプロトタイプという設定。ギド帝国の量産型バトルスーツのふくらはぎには、装甲が付いていない。

量産型バトルスーツ ゲッツ

ガスパルのプロトタイプ。両肩にスパイク付きアーマーを装備し、口もとと腰周りに動力パイプ、頭部センサーは凸字のような形の中にモノアイ、というシリーズ中でも屈指のパチ物感溢れるバトルスーツ。

量産型バトルスーツ スカラ

追加アーマーパーツが貧弱でシルエットがあまり変わっていないバトルスーツ。二つのとげ付き鉄球のついた棍棒が武器。

量産型バトルスーツ ボルム

正六角形の盾とショットガンを装備したバトルスーツ。悪役的なトゲパーツが各所に追加されている。

その他

ドーム基地

直径は10cm足らず。ロボットの格納はできない。小型メカとフィギュアが付属する。各基地は連結が可能。全四種。

「永大」から発売していた製品の金型流用キット。

ジオラマセット

量産型バトルスーツとジオラマベース、既存のキットから流用した兵器、ドーム基地などを組み合わせたセット。こちらも連結は可能。

六種が発売されたが、うち二種は装甲バトルスーツ二体をセットにした大型商品で、¥3,200と、通常のジオラマセット(¥1,000)より高価。

スーパーリアルタイプ

ガンプラで言うところの、「リアルタイプ」。成形色を彩度の低いものに変更し、デカールを追加した製品。PART-IIよりも後の、1982年末から1983年にかけて発売された。

ミクロスーツ

1982年春に100円で発売された商品。

スケールは1/144。商品の大きさは量産型バトルスーツの2/3程度なので、製品としてはミクロスーツの名称に反して量産型バトルスーツより大きく、装甲バトルスーツに近い。

ガルダンガムの金型を流用した製品で、名称も変更されている。箱絵もガルダンガムとほぼ同じであるが、搭乗者の絵は変更。

キットはガルダンガムのために、1970年代に作られたロボットを改修したものであるが、頭部、腕、脚および武器は新造されており、旧キットの形状は胴体部に残るだけである。

胴体と脚部が一体で成形され、脚は一切可動しないが、キットの形状は箱絵と大きく異なってない。

ミクロスーツ バッコス

最強戦士ドンの流用。トライダーG7に似た頭部で、ガンダムに似た配色をしている。

ミクロスーツ シャブル

超硬戦士ガンの流用。ジムに似た配色のミクロスーツ。ボディはバッコスと共通。

ミクロスーツ ザイラ

戦略戦士バクの流用。ガンダムに酷似した盾を持つ。

ミクロスーツ チザム

電磁戦士マグの流用。ボディはザイラと共通。

ミクロスーツ バジル

特殊重戦士ゴルムの流用。ドーム状の頭部を持つ。

ミクロスーツ ビバリス

局地戦士ダムラの流用。ザク系の頭部とグフ似の盾を持つ。ボディはバジルと共通。

ミクロスーツ ゲルマ

突撃戦士ベラダの流用。胸部と盾以外は形状、配色ともビバリスに似ている。

ミクロスーツ ソドム

重機戦士ジランの流用。ドム系の頭部を持つ。ボディはゲルマと共通。

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