基礎データ
地方図鑑
ホウエン図鑑 | No.004 |
---|---|
ブルーベリー図鑑 | No.185 |
各言語版の名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | アチャモ | あちち+軍鶏(シャモ) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Torchic | torch(松明)+chick(ヒヨコ) |
ドイツ語 | Flemmli | Flamme(炎) |
フランス語 | Poussifeu | poussin(雛)+feu(火) |
韓国語 | 아차모 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字) | 火稚鸡 | 火(huǒ)+稚(zhì、幼い)+鸡(jī、鶏) |
中国語(繁体字) | 火稚雞 | 火(huǒ)+稚(zhì、幼い)+雞(jī、鶏) |
ロシア語 | Торчик | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | टर्चिक | 英語名の音写 |
タイ語 | อาชาโม | 日本語名の音写 |
進化
アチャモ → ワカシャモ(Lv.16) → バシャーモ(Lv.36) → メガバシャーモ(メガシンカ・バシャーモナイト)
概要
ポケットモンスター 第3世代『ルビー・サファイア』より登場した、『RSE』及びリメイク版『オメガルビー・アルファサファイア』ゲーム開始時に手に入るパートナーポケモン「ホウエン御三家」のうちの1匹。
名前の由来は「あちち(熱い物に触った時に発する語)」+「軍鶏(シャモ)」。
ひよこをモチーフとしたポケモンで、赤い外見に小さな身体つきをしている。頭には3本の毛が跳ねており、小さな嘴(くちばし)に黒々とした愛くるしい眼をしている。
また、性別によって多少外見が異なっている。雄の方のお尻には、かなり小さな模様がある。雌の方のお尻には模様はない。見分けるのはかなり難しくこの辺りはリアルのヒヨコを髣髴とさせる。
その可愛らしい容姿のため、大変人気があるポケモンで炎御三家でも代表格であるヒトカゲに負けず劣らない。進化して行くと容姿が凛々しくなって行き、可愛い時期は少ししかないが進化後も十分人気は高い。
トレーナーにくっついてちょこちょこ歩く。全身フカフカの羽毛に覆われている。また鳥目なのか周りが見えなくなる暗闇は苦手。
腹に炎を燃やす袋を持っているので、抱きしめると湯たんぽの様にポカポカととっても温かい。腹の炎袋は命ある限り燃え続ける。
敵に襲われた際は、腹で作りだした炎の玉を口から飛ばして攻撃する。その灼熱の炎は摂氏1,000℃もあり、相手を黒こげにする。
アチャモのモデルは往年に祭の屋台などで売られたカラーヒヨコとみられる。アチャモはアニメやポケダンの影響でメスのイメージが強いが、実は人工で飼育されたニワトリは繁殖の際メスのみが確保されるため、カラーヒヨコにされているのは全て処分を免れたオスであり、ゲーム内でオスの比率が圧倒的に高い状況とリンクしている。
さらに、アチャモが進化すると逞しくなってしまうのも「カラーヒヨコは成長すると凶暴になり、攻撃性が増す」という習性に準拠したものだとRS発売当時の開発者のインタビューで語られている。
ヒナがニワトリになると攻撃性が高くなるのはオスのみの習性であり、オスのニワトリ同士で喧嘩する事で身も引き締まるので、食用として加工されてしまうのである。
色違い
色違いは通常カラーと反転して体が黄色、頭の毛と羽がオレンジになる。
ゲームでの特徴
上述の概要の通り最初に選べるポケモンで登場。主人公がキモリを選ぶとライバルであるハルカ/ユウキの手持ちがアチャモになる。
また、プレイヤー/主人公が最初にアチャモを選んだ場合はハルカ/ユウキの手持ちが『ルビー・サファイア』でミズゴロウ・ドンメル・キノココになるが、『エメラルド』のみどちらもミズゴロウを選ぶのは同じであるもののユウキはマグマッグとハスブレロを手持ちに加え、ハルカはカナズミシティ戦のみコータスを手持ちにし110ばんどうろ戦でコータスを外してユウキと同じ手持ちとなる。
第3世代において、2005年期間限定で「ポケモンもっと集めよう! キャンペーン」第1弾による配布が行われていた(詳細)。
過去作から連れて来る必要がある。
それなのに『DP』においては他御三家ポケモンを差し置いて御三家の中で唯一ポケモンふれあい広場に連れて行けるポケモンである。
レッド戦後にマサラタウンのオーキド研究所でカントー御三家を貰った後、シルフカンパニーにいるダイゴの問いに「あかいいし」と答えるとアチャモを貰うことが出来る。
過去作から連れて来る必要がある。
当時は隠れ特性の配布があったが……(詳細は下記の『性能』にて)
「バシャーモナイト」を持った隠れ特性「かそく」個体がWi-Fiで配信されていた。
リメイク前同様。
本作では、最初にアチャモを選んだ場合に120ばんどうろでダイゴから「バシャーモナイト」を貰う事ができる。
『USUM』では火曜にアーカラ島で島スキャンするとワカシャモが8ばんどうろに出現することがあり、タマゴを生ませれば入手可能。
8世代から
タイトル | 登場 |
---|---|
Let's Go!ピカチュウ・Let's Go!イーブイ | ✕ |
ソード・シールド | ◎(DLC) |
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール | ◎ |
LEGENDSアルセウス | ✕ |
スカーレット・バイオレット | ◎(DLC ) |
DLC『冠の雪原』で解禁。
ダイマックスアドベンチャーでワカシャモが出現する事があり、捕獲してタマゴを生ませるか過去作から連れてくる必要がある。
全国図鑑入手後の地下大洞窟(マグマの空洞・熱砂の空洞・バクフーの大空洞)に出現する。
DLC後編『ゼロの秘宝・後編藍の円盤』に内定。ブルーベリー学園に初めて訪れた際にもNPCが連れてるので真っ先にお目にかかる事ができる。
リーグ部で「ポーラエリアの環境を整備(3000BP)」を支援するとテラリウムドーム「ポーラエリア」にある洞窟に出現するようになる。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
45 | 60 | 40 | 70 | 50 | 45 | 310 |
「こうげき」・「とくこう」・「すばやさ」がやや優れている程度で、ステータス的には貧弱である。最初のジムはいわタイプのポケモンを使ってくるので初代のヒトカゲ(序盤2つのジムでタイプ不利)程ではないが苦戦しやすいのでワカシャモに進化してから挑んだ方が倒しやすい。ただし、進化すると「かえんほうしゃ」を自力で覚えられなくなってしまう。
しかし、わざマシンでも補えるのでそれ程重要ではない。中盤まではさほど進行は苦ではないが後半になるとこちらが苦手とするタイプのジム(ひこう・エスパー。みず)が増えてくるので他のポケモンによるアシストが必要になってくる。
隠れ特性について
アチャモの隠れ特性は何と「かそく」。
これが初登場『BW』では公式攻略本の中にランダムで封入されていた上にタマゴによって遺伝が不可能であった(当時♂の隠れ特性はタマゴで引継がせることが出来ず、このアチャモも♂しか配布されなかった)ことからレアリティがあまりにも高く、それでいて最終形態バシャーモはこの特性もあって超強化を果たした。
しかし、アチャモ目当てで攻略本を何冊も買い求めたのに、キモリとミズゴロウを引き当てて泣きを見るという光景があちこちで見られ、対戦環境における差が余りにも付き過ぎている原因だとして批判が噴出した。ホウエン地方の人気キャラがこんな形で悪目立ちすることになるとは、ゲームフリークも思っていなかったに違いない……。
その後ランダム封入が行われなくなり、以降の作品で隠れ特性が♂からも遺伝出来る様になったのはいうまでもない。そして前世代のお詫びといわんばかりに第6世代初頭に「バシャーモナイト」を持った隠れ特性「かそく」個体がWi-Fiで配信された(ちなみに、これは第6世代になって最初の配布である)。
ちなみにリトルバトルでも「かそく」は強力な特性だが、意外にもアチャモは「かそく」持ちだと最も遅いため、「かそく」同士で鉢合わせた場合は素早さ負けしやすいのに注意。
使用トレーナー
ゲーム版(本編)
※キモリ・ミズゴロウの3択
※ライバル時は主人公キモリ選択時
※性別:♂️・特性:もうか
- ハルカ:RSE・ORAS女主人公・ライバル
※キモリ・ミズゴロウの3択
※ライバル時は主人公キモリ選択時
※性別:♂️・特性:もうか
ゲーム版(番外作品)
※ポケモンマスターズ・性別:♂️
アニメ版
漫画版
番外作品
ポケモンカードゲーム
たねポケモンで炎タイプ。水が弱点で抵抗力を持たない。
『小学一年生9月号おまけ』で「ハルカのアチャモ」、『拡張パック ロケット団の逆襲』で「アチャモ☆」、『ポケパークプレミアムファイル』では「ポケパークのアチャモ」というカードがある。
カード詳細はこちら【外部リンク】
ポケモンGO
2017年12月9日に実装。
ノーマルアタックは「ひのこ」と「ひっかく」。スペシャルアタックは「ニトロチャージ」、「かえんほうしゃ」、「がんせきふうじ」。
ポケモンマスターズ
- 主人公&アチャモ
メインストーリー・WPM編第20章のおまけシナリオ『ホープトレーナーとの出会い』で加わる主人公の新たなバディーズ。
トレーナーわざ「燃える希望」でバディーズ全員のとくこうを2段階・急所率を1段階上げられ、「プラスパワーG」でバディーズ全体のこうげきを2段階上げることもできる。
ポケモン不思議のダンジョン
主人公格の1匹として登場している。「きあいだめ」を軸とした近接主体の戦法が得意。また、後述するコミカライズでも主人公として抜擢される。
- 探検隊シリーズ:ともだちエリアは「やけのはら」。主人公・パートナー以外の場合は難関ダンジョンである「しあわせのとう」に出現する。
- 探検隊シリーズ:出現するダンジョンは「やみのかこう」と「きょだいかざん」。専用装備は「アチャモのけ」「アチャモのカード」「ホットストーン」「ほのおのケープ」。
- 冒険団シリーズ:『すすめ!炎の冒険団』で「ほのおのさんがく」に出現する。
- 超:霧の大陸 ノエタウンで会話するとコネクテッドできる。♂「オレも おおきくなったら ああなっちゃうのかな……。」 ♀「アタシの うぶげについて はなしたいよ!」
その他
プレイアブルでバシャーモが参戦し、レベル1でアチャモとしてスタートする。
砂漠(ネッサ砂漠)でオアシスに生息している。リンゴをあげると炎で燃やして食べる他、条件を満たせば近くのカバルドンの上にちょこんと乗っかることもあり、とても可愛らしい。
- ポケモンピンボール ルビー&サファイア
ルビー台の火山エリアにおいて、GETモード(ライト3個)で出現する。
対戦相手として登場。
マグマゾーンに登場。バトルに勝つと友達になってくれる。
- ポケモントローゼ
- 出現場所
- きょだいそうこ:その2
- ミスター・フーのすみか:パターン24、56
- エンドレス・トローゼ:Lv14、47、62、89
- トローゼ・フォーエバー:Lv14、47、62、89
- トローゼ・バトル
登場:【スーパー】【U】【みんなの】【SP】
外部作品
モンスターボールから登場する。「ほのおのうず」で周囲の相手を巻き込んで連続攻撃を行い、最後に相手をふっとばす。
アニポケ.シリーズ
第2シリーズ・アドバンスジェネレーション
〈レギュラーの手持ち〉
- ハルカのアチャモ
CV:西村ちなみ
第1話『新たなる大地! 新たなる冒険!!』から登場した、ハルカの最初のポケモン。モンスターボールから出るなり一目でハルカに懐いたため、ポケモンが苦手であったハルカに「可愛い」と気に入られ選ばれ、オダマキ博士から譲り受けられる。
詳細はこちら。
〈ゲストなど〉
- 第11話『グラエナとポチエナ! 進化の神秘!!』
ハルカが筋肉ムキムキのアチャモを想像している。
- カイナシティのジョーイのアチャモ
第34話『はじめてのポケモンで大パニック!!』で登場。ハルカのアチャモより小さいが気が強く、逃走したりサトシのヘイガニに勝ったりする。
元々は初心者用の渡すポケモンであったが、途中ワカシャモに進化してしまう。
- その他:15・71話
第5 - 6シリーズ
- 第5シリーズ・XY
- 本編:75話(回想)
- 特別編:最強メガシンカAct3
- 第6シリーズ・サン&ムーン
- 34・130話
第7シリーズ
【新無印】
- 第47話『ポケモンチャンピオン! 大食い王決定戦!!』
大食い大会で「アチャモ饅頭」なるお菓子が登場。出場していたバシャーモのカイザーは食べることが出来ず、途中で棄権した。
- ホノカのアチャモ
第98話『ポケモンサーカス! ブースターとサンダース』にて、サンダースのカレンのトレーナー・ホノカのポケモンとして登場し、炎のイリュージョンを行っている。
- 第46話:冒頭で登場。
第8シリーズ
- 1話:セキエイ学園のモブ生徒に抱っこされていた。
- 48・56話:モブで登場。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- サファイアのちゃも
サファイアの手持ちの紅一点で、性格は冷静。
オダマキ博士が研究していた3匹のうち1匹で、サファイアの初めからの手持ちにして主戦力でもある。
野生児のサファイアに似たのか攻撃力と勇ましさは中々のもの。巨大なハブネークに対してひのこで立ち向かっている。
石の洞窟での修行でワカシャモに進化した。
チャモチャモ☆ぷりてぃ♪
ポケモン側の主人公。アニメ版と同じく親トレーナーはハルカとなっている。性別は♀で性格はいじっぱり。
カナタのグラエナを「グラエナ様」と呼んで慕っているが、一方で彼の弟のポチエナを「イナカポチ」と呼んでケンカ友達のような仲となっている。
ポケモン不思議のダンジョン ギンジの救助隊
『別冊コロコロコミック』2005年12月号 - 2006年10月号まで連載されていた溝渕誠のポケダン漫画で、アチャモとなってしまった元人間の主人公・ギンジが登場する。
関連イラスト
関連タグ
Ver | 第3世代 ルビー・サファイア・エメラルド オメガルビー・アルファサファイア |
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タイプ | ほのおタイプ 単タイプ |
進化・形態 | 未進化ポケモン レベル進化 ワカシャモ バシャーモ メガバシャーモ |
図鑑番号順
0254.ジュカイン(メガジュカイン)→0255.アチャモ→0256.ワカシャモ
炎御三家
関連ポケモン+グループタグ
その他