概要
ある日突然、人間からポケモンになった主人公と最初に出会い、共にチームを組んで「不思議のダンジョン」を攻略する相棒ポケモンを指す。
本シリーズでは、最初に主人公が変化したポケモンの種類を決めた後、共に冒険する相棒をいくつかの候補から選ぶことができ、メインシナリオ中に共に過ごすこととなる。
メインシナリオクリアまでパーティから外すことが出来ないため、よく考える必要がある。
基本的には、ゲーム『ポケットモンスター』シリーズ本編のパートナーポケモンと同様のポケモンが選択できる場合が多いが、ポケダンオリジナルとして本編のパートナーポケモン以外のポケモンもいくつか候補に追加されている。
歴代のパートナーポケモン
赤・青の救助隊
主人公と最初に出会うポケモンで、協力してキャタピーを救出した腕を見込んで救助隊に誘い、以降、主人公と共に救助活動に精を出す。
救助隊になったのは災害に苦しんでいるポケモン達を救いたいという理由からであり、困ったポケモン達を助ける事に情熱を持っている。救助後の見返りを求めないなど気の優しい性格で、苦境に立たされても挫ける事なく主人公の事を一心に信じ続ける心の強さを持っている。
ただ、主人公を待ちくたびれて基地の前で居眠りをしたり、怪物の噂を聞いてお腹が痛いフリをするなど、お茶目な一面も。
ゲーム開始前の心理テストの結果に応じて決定される仕組み。
選んだキャラクターによって最初から行ける「ともだちエリア」(本家でいうボックス)が決定でき、中にはクリア後でないと入手できないエリアもある(例えばヒトカゲを選ぶと「切り立った山」が手に入る)。
これを利用すればエンディング後にしか仲間にできないポケモンも仲間にできてしまう(先述のヒトカゲであれば、ココドラが仲間にできる)。
選ばれなかった主人公やパートナーは他のダンジョンでも仲間にできるが、たねポケモンは高難易度ダンジョンで出現したり(※)、最終進化はダンジョンで仲間にできる種とそうでない種がいるなどコンプはかなり面倒。
幸いにもパートナーポケモンの中間進化とピカチュウがダンジョンで低確率ではあるが、仲間になってくれる。
余談だが、第1世代のパートナーポケモンのうちリザードンとカメックスは救助隊のリーダーという設定だが、フシギバナのみストーリーに毛ほども関わってこない(強いて言うならプレイヤー側がその枠か)。
(※)フシギダネ、コダック、イーブイ、チコリータ、ヒノアラシ、ピチュー、キモリ、アチャモ、エネコとかなりの数が「幸せの塔」に出現する。
余談だが、ヒトカゲ、みずタイプのパートナーポケモン、カラカラ、ワンリキーはそれ以外のダンジョンで仲間になるのでコンプは楽(特にみずタイプのパートナーポケモンは最終進化系がマクノシタ訓練所の「チームハイドロズ」で全員低確率で仲間になるという謎の高待遇である)。
時の探検隊/闇の探検隊
空の探検隊から追加
新たに第4世代のパートナーポケモンも選択可能に。
友達エリアの廃止やポケモンを仲間にできるダンジョンの増加により、コンプのしやすさは格段に上昇したのが大きな特徴。
ポケモンになった主人公と最初に出会うポケモン。伝説が大好きで、不思議な模様の描かれた「いせきのかけら」という石を持っており、宝物にしている。
プクリンのギルドに入門する勇気が持てず浜辺で思い耽っているところで倒れている主人公に出会う。その際、協力してドクローズのズバットとドガースから宝物を取り戻した腕を見込んで主人公に探検隊の結成を提案。ギルドへの入門も果たし、主人公と共にギルドの修行生活に励む。
とても臆病な性格であり、逆境を前に弱音を見せる場面もあるが、探検にかける情熱は人一倍。主人公のことを非常に頼りにしており、主人公と共に冒険していくうちに精神面や実力が徐々に成長していく努力家である。
冒険団シリーズ
すすめ!炎の冒険団
いくぞ!嵐の冒険団
めざせ!光の冒険団
今までの上記したポケダンシリーズとは異なり、この作品では固有の相棒は存在しない。
マグナゲートと∞迷宮
ポケモンになった主人公と最初に出会うポケモン。
皆が幸せに暮らせる楽園のような場所「ポケモンパラダイス」を作る事が夢であり、ポケモンの世界に来たばかりで行く当てのない主人公にパラダイス作りへの協力を持ち掛け、以降、仲間を増やしつつ冒険家としてパラダイス作りに勤しむ。
物心ついた頃から天涯孤独の身で、交友関係にも恵まれずにずっと一匹で過ごしてきたという辛い境遇の持ち主であり、それ故に各シリーズのパートナーと比べて精神面が特に成熟しているのが特徴。パラダイス作りを夢見るのもポケモン達の間で不信感が芽生えている暗い世の中に対する嫌悪感からであり、トラブルが発生した際の仲裁・説得役になる事もしばしば。
世間的には考えられないような不思議な出来事に対しても「自身が知らないから不思議だと感じるだけ」と疑う事無く信じる素直で柔軟な考え方の持ち主であるが、お人好しゆえに悪事に騙される場面も。
パラダイス作りを手伝ってくれる主人公を初めての友達として慕っており、どれだけ自分が辛い境遇に置かれようとひたむきに主人公のためを思って行動する誠実さを見せる。
ピカチュウが選べるのは共通だが、選べるパートナーポケモンは当時の現行世代であった第5世代産のみ。
その他枠として新たにキバゴも選択でき、相棒は主人公候補から外れたポケモンから決定される。
それまでのシリーズではポケモンごとに固定だった性別についてもパートナーポケモンの選択時に選ぶ事ができる。
なお『マグナゲート』のみの特徴として、名前入力で入力した名前は本名とは別のニックネームとして扱われる。種族名が本名として扱われるポケダンシリーズにおいて整合性の取れた設定ともいえる。
超不思議のダンジョン
第1世代から第6世代までのパートナーポケモンが選べるようになった。
なお、御三家以外の候補はリオルのみになっており、そういう意味ではバリエーションは狭まったと言える。ゲーム自体に性別は実装されていないが、診断の最後の選択肢で「カッコイイ!」を選択した場合はオス口調、「かわいい♪」を選択した場合はメス口調となる。
主人公の相棒となるポケモンの子供。おだやか村に住むアバゴーラの養子であり、一人称は「ボク」か「ワタシ」。
村でコノハナの家に居候する事になった主人公と知り合い、一緒に学校生活を送った後、調査団への入団も果たして世界各地を冒険する事になる。夢は調査団に入って世界各地を冒険し世界地図を完成させる事で、苦手なものは幽霊。
学校に通う子供という事もあり、年相応の天真爛漫な性格の持ち主。協調性に欠け学校内では問題児扱いされ、クラスメイトのポケモンたちからも浮いた存在として扱われており、強い冒険心ゆえに危険な事にも進んで首を突っ込むため大人達も頭を抱えるなど、シリーズの中でも特に尖った性格付けをされているのが特徴。ただ、危険を顧みず敵に闘いを挑むなど他者の為に戦える勇敢さと優しさを持っている。
赤ん坊の頃、アバゴーラに拾われたという境遇の持ち主で、その際に体に巻かれていた黒と青緑のストライプのスカーフを大事に持っている。
このスカーフは主人公との友情の証「きずなのスカーフ」として共有する事になるが、後々、キーアイテムとして物語に大きく関わってくる事になる。
なお、年頃の子供という事もあってか、作中に「もしかして エッチな!?」や「うん。暑くて なんかこう ムラムラするよね。」(原文ママ)といった爆弾発言があるのが特徴。本家シリーズにも下ネタの描写はあるが、ポケモンの世界にも下ネタが存在するという描写は実に衝撃的である。
救助隊DX
上記で紹介した『赤の救助隊・青の救助隊』のリメイク作品であるため、基本的なシステムは救助隊時代と同様。
新たにイーブイ、ニャース、エネコ、ワンリキー、コダック、カラカラがパートナーポケモンとして選択できるようになった。
余談
幾つかの作品ではストーリーの途中、どこかで「どうお?」と発言する(どう?の意)。
ある意味ポケダンの名物かもしれない。