ゲーム情報
登場ポケモン数
第1世代 | 第2世代 | 第3世代 | 第4世代 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
仲間にできる | 150/151 | 100/100 | 134/135 | 102/107 | 486/493 |
仲間にできる(配信限定) | 1/151 | 0/100 | 1/135 | 5/107 | 7/493 |
合計 | 151/151 | 100/100 | 135/135 | 107/107 | 493/493 |
※ポケモン総数の分母は本作発売当時の第4世代(DPt)までで計算
※第5世代(ポケモンBW)以降は当時未発表
概要
Wiiウェアとして出たポケダン。『すすめ!炎の冒険団』、『いくぞ!嵐の冒険団』、『めざせ!光の冒険団』の3作同時配信。
「思いやり」をテーマにした作品となっている。
シリーズの中で登場するポケモンのバリエーションが2番目に多かった。
ただしそのうちいくつかは配信イベント限定で出現していたため、現在ではWiiのWi-Fiコネクションサービス終了により、上記に挙げたアルセウス等何匹かは仲間にすることができなくなっている(参考)。
これまでのポケダンシリーズとは異なり「主人公が元人間」「パートナーとシリアスな冒険」といった要素は特に無く、本作はポケモン達が平和に暮らす村で起こる小さな事件や騒動を、「ポケモン冒険団」を結成したポケモン達が解決していくという明るく穏やかな日々を描いた内容になっている。
このため、本作には明確な「主人公」や「パートナー」は存在しない。
(強いて言えば「冒険団」そのものが主人公となる)
一応は最初に2匹を代表として選ぶものの、その後は留守番メンバーや新たに仲間になったメンバーからも自由選択可能になり、リーダーのポケモンも任意に変更できる。
ハードも据え置き機向けのため、他のシリーズ作品と比べるとかなりの異色作とも言える。
ゲーム画面はシリーズ初の3D表示。ただし、ポケモンの3Dモデルは有限会社アンブレラの協力により『みんなのポケモン牧場』や『乱戦!ポケモンスクランブル』で使用されたデフォルメされた可愛らしい簡易的なモデルが使用されている。
(後の『マグナゲートと∞迷宮』以降は本格的な3Dモデルになっている)
なお、2019年1月31日にWiiショッピングチャンネルのサービスが終了した為、現在では新規購入が不可能となっている、ある意味幻の作品である。
ゲームシステム
基本的なシステムはポケモン不思議のダンジョンの記事を参照。同年発売の為か、『空の探検隊』よりほぼ流用されている。
冒険団独自の追加要素等を中心に解説。
該当記事参照。
ただ、この仕様により、後半のダンジョンの難易度は大幅に上がってしまう。
- ダンジョン内進化
メンバーはダンジョン内で戦っていくうちに経験値が貯まってレベルアップする。
今作では進化するための施設はなく、ダンジョン内で条件を満たして進化することになる。
ちなみにメンバーの誰かが倒されると、倒したポケモンが進化することもある。
この仕様は密かに『マグナゲートと∞迷宮』にも引き継がれている。
- お菓子のアイテムの追加
チョコレートやクッキーなどが存在する。グミとは異なり、食べさせると経験値が得られる。
店(ダンジョン内と後述のトリトドン)と宝箱のみの入手となる。
『超』にも存在するが、あちらでは「最大HP・攻撃・防御・特功・特防・素早さのどれかが上がる」アイテムとなっている。
- 色違いポケモンの出現
一部のポケモンのみ、通常色に紛れてダンジョン内に出現する。
隣接して倒すと、確実に仲間に勧誘できる(ただし、上述の「ポケモンタワー」になっている場合は土台のみ)。
違いは「おなかの最大満腹度が200(MAX)」となっている。
『救助隊DX』も出現するが、あちらでは通常色とはステータスが全く同じ。
また、本作では2つめのダンジョンよりワナ(ワープスイッチやころびスイッチなど、大きな支障はないが)が設置されているうえ、『炎の冒険団』では序盤なのにも関わらず、あるポケモンが起こす悪天候によって鬼畜な仕様となっている。
「ポケモンタワー」やダンジョン内の進化システム、ワナの仕様などを踏まえると、『超』に次いでの高い難易度となっている。
バージョンによる違い
冒険団シリーズもバージョンによって異なる要素がある。
- 主人公に出来るポケモン
- 拠点となる村
- ダンジョンの違い
- 登場するポケモン
…etc.
そのため、『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊』または『ポケモン不思議のダンジョン 闇の探検隊』のように他バージョンと通信する必要がある。
すすめ!炎の冒険団
主人公は、ほのおタイプのポケモンが中心。拠点となる村はポケモンビレッジ。
初期から主人公として選択出来るポケモン
ヒトカゲ ヒノアラシ アチャモ ヒコザル ロコン ガーディ イーブイ ヒメグマ ミミロル
いくぞ!嵐の冒険団
主人公は、みずタイプのポケモンが中心。拠点となる村はポケモンビーチ。
初期から主人公として選択出来るポケモン
ゼニガメ ワニノコ ミズゴロウ ポッチャマ ウパー ルリリ ゴマゾウ リオル ソーナノ
めざせ!光の冒険団
主人公は、でんきタイプのポケモンが中心。拠点となる村はポケモンガーデン。
初期から主人公として選択出来るポケモン
ピチュー ピカチュウ コリンク パチリス エレキッド メリープ コダック トゲピー ニャース
※いずれも性別はゲーム開始時にランダムで決められている。最初に候補から2匹を選択するが、その後は自由選択。
ストーリー
いつも元気なポケモン達が暮らす平和な村があった。
そんなある日、友達のツボツボがダンジョンに向かったまま帰って来ないという事件が発生する。
どうやらツボツボは不思議のダンジョンに向かったらしく、主人公達は不思議のダンジョンに向かう。
ツボツボ救出後、村の長老に腕を見込まれて冒険団の結成を依頼されたため、主人公達は冒険団を結成した。
登場人物
拠点に住むポケモンたち
主人公たちが住む拠点の長老。
主にチーム編成を担っている。
ある程度攻略を進めると、お茶目をかますイベントが発生する。
『超』でゲスト出演している。
拠点に住んでいる、子ども3人組。
ツボツボは食いしん坊で、ウワサを信じてダンジョンで迷子になってしまう。
情報通でウワサ好き。
ダンジョンの解放だけでなく、前述の配信ポケモンの情報を伝えてくれる。
よくカモネギと会話しているポケモン。
バージョンによって登場ポケモンが変更される。
ニューラの片耳の長さやフローゼルの背中の模様によると、性別は♀であり、アネキ口調で喋る。
のんびりした性格で、エンディング後ではずっと寝ている。冒険団が結成される前では、依頼をこなしていたらしい。
上記のニューラたち同様、バージョンによって登場ポケモンが変更される。
お馴染みの食いしん坊。
ベトベタフードもグルメの一つに入っているらしい。
よくぼーっとしているが、ダンジョンを怖がっている。
顔の模様によると性別は♂。
最近引っ越してきたポケモン。
基本的には丁寧語で話すが、同時に表示される内心とは大違い(会話での一人称は「ワタシ」だが、内心は「オレさま」)。
荒々しい口調で話すが、戦いに関するアドバイスをくれるなど、根は良いポケモン。
元気で明るく優しいポケモン。
丁寧語で話す、優しいポケモン。
攻略本によると、性別は♀らしい。
仲良しコンビな子どもポケモン。
コラッタは♂で進化に興味があり、チコリータは♀でとあるイベントでちゃっかりした一面を見せる。
施設関係のポケモンたち
『ポケダンシリーズ』でお馴染みの店主。
後述の理由により、本作では弟のカクレオン(紫色)が登場しない。
カクレオン同様、お馴染みの倉庫番。
道具を預けたり、引き出したりしてくれる。
前作より投続された銀行。
- トリトドン夫婦
新婚夫婦で、東の海が箱の鑑定士の夫のトリちゃん、西の海が技マシンやふしぎだま等を販売している妻のトリぴょん。つまり、前作のネイティオやカクレオン(弟)のポジション。
ダンジョンを攻略すると店の使用可能になる。
『超』でゲスト出演している。
技を思い出させたり、忘れさせたりする、前作のエレキブルのポジションだが、本作の独自システムにより連結は不可能。
従来のケッキングとは違ってやる気があり、「おきてますかーーーーっ!?」が口癖。
関連イラスト
関連タグ
次回作→マグナゲートと∞迷宮