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ヤドキング

やどきんぐ

ヤドキング(Slowking)とは、『ポケットモンスターシリーズ』に登場するキャラクター(モンスター)。
目次 [非表示]

基礎データ

全国図鑑No.0199
ジョウト図鑑No.082
コーストカロス図鑑No.135
アローラ図鑑(SM)No.039
メレメレ図鑑(SM)No.039
ウラウラ図鑑(SM)No.020
アローラ図鑑(USUM)No.046
メレメレ図鑑(USUM)No.046
ウラウラ図鑑(USUM)No.020
ヨロイ島図鑑No.003
パルデア図鑑No.326
ブルーベリー図鑑No.077
ローマ字表記Yadoking
ぶんるいおうじゃポケモン
タイプみず/エスパー
たかさ2.0m
おもさ79.5kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性1どんかん:ゆうわく・ちょうはつを受けない・特性いかくを無効化する
特性2マイペース:こんらん状態にならない・特性いかくを無効化する
隠れ特性さいせいりょく:自分が手持ちから引っ込むと、最大HPの1/3を回復する
おとしものヤドンのツメ
タマゴグループかいじゅう/すいちゅう1

各言語版での名称

英語Slowking
ドイツ語Laschoking
フランス語Roigada
韓国語야도킹
中国語(台湾国語)呆呆王
中国語(広東語)河馬王

進化

ヤドンの日

ヤドン → ヤドラン(レベル37) → メガヤドラン(メガシンカ、ヤドランナイト)

       → ヤドキングおうじゃのしるしを持たせて通信交換


概要

ポケットモンスター 金・銀』(第2世代)から登場したポケモン。

『金・銀』で初登場するポケモンでは、企画・開発段階の1997年ホウオウに続きドンファンデンリュウとともにいち早く紹介されていた。


ヤドンがシェルダーに尻尾を噛まれるとヤドランに進化するが、こちらはをシェルダーに噛まれ異なる進化を果たした存在。勘違いされやすいが、ヤドランから更に進化した訳ではないので要注意(但しベータ版ではヤドランから進化する設定だった)。


頭のシェルダーは王冠を思わせる豪華な巻貝に変異しており、本体のヤドンとは逆の背面側に目を向けている。

「キング」と銘打ってるだけに、その姿はまるで冠を被った王様のようで、首元にもケープやポンチョの様な紅白の襟巻きが出現した。


噛みついたシェルダーの毒素が頭に染み込んで脳が刺激され、間抜けだった進化前から一転、世界的権威に及ぶほどの科学者並と称される圧倒的な知能と閃きを手に入れた。

その影響か、頭が重くなったにもかかわらず二足歩行をするようになり、その振る舞いもどこか上品で静かな威厳を感じさせるものに変化している。


「海の賢者」の異名を持ち、日々世界の不思議を解明する為の思索や研究に耽っている。

加えて、あくびをすると頭のシェルダーから更に毒素が流れ込み脳が刺激されるため、より知性は高まっていくらしい。


「困ったことがあればヤドキングに聞け」のことわざが残る地域もあるほど賢いことで有名で、尋ねればどんな難題でも解決してくれるとされるが、残念ながらその言葉を人間が理解する事は叶わない。しかし中には人間の言葉を話せる程の知能に至った個体も存在する。

意外と表情も豊かで、公式イラストでは困った顔や怒った顔が描かれている。


「賢者ポケモン」であるヤレユータンとは同じ地域に住んでいた場合知恵比べをするらしいが、結果はだいたい引き分けに終わる模様。


とはいえ性格自体はヤドンの時から変わらず、慌てず騒がず落ち着き払ったマイペースな日々を生きており、世界を変えるアイデアを思いついてもすぐに忘れてしまうという。

何より一度でも頭のシェルダーが取れると、上記の高い知性も知識もすべて忘れ、ヤドンに戻ってしまうらしい(ゲーム内では起こらない)。


大抵のヤドンは、釣りのため水辺に垂らしている尻尾をシェルダーに食いつかれヤドランに進化するため、頭に噛みつかれるヤドキングの個体数は遥かに少ない。

一体どうすればそんなシチュエーションになるのかは謎だが、何故か「おうじゃのしるし」を持っていると、頭に噛みつかれやすいようだ。


名前の由来も『ヤドン+キング』とそのまんまだと思われる。メスもヤド「キング」になる現状については気にしないように。


ゲーム上の特徴

  • ヤドンに「おうじゃのしるし」を持たせて通信交換すると進化する。



性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
ヤドキング95758010011030490
ヤドラン95751101008030490

  • ヤドランとの違いは、防御と特防の数値が逆になっている点である。その他のステータスは同一で、タイプ及び特性も全く同じ。分岐進化でこの程度の違いしかないのは逆に珍しい。

  • ヤドラン同様、素早さが低いが、その他の能力は高く、様々なタイプの技を習得できる万能ぶりが魅力である。ヤドランと違って「なまける」は習得できなくなってしまう(使うならヤドンの時に覚えさせる必要がある)が、ヤドランにはない技として「わるだくみ」や「ドラゴンテール」を習得できる。

  • 専用技の「さむいギャグ」は場に雪を降らせつつ交代する技。特性さいせいりょくとの相性も抜群なので、こおりタイプとポケモンと組ませてサポート要員として使うと良いだろう。

  • 対戦では「さいせいりょく」と高い特殊耐久を生かした特殊受けとしての運用がメインとなる。とはいえ特殊耐久に優れたポケモンにはハピナスなどの強豪が多く存在し、しかもタイプ的には物理耐久向けなのも相まって、ヤドランと比べるとどうも地味な印象なのは否めない。決して弱いわけではないのだが……

  • その上、ORASでは対となっていたヤドランがメガシンカしてメガヤドランとなってしまった。ヤドキングは貰えず、それにより一層立つ瀬ない状況である。後に同じような立場に立たされていたエルレイドのメガシンカも明かされ、ますますパートナーに置いてかれた感が強まってしまった。


  • 第9世代では元の姿が新技「さむいギャグ」を獲得。「さむいギャグ」でゆき状態を展開してから控えのハルクジラに交代し、そのまま物理耐久の上がったハルクジラを動かす「ヤドハル」構築が『SV』発売早々開発された。しかもヤドキングの素早さ種族値は30なので、最遅にすれば大体のポケモンの下から「さむいギャグ」を放って後続を無傷で降臨させられる。これによりヤドランとの明確な差別化点を獲得しつつ、使用価値の上昇に成功したわけである。
    • ただ、後述の中の人は日本でもトップクラスの芸人なのだが……
    • ただし、残念ながらガラル種も覚えてしまったため、原種特有と強みとはいかなくなり、後述のように差別化にも苦戦する羽目になったが、そこはタイプと特性の違いでパーティと相談して見出していこう。一応どんかんによりさむいギャグがちょうはつを受けない点と、こおりタイプとの相性補完が良いのはガラル種にはない原種の強みである。

  • さらに環境にテツノツツミテツノドクガといった強力な特殊アタッカーが増え、これらをタイプ相性より数値で受けてサイクルを回せるポケモンが求められたことから、「とつげきチョッキ」を持たせることで特殊耐久を高めた(「さいせいりょく」によってチョッキを持ったサイクル要員としての適性が高い)ヤドキングの需要が高まり、シングルバトルのシーズン6以降はついに使用率がヤドランより高くなるに至った。しかしシーズン8以降はフェアリーや毒耐性を持つ(「フリーズドライ」で弱点も突かれない)上に、より嫌らしい技が追加されたガラルヤドキングが解禁され、瞬く間にシングルバトル使用率上位に入ったことで原種はそちらとの差別化も必要(ガラルと比較すると、連撃ウーラオスのメイン技両方に耐性があるというメリットもあるが、その場合ヤドランの方が適性が出てしまう)になってしまった。

使用トレーナー

ゲーム版

※1:味方のケッキングスキルスワップを使用する


アニメ版


漫画版


番外作品

ポケモンGO

  • ヤドンにおうじゃのしるしを使って進化させることでのみ入手が可能。現状野生の個体は一切確認されていない(いたとしても超低確率でしか出現しないと思われる)。同作では進化アイテムが非常に入手しづらいのもあり、入手難易度は高い。おうじゃのしるし自体も、他にニョロゾニョロトノの進化に必要となるため、どちらに使うか悩みどころである。

  • 種族値及びノーマルアタックはヤドランと完全に同一。ゲージ技のみが異なる。こうげきが低く、HP・ぼうぎょが高水準なので、主にジム防衛向きの性能。ただし同じみずタイプにはシャワーズラプラスといったメジャーな防衛ポケモンがいるのでかくとうタイプエスパータイプへの耐性をうまく活かしたいところ。


ポケモン不思議のダンジョン

主人公(冒険団)たちの拠点の長老として登場し、本作のキーパーソンとして担っている。

チームの編成としての役割を持つ他、独自システムである「ポケモンタワー」を伝授したり、ストーリーの途中で使用可能になる施設の紹介したりする。

「ポケモンタワー」の伝授をした直後、ダメージを受け、3回跳び跳ねて倒れてしまう。突然彼の語りが始まり、『「たっしゃでの…ぐふっ!」→おしまい』と彼の息が絶えたのか…と思いきや、「……というのはジョウダンじゃ」というお茶目な演出が存在する(それでも暫くは療養生活を送っていたらしいが)。


上述の『冒険団』出身のゲスト出演(「つながりのオーブ」ではトリトドン(西東両方)との繋がりを持っていること、喋り方が老人であることから、恐らく同一のポケモンであると覘える。また、『冒険団』出身のポケモンは他にトリトドンのみ)。

彼の依頼を達成すると、新しいダンジョンが行けるようになる。



アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • 劇場版『ルギア爆誕
    • ロケット団のニャース同様に人の言葉を話すことが可能で、その時のCVはダウンタウン浜田雅功が担当した。主なセリフは『困ったなぁ』。さらに自身がデザインした「ハマちゃんのヤドキング」なるポケモンカードも出ている。使える技も「どつく」という徹底っぷり。
    • 更に彼を主人公にしたミニアニメ『ヤドキングのいちにち』が制作され、この個体の好きなものは散歩、ヤシの実、花、お昼寝、海、友達、海藻を食べながら見る夕焼けという事が判明している。パウワウと友達らしい。
    • キミにきめた!』のEDにも出演している。

  • アリスのアーサー
    • 無印第260話ではアリス(『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の登場人物とは別人)の手持ちであるヤドンの『アーサー』(アーサー王に由来)がおうじゃのしるしを被った所にシェルダーが噛み付くという形で進化した。湖の水位が下がって元気を失ったヤドン達を伝説の楽園に導くためにアリスと別れた。

  • コウヘイのヤドキング
    • コウヘイのパートナーポケモンで、コウヘイと同じ笑い方をすることが多い。タッグバトル大会1回戦ではヒカリのポッチャマのサポートをしつつ、相手のドガースを倒す活躍を見せた。
    • サマースクール3日目でも登場し、ムサシのハブネーク相手に大会で見せた守りで勝利。最終日でもコウヘイといっしょに走った。
    • シンオウリーグではコウヘイがツボツボベロベルトヨノワールを選出した為、残念ながら出番なし。

  • 新無印26・97話
    • ヤドンの島の個体が登場。野生のポケモンのはずだが、いつもうどんを食べている。冠(シェルダー)を人間に被せるとどうなってしまうのかが描かれている貴重?なカオス回である。
    • また同26話のタイトルコール前にロケット・ガチャットから排出された別個体が登場している。


漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • 3章でマスクド・チルドレンの一員にして新生ロケット団の幹部であるシャムのポケモンで登場。ポケモンリーグ会場のコントロールルームでの戦いでは、ゴールドのニョたろう(ニョロトノ)の「さいみんじゅつ」で眠らされたものの「いびき」を使って反撃し、眠らされてもゴールド達に苦戦を強いるほどの強さを見せる。
  • 5章でカンナの手持ちで登場し、いてだきの洞窟からカンナの家までレッド達を救出した。実は2章では「もし頭なんかが(シェルダーに噛まれたら)どんなポケモンになるのかしら?楽しみよね」という台詞にシルエットでのみ先に登場している。
  • 7章ではプルートのポケモンで登場。プラチナのパチリスとチェリムにやられてしまう。
  • 12章ではゴジカの手持ちで登場。

関連イラスト

ヤドキング おねむヤドンの井戸

ヤドキング宇宙ヤドキング


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン GSC HGSS

ポケモン一覧 みずタイプ エスパータイプ

ヤドン ガラルヤドン ヤドラン メガヤドラン ガラルヤドラン

ヤドンの日


0198.ヤミカラス0199.ヤドキング/ガラルヤドキング→0200.ムウマ


同複合タイプ


通信進化

※「おうじゃのしるし」繋がりでもある。


関連ポケモン+α等




その他

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