基礎データ
概要
やどかりポケモン・ヤドランがメガシンカした姿。初出は「オメガルビー/アルファサファイア」であり、XYには登場しない。韓国の公式サイトで発表され、後に日本の公式サイトでも発表された内の1匹。
メガシンカする事によって遂にシェルダーに呑み込まれてしまった。ヤドカリに近い姿にはなったが、果たして大丈夫なのだろうか・・・と思いきや、なんと中は結構快適らしい。
メガシンカすることで殻の硬度が跳ね上がり、何者にも傷つけられなくなり、移動はしっぽをバネのようにして移動するようである。
ちなみにヤドランだけメガシンカしてしまった為、「ヤドキングはどうするんだ」と言う声もあるとか無いとか。後に同じような境遇のエルレイドがメガシンカできるようになると判明したのに対し、あちらのメガシンカは登場しなかった。
元のヤドランより若干小顔になったように見えるが、図鑑解説によるとメガシンカのエネルギーはすべてシェルダーに注がれており、ヤドンには特に変化はないらしい。ただ、シェルダーの消化液にヤドンが浸った事でヤドンの方も(一応)覚醒し、ちょっとのやる気と多くのパワーを得たとされている。
ゲームでの特徴
進化させるのに必要なヤドランナイトの入手は以下の通り。
ORAS | 浅瀬の洞穴で初めてかいがらのすずを作ってもらった時にもらえる。 |
---|---|
SM・USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
ピカブイ | セキエイ高原のポケモンセンター前にいるピンクの着ぐるみを着た男性から30000円で買う。 |
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤドラン | 95 | 75 | 110 | 100 | 80 | 30 | 490 |
メガヤドラン | 95 | 75 | 180 | 130 | 80 | 30 | 590 |
上昇値 | ±0 | ±0 | +70 | +30 | ±0 | ±0 | +100 |
- タイプはみず・エスパーのまま変化は無い。能力は特攻・防御のみが強化。特攻・防御中心とかではなくて本当にこの2つしか強化されない。その数値は何とHP95・防御180。あの物理要塞クレベースに肉薄する程の硬さとなった。
- 特攻も上昇したため物理受けとしてだけではなくアタッカーも十分こなせるようになった。今までのヤドランの戦法における長所を伸ばしたメガシンカと言える。
- 特性はシェルアーマーに変化…ていうよりそれっぽい。耐久型では受けたくない急所を避けられる利点はあるが、ゴツゴツメットや特性さいせいりょくの利点を投げ捨てる事になる。
- 幸い、ヤドランはドわすれやなまける等の居座りに向いた技も覚える為、通常のヤドランが交代戦でうまく回しながら耐えるのに対し、こちらは優秀な積み技を活かして居座りながら攻めるのが主になる。
- ORAS初期環境では流行のメガボーマンダメタの物理耐久特化の特殊型が多め。物理型全盛環境や特殊技の弱体化、持ち物がメガストーン固定なのでこの世代で強化された「はたきおとす」に強いなどの追い風を受けたため、メガシンカ勢としてはこの世代では健闘した部類。
- 欠点は特殊耐久は一切上がっていない事。積み技でも使わない限り、ヤドランの時に耐える事が出来なかった特殊技はメガヤドランになろうと耐える事は出来ない。
- また、メガシンカである事が最大の難点。前述のメガボーマンダをはじめ強力なメガシンカの枠を縛ってしまう点が結構苦しい。幸い素のヤドランも強いので問題は無いだろう。
- 第7世代でも使いこなせればまだまだ強かったが、カプ・コケコの「エレキフィールド」「10まんボルト」やミミッキュの「つるぎのまい」「Zシャドークロー」など、その耐久を以ってしても手に負えない超火力が目立つようになり、総合的には逆風と言える状況となった。
番外作品
ポケモンGO
- 2021年6月の「ヤドン祭」で実装。みずタイプは3例目だが、エスパータイプのメガシンカは初となる。
- 原作同様防御が大きくアップし、最大CPも4245まで上昇した。防御寄りの種族値であるため、トレーナーバトル向けの性能と言える。しかし現状メガシンカが参加できるのはマスターリーグメガバージョンのみであるため採用の機会がないのが現状。
- みず・エスパーという複合を使ってやや広めにアタック/アメボーナスを適用できるので差別化は可能。必要なメガエナジーも最も少ない部類なのでボーナス目当てなら使いやすい。
ポケとる
- ポケとる最強候補の一角とも呼ばれるポケモン。メガストーンはステージ45で入手できるが、ヤドラン本体が出てくるステージは20ステージ以上先まで進まないと入手できない。
- 肝心のステージについては、前述の通り最強候補の一角のせいかとにかく捕まえ辛い。
- まず、ゲーム開始からいきなり大量のヤドンとヤドランでパズルが埋まりきっている。そのためまずはこいつらをある程度撤去していく事になるのだが、エスパーにエスパーは半減(ヤドラン系統はエスパータイプにカテゴライズされている)なため、雀の涙ほどのダメージを覚悟して1ターン犠牲にする必要がある。
- だが、このステージは手かずの上限が7しかない。つまり、前述のヤドンヤドラン撤去も含めてヤドランの体力ゲージを0にしなければならないのである。
- ネタバレになってしまうが、このステージをクリアするコツはまず最初にヤドンから揃えて消していく事。ヤドンの特殊能力はときどきオジャマポケモンをランダムで1個消す「オジャマけし」であるが、これは敵側のオジャマポケモンであっても発動する。
- オジャマけしがうまく発動してくれればヤドランの「バリアけし」も発動し1ターンでオジャマポケモンが一気になくなり、そのまま味方ポケモンの連鎖が続き1ターンでヤドランを倒せる。
- ただし運が良ければの話である。上述したようにオジャマけしの効果は「『ときどき』オジャマをランダムで1個消す」効果であるため、発動しなかった場合は泣く泣く相手のゲージが0になるまで実力で消していかなければならない。
- 基本的に何度ゲームを始めてもヤドンヤドランの配置は同じであるが、それ以降の進歩についてはランダムで決まる味方ポケモンの配置に大きく左右されるため、要は完全に運ゲーである。
- パーティがうまく育ってないと手かずの少なさもありそのままゲームオーバーになってしまう事も。
- そして、このヤドラン、デフォルトの被捕獲率がわずか8%しかない。運よく1ターンで倒せたとしてもその確率は44%と50にも満たない。パズルの鬼畜さも相俟ってとにかく捕まらないため、その捕獲難度は序盤エキストラの方がマシだと思えるレベル。8%でも運よくゲット出来たプレイヤーもいるようだが…
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 最強メガシンカAct2
- イメージで登場。
- 新無印84話
- イメージで登場。
『ORASメガスペシャルアニメ』
余談
- 余談ではあるが実はかなり昔からメガヤドランもどきを描いた預言者が少なからずいたりもする。
関連イラスト
関連タグ
0079.ヤドン(ガラルヤドン)→0080.ヤドラン(メガヤドラン/ガラルヤドラン)→0081.コイル