概要
プレイヤーの腕前がゲームの勝敗や結果に殆ど結びつかず、ランダム要素、すなわち運の要素が強いゲームのこと、またはその局面を指す言葉。
必ずしも否定的な評価という訳ではないが、あまりにも運頼みの要素が多すぎると否定的に扱われることも多い。
ボードゲームやトランプゲームなどのゲームはそういう意味では運ゲーと言ってもいいが、これらのゲームについては運の要素が強い方が盛り上がる為、むしろ推奨されることが多い。
とはいえ、ゲームによっては運だけでは勝てないものも多数ある。
一方、テレビゲームにおいてプレイヤーが関与できない運の要素が強い作品は得てしてマイナス評価を下される場合が多いが、プレイヤーの行動によって最終的に運が必要とされるような場合は運ゲーの範疇には含まれない。
RPGなどではキャラクターに運もしくは幸運のパラメータが設定されているものがあり、戦闘やイベントに関わってくる。ただし運の値が高くても有利にゲームを進められるとは限らない。これらキャラの運のパラメータと区別して、プレイヤー側の運はリアルラックと呼ばれたりする。
また、対戦系のゲームの場合、純粋にプレイヤー同士の腕前を競い合いたい上級プレイヤーには嫌われる傾向にあるが、逆に初心者にとっては形勢逆転が狙えることから好まれる傾向にあると言っていいかもしれない。
対戦ゲームプレイヤーの中には負けた時に限って「運が悪かった」などの運要素を言い訳にするプレイヤーもいるが仮にそうだったとしても相手によっては不愉快に思われる場合があるため注意、お互いゲームルールをちゃんと把握し、素直に勝ち負けを認めるこれが大事。
主な運ゲーの一例
- キング・オブ・ザ・モンスターズ - 組み合った後にどちらが勝つかは完全にランダムな為、打撃技封印プレイでは完全な運ゲーになる。尤もこの頃までのプロレスゲーム(本作も所謂「怪獣プロレス」)は殆どこの仕様だったのだが。
- サムライスピリッツ - 鍔競り合い発生時にボタン連打を促されるが、実際はランダムで勝敗が決まる。
- サムライスピリッツ零SPECIAL - CPU戦7~9戦目の全てで絶命奥義か一閃でトドメを刺さないとバッドエンド確定。これらの技は使用条件が厳しい上に連続技にしづらい(不可能ではない)ため、CPUが棒立ちで食らってくれるのを祈るしかない。更には9戦目の我旺はあからさまに絶命奥義や一閃をガードするAI。
- 上海(ゲーム) - 同じ牌が上下に重なっていたらクリア不可能。但しコンピューターゲームの場合はクリア状態から逆算して面が作られることが多い。
- マインスイーパ - 分からない部分を後回しにすると、最後の一マスの選択で運ゲーになる事も…
- マインドシーカー - 「超能力開発ソフト」を名乗る究極の運ゲー。出目を操作できる超能力でない限りプレイ内容は単なるくじ引きで、最終試練の成功率は0.35%。
- 艦隊これくしょん - 艦娘の建造・装備の開発の成否は完全に運任せ、戦闘における攻撃対象の選定は不可能、目的のマスに辿り着けるかは(ある程度制御できるとはいえ)羅針盤次第。ただ、2018年のマップ刷新以降は猛威を振るった完全ランダム羅針盤というのはほぼなくなり、本当の意味での「運次第」は減少傾向。
- カードゲーム - ドローで引きたいカードが来ないなど、しかし公式大会などではマッチ戦(最大3回試合し、先に2回勝ったほうが最終的に勝ち)のルールを設けてるためその場合、運で負けるのは稀。
- ポケモンなどの対戦ゲーム - 技が外れる、状態異常で動けないなどの運の要素も多少はある、カードゲーム同様公式大会ではマッチ戦を設けたり、レーティングシステムなどの回数をこなすほど腕前が反映されやすいルールを設けていたりしている。
- 賭博黙示録まる子-『全てが運任せな仕様』や『コンテニューする為のセーブ、パスワードが一切ない』など、理不尽な要素がてんこ盛りである。