基礎データ
概要
第6世代『X・Y』から登場した、もうかポケモン・バシャーモがメガシンカした姿。メガシンカ前のバシャーモと比べると重さ・高さに変化はないが、外見ではカラーリングは赤と黒に、角が1本に、鶏冠の形が変化、手首から炎が吹き出している、などの変化が見られる。
当然自慢のキック力はさらに磨きがかかり、鋭い蹴りを繰り出すと、それだけで脚が大気との摩擦で燃え上がる。
そうして戦ってゆく中で体内の温度が上昇すると、鶏冠が翼のように広がり、パワーやスピードがさらにアップする。
ゲームでの特徴
バシャーモナイト入手方法
XY | 2013年10月12日~2014年1月14日まで配信されたアチャモ (XY)が持っている。 |
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ORAS | 最初にアチャモを選んだ場合に120ばんどうろでダイゴから貰う。最初にキモリ・ミズゴロウを選んだ場合はグラードン/カイオーガとのバトル後に114ばんどうろの石屋で買う。 |
SM | ふしぎなおくりもののあいことばで「MATSUBUSA」と入力する。 |
USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
- 隠れ特性のアチャモとセットでXYにて発売から3ヶ月の間先行配信された。先行配信故か、XY発売前に「新たな要素」としてのメガシンカとして発表されながら、ORAS発売前にもう一度発表され直すと言う稀有な事例が起きてしまった。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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メガバシャーモ | 80 | 160 | 80 | 130 | 80 | 100 | 630 |
バシャーモ | 80 | 120 | 70 | 110 | 70 | 80 | 530 |
前後比較 | ±0 | +40 | +10 | +20 | +10 | +20 | +100 |
- 特に攻撃が大きく上昇し、特攻・素早さも追従する形で上昇する。不安だった防御・特防も心持ち程度には上昇する。素早さは100と激戦区ではあるものの、下記の特性があるのであまり気にならない。
- 160と言う高い攻撃力を活かした物理型が主流だが、特攻も130と高いので特殊技も十分扱う事が出来る。ただバシャーモ自体特殊技の習得が少ないのが痛いか。
- 特性は「かそく」に変化する。元々バシャーモが隠れ特性として所持していたものである。上記の通り素早さ100と「かそく」持ちの中では素早い方に位置し、メガヤンマ等との「かそく」勝負にも競り勝つ事ができる。
- 場に出ているだけで勝手に素早さが上昇していく「かそく」は非常に強力な特性であり、メガシンカポケモンとしての元のスペックの高さ、高威力技に事欠かないタイプも相まって害悪の厨ポケの1匹に数えられる。
- 但しその特性故に戦法が読まれやすいのが難点。メガシンカ直後の素早さが80と微妙な数値の上、メガシンカ直後はメガシンカ前の素早さが適用される以上「まもる」はほぼ必須(PGL統計では8割以上が所持)である。つまりメガバシャーモは初手がほぼ「まもる」で確定すると言っても過言ではない。この1ターンで相手の行動を許してしまいがち。ここで後述のファイアローに交代されたら泣くに泣けない。
- また、一致攻撃の通りにくいマリルリやほのお・ひこう組などに対応できるような技も組まねばならず、技の面でも考えなければならない点(ほのお技・かくとう技・「まもる」で組むと残りの技が1枠しかなく技を選ぶ)も気をつけたい。
- 何より「かそく」なんて知った事かと言わんばかりに「ブレイブバード」を叩きつけてくるファイアローは天敵中の天敵。あえて守らずにいきなり攻撃を仕掛けたり、いっその事「まもる」を切って技の幅を広げるなど相手の裏を掻いた行動をするのも手である。
- ファイアローに対して強く出られる上に、タイプ面で補完に優れた相方であるサンダー・ナットレイと組んでいる事が多い。これはバシャナットサンダーと呼ばれる。その代わりこの戦法だと出す3匹が確定してしまい余計に戦法がバレる可能性が高くなる。同じくファイアローにめっぽう強いウォッシュロトムとも組ませるプレイヤーも増加していた。一つの戦法にこだわらず、トレーナー自身で戦法を編み出す事が重要である。
第七世代
- 最大の敵だったファイアローが大幅な弱体化を喰らい対戦環境から姿を消し、メガシンカ直後の素早さが前作とは違いメガシンカ時のステータスが適用されるようになった。
- 第七世代で初登場したアローラガラガラ、カプ・レヒレ、アシレーヌといった両タイプを半減以下にする天敵ポケモンが増えた。ミミッキュもこちらが余程耐久に厚く振らない限り「ばけのかわ」で耐えてから「ぽかぼかフレンドタイム」+「かげうち」で確殺しに掛かる上に、「とびひざげり」をゴーストタイプでスカすためため油断ならなかった。
- ほのおタイプにはトップクラスの使用率のメガリザードンX・メガリザードンYが占めて、かくとうタイプには千差万別のメガシンカが6種類も存在するため、メガ枠の取り合いは必至…と言いたいところだが、シングルレートに限って言えばバシャーモはメガシンカ可能なかくとうで最も高い使用率を維持している。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- バシャーモ仮面(XY)
漫画版
番外作品
ポケモンGO
- 2022年12月初頭のホウエンメガレイドで初登場。
- メガリザードンと同じく、バシャーモのメガエナジー必要数は初期は200、以降は最大40。似た種族値と技を持つメガリザードンYと比べると、耐久で劣るかわりに攻撃がわずかに高い。
- 「ほのおのうず」と「ブラストバーン」のコンボDPSはメガリザードンYを若干ながら上回りほのおタイプ中1位。メガバシャーモだけでレイドボスのメガユキノオーを倒せるという結果も出ている。総合力では攻撃力と耐久力を兼ね備えたメガリザードンYの方が上だが、耐性が全く違うので十分差別化できる。ほのおタイプとしてはこおりに耐性があるのは有利。
- 又、かくとうタイプとしても優秀で、チャージに時間がかかるものの「カウンター」+「きあいだま」の威力はメガミミロップやメガフーディンを超えてこちらも1位。正にどちらのタイプで活躍させても問題ないスペックを持っていると言えよう。
- 因みに鳴き声が修正前のポケマスのものになっている。あちらはアプデで「音声データが誤っていた」と記載してあったあたり、ミスなのか?
ポケモンマスターズ
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- メガシンカ図鑑
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- サファイアのちゃも
- 性別:♀️・特性:かそく
- 性格:れいせい・個性:ぬけめがない
- サファイアの手持ちで主力であるちゃもが13章でメガシンカ可能となった。シーキンセツで吸収盤へ生体エネルギーを注ぎ込んだ。
〈サファイアの手持ち〉 |
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どらら (ココドラ→コドラ→ボスゴドラ♂️) |
ちゃも (アチャモ→ワカシャモ→バシャーモ↔️メガバシャーモ♀️) |
ふぁどど (ドンファン♂️) |
えるる (ホエルオー♂️) |
とろろ (トロピウス♂️) |
じらら (ジーランス♂️) |
きるる (キルリア→エルレイド↔️メガエルレイド♂️) |
関連イラスト
関連タグ
0256ワカシャモ→0257バシャーモ(メガバシャーモ)→0258ミズゴロウ
ホウエン御三家・メガシンカ
同複合タイプ
関連ポケモン等
- カプ・コケコ:ニワトリモチーフのポケモン