メガフーディン
10
めがふーでぃん
ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するメガシンカポケモンの一種。フーディンがメガシンカした形態。
『赤・緑・青・ピカチュウ』のフーディンには、額の六芒星が薄ら存在しているのが確認できたが、メガシンカにより、長らく消えていた額の模様が楕円形になってほぼ18年ぶりに復活。
さらに超能力により、あぐらをかいたまま浮遊した状態になり、複数のスプーンを宙に浮かべている。ただし、よく見るとあぐらをかいているのではなく、足の指を組んでいるというのが適切で、おそらくこれによって自らの身体の浮遊させるための念動力を発揮しているのと思われる。
姿も装飾と立派な白髭が特徴的な、まるで熟練の老魔術師のようなイメージに。体重は変わらないが、なぜか身長は低くなってしまう。座っているからだろうか。ただ浮遊しているが特性は「ふゆう」でないので、当然じめんタイプの技は普通に当たってしまうが(でんじふゆうも覚えない。)。
サンムーンの図鑑解説によるとメガシンカによってえた力をすべてサイコパワーに変換し、筋力さえ失ったという(といってもこうげきは下がっていない)。また、見た相手の生まれてから死ぬまでを見ることができるという。
攻撃時はスプーンを星形のように組んでサイコパワーを解き放ったり、5本に揃えたスプーンで切り付けるといったアクションを見せる。
ちなみに公式イラストは他のメガシンカポケモンと違って色違い基準で描かれている。なぜなのか。本来紫色の装飾の部分は今までと同じ体色の茶色。描く時にフーディンからメガシンカさせたらなぜか色違いになっていたというミスに注意が必要か。
フーディナイトの入手方法
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第6世代 | 55 | 50 | 65 | 175 | 95 | 150 | 590 |
第7世代 | 55 | 50 | 65 | 175 | 105 | 150 | 600 |
フーディン | 55 | 50 | 45 | 135 | 95 | 120 | 500 |
上昇値 | 0 | 0 | +20 | +40 | +10(第6世代は0) | +30 | +100(第6世代は+90) |
- 登場当初は、何故かメガシンカポケモンの中では唯一種族値の合計上昇値が90であった。理由は不明だが、XYにおけるフーディンの特防種族値底上げ分の考慮し忘れであった可能性が高い。
- ORASにおいても種族値の変化はなかった。しかしポケモンSMでは特防種族値が+10され、無事に+100となったようだ。ゲーフリよ、本当に考慮し忘れてたのか…(これに関しては「フーディンの人気」を考えたゲーフリのスタッフが突貫工事で用意した結果のミスという考察もある)。
- 特攻が大幅に上昇し175と伝説ポケモンを除くとトップの値になった。素早さも*150に上昇してメガシンカ最速。メガプテラと同値に。そしてメガスピアーより早い。どうやら、ゲーフリは意地でもスピアーをフーディンに勝たせたくないらしい。
- 紙同然だった防御もある程度上昇している。具体的には、メガ前だと無振りギルガルドのかげうちで高乱数落ちるほどの超紙耐久から、A特化ギルガルドのかげうちで中乱数程度。それでも物理耐久には期待できない紙耐久だが、耐久振りやトレースからの威嚇などで補える範疇には改善した。
- 反面、攻撃(第6世代では特防も)は一切上昇しないため、ますます特殊アタッカーとしての色が強くなった。具体的に言うと攻撃を捨てた代わりに耐久面が強化されたデオキシス(アタックフォルム)と言うスタイルに。
- 特性は「トレース」に変化する。相手の特性をコピーする以上どうしても相手に依存してしまうため、実戦で役立てるのは難しい。サーナイトと違いメガシンカ後がトレースである以上、相手の特性の判断のために使うにはリスクが大きい。何よりメガシンカ前の優秀な特性であるシンクロやマジックガードを潰してしまう。そのため、相手の特性に合わせてメガシンカするか否か選ぶ判断力が求められる。
第6世代
- 先制技の有用性が非常に高い。特にふいうちの搭載率は非常に高く、物理耐久の無いメガフーディンは無振りだとなす術もなく落ちる。ファイアローのブレイブバードでも蹂躙されてしまう(一応相手が無補正アイテム無しなら耐えられる)。素早さ種族値が150あっても、環境が先手を取る事を許さないのである…。
- また、折角の特攻175ながら技の火力がイマイチ足りない点も問題である。最高火力は「サイコキネシス(威力90)」止まり。火力自体は向上しているので、一撃で倒せる相手は少なくない。ただ、対戦でよく使われる強豪に対してはどうあがいても確定2発である。この辺はデオキシスが覚えられる「サイコブースト(威力140)」の凄まじさを痛感させられる。
- …と言う様に、環境に逆走しているようなスペックが目立ってしまう。そのため、対戦ではメガシンカの中でもかなり使用率が低い。一応、耐久振り等の開拓で環境100位以内に入るシーズンなども出てきたが、それでもかつて最強と言われていたポケモンにしては不遇な立ち位置ではあった。
- メガフーディンを対戦で活躍させるには、単純な速攻アタッカーから少し趣向を変える必要がある。
- メガシンカによって素早さが大きく底上げされたため、『ひかりのかべ』や『かなしばり』『アンコール』等の豊富に持ち合わせている補助技をいち早く使う事が出来る。それらの技を生かし、先手を取って試合を自分のペースに持ち込んでいくのである。たとえいたずらごころ達が出てきたとしても、トレースして自身が最速のいたずらごころとなってしまえばいいのである。
- おやこあいやかそくを筆頭に強力な特性をトレース出来れば戦闘能力は飛躍的に向上。いかくやあついしぼうをトレースしても耐久力を補えるのでとても有用。メガシンカ後のトレースも逆に言えば『メガシンカするまではマジックガードを維持できる』ため、ステルスロックなどのダメージを無効化して登場することが可能。トレースを発動するタイミングが選べるのも強みである。
- 他、特攻や素早さが高すぎるため防御に振る使い方もある。無振りでもラティアス以上の火力の実数値なため、耐久に回す余裕がある。B252振りするとA252 ガブリアスのげきりん程度なら耐える数値となるため、火力アイテムや特性のない先制技などで出落ちする機会は減る。
- 要約すると対戦におけるメガフーディンは相手の能力や特性を把握し、どこを利用し、どこから崩していくかを考えながら戦っていくことになる。まさに初代からの古参エスパーポケモンにふさわしい知能派ポケモンなのである。
- また、メガフーディンにはその能力を有効活用できる場面がある。それは、目当ての性格と特性を持ったポケモンを厳選する場面である。
第7世代
- かなり強化され、かつて最強と言われていた時代の復活である。
- これらの点が揃ったことで、第六世代におけるフーディンの欠点が大きくカバー出来るようになった。特にカプ・テテフとのタッグは最高で「テテフーディン構築」と呼ばれるPTも編成されるように。はがねタイプに対する対策が出来ていればサイコフィールドの強化によるエスパー技の大火力を振り回せる、初代を思わせるような豪快な戦法が可能に。特殊耐久が上がったことで後出しから相手のカプ・テテフを倒すことも不可能ではない。ビーストブーストやもふもふといった新特性もメガシンカ後でのトレースの強化に役立っている。
- 今まで使っていた『かなしばり』『アンコール』等の補助技がZワザによって弱体化したのは残念だが、それ以上に強化されて使いやすくなったとの意見が多い。これからは高速アタッカーとしての持ち味を見せてほしい処である。
『ポケモンGO』
- 特徴づけるのはその種族値。攻撃がメガゲンガーをも超える367までに上昇。そこから出される技は言わずもがな強い。参考に、ハピナスへ与える等倍の「サイコキネシス」は抜群で与えるカイリキーの「ばくれつパンチ」とほぼ同じダメージ。
- エスパー技で統一ができ、コンボDPSもエスパータイプの中ではトップ5を席巻、全タイプでもメガゲンガーの座を複数奪うまでに至っている。
『ポケモンマスターズ』
- ナツメのバディであるフーディンがバディーズ技を使用する事でメガフーディンとなる。
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 12章でコンコンブルの弟子・イーレの手持ち個体がメガシンカする形で登場。
関連記事
親記事
兄弟記事
コメント
コメントが未記入です
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見る- 水の石
水の石第2章 第7話・窟の主
以前、「風祭文庫」の投稿させて頂いた、自分の処女作の続編です。 そういや、構想当時はメガフーディンなんて居なかったな。(だから主人公も大きなフーディンとしか認識してません。 次は、先行で公開したあのお話になります。13,081文字pixiv小説作品 - 水の石
水の石第2章 第8話・昔の話
以前、「風祭文庫」の投稿させて頂いた、自分の処女作の続編です。 あの先行公開したおとぎ話は、この話から傍観者である主人公成分を全部消したものでした。 まぁ、TF小説なのにTFシーンが第1話だけだったので、TF成分の補充も兼ねて・・・ただ何か今年の映画のような虚無感が;13,493文字pixiv小説作品