基礎データ
全国図鑑 | No.0063 |
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ジョウト図鑑 | No.089 |
ホウエン図鑑 | RSE:No.039 ORAS:No.040 |
シンオウ図鑑 | No.029 |
セントラルカロス図鑑 | No.102 |
アローラ図鑑(SM) | No.042 |
アローラ図鑑(USUM) | No.049 |
ヨロイ島図鑑 | No.031 |
ヒスイ図鑑 | No.058 |
英語名 | Abra |
ぶんるい | ねんりきポケモン |
タイプ | エスパー |
たかさ | 0.9m |
おもさ | 19.5kg |
とくせい | シンクロ / せいしんりょく / マジックガード(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひとがた |
進化
ケーシィ → ユンゲラー(レベル16) → フーディン(通信交換またはつながりのヒモを使用) → メガフーディン(メガシンカ、フーディナイト)
概要
二足歩行のキツネのような見た目をしたポケモン。技:テレポートの代名詞的な存在である。
一日18時間眠っているが、寝ている間でも様々な超能力を使える。テレパシーのレーダーを張り巡らせて相手の考えることを読み取っており、危険を事前に予知または襲われると寝たままでもテレポートで逃げてしまう。この行動が出来るのは、普段から自分への暗示で寝た時の危機回避法を決めているからである。
18時間眠って休むという習性も、超能力を使うと脳が疲れてしまうためである。寝不足だと超能力は使えなくなる。また、この睡眠そのものが超能力に影響しているらしく、超能力のパワーの増減が見ている夢に依存している他、睡眠が深ければ深いほどテレポートできる距離が伸びるといった事例が確認されている。
観察の結果1時間ごとにテレポートで場所を移動している事が判明しており、寝たままテレポートで木の上に移動し木の実を取って食べるという日常生活のためのテレポート利用も確認されている。気まぐれにテレポートを繰り返しているとまるで分身したかのように見える。
こうした強力な超能力の持ち主ではある一方で、実は目覚めた時には自分がどこにいるか分からず慌てているというお茶目な面も持つ。
糸目だが、アニメのナツメ戦で真っ赤な眼光が開いたシーンがトラウマな人も多いと思うので、むしろ開いてほしくないだろう。
アニメではミルのパートナーとしても登場し、テレポートを連発していた。
実は、ゲームだと本来の彼女のパートナーはユンゲラーなのだが、大人の事情によりユンゲラーはアニメに出られない事が多いため、ケーシィとなっている。
色違いの色合いはよく目を凝らさないと分からないくらい変化に乏しいので、光が出る瞬間を見逃さないように(進化後のフーディンは分かりやすいが)。
ゲームにおける特徴
出てきてすぐテレポートで逃げてしまうので捕獲難易度が高く、イラッと来た人も多いであろうポケモン。
既にとくこうが高く素早い。しかし捕獲したものはユンゲラーに進化するまではテレポートしか使えない。但しわざマシンで攻撃技は一定数覚えることはでき、タマゴ技もそれなりにある。だがケーシィ初登場作かつ存在感が強いRGBPでのわざマシンは非常に貴重な代物だし、タマゴは存在自体が無い。
往年の四コマで、敵に回すと厄介だが味方にすると使えない技テレポート、といったネタがあったが、まさにその通りである。
わざマシンで補うなりギャラドスボムを使うなりして乗り越えよう。
上記の生態的設定とは違い、ねむりごな等で眠らせると普通に眠り状態になってテレポートは使えなくなるので捕獲が楽になる。それ故これでも戦闘時は一応ちゃんと起きている扱いのため、第7世代で登場したぜったいねむりの特性とは性質が異なっている。
その捕まえにくさとは裏腹に、スロットの景品で手軽に手に入る代表格。特にRGBPとFRLGでは落ちているコインだけでもケーシィとの交換枚数に達する。
加えてシンクロが理想性格の個体を探すにあたって便利な特性なため、よくわざと瀕死にさせられては固定シンボルの前まで連れて行かれるかわいそうなポケモンである。
LPLEではシンボルエンカウントだが、ケーシィは出現しても静止して待機しており、プレイヤーが近づくとテレポートで素早く逃げ回る。後ろから接近すると捕獲画面に入れる。
BW2ではストレンジャーハウスにケーシィと仲が良かったという幽霊の女の子が登場する。
8世代剣盾ではDLC「鎧の孤島」で登場。ねんりきがタマゴ技に追加され、ようやくねんりきを使えるねんりきポケモンとなった。
「BDSP」では、序盤のトレーナーズスクールにいる2人のトレーナーが繰り出してくるのだが、旧作と違い使用技が「めざめるパワー」から「チャージビーム」に変更されている。
しかし、ケーシィ本来のポテンシャルと技の性能が相まってかなり強力な相手となり、返り討ちにあったという報告が相次ぎ、まさかのトラウマ認定されている。
ちなみにハクタイの森にも、技が「エナジーボール」に変更されたケーシィを繰り出すトレーナーがいるが、こちらはモミとのダブルバトルな上、プレイヤー側のレベルも上がっているので前述程の被害は少ない模様。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- ナツメ(無印22話)
- オタネ(無印156話)
- アザミ(AG158話)
- ミル(DP47話)
漫画版
番外作品
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』
モンスターボールから登場するポケモンの一種。
ふわふわと浮かびながら相手に接近し、攻撃範囲に捉えるや相手を巻き込んでテレポートする。これにより、相手の行動を乱したり、足場の無い所へ連れ去って場外KOを狙えたりする。
『ポケモンGO』
第一世代の伝説のポケモン&メタモンでない通常ポケモン枠として初期から登場している。野生で出てくる確率は低くなく、たまに見かける。戦闘画面の挙動も、不定期的に念力的な動きでボールを弾く通常動作以外は、第二世代アップデート前まではジャンプもせず一切不動、アップデート後はゴース・ドガース・ムウマのように∞の字に高速移動する程度である。
ただし1回投げ当てたボールから出られるとほぼ必ず逃げられる。ケーシィの捕獲失敗時の逃走率は99%に設定されている模様。つまり1度のボールで確実に捕獲しなければならないので、絶対に捕獲したい高CPケーシィ相手にはズリのみ(余裕があれば金のズリのみ)とハイパーボールの組み合わせが必須となる。この仕様は、「テレポートですぐに逃げる」という原作の仕様を再現したものと思われ、現在ケーシィとコソクムシのみの特別なものである。
ただし、レイドボスやGOロケット団の繰り出すシャドウポケモンとして登場した時のゲットチャレンジは例外で、この時は手持ちのプレミアボールが無くなるまで絶対に逃げることはない。恐らくわざわざ相手を倒さなければならないという手間を考えての措置だと考えられるが、いずれにせよいつものように一発で逃げられるということはないので、安心してボールを投げよう。また、フィールドリサーチのリワードとして手に入る個体も、リサーチのリワードの仕様上逃げられることは絶対ない。今のところこいつがリワードになっているリサーチは後述するコミュニティ・デイ以外では殆ど実装されていないのが玉に瑕だが。
この仕様のせいで、最終進化形であるフーディンへの進化と育成に途方もない労力とアイテムをつぎ込む必要が生じたため、プレイヤーからケーシィのみならず進化形であるフーディンそのものの評判もガタ落ちするという結果を招いてしまう。
開始当初は進化形のフーディンがエスパータイプ最強の座にいて苦労してでも入手・育成する価値があったが、第二世代組の実装によりフーディンとほぼ互角の性能で、かつ進化元の入手がケーシィよりも容易で、育成もよりお手軽に行えるエーフィが登場。
捕まえ損ねると逃げられるという仕様さえなければ、ケーシィ、ひいてはフーディンの評価ももう少し違ったものになっていたかもしれないのだが………そう考えると中々に罪深いポケモンであったと言えるだろう。
アップデートを重ねるごとに捕獲率やボールから抜け出される頻度は少しずつ改善されてきており、さらに第三世代実装後の現在では、天候ブースト機能の実装で、エスパー・ひこう・ドラゴンの出やすくなる「強風」の日には若干ではあるが出現しやすくなった。
この強風、「今日は風がちょっと強いな」という日であれば、現実で雨が降りだしても強風扱いになっているという、少し珍しい止まりの天気であるうえ、エスパーとドラゴンには激レアポケモンが多いので、出現率アップのライバルが少ないという、ケーシィにとっては結構恵まれた環境である(しかも、強力なサーナイトになれるラルトスもレアポケモンとして実装されるというおまけつき)。
さらに、2018年4月に行われたカントーイベントでは、ワンリキーやコイキング等と共に出現率に上方補正が掛けられ、街を出歩いていると結構な数のケーシィと遭遇することができた。捕まえ損ねるとほぼ逃げてしまうという点は変わっていないものの、はっきり言ってそれを補って余りあるほどの出現率の高さで、しかもイベント開催期間中は取得できるアメの量が2倍になっていたこともあり、この間に個体厳選やアメの取得が捗ったという方も多かったであろう。
対してノーマルタイプのレア度低ライバルが大量に居るイーブイは、場所によっては出現率がかなり下がるケースも出てきたので、今はエーフィとの入手のしやすさの比較は一言で言い表せない状態になっている。
コミュニティ・デイ
そして、2020年の4月のコミュニティ・デイの対象ポケモンに選ばれた。
御多分に漏れず、色違いが実装され、イベント開始~終了後1時間以内までにフーディンへ進化すると通常技でカウンターを習得する(通常技が特別な技に指定されるのはバンギラスの「うちおとす」以来となる)。
日本時間では4月25日(土)11:00~17:00開催。
この期間中は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため(本イベントも3月開催予定だったのが1ヶ月延期された)、外出禁止や外出自粛要請を出されていた国が多かったという事情もあり、自宅でも楽しめるイベントが用意された。有料のスペシャルリサーチ「ねんりきポケモンの謎を解け!」に参加可能、GOスナップショットのサプライズでケーシィが数匹出現、イベント中相棒ポケモンからモンスターボールが大量に貰える等々。
さらにその様な世界情勢とはまた別の、ケーシィだけの特別措置として、捕獲失敗時の逃走確率が大きく変更された。故に、イベント中は捕獲失敗してもほとんど逃げないのだ。
色違い出現率が大幅上昇しているとはいえ稀少な色違いケーシィに逃走される悲劇の発生をなんとしてでも避けたかったのだろう。
イベント終了後から通常出現したケーシィは逃走確率が修正され、いつも通り捕獲失敗⇒即逃走の仕様に戻っている。イベント後に超低確率で通常出現していく色違いケーシィがどうなっているのかは定かでないが。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ナツメのケーシィ:無印22話に登場。ナツメの超能力に反応してユンゲラーに進化する。
- オタネのケーシィ:無印156話に登場。巨大ゲンガーと戦うが…
- アザミのケーシィ:AG158話に登場。アニポケでのアザミは糸目フェチである為、ケーシィも例外なく手持ちにいた。
- ミルのケーシィ:DP47話に登場。進化後が諸事情により、アニメ版ではケーシィを使っている。
- 新無印135話:ゴウが幼い頃に家に入ってきた野生の個体と出会っており、両親が仕事で忙しく留守番する事が多かったゴウの遊び相手になっていた。
その他
AG | 146話 |
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DP | 93話(回想) |
XY | 92話 |
SM | 1話・6話・17話・21話・23話・27話・42話・50話・72話・90話 |
新無印 | 49話・87話・136話 |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
ブルーのケーちゃん
第3章でブルーがシルバーの身を守る為に彼をテレポートさせる。第5章ではシルバーの潜在意識を刺激して埋もれた記憶にあるトキワシティのイメージを見ていたことが明かされた。
- 1章ではカントーのポケモンだいすきクラブ会長のケーシィが登場。ロケット団によって誘拐され行方不明になっていたが、レッドによって事件が解決した後、監禁中にフーディンに進化しており、会長は気絶。しかし、当初「ポケモンは可愛がるもの」としてバトルを忌避していた会長はポケモンリーグを観戦して以来すっかりバトルに魅せられた模様である。
- 7章ではサターンの手持ちが登場。テレポートによるヒット&アウェイを得意とする。
余談
名前の由来はアカシックレコードから情報を引き出すという触れ込みで知られた超能力者:エドガー・ケイシーである。タカミネの事ではない。
ちなみに英語名は「アブラ」で進化系のユンゲラーは「カダブラ」である。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン RGBP FRLG LPLE
ポケモン一覧 エスパータイプ
ユンゲラー フーディン メガフーディン
0062.ニョロボン→0063.ケーシィ→0064.ユンゲラー
狐ポケモン
ロコン/キュウコン
アローラロコン/アローラキュウコン
ゾロア/ゾロアーク
ヒスイゾロア/ヒスイゾロアーク
フォッコ/テールナー/マフォクシー
クスネ/フォクスライ
同エスパー単タイプ