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バンギラス

ばんぎらす

バンギラスとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
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基礎データ

全国図鑑No.248
ジョウト図鑑No.246
マウンテンカロス図鑑No.104
和名英語風表記Bangiras
英語名Tyranitar
ぶんるいよろいポケモン
タイプいわ / あく
たかさ2.0m
おもさ202.0kg
とくせいすなおこし / きんちょうかん(隠れ特性)


進化

ヨーギラスサナギラス(レベル30) → バンギラス(レベル55)

[> ゆめみる ヨーギラス



容姿 

その分類名が示す通りを纏ったようなデザインで、怪獣を彷彿とさせる風貌が特徴的なポケモン。肌は緑色のようにゴツゴツとしており、背中はいくつもの鋭い背ビレで覆われている。目つきは鋭く獰猛さを醸し出している。
体の中心が菱形に開いており、そこからサナギラスの名残と思わしきい模様が見える。これは背中にも同様の模様がある。首元やひざ部分などには黒い穴が開いてある。
進化前はサナギラスであるが、そのを破ったというよりは、サナギラスの身体に四肢を付けたように見える。

色違いは、全身の緑色から薄くなって黄緑に近い色となり、お腹にある菱形の模様の色が紫色となる。対戦で使用率の高いポケモンでもある為、色違いを見る機会も多い。

概要

ポケットモンスター金・銀』(第2世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は恐らく「バン(<晩成>又は<野蛮>)+ギラ(ギラリ:睨んだ様子を表す擬音語)+(<アンキロサウルス>または恐竜の接尾語に多い<~サウルス>)」
またそこに「アンギラス」(ゴジラシリーズの怪獣の名前)をかけていると思われる。ただしアンギラスには似ておらずゴジラのような外見で英語名のTyranitarは「ティラノサウルス」と「モニター」(オオトカゲの別名)と思われる(14年後に本当のティラノサウルスをモチーフにしたポケモンが登場する)。

サナギラスLv55で進化することが出来る。
幼体であるヨーギラスがの姿を経て辿り着く正に最終形態である。

辺りの地形を変えるぐらい朝飯前の力持ち。実際、片腕を動かしただけで山を崩し地響きを起こすなど、とてもつもないパワーを秘めている。
その上、周りの事を気にしないふてぶてしい性格しており、自分の住処を作る為山を崩したり、暴れて山が崩れ川が埋まり地図を書きかえることになるなど甚大な被害を被ることが度々ある。
それ故に、山ひとつを縄張りにしそれを自ら綺麗に整地し守るという生態を持つボスゴドラとは相容れない者同士である。

またパワーだけでなくどんな攻撃を受けてもビクともしない体を持っており、どんどん勝負を仕掛けてくる。山で戦う相手を求めて彷徨う。

第二のカイリューと評され、通称600族と呼ばれるステータスを持ち、そのヴィジュアルと相まって非常に人気の高いポケモンである。
しかし、進化レベルの関係でポケモン公式大会などでは使用制限が厳しかった過去があり、第2世代の場合他の選出ポケモンをレベル50にしなければ出場できず、第3世代以降は自動的にレベルが調整される「フラットルール」が適用されるまで、カイリューと同じく使用禁止ポケモンに指定されていた。

通称『600族』ゆえに、ミニリュウダンバルなどと同じく典型的な大器晩成型のポケモンでもある。
第1形態のヨーギラスから最終形態であるバンギラスに行き着くまでに、膨大な経験値が必要となる。

ポケモンバトルにおける特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ
1001341109510061


素早さを捨てて他に回す種族値配分のため、後手に回り易い事に留意すれば運用方法を選ばない。
一致技を使用する場合は物理技の方が純粋な攻撃力では上回りやすくなっているが、パーティに足りない部分を補う・相手の物理受けの意表を突く意味合いで特殊技を忍ばせるのも良い。

主な攻撃技の候補を挙げると、物理技ではタイプ一致のストーンエッジかみくだく(弱点を突けるタイプを確実に仕留めたいならおいうち)等を主軸として、いわタイプの相性補完にもなるばかぢから(またはけたぐり)等が挙げられる。比較的命中安定かつ2体攻撃のいわなだれもタイプ一致で扱える。
定番のれいとうパンチほのおのパンチといった3色パンチも覚えることが出来る。かみなりパンチも覚えるが、効果的な相手がいないので全く使われない。攻撃範囲が被り気味なじしんギルガルドを意識しなければ使う機会はそれほど多くない。
変わり種では天敵であるヘラクロスビリジオンなどの対策につばめがえしも候補に挙げられる。

特殊技ではタイプ一致のあくのはどうの他、だいもんじれいとうビーム10まんボルトなどが挙げられる。
特殊技は自身のタイプで「ミラーコート」が無効になる他、「いかく」持ちや物理耐久の高い相手に対抗できるのが利点。ギルガルドも「あくのはどう」なら「キングシールド」の影響を受けない。
ただしいわ特殊技は「げんしのちから」しかなく、特殊型であっても「ストーンエッジ」「いわなだれ」が採用されることがある。

変化技にもりゅうのまい等ステータスを補うものからでんじは」「ステルスロック等の場の展開まで幅広い。耐久力も十分に備わっているため、苦手なタイプ以外には搦め手での戦法も可能。

そしてバンギラス最大の特徴は特性すなおこし
自身もいわタイプなので出しただけで「とくぼう」が1.5倍になる。その耐久がどれほどかといえば、かつて最強級の火力を誇った「こだわりメガネ」持ちラティオスの「りゅうせいぐん」(第5世代まで)すら調整次第で2回耐えるほど。
能力上は「ぼうぎょ」の方が高いが、この効果によって圧倒的な特殊耐久を得ることにより、同じ特性を持つカバルドンとの明確な差別化点となる。
すなあらし」のスリップダメージによって多少火力が足りなくても補うことができ、「きあいのタスキ」や「がんじょう」を潰しやすいのも強み。
とはいえ「がんじょう」持ちは「すなあらし」が無効になることが多いのがネック。
また、この特性が登場した第3世代から第5世代までは特性が発動すれば天候が永続していたが、第6世代以降5ターン(「さらさらいわ」を持たせれば8ターン)までとなった。

「すなあらし」状態で性能が上昇する特性を持ったポケモンを駆使したパーティは「砂嵐パーティ(砂パと呼ばれ、同じ特性を持つカバルドン同様、その起点として採用される事が多い。
最近いわタイプの「すなおこし」持ち仲間攻撃を受けると砂嵐を起こす蛇もできたが、技のバリエーションや戦術の多彩さからバンギラスの優位性は簡単には揺るがない。
相方としてはその昔はガブリアスが適任とされ、「すながくれ」と「ひかりのこな」を併用して次から次へと避けまくる凶悪なポケモンが誕生していた。
だが天候が永続でなくなった第6世代以降は鳴りを潜め、代わってドリュウズと組んでとあるバンドを結成しているとかなんとか。

バンドリ!


また、第5世代では「すなのちから」を持つランドロスとの組み合わせも見られ、この組合わせは通称「バンギランド」と呼ばれるが、どうにも何かのテーマパークのような名前になるというネタもあり、AAもあったりする。

バンギランド開園



また、「600族」の中では最も鈍足であり、これは一見弱点のように思われるがかなりの利点になる。
というのも、天候を変化させる特性を有するポケモンが同時に場に出た場合、素早さの低い側の天候変化が採用されるので、「すなあらし」状態をほぼ確実に引き起こすことができるためである。
もちろん「トリックルーム」を利用する相手にも対応可能。
ただ天候特性持ちはもっと鈍足なポケモンもいる為気を付けるべし。

「600族」最遅な素早さの種族値61だが、これは60族を1だけ上回る絶妙な数値である点も地味に優秀だったりする。
とはいえ、バンギラスがトップメタということもあり「4振りバンギラス抜き調整」等で対策されることも多々あるため過信は禁物。

第6世代では特性「すなおこし」の効果が半永続から5ターン制限、新たに弱点としてフェアリータイプが登場したものの、はがねタイプにあく技が等倍になったことが追い風になっただけでなく、さらなる強化も果たした。
そう、メガシンカしてのメガバンギラスである。

隠れ特性は「きんちょうかん」。ただバンギラスは「すなおこし」ありきのポケモンなので採用は稀。
が、第6世代におけるメガシンカの登場、『ORAS』での「イバンのみ」等の強力なきのみの復活やゲンシカイキメガレックウザによる上位天候の追加などの影響で、変則的な戦法を取るならば採用の余地は作れるようになった。
なお、2017年7月に行われた大会「ポケモン危機一髪!」では持ち物が半減実(とじゃくてんほけん)に縛られ、おまけに他のきんちょうかん持ちがプテラしかいなかった事もありこちらの特性で扱われる事も多かった(テラキオンの数も多かった為、敵に塩を送らなくて済むのも大きい)。
まさに「きんちょうかん」バンギが活躍できる大会だったと言えるだろう。

ただしこの隠れ特性、第6世代で育成するならば厳選が非常に面倒なので覚悟すべし。
(そもそも第6世代でバンギラスを育てる場合野生のヨーギラスを探す(群れ限定、Yのみ)か、フレンドサファリにいるサナギラスを捕まえるしかない。
どちらも隠れ特性が混じっていることが多いが、ヨーギラスの群れは出現率が非常に低い上に隠れ特性の混じる確率も低く、サファリのサナギラスは捕まえやすいが隠れ特性が通常特性と同じ「だっぴ」なので55まで上げて進化させないと分からない)
第7世代では『金・銀』のバーチャルコンソールと『ポケムーバー』さえあれば、同作品で捕まえたヨーギラスを『ポケムーバー』で第7世代に送るだけでよくなった。
第8世代ではマックスレイドバトルで隠れ特性が入手できるようになった。

第8世代では環境で目立っていたフェアリータイプが姿を減らし、ゴーストタイプが増えたのは追い風であり、「ロックブラスト」を習得し、「りゅうのまい」がわざマシンで登場する。一方でメガシンカが存在せず遺伝技を覚えるのも容易になったが「おいうち」が削除されてしまった。
メガシンカこそ失ったものの元々メガシンカ無しでも強力なのでさほど問題なく、多数の弱点はダイマックスで耐久を底上げすれば一転してじゃくてんほけんのトリガーにしやすくなるというメリットに変化する。何せ無振りでも砂嵐下ならいのちのたま持ちルカリオきあいだまを耐えてしまうのである。タイプ一致4倍とはいったい。
このように、対戦環境下で動きやすくなったためにそれなりに人気のあるポケモンであったが、ランクバトルのシーズン6では、「ポケモンホーム」のバトルデータでランキング10位圏内に入ってしまった(=対戦環境で好んで使用される傾向にあると判断されてしまった)ために使用することができなくなってしまった

…と、ここまでバンギラスの高いスペックを紹介したが、これは弱点も内包した強さであり、弱点はしっかり把握しておく必要がある。
まず、いわタイプ故に弱点が非常に多い。7つものタイプに弱点を抱え、全ポケモン中ワースト1位タイ
しかも高火力揃いのかくとうタイプ4倍弱点となっており、特殊はともかく(ルカリオのはどうだんを耐えるし)攻撃が比較的高い相手であれば不一致であっても一撃で沈められてしまう事も少なくない。
特にローブシンに関してはマッハパンチで即死しかねないのでゴーストタイプなどに交代するのがよい。
体重が重いのも影響し、教え技で多くのポケモンが覚えるけたぐり等で簡単に突破されてしまう。
先手で超火力をぶつけられると流石に何もできないので、鈍足であることがここでは欠点になる。

また先に大きな利点と記述した特性「すなおこし」も使い勝手に癖がある。
「すなあらし」状態はいわ・じめんはがね(と一部の特性を持つポケモン)以外には敵味方問わずダメージを与えてしまうため、パーティ編成には注意が必要である。
とはいえ、だからといって「すなあらし」を無効化するポケモンだけで組もうとすると今度は弱点が被る。特に一緒にはがねタイプを採用する場合、ギルガルド以外のポケモンだとかくとうタイプ1匹にパーティが半壊しかねない(そのギルガルドも相手の特性が「きもったま」だと対策にならない)。
ゆきふらし」持ちにも言えることだが、スリップダメージを受けることを想定してパーティを構築、運用することが必要になるだろう。

だが以上のような欠点を差し引いても強力であることに変わりはなく、上手く運用すれば大きな戦力になってくれること間違いなし。
弱点が7つにあるのに対し、耐性と無効も同じく7つと得手不得手がはっきりする上、攻撃力の高さ等から、立ち回りが上手ければ強いポケモンなので600族の中でも特に上級者向けのポケモンといえる。

余談

固有タイプいわ/あくは等倍で通るタイプが4つしかない。具体的にはでんきこおりいわドラゴン
ドラゴンを除くと、じめんタイプは1倍以外で受けるタイプばかりである。
初代はいわタイプといえばじめん複合を連想されることもあるが、でんきもこおりもいわもバンギラスには等倍で通るのである。
じゃくてんほけん対策も兼ね、いわタイプの耐性を覚えておくといいだろう。

初めて「すなおこし」を会得した第3世代では、いわタイプの特防1.5倍ボーナスもなければ砂嵐と相性の良いポケモンも殆どいなければ、「きあいのタスキ」も存在していない…といった事情から、正にパーティを縛る足枷特性以外の何物でもなかった。
加えて第3世代では公式大会ダブルバトル化に加えLv50制限がかかりバンギラス自体が締め出しを食らう始末。

だがこの頃はまだインターネット対戦もなかった時代、ダブルバトルは公式準拠で行われた一方シングルではまだフラットルールもなく場所によってはレベル100バトルが行われていた。
そこではエアームドハピナスと組んでグルグル回す戦法があった。「相手を見て交換しているだけで勝てる」という凶悪戦術で、何も知らないトレーナーがひとたび嵌ったら最後永遠に抜け出せない恐ろしい戦術として密かに知られていた。
とはいえそのシングルでもダブルバトルに準拠してレベル50制限のもとで行われるところが多く、そもそも出番すら与えてもらえないという状況が多かったのであった。

とはいえ、永続天候が一般解禁された初の例として大いに物議を醸したことは間違いない。

ポケモンGOでは

ポケモンGOでも金銀組の実装に伴い追加された。

一応野生の個体も存在するが、出現率が非常に低いため、基本的にはヨーギラスからコツコツ育成していくことになる。それだけに、無事進化させて入手することのできた時の感慨もまた一入だろう。
ただし、後述するレイドバトルという救済措置が導入されたために、以前よりも入手難度は若干落ちた。このため、現在ではジムでもバンギラスを見かける機会が以前よりも増えている。

一般ポケモンの中では非常にCPが高く、最大で3800を優に超える破格の戦闘力を誇り、平均的な伝説のポケモンすら上回るほどの強さを持つ……のだが、原典同様、かくとうタイプを始めとして弱点が大変多いのは変わらない。

特にタイプ相性の関係上かくとうタイプのポケモンはカイリキーを筆頭に天敵中の天敵とも呼べる存在である。
そのためCPの高さに対して防衛には一切・全く・全然向いていない。・・・というか弱点タイプが7つもある時点で防衛役にするべきかどうかまず疑って欲しいところである。
特性システムがない以上ジムバトル中にすなあらしが起きるなんてこともないし、安定した高い耐久力を持つラッキーハピナスと同じ弱点を二重に抱えているため、この2匹の前後に置こうものなら攻略者に連戦を楽にさせるだけのただの問題児でしかない。ケッキングドサイドンボスゴドラメルメタルなど他の高CPのかくとう弱点持ちまでいたらみんなまとめてサンドバッグにされてしまうのが良いオチである。
かといってミロカロスの前後に置けばくさ技でついでに狩られメタグロスの前後に置けばじめん技でついでに狩られフェアリーの前後に置けばはがね技でついでに狩られ……という有様であり意外にもジム防衛には向かないことがわかる。大人しくジムやレイド攻略を任せるよりほかない。
もちろんジム攻略側に立っても多数の弱点は足枷になりやすいが、タイプ一致でメタグロスカイリューギャラドスなど3000を超える高CPのポケモンの弱点を突けるのはやはり大きい。コイツらはバレットパンチたきのぼりはがねのつばさといった弱点を突いてくるノーマルアタックを持つものの、被ダメージの大きさに関してはスワイプして回避することでやり過ごせるため、プレイヤースキルの向上にもつながる。

どんなポケモンも基本そうだが適材適所、要するに向き不向きを理解して適切に仕事をさせるのがトレーナーの務めである。少なくとも「CPが高いから~」といった短絡思考でテキトーにジムの防衛を考えていると、真面目にジムを守ろうとしているユーザーに必ず迷惑をかけるため、役割はしっかり理解しておきたい。単純に「バンギラスが好きだから」という理由でジム防衛を考えるとしても「適材適所」はしっかり考えてほしいものである

被ダメージの大きさを参考すると、バンギラスはたとえ限界まで強化しても同じく限界強化したカイリキーのばくれつパンチHPは少なめに見積もって4割ぐらい普通に削られる。自身のCPの高さに対してここまで脆ければ防衛に向いていないことはハッキリ判りやすい。因みにこの脆さはサイドンドサイドンがタイプ一致のみず技、くさ技を受けたときとあまり変わらないぐらいである。
比較として限界強化したハピナス(※CPはだいたい2700程度)を相手にカイリキーがばくれつパンチを当てた場合は最大HPの1割を削れるかどうか程度しかダメージを与えられないため、最大でCPは1000以上離れるのにその防衛能力はバンギラス2匹分であってもハピナスには勝てないということになる。タイプ相性の問題がよく表れている。
現在の仕様では同じポケモンを2匹以上置くことは不可能だが、仮にバンギラスをジムに6匹置けてしまえるとしたらそのジムを見つけた攻略者にとってはただのボーナスステージにしかならないことが目に見えるだろう・・・。

もちろんやる気が低下すると耐久力の低さは更にひどくなり、天候ブーストによってはCP2000ぐらいでもインファイトで一撃という瞬殺が起きたり、次に倒されるとジムから戻るぐらいにまでやる気が低下していると、もはやスペシャルアタックを使うまでもなくノーマルアタックのカウンター4~5発であっさり沈むため、「よろいポケモンとは一体何だったのか」ということになる(てつヨロイポケモンのボスゴドラにも同じことが言えるが)。
弱点を突かないと必然的に長期戦になる同じかくとう弱点のラッキーやハピナスはやる気が低下しても楽に倒せないのに対し、バンギラスはジムに置いてもラッキーやハピナス等のついでに紙きれのようにやぶれてしまうだけにしかならないため、まだ進化前のCPが3桁程度しかないポケモンをテキトーに置く方がネタ的にもまともと言えてしまう(こちらも地雷に思われやすいが、CPが低いぶん攻略者の貢献度上昇を抑えられる、というひそかな嫌がらせが出来るだけで十分まともな方)。きんのズリのみを使ってやる気を取り戻させようなんてことは間違っても絶対に考えてはいけない。ケッキング共々、きのみ10個使用の出禁宣告安定である。

技はやや厳選が大変で、現在は通常技に「かみつく」「アイアンテール」、ゲージ技に「ストーンエッジ」「かみくだく」「だいもんじ」を揃える。

  • 通常技は「かみつく」がタイプ一致なのもさることながら発生が非常に速く連続で攻撃をたたみかけられる。一方「アイアンテール」は挙動がやや遅くタイプ不一致であるため採用率は低い。
    • 2018年6月16日開催のコミュニティ・デイでは、イベント限定の通常技として、いわ技の「うちおとす」を習得できるようになった。これまで、バンギラスは通常技にいわ技がなかったため、いわタイプのポケモンとしてはやや使い勝手が悪かったのだが、この技の実装により、名実ともに最強クラスのいわポケモンに変貌することとなった。
  • 一方のゲージ技は、タイプ一致2つは問題ないが、何故か「だいもんじ」が紛れている。一応ハッサムなどを焼けるかもしれないがそもそも挑むべき相手ではない
必死になってアメを集めて進化させても技があまりよくなくてガッカリ……ということが往々にして起こる難儀なポケモンでもある。下記レイドバトルの報酬で手に入るわざマシンも活用して効率よく手に入れたいところ。
何とかして「かみつく」「ストーンエッジ」(通称かみエッジ/かみスト)か「かみつく」「かみくだく」(通称かみかみ)のどちらかを手に入れられれば、大車輪の働きをしてくれること請け合いである
アメとほしのすなに余裕があれば2つ目のスペシャルアタックを解放するのも良い

レイドバトル

レイドバトル後・その2


2017年6月のレイドバトル実装に伴い、バンギラスもレイドボスに選ばれた。
実装前の紹介などでもバンギラスが代表して紹介されていたり、レイドバトル実装直前に行われたアップデートで、起動画面がバンギラスに挑むプレイヤーたちを描いたものになっていたりと、ある意味レイドバトルの象徴とも言える存在になっている。

やはりというか当然というか、ランクは通常レイド中最高レベルの★★★★
登場時のCPも34707という異常なまでの高さを誇る。当然ながら、通常レイドでは最高値となる。アップデートで強化されてからは37599に上昇し、ここまで強いと伝説のポケモン並みである。

当レイドは3分間の時間制限があり、火力も勿論高いが耐久も物凄く高いため、複数人で挑まないと削り切れずに制限時間が来てしまう。2人3人では相当な熟練でもない限り無理。上記の通り弱点を突きやすいことが幸いか。

ただ、稀少かつ強力なポケモンであることや、後述の通り報酬面も美味しいことなどから、都市部やレアポケモンの巣などの人の集まりやすい場所では、バンギラスが出現すると面白いほど大勢の人が集まってくる(最大参加人数の20人があっという間に埋まってしまうことも珍しくない)。
また現状伝説レイドの方がバンギラスのレイドより出現しやすい(★★★★自体は多く出現するがバンギラスはその候補の1つにすぎない。伝説レイドは現状1種類しか出ていないので絞りやすい)ため、バンギラスが出現すること自体が珍しい状態になっている
そのため、実を言うと人の集まりやすい場所に出現してくれれば数の暴力を活かして簡単に攻め落とすことができるので、(全員がものすごく弱いポケモンで挑むなどよほどのことがない限りは)割と簡単にねじ伏せることができる
逆に、田舎などの人通りの少ない場所に出現されると攻略はほぼ絶望的になってしまう
出現場所によって攻略難度に大きな差が出るキャラクターと言えるだろう。

なお、倒しにくいことに定評のあるバンギラスだが、それに輪をかけて物凄く捕まえにくい。捕獲率は伝説より高いが、暴れる頻度も伝説より高いのでボールを当てづらい。
通常レイドのレイドボスの中では最も捕獲が難しいとすら言われている。

その分高い戦闘力が保証されているので、手に入れられたら大きな戦力になること間違いなし。諦めずに挑戦し続けてみよう。

余談だが、レイドボスにバンギラスが抜擢されたことでその切り札としてカイリキーの人気が急上昇し、その進化元であるワンリキーの巣の活性化につながるという現象も発生した(カイリキーもレイドボスに抜擢されており、その需要もあってバンギラスほどではないが人気は高い)。
更に言えばレイドボスとして登場している期間が全ポケモン中最も長く、カントーイベントやホウエンイベントなどの特殊なイベント期間を除けばほぼ間違いなくレイドボスの座に君臨し続けている
このことからもレイドバトルの象徴的存在と言えるだろう。

伝説キラー:バンギラス

そして、2017年7月からは伝説ポケモンがレイドボスとして襲来してきたのだが、バンギラスは伝説ポケモンに対する切り札的存在として多くのプレイヤーから重宝されている。
というのも、レイドボスとして登場する伝説ポケモンのおおよそ半数はあく・いわのどちらかで弱点をつけてしまうことが多いためである。

ひこうタイプほのおタイプには「ストーンエッジ」がとにかく刺さり、ゴーストタイプ持ちのギラティナに加えミュウツーラティ兄妹三湖といったエスパータイプの強豪にも「かみつく」「かみくだく」のコンボで畳みかけることで一気に体力を削り取ることができる。
こんな具合なので、得意な相手に対しては全員が1体目にバンギラスを繰り出すという光景が見られることも珍しくない。
レイドバトルの実装以来、バンギラスがほぼ常にレイドボスに選ばれる所以はここにあると言ってよいだろう。

とは言っても、もちろん無敵といえるほど有利ではなく、例えばミュウツーやレジアイスきあいだまを覚えている個体が存在するので、もし引いてしまった場合二重弱点を突かれてバンギラスのHPが一瞬で消し飛んでしまうため注意が必要。同様に、ルギア・ホウオウ・ラティオスも運悪く「ハイドロポンプ」やら「ソーラービーム」やらを習得している個体を引き当ててしまうと逆にこちらが返り討ちに遭うため要注意。
また、当然のことながらスイクンパルキアレジスチル等相性が滅法悪い相手も存在するので、これらのポケモンを相手にする際はバンギラスの使用は控えなければならないのは言うまでもない。

GOロケット団キラー:バンギラス

その後、いわタイプの強豪としてドサイドンラムパルドテラキオン等が登場、一時はバンギラスの優位性が暴落するのではないかとまで言われたが、2019年7月からはGOロケット団との戦いにおいても優秀な働きができることが判明したことで見事に復権を果たしている。

事前に相手のタイプが分かるため、不利と思えば出さなければよいということもそうだが、

  1. かくとうタイプシャドウポケモンは現在ワンリキー系統ニョロボンエビワラーサワムラーしかいない
  2. 通常技の出が早い「かみつく」、多く出てくるズバット系列や強敵カイリューギャラドスに刺さる「うちおとす」を持つ
  3. 使用頻度の高い「かみつく」や、カビゴンが使う通常技2つのどちらにも耐性がある
といった利点が評価され、出すポケモンに迷ったらとりあえずバンギラスを入れて戦えばよいという状態になっている。
無論万能ではなく、例えばカビゴン対策として繰り出した時に後ろから「あまえる」持ちサーナイトなど出された日には大人しく引き下がるしかない。弱点を突ける上記の強敵でもたとえばカイリューのノーマルアタックがはがねのつばさだったり、ギャラドスのノーマルアタックがたきのぼりだったりすると、スペシャルアタックを駆使しなければ敵の強さもあって簡単に返り討ちに遭ってしまうため、過信しないように。それだけタイプ相性を学ぶのは重要なのである。

なお、こうした戦闘力の高さはGOロケット団の側も着目しているようで、いわタイプ特化のしたっぱやリーダー(幹部)の1人であるクリフが3体目に切り札として繰り出してくることがある。
弱点が多いとはいえ、通常の個体と比べて攻撃力が引き上げられているので油断しないように。
特に、クリフの繰り出す個体は攻撃力もさることながら耐久面も大幅にアップしており、かくとうタイプの大技を繰り出しても一発では倒れてくれない。予め連発がある程度可能な状態までゲージを溜めておくなどして一気に畳みかけて勝負を決めよう。

アニメでのバンギラス

その風貌ゆえか、主に悪役キャラの使用するポケモンとしての登場が多い。
金銀編ではシロガネ山の麓にあるポケモン保護区域で暮らす♀のバンギラスが密漁者に襲われ、当時まだ卵だった自分の子供であるヨーギラスと引き離されたという、人間の被害者として登場している。
このバンギラスは襲われた際に胸にケガをしており、現在でも傷跡が残っている。
その後サトシ達がこのヨーギラスを保護し、ウツギ博士の頼みで母バンギラスの元へ送り届け、無事に再会している。
深い縁があるためか、AGバトルフロンティアOPで子供と一緒に登場している。

アランの手持ちとしてXY&Zでも登場。CVは三宅健太
カロスリーグ決勝戦の1体目で登場し、ピカチュウと対戦。特性は「すなおこし」。
特性でフィールドを「すなあらし」状態に変え、「あくのはどう」を撃ち出すが回避されてしまう。この時「あくのはどう」がフィールドの岩に当たり、その岩がフィールドに流れる川に落ちたのをヒントに、ピカチュウが「アイアンテール」で打ち上げた水をスプリンクラーのように使われ「すなあらし」を打ち消されたほか、いつぞやのイワークのように水を被ったことで電気が効きやすくなり、「10まんボルト」の反撃を受けてしまう。(ゲームに例えるならみずびたしを受けて水タイプに変わった、ということだろうか。)
続いて打ち出された「エレキボール」を「ストーンエッジ」でガードし、更に尻尾で砕いた「ストーンエッジ」を打ち出すが「アイアンテール」で全て打ち返される。
その後はピカチュウの着地を狙って接近し、「かみくだく」で「アイアンテール」を防いでから投げ飛ばして追撃を狙うが、ピカチュウが空中回転による速度上昇で威力を上げた「エレキボール」が直撃し敗北した。
カロスリーグ決勝戦時点で習得している技は「かみくだく」、「あくのはどう」、「ストーンエッジ」。

上記のようにテレビシリーズではライバルや悪役が使う事が多いが、劇場版『セレビィ時を越えた遭遇』ではロケット団幹部仮面のビシャスのポケモンとして登場。と言ってもこのバンギラス、経歴からして異色とも言える個体で、元は年老いたハンターに捕らえられたポケモンの一匹で、ビシャスのダークボールで凶暴化する前は、おくびょうで大人しそうな本来の設定を感じさせない性格だった。(目つきもどこか穏やかである。)ビシャスの主力としてサトシ一行を苦しめたが、ビシャスがサトシ一行に敗北すると、ダークボールの呪縛から解放されたのか、湖を泳いでどこかへ去っていった。ちなみにビシャスに捕まる前と後ではサイズが異なる点にも注目されたし。

神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒の公開記念に放映された『ミュウツー覚醒への序章』ではポケモンハンターダンクのポケモンとして登場したが、ミュウツーサイコキネシスでバンギラスが入っていたと思われるモンスターボールを破壊されると、ダンクの命令を無視して野性に返った。

劇場版『みんなの物語』でも登場。
こちらでは物語の舞台であるフウラシティのイベント用のポケモンで、あるトラブルに巻き込まれ、パニックを起こして暴れてしまうが、最終的にサトシとピカチュウの手によって鎮静化され、事なきを得た。

主な使用ポケモントレーナー 

グリーン / ライバル及びポケモンリーグチャンピオン<FRLG>、ジムリーダー(カントー)<HGSS>(※いずれも強化後)
ワルダック / シャドーのボス<ポケモンコロシアム>(※ダークポケモン
ヒョウタ / ジムリーダー(シンオウ)<プラチナ>(※強化後)
ギーマ / 四天王(イッシュ)<BW2>(※強化後チャレンジモード時のみ)
タケシ / ジムリーダー(カントー)<BW2・PWT>
マクワ / ジムリーダー(ガラル)<剣盾>(※シナリオクリア後のチャンピオンカップ再戦のみ)
・クリフ / GOロケット団幹部<ポケモンGO>
アランアニポケXY&Z編

関連イラスト

未知との遭遇
†遍く全てを焼き尽くす瞋恚の光†


てんき:すなあらし
行けっ!バンギラス!



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