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バンギラス

ばんぎらす

バンギラスとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。
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基礎データ

全国図鑑No.248
ジョウト図鑑No.246
マウンテンカロス図鑑No.104
和名英語風表記Bangiras
英語名Tyranitar
ぶんるいよろいポケモン
タイプいわ / あく
たかさ2.0m
おもさ202.0kg
とくせいすなおこし / きんちょうかん(隠れ特性)


進化

ヨーギラスサナギラス(レベル30) → バンギラス(レベル55)

[> ゆめみる ヨーギラス



容姿 

その分類名が示す通りを纏ったようなデザインで、怪獣を彷彿とさせる風貌が特徴的なポケモン。肌は緑色のようにゴツゴツとしており、背中はいくつもの鋭い背ビレで覆われている。目つきは鋭く獰猛さを醸し出している。
体の中心が菱形に開いており、そこからサナギラスの名残と思わしきい模様が見える。これは背中にも同様の模様がある。首元やひざ部分などには黒い穴が開いてある。
進化前はサナギラスであるが、そのを破ったというよりは、サナギラスの身体に四肢を付けたように見える。

色違いは、全身の緑色から薄くなって黄緑に近い色となり、お腹にある菱形の模様の色が紫色となる。対戦で使用率の高いポケモンでもある為、色違いを見る機会も多い。

概要

ポケットモンスター金・銀』(第2世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は恐らく「バン(<晩成>又は<野蛮>)+ギラ(ギラリ:睨んだ様子を表す擬音語)+(<アンキロサウルス>または恐竜の接尾語に多い<~サウルス>)」
またそこに「アンギラス」(ゴジラシリーズの怪獣の名前)をかけていると思われる。

サナギラスLv55で進化することが出来る。
幼体であるヨーギラスがの姿を経て辿り着く正に最終形態である。

辺りの地形を変えるぐらい朝飯前の力持ち。実際、片腕を動かしただけで山を崩し地響きを起こすなど、とてもつもないパワーを秘めている。
その上、周りの事を気にしないふてぶてしい性格しており、自分の住処を作る為山を崩したり、暴れて山が崩れ川が埋まり地図を書きかえることになるなど甚大な被害を被ることが度々ある。

またパワーだけでなくどんな攻撃を受けてもビクともしない体を持っており、どんどん勝負を仕掛けてくる。山で戦う相手を求めて彷徨う。

第二のカイリューと評され、通称600族と呼ばれるステータスを持ち、そのヴィジュアルと相まって非常に人気の高いポケモンである。
しかし、進化レベルの関係でポケモン公式大会などでは使用制限が厳しかった過去があり、第2世代の場合他の選出ポケモンをレベル50にしなければ出場できず、第3世代以降は自動的にレベルが調整される「フラットルール」が適用されるまで、カイリューと同じく使用禁止ポケモンに指定されていた。

通称『600族』ゆえに、ミニリュウダンバルなどと同じく典型的な大器晩成型のポケモンでもある。
第1形態のヨーギラスから最終形態であるバンギラスに行き着くまでに、膨大な経験値が必要となる。

ポケモンバトルにおける特徴

ステータス的にはすばやさに難がある以外は高水準で纏まっており、運用方法を選ばない。
一致技を使用する場合は物理型の方が純粋な攻撃力では上回りやすくなっており、パーティに足りない部分を補うなら特殊型の方も技のレパートリーが豊富でタイプに困ることはない。

主な攻撃技の候補を挙げると、物理技ではタイプ一致のストーンエッジかみくだくを主軸として、いわタイプの相性補完にもなるばかぢから(またはけたぐり)等が挙げられる。比較的命中安定かつ2体攻撃のいわなだれもタイプ一致で扱える。
定番のれいとうパンチほのおのパンチといった3色パンチも覚えることが出来る。かみなりパンチも覚えるが、効果的な相手がいないので全く使われない。攻撃範囲が被り気味なじしんギルガルドを意識しなければ使う機会はない。
変わり種では天敵であるヘラクロスビリジオンなどの対策につばめがえしも候補に挙げられる。

特殊技ではタイプ一致のあくのはどうの他、だいもんじれいとうビーム10まんボルトなどが挙げられる。
特殊技は自身のタイプで「ミラーコート」が無効になる他、「いかく」持ちや物理耐久の高い相手に対抗できるのが利点。ギルガルドも「あくのはどう」なら「キングシールド」の影響を受けない。
ただしいわ特殊技は「げんしのちから」しかなく、特殊型であっても「ストーンエッジ」「いわなだれ」が採用されることがある。

補助技にもりゅうのまい等ステータスを補うものからでんじは」「ステルスロック等の場の展開まで幅広い。耐久力も十分に備わっているため、苦手なタイプ以外には搦め手での戦法も可能。

そしてバンギラス最大の特徴は特性すなおこし
自身もいわタイプなので出しただけで「とくぼう」が1.5倍になる。その耐久がどれほどかといえば、かつて最強級の火力を誇った「こだわりメガネ」持ちラティオスの「りゅうせいぐん」(第5世代まで)すら調整次第で2回耐えるほど。
能力上は「ぼうぎょ」の方が高いが、この効果によって圧倒的な特殊耐久を得ることにより、同じ特性を持つカバルドンとの明確な差別化点となる。
すなあらし」のスリップダメージによって多少火力が足りなくても補うことができ、「きあいのタスキ」や「がんじょう」を潰しやすいのも強み。
とはいえ「がんじょう」持ちは「すなあらし」が無効になることが多いのがネック。
また、この特性が登場した第3世代から第5世代までは特性が発動すれば天候が永続していたが、第6世代以降5ターン(「さらさらいわ」を持たせれば8ターン)までとなった。

「すなあらし」状態で性能が上昇する特性を持ったポケモンを駆使したパーティは「砂嵐パーティ(砂パと呼ばれ、同じ特性を持つカバルドン同様、その起点として採用される事が多い。
最近いわタイプの「すなおこし」持ち仲間もできたが、技のバリエーションや戦術の多彩さからバンギラスの優位性は簡単には揺るがない。
相方としてはその昔はガブリアスが適任とされ、「すながくれ」と「ひかりのこな」を併用して次から次へと避けまくる凶悪なポケモンが誕生していた。
だが天候が永続でなくなった第6世代以降は鳴りを潜め、代わってドリュウズと組んでとあるバンドを結成しているとかなんとか。

バンドリ!


また、第5世代では「すなのちから」を持つランドロスとの組み合わせも見られ、この組合わせは通称「バンギランド」と呼ばれるが、どうにも何かのテーマパークのような名前になるというネタもあり、AAもあったりする。

バンギランド開園



また、「600族」の中では最も鈍足であり、これは一見弱点のように思われるがかなりの利点になる。
というのも、天候を変化させる特性を有するポケモンが同時に場に出た場合、素早さの低い側の天候変化が採用されるので、「すなあらし」状態をほぼ確実に引き起こすことができるためである。
もちろん「トリックルーム」を利用する相手にも対応可能。

夢特性は「きんちょうかん」。ただバンギラスは「すなおこし」ありきのポケモンなので採用は稀。
が、第6世代におけるメガシンカの登場、『ORAS』での「イバンのみ」等の強力なきのみの復活やゲンシカイキメガレックウザによる上位天候の追加などの影響で、変則的な戦法を取るならば採用の余地は作れるようになった。
ただし第6世代のみを用いて育成するならば厳選が非常に面倒なので覚悟すべし。
(そもそも第6世代でバンギラスを育てる場合野生のヨーギラスを探す(群れ限定、Yのみ)か、フレンドサファリにいるサナギラスを捕まえるしかない。
どちらも隠れ特性が混じっていることが多いが、ヨーギラスの群れは出現率が非常に低い上に隠れ特性の混じる確率も低く、サファリのサナギラスは捕まえやすいが隠れ特性が通常特性と同じ「だっぴ」なので55まで上げて進化させないと分からない)

しかし優秀な部分が多い半面、致命的な弱点も存在する。
まず、いわタイプ故に弱点が非常に多い。7つものタイプに弱点を抱え、全ポケモン中ワースト1位タイ
しかも高火力揃いのかくとうタイプ4倍弱点となっており、カイリキーバシャーモのような比較的高めのステータスを持つ相手であれば不一致であっても一撃で沈められてしまう事も少なくない。
体重が重いのも影響し、教え技で多くのポケモンが覚えるけたぐり等で簡単に突破されてしまう。
先手で超火力をぶつけられると流石に何もできないので、鈍足であることがここでは欠点になる。

また先に大きな利点と記述した特性「すなおこし」も使い勝手に癖がある。
「すなあらし」状態はいわ・じめんはがね(と一部の特性を持つポケモン)以外には敵味方問わずダメージを与えてしまうため、パーティ編成には注意が必要である。
とはいえ、だからといって「すなあらし」を無効化するポケモンだけで組もうとすると今度は弱点が被る。特に一緒にはがねタイプを採用する場合かくとうタイプ1匹にパーティが半壊しかねない。
ゆきふらし」持ちにも言えることだが、スリップダメージを受けることを想定してパーティを構築、運用することが必要になるだろう。

だが以上のような欠点を差し引いても強力であることに変わりはなく、上手く運用すれば大きな戦力になってくれること間違いなし。

そして、第6世代。
特性「すなおこし」の効果が半永続から5ターン制限、新たに弱点としてフェアリータイプが登場したものの、はがねタイプにあく技が等倍になったことが追い風になっただけでなく、さらなる強化も果たした。
そう、メガシンカしてのメガバンギラスである。

余談

初めて「すなおこし」を会得した第3世代では、いわタイプの特防1.5倍ボーナスもなければ砂嵐と相性の良いポケモンも殆どいなければ、「きあいのタスキ」も存在していない…といった事情から、正にパーティを縛る足枷特性以外の何物でもなかった。
加えて第3世代では公式大会ダブルバトル化に加えLv50制限がかかりバンギラス自体が締め出しを食らう始末。

だがこの頃はまだインターネット対戦もなかった時代、ダブルバトルは公式準拠で行われた一方シングルではまだフラットルールもなく場所によってはレベル100バトルが行われていた。
そこではエアームドハピナスと組んでグルグル回す戦法があった。「相手を見て交換しているだけで勝てる」という凶悪戦術ではあった。
とはいえそのシングルでもダブルバトルに準拠してレベル50制限のもとで行われるところが多く、そもそも出番すら与えてもらえないという状況が多かったのであった。

ポケモンGOでは

ポケモンGOでも金銀組の実装に伴い追加された。

一応野生の個体も存在するが、出現率が非常に低いため、基本的にはヨーギラスからコツコツ育成していくことになる。それだけに、無事進化させて入手することのできた時の感慨もまた一入だろう。
ただし、後述するレイドバトルという救済措置が導入されたために、以前よりも入手難易度は若干落ちた。このため、現在ではジムでもバンギラスを見かける機会が以前よりも増えてきている。

現在確認されているポケモンの中では最高のCP値の持ち主で、最大で3600を優に超える破格の戦闘力を誇る。これは、これまで最高とされていたカイリューのおよそ3300前後を大きく上回る数値である。体力や防御面も申し分ない。
……のだが、原典同様、かくとうタイプを始めとして弱点が大変多いのは変わらない。
特にカイリキータイプ相性の関係上、天敵中の天敵とも呼べる存在である。

技はやや厳選が大変で、現在は通常技に「かみつく」「アイアンテール」、ゲージ技に「ストーンエッジ」「かみくだく」「だいもんじ」を揃える。
このうち通常技は「かみつく」がタイプ一致なのもさることながら発生が非常に速く連続で攻撃をたたみかけられる。一方「アイアンテール」は挙動がやや遅くタイプ不一致であるため採用率は低い。
ゲージ技もタイプ一致2つは問題ないが何故か「だいもんじ」が紛れている。一応ハッサムなどを焼けるかもしれないがそもそも挑むべき相手ではない
必死になってアメを集めて進化させても技があまりよくなくてガッカリ……ということが往々にして起こる難儀なポケモンでもある。
下記レイドバトルも活用して効率よく手に入れたいところ。

レイドバトル

レイドバトル後・その2


2017年6月のレイドバトル実装に伴い、バンギラスもレイドボスに選ばれた。
実装前の紹介などでもバンギラスが代表して紹介されていたり、レイドバトル実装直前に行われたアップデートで、起動画面がバンギラスに挑むプレイヤーたちを描いたものになっていたりと、メダルに肖像が描かれているサイドンと並び、ある意味レイドバトルの象徴とも言える存在になっている。

やはりというか当然というか、ランクは最高レベルの★★★★。
登場時のCPも34707という異常なまでの高さを誇る。当然ながら、この数値は全レイドボスの中でも最高である。

当レイドは3分間の時間制限があり、火力も勿論高いが耐久も物凄く高いため、複数人で挑まないと削り切れずに制限時間が来てしまう。2人3人では到底無理。上記の通り弱点を突きやすいことが幸いか。

ただ、希少かつ強力なポケモンであることや、後述の通り報酬面も美味しいことなどから、都市部やレアポケモンの巣などの人の集まりやすい場所では、バンギラスが出現すると面白いほど大勢の人が集まってくる(最大参加人数の20人があっという間に埋まってしまうことも珍しくない)。
そのため、実を言うと人の集まりやすい場所に出現してくれれば数の暴力を活かして簡単に攻め落とすことができるので、(全員がものすごく弱いポケモンで挑むなどよほどのことがない限りは)割と簡単にねじ伏せることができる。
逆に、田舎などの人通りの少ない場所に出現されると攻略はほぼ絶望的になってしまう
出現場所によって攻略難度に大きな差が出るキャラクターと言えるだろう。

なお、倒しにくいことに定評のあるバンギラスだが、それに輪をかけて物凄く捕まえにくい
伝説ポケモンを除けばレイドボスの中でも最も捕獲が難しいとすら言われている。

その分高い能力が保証されているので、手に入れられたら大きな戦力になること間違いなし。
諦めずに挑戦し続けてみよう。
また、攻略難易度が高い分、報酬の質は最高クラスであり(詳細な検証こそされていないが、他の★★★★ボスと比較してレアアイテムの入手率が高いという声も)、このことからわざマシンやふしぎなアメを集めるための手段として利用されることも多い。

余談だが、レイドボスにバンギラスが抜擢されたことでその切り札としてカイリキーの人気が急上昇し、その進化元であるワンリキーの巣の活性化につながるという現象が発生している(カイリキーもレイドボスに抜擢されており、その需要もあってバンギラスほどではないが人気は高い)。

伝説キラー:バンギラス

そして、2017年7月からは伝説ポケモンがレイドボスとして襲来してきた…のだが、バンギラスは伝説ポケモンに対する切り札的存在として多くのプレイヤーから重宝されている。

現在、レイドボスになっている伝説ポケモンは、サンダーファイヤーフリーザーミュウツールギアホウオウ
…もうおわかりだろう、なんと全員バンギラスの使用できるあくわざやいわわざでばっちり対策を取れてしまうのである。ミュウツー以外は、ひこうタイプ持ちでいわ技のストーンエッジが抜群の効果を発揮するし、ミュウツーも若干威力は落ちるが「かみつく」&「かみくだく」のコンボでダメージを狙える。
元よりアタッカーとして人気の高かったバンギラスであるが、全ポケモン中屈指の伝説キラーとしてさらに大きな注目を集めることになったのである。

アニメでのバンギラス

その風貌ゆえか、主に悪役キャラの使用するポケモンとしての登場が多い。
金銀編ではシロガネ山の麓にあるポケモン保護区域で暮らす♀のバンギラスが密漁者に襲われ、当時まだ卵だった自分の子供であるヨーギラスと引き離されたという、人間の被害者として登場している。
このバンギラスは襲われた際に胸にケガをしており、現在でも傷跡が残っている。
その後サトシ達がこのヨーギラスを保護し、ウツギ博士の頼みで母バンギラスの元へ送り届け、無事に再会している。
深い縁があるためか、AGバトルフロンティアOPで子供と一緒に登場している。

アランの手持ちとしてXY&Zでも登場。CVは三宅健太
カロスリーグ決勝戦の1体目で登場し、ピカチュウと対戦。特性は「すなおこし」。
特性でフィールドを「すなあらし」状態に変え、「あくのはどう」を撃ち出すが回避されてしまう。この時「あくのはどう」がフィールドの岩に当たり、その岩がフィールドに流れる川に落ちたのをヒントに、ピカチュウが「アイアンテール」で打ち上げた水をスプリンクラーのように使われ「すなあらし」を打ち消されたほか、いつぞやのイワークのように水を被ったことで電気が効きやすくなり、「10まんボルト」の反撃を受けてしまう。(ゲームに例えるならみずびたしを受けて水タイプに変わった、ということだろうか。)
続いて打ち出された「エレキボール」を「ストーンエッジ」でガードし、更に尻尾で砕いた「ストーンエッジ」を打ち出すが「アイアンテール」で全て打ち返される。
その後はピカチュウの着地を狙って接近し、「かみくだく」で「アイアンテール」を防いでから投げ飛ばして追撃を狙うが、ピカチュウが空中回転による速度上昇で威力を上げた「エレキボール」が直撃し敗北した。
カロスリーグ決勝戦時点で習得している技は「かみくだく」、「あくのはどう」、「ストーンエッジ」。

主な使用ポケモントレーナー 

グリーン / ライバル及びポケモンリーグチャンピオン<FRLG>、ジムリーダー(カントー)<HGSS>(※いずれも強化後)
ワルダック / シャドーのボス<ポケモンコロシアム>(※ダークポケモン
ヒョウタ / ジムリーダー(シンオウ)<プラチナ>(※強化後)
ギーマ / 四天王(イッシュ)<BW2>(※強化後チャレンジモード時のみ)
タケシ / ジムリーダー(カントー)<BW2・PWT>
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