概要
第四世代から登場した対戦用アイテムの一つ。ゲーム上のグラフィックは名前の通り、黒光りする重々しい鉄球。当然ながら、実際非常に重いらしい。
これを持たせたポケモンは素早さが通常の0.5倍となる。また、ひこうタイプやとくせい「ふゆう」など、「地面から浮いている」ポケモンが持っている場合はじめんタイプのわざが無効にならなくなる(相性によるダメージ計算は等倍扱い)。一部のフィールド変化やまきびしなどの影響も受けるようになり、わざ「たがやす」やとくせい「ありじごく」の効果も有効となる。
考えなしに適当なポケモンに持たせても、ただ素早さを半減させる上に相手からの打点をわざわざ広げるだけというデメリットしかない。しかし、逆に言えばそんな独特な性質を有効的に利用できるポケモンに持たせることで真価を発揮できるという癖の強いどうぐである。ちなみに第四世代ではとくせい「ぶきよう」のポケモンが持っても効力を発揮する数少ないどうぐであった(第五世代以降は全効果無効)。
有効的な使い方としては以下のようなものがある。
- 相手に押し付ける
- 徹底的に鈍化させる
- なげつける
しかし、剣盾ではでかいきんのたま、わざレコード43or71をなげつけることで同等の威力をデメリット無しで出せるようになったため、この目的での採用はほとんど無くなってしまった。他の使い道との併用ならワンチャン、という感じ。
- フィールドの恩恵を受ける
なお、非常に重いとは言っても持たせたポケモンのおもさに対して何らかの影響を与えることは無い。つまりこれを持たせたことで「けたぐり」のダメージが増加したり、「ヘビーボンバー」によるダメージを抑えたり、「フリーフォール」が無効になったりはしない。ただし「でんじふゆう」や「テレキネシス」はこれを持っている限り完全に無効となる(「浮けない」ため)。