データ
初出 | 第5世代 |
---|---|
タイプ | でんき |
ぶんるい | 特殊 |
いりょく | 70 |
めいちゅう | 100 |
PP | 20 |
直接 | × |
範囲 | 相手1匹 |
備考 | 攻撃後、手持ちのポケモンと入れ替わる |
英語名 | Volt Switch |
概要
第5世代ことポケモンBWで登場した技。略称はボルチェン。
相手を攻撃した後、ボールに帰って別の控えに交代するというかなり変わった技。
早い話がでんきタイプ版とんぼがえり。
というか「とんぼがえり」と違ってどういう理屈で交代しているのかがよく分からない。
目晦ましか何かなのだろうか。
細かい効果は「とんぼがえり」と同じなので該当ページを参照。それでも強いて挙げる大きな差異は、やはり「でんき技であること」。
地面持ちやちくでん等で技自体を無効化されると、交代も起こらなくなるデメリットがあり、習得するポケモンも電気や鋼に偏っているため、一層それらを持ったポケモンを呼びやすい。
これを避ける為、あえて無効の無い「とんぼがえり」を運用するケースもしばしば(両立できるのはシビルドン、パチリス、タイカイデンなど)。
一方、レジエレキやハラバリーといった、強力な電気火力を実現するポケモンであれば、小技の域を超えたダメージ・負荷を相手に与えられるメリットもある。
その為、「とんぼがえり」と違い、主な用途は先制での撃ち逃げ。
シングルでは特に拘り系アイテムを持ったでんきタイプのポケモンは高確率でこの技を持っている。
高火力なサンダーやボルトロスがこだわりメガネを持って撃つボルチェンは技固定のデメリットを回避しつつ高負荷を掛ける事が出来、交代戦でも有利に立てる。
みずタイプが複合のランターンやウォッシュロトムは地面を呼びにくく、成功率も高い。トリトドンが来た?その時は知らない。
他にもオーバーヒートを採用したライボルトやゼブライカが特攻ダウンを解除する為に使う事もある。
シングルではなかなかの有用性を持つボルトチェンジだが、一方ダブルバトルでは、まもる等で攻撃どころか交換までスカされるリスクがあるためそこまで人気はない。
なお、BWのジムリーダー・カミツレは手持ち全てにこれを習得させている特にエモンガ×2のボルチェン地獄にイライラさせられたトレーナーは多い。
アニポケでもアイリスのエモンガがよく(というか勝手に)使用していた。その為エモンガの代名詞として扱われることが多い。
何故か他人のポケモンとも交代できるというわけの分からない効果になっていた。
ポケモンGO
金銀組の実装に伴い新たなでんきワザとして追加されたが、システム的に強制交代を再現することが難しかったためなのか、威力固定のごく普通のワザになっている。
主な習得者はピカチュウ・ライチュウやサンダース、ライコウなど。
威力自体は高いのだが、通常技としては出が異様に遅く、ゲージ回収力も低めであることから、残念ながらあまり使われない。
というのは昔の話。事態が大きく変わったのは2020年1月のアップデートで、メガホーンとともにテコ入れがなされ、ジム・レイドバトル及びPvP両面で硬直時間の短縮、チャージ速度の上昇というパワーアップを成し遂げた。これによって、チャージビームやでんきショックといったでんきタイプの通常技の需要に変化が起き、主にトレーナーバトルでライチュウやデンリュウといったポケモンが猛威を振るうようになった。
ちなみにこの調整で、チャージビームはボルトチェンジのやや下位互換という扱いを受けてしまう事に。