基礎データ
全国図鑑 | No.0417 |
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シンオウ図鑑 | No.055 |
コーストカロス図鑑 | No.132 |
ヒスイ図鑑 | No.109 |
パルデア図鑑 | No.201 |
キタカミ図鑑 | No.063 |
ローマ字表記 | Pachirisu |
ぶんるい | でんきリスポケモン |
タイプ | でんき |
たかさ | 0.4m |
おもさ | 3.9kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | にげあし / ものひろい / ちくでん(隠れ特性) |
タマゴグループ | りくじょう/ようせい |
ポケパルレ・ポケリフレ情報
好 | 電気袋の周囲 |
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嫌 | 尻尾の突起 |
危険 | 電気袋(感電) |
各言語版での名称
ドイツ語・英語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Pachirisu |
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韓国語 | 파치리스 |
中国語(簡体字) | 帕奇利兹 |
中国語(繁体字) | 帕奇利茲 |
概要
『ダイヤモンド・パール』(第4世代)に初登場したポケモン。
白に水色の模様が入った、リスのような容姿が特徴。モデルは恐らくエゾシマリス。
色違いでは薄紫色。
ネーミングは「パチッ(静電気の音)」+「リス」だと考えられる。
大きな尻尾と黄色いほっぺが特徴で所謂、第4世代のピカチュウポジション(通称電気袋組)に相当するポケモン。
戦闘能力は決して高いとはいえないが、その愛らしい外見に魅了され、手持ちに入れていたトレーナーも多いのではなかろうか。
また、2つの通常特性のどちらともがストーリーの進行に役立つものであり、ものひろい要員としての活躍や強敵から逃走する場合にも用いられている。
野生下では樹上で生活しており、幹の穴に触ると痺れる毛玉と一緒に木のみを隠す習性がある。これは恐らく敵に餌を取られない為の措置であろうが、同族の電気ポケモンには全く効果がなさそうである。
頰の電気袋で作り出した電気を尻尾に貯めて放つ。溜まった電気は攻撃だけでなく、頬袋を介して仲間に分け与える事が出来、仲間と頰を擦り合わせる姿が目撃されている。なにそれ微笑ましい。
ちなみに性別による違いがあり、額の模様が長く伸びているのが♂。
HGSSの図鑑ではほっぺに電気袋を持つポケモンの仲間と言う記述がある事からピカチュウたちの親戚である事を窺わせている(現実でもネズミとリスは齧歯目に属する近縁種である)。
後に『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明にて正式にピカチュウたちの近縁種で有る事が明言された。
ピカチュウのモチーフが元々リスを想定されていたことを考えれば納得である。
『ポケモンレンジャー バトナージ』ではパートナーポケモンの一匹として登場している。
対戦では
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
60 | 45 | 70 | 45 | 90 | 95 | 405 |
攻撃・特攻共に低く、対戦で使うには厳しい性能である。
……と言いたいところだが、実はそうでもなかったりする。
通常特性は上記の通り使い物にならないが、隠れ特性であるちくでんは優秀な部類。
また、「このゆびとまれ」・「ほっぺすりすり」・「てだすけ」等、特にダブルではサポートに向いた技を数多く習得できる為、サポーターとしては非常に使い勝手の良いポケモンである。
また、攻撃面が弱い分防御面では優れており、特防特化すればこだわりメガネ持ちのラティオスの「りゅうせいぐん」を耐える程の特殊耐久はある。
でんき単タイプで特性ちくでんのため、弱点がじめんタイプしか無く耐性面では地味に優秀なのも大きい。
無い火力も「いかりのまえば」で無理矢理補う事ができる。
パチリスさん(セジュンのパチリス)
ポケモンの世界大会・WCS2014。
韓国出身でレート戦でも有名なsejun(パク・セジュン)氏が、何とマスタークラスの優勝者が並み居る強ポケと並べてパチリスを採用。そのサポート能力を十二分に活かし、優勝へと導いたのであった。
なお、動画で確認できるバトルでは全戦でパチリスを選出しており、最終戦に至っては勝利への一撃を担った。(その後のガブリアスの急所「ドラゴンクロー」で勝利が確定した)
あまりの活躍ぶりに「パチリスさん」と呼ばれたとか何とか。
普段あまりバトルで目立つことがなかったパチリスがパーティの要として大車輪の活躍を見せるとは、多くの人が予想だにしない出来事であった。
BDSPでもsejun氏は引き続きパチリスを愛好しているようで、努力値厳選にガチ寄りの技・持ち物構成となった四天王やシロナ相手に戦闘中のアイテム使用禁止・手持ち全てをパチリスにする縛りでリーグ優勝している。
現在は「パチリスさん」のタグと共に「Followme(英語圏版における「このゆびとまれ」の呼称)」のタグが付いた作品も幾つか投稿されている。
何でパチリスさんは勝ったのか
今回の世界大会で活躍したのは、この大会がカロス図鑑のポケモン450体限定の環境と言うのもあったが、それでもじめんタイプのポケモンはガブリアスやワルビアル、グライオンなどそれなりに居た。
何より天敵の「じしん」は全パーティに搭載され、メガガルーラやメガバンギラスなどメガシンカポケモンが席巻していたので、『弱点を衝かれなかったから勝てた』『パチリスにとって活躍しやすい環境だった』というのは話が違うと言えるだろう。
一番多いのはBWシリーズで活躍したランドロスが不在だったからと言う理論だが、それは即ち、『自分が強いポケモンを使えなかったから負けた』という言い訳、単なるたらればである。
それならカロスダブルが伝説全解禁じゃなかったから、カイオーガやグラードンが不在だったから、でも良いしね。
そもそも世界大会をここまで勝ち抜いたプレイヤー達に『一緒に戦ってきた自分のポケモンは弱い』なんて思いは無いだろうし、何より理由を付けて相手のポケモンを貶すのはトレーナー失格である。
後に、sejun氏に倣ってダブルバトルにパチリスを入れるプレイヤーが続出したが、その殆どが『ペリッパーの真似をするヤミカラス』に終わったとも付け加えておく。
結局、ステータスや技を単に真似しても、プレイングスキルが違えば勝てないのだ。
『このポケモンは○○だから採用したい』という理由はあっても、『このポケモンが活躍してはダメ』なんて理論を言う資格は誰にも無いのだから。
また、第8世代以降は一部のポケモン出場不可のルールが続いているため、今後も思わぬポケモンが活躍するか期待され続けている。
皆同じポケモンより、ある程度違うポケモンが出てくれた方が楽しいしね。
使用トレーナー
ゲーム版
※1:ムックル・ゴンベの3択、他を選んだ場合はクエスト「いたずらパチリス かくれんぼ?」クリア後。
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2018年10月17日に実装された。されたのだが……何をどう間違えたのかカナダやロシアなどの北極圏内限定という謎の事態になっている。
- リアルサイユウシティでギリギリゲットできるサニーゴと異なりリアルシンオウ地方ですらゲットできない。人気のあるポケモンだけに非常に残念なところ。そのため、現在では現地に行くのでなければイベントなどで日本でも入手できるのを待つしかない。
『ポケモンレンジャーバトナージ』
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
その他
XY | 34話・45話(絵本)・47話・62話・105話・119話・125話・137話・140話 | |
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劇場版 | ボルケニオンと機巧のマギアナ |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- プラチナのパチリス
- 性別:♀️・特性:にげあし
- 性格:きまぐれ・個性:こうきしんがつよい
- 7章でやりの柱でデンジからスモモを介して託されたが、直後にパルキアの攻撃でボールスイッチが壊れた為、その場での出番はなかった。
- 第8章でチェリムと共にプルートのヤドキングを倒す活躍を見せる。
関連イラスト
関連タグ
0416.ビークイン→0417.パチリス→0418.ブイゼル
電気袋組
世代 | 電気袋組 |
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1/2 | ピチュー→ピカチュウ(キョダイマックスピカチュウ)→ライチュウ(アローラライチュウ) |
3 | プラスル・マイナン |
4 | パチリス |
5 | エモンガ |
6 | デデンネ |
7 | トゲデマル |
8 | モルペコ(まんぷくもよう/はらぺこもよう) |
9 | パモ→パモット→パーモット |
ポケモン関連
- ホシガリス/ヨクバリス:同じくリスモチーフでガラルにはパチリスがいない代わりに彼らが生息しているほか、パルデア地方では一部生息地が重なっている。
- ムックル・ゴンベ:「ポケモンレンジャーバトナージ」での最初のパートナー仲間。