基礎データ
ずかん | No.417 |
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英語名 | Pachirisu |
ぶんるい | でんきリスポケモン |
タイプ | でんき |
たかさ | 0.4m |
おもさ | 3.9kg |
とくせい | にげあし / ものひろい / ちくでん(隠れ特性) |
ポケパルレ・ポケリフレ情報
好 | 電気袋の周囲 |
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嫌 | 尻尾の突起 |
危険 | 電気袋(感電) |
概要
『ダイヤモンド・パール』(第4世代)に初登場したポケモン。
ネーミングは「パチッ(静電気の音)」+「リス」だと考えられる。
白に水色の模様が入った、リスのような容姿をしている。モデルは恐らくエゾシマリス。
大きな尻尾と黄色いほっぺが特徴で所謂、第4世代のピカチュウポジション(通称電気袋組)に相当するポケモン。
戦闘能力は決して高いとはいえないが、その愛らしい外見に魅了され、手持ちに入れていたトレーナーも多いのではなかろうか。
また、2つの通常特性のどちらともがストーリーの進行に役立つものであり、ものひろい要員としての活躍や強敵から逃走する場合にも用いられている。
野生下では樹上で生活しており、幹の穴に触ると痺れる毛玉と一緒に木のみを隠す習性がある。これは恐らく敵に餌を取られない為の措置であろうが、同族の電気ポケモンには全く効果がなさそうである。
頰の電気袋で作り出した電気を尻尾に貯めて放つ。溜まった電気は攻撃だけでなく、頬袋を介して仲間に分け与える事が出来、仲間と頰を擦り合わせる姿が目撃されている。なにそれ微笑ましい。
HGSSの図鑑ではほっぺに電気袋を持つポケモンの仲間と言う記述がある事からピカチュウたちの親戚である事を窺わせている(現実でもネズミとリスは齧歯目に属する近縁種である)。
後に『LEGENDSアルセウス』の図鑑説明にて正式にピカチュウたちの近縁種で有る事が明言された。
『ポケモンレンジャー バトナージ』ではパートナーポケモンの一匹として登場している。
対戦では
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
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60 | 45 | 70 | 45 | 90 | 95 |
攻撃・特攻共に低く、単体での攻撃性能は低い。
また特性も死に特性揃いの為、対戦で使うには厳しい性能である。
……と言いたいところだが、実はそうでもなかったりする。
通常特性は上記の通り使い物にならないが、隠れ特性であるちくでんは優秀な部類。
また、このゆびとまれ・ほっぺすりすり・てだすけ等、特にダブルではサポートに向いた技を数多く習得できる為、サポーターとしては非常に使い勝手の良いポケモンである。
また、攻撃面が弱い分防御面では優れており、特防特化すればこだわりメガネ持ちのラティオスのりゅうせいぐんを耐える程の特殊耐久はある。
でんき単タイプで特性ちくでんのため、弱点がじめんタイプしか無く耐性面では地味に優秀なのも大きい。
無い火力もいかりのまえばで無理矢理補う事ができる。
パチリスさん(セジュンのパチリス)
ポケモンの世界大会・WCS2014。
韓国出身でレート戦でも有名なsejun(パク・セジュン)氏が、何とマスタークラスの優勝者が並み居る強ポケと並べてパチリスを採用。そのサポート能力を十二分に活かし、優勝へと導いたのであった。
なお、動画で確認できるバトルでは全戦でパチリスを選出しており、最終戦に至っては勝利への一撃を担った。(その後のガブリアスの急所ドラゴンクローで勝利が確定した)
あまりの活躍ぶりに「パチリスさん」と呼ばれたとか何とか。
BDSPでもsejun氏は引き続きパチリスを愛好しているようで、努力値厳選にガチ寄りの技・持ち物構成となった四天王やシロナ相手に戦闘中のアイテム使用禁止・手持ち全てをパチリスにする縛りでリーグ優勝している。
現在は「パチリスさん」のタグと共に「Followme(英語圏版における「このゆびとまれ」の呼称)」のタグが付いた作品も幾つか投稿されている。
無論ここまで大活躍ができたのはこの大会の特殊な環境(競合しうるランドロスが不在)があってのことだったのだが、それでも普段あまりバトルで目立つことがなかったこのポケモンがパーティの要として大車輪の活躍を見せるとは多くの人が予想だにしない出来事であった。
なお、上記の活躍の幅が見られるのは全てダブルに限定した時の話(しかもランドロスを始めとするパチリスに強いポケモンが軒並み不在の環境)であり、シングルでは電気袋組でも最弱級に弱いので注意しよう。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
2018年10月17日に実装された。
されたのだが……
何をどう間違えたのかカナダやロシアなどの北極圏内限定という謎の事態になっている。
リアルサイユウシティでギリギリゲットできるサニーゴと異なりリアルシンオウ地方ですらゲットできない。
人気のあるポケモンだけに非常に残念なところ。
そのため、現在では現地に行くのでなければイベントなどで日本でも入手できるのを待つしかない。
アニメ版
ヒカリのパチリス
CV.西村ちなみ。
- レギュラーキャラのポケモンの中ではサトシのピカチュウを除けば初めてのでんきポケモン。その後アイリスがエモンガ、ユリーカがデデンネ、マーマネがトゲデマル、コジロウのモルペコと5代続けて電気袋組のポケモンがレギュラーになっている。
- その愛くるしい姿と仕草に一目惚れしたヒカリがゲットした。ポケモンコンテストに向けてトレーニングしようとするのだが、パチリスがはしゃぎ回り、ヒカリやサトシ、そして彼らのポケモン達を翻弄する。嫌われていると思い込み、育てる自信を失ったヒカリは一度パチリスを手放すが、最終的には改めて彼女のポケモンとなった。
- やんちゃで落ち着きがない性格だがその一方でプレッシャーに弱いらしく、初めてコンテストに出場した際にはパニック状態に陥ってしまうが、ヒカリの機転により何とか演技を成功させた。
- 後にタマゴから産まれたタケシのピンプクやヒカリのヒノアラシが現れる前まではポケモン達の中では年下であった模様で、OVAの通訳では一人称が「パチリス」であり、やたら一番になりたがって口癖は「パチリスがいっちば~ん!」であるなど幼さが現れている。
- 当初は笑顔でヒカリ達を攻撃するなど黒い面も見せていたが次第にそういった面は見せなくなった。
- またウリムーほどではないが、度々ポフィンをかじる描写があったりヒカリの作ったホットケーキのおかわりをねだるなど若干食いしん坊な所もある。特にヒカリが作るポフィンは大好物に入るようで、DP114話にてポフィンを台無しにされたことで「いかりのまえば」を覚えたほどである。食べ物の恨みはなんとやら……?
その他
XY | 34話・45話(絵本)・47話・62話・105話・119話・125話・137話・140話 |
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劇場版 | ボルケニオンと機巧のマギアナ |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
プラチナのパチリス
性別:♀️ 特性:にげあし
性格:きまぐれ 個性:こうきしんがつよい
7章でやりの柱でデンジからスモモを介して託されたが、直後にパルキアの攻撃でボールスイッチが壊れた為、その場での出番はなかった。
第8章でチェリムと共にプルートのヤドキングを倒す活躍を見せる。
関連イラスト
関連タグ
ポケモン ポケモン一覧 でんきタイプ DPt
パチリスさん ヒカリ(アニポケ)
416ビークイン→417パチリス→418ブイゼル
ホシガリス/ヨクバリス:同じくリスモチーフでガラルにはパチリスがいない代わりに彼らが生息しているほか、パルデア地方では一部生息地が重なっている。
世代 | 電気袋組 |
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1/2 | ピチュー→ピカチュウ→ライチュウ(アローラライチュウ) |
3 | プラスル・マイナン |
4 | パチリス |
5 | エモンガ |
6 | デデンネ |
7 | トゲデマル |
8 | モルペコ |
9 | パモ→パモット→パーモット |
同でんき単タイプ
ピチュー/ピカチュウ/ライチュウ
ビリリダマ/マルマイン
エレキッド/エレブー/エレキブル サンダース
メリープ/モココ/デンリュウ ライコウ
ラクライ/ライボルト/メガライボルト
プラスル マイナン
コリンク/ルクシオ/レントラー
シママ/ゼブライカ
シビシラス/シビビール/シビルドン
デンジュモク ゼラオラ
ワンパチ/パルスワン バチンウニ レジエレキ
パモ ズピカ/ハラバリー